サツキ(素赤琉金)の話です。
サツキは、人間の顔なら、かなり平気です。どんなに水槽に顔を近づけて眺めても、全く動じません。これはおそらく彼女がお店で売られていた時に入っていた水槽がちょうど人間の目の高さだったので、色々なお客さんに散々見られていたせいだからかもしれません。ですから、水槽に顔を近づけて見ていても、全然平気どころか、向こうからやってきて、媚を売るくらいです。
その一方、手は怖いみたいです。手とか指とかを見せると、金魚のくせに脱兎のごとく逃げ出します。その逃げッぷりは思わず笑っちゃうくらいです。
それでおもしろいのはエサやりの時。サツキは万年欠食児童なので、エサの時間になると、そのおねだりっぷりはすごいのですが、ではエサを与えようとすると、真っ先に逃げ出します。と言うのも、私、エサは指でつまんで、それを水槽に入れているからです。
だから、せっかくエサを水槽に入れてやっても、『エサ欲しい~、エサ、エサ~、あっ、指だ! イヤーン、怖ーい』となっちゃいます。
そこで、あっちこっち、ぶつかりながら、必死に逃げていきます。で、入れ代わるかのように他の子たちがワラワラとやってきて、あっと言う間にエサが食べ尽くされます。
肝心のサツキはワンテンポ遅れて『?もしかしてエサ? エサが入ったかも?』なんて気づいた頃には、だいぶエサを食べ損なっていたりします。で、仕方なしに水草を食べていたりします。
ダメだねえ…。
コメント
金魚ってかーわいいですよねえー。 実家の金魚が夜、眠ってるのか水槽の底で漂ってるのを見て和んでます。
>ふっきーさん
金魚はもちろん寝ますよ。ただ、人間と違ってマブタがないのと、寝てても泳いでいたりするので、いつ寝ているかがわかりづらいですけれど…。でも、水槽の底で漂っているなら、それは確実に“熟睡”してますね。
ウチの子たちも、よく熟睡してますよ。物陰に目を隠して寝るチヅルとか、必ず寄り添いながら寝ている、カエデとブニョの夫婦とか、ほとんど寝ないサツキとか、寝てても泳ぎ続けているキッカとか、それぞれに個性があって、楽しいですよ。