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金魚と扇風機

 連日、暑いですね。一説には、今年の夏は、五十年ぶりの猛夏だそうで、その上に、日本全国節電節電ですから、どこもかしこも暑くてたまりません。

 かくいう、我が家もやっぱり暑いみたいです。私は昼間は家にいないので、よく分からないのですが、妻や息子の話では、金魚水槽の温度計が、軽く30度を越えちゃう時もあるそうです。さすがに、30度を越えると、金魚たちもグッタリしますし、何と言っても、28度を越えたら死んでしまうはずのスジエビのトートにとっては、まさに死活問題なわけでして、今年はついに、ひさしぶりに、我が家でも、金魚用の扇風機の登場となりました。いわゆる“水槽ファン”って奴です。

 ウチの金魚扇風機は、髪を乾かすドライヤーのような形状で、水槽のフチにひっかけるタイプのものです。そこで、金魚フィルター(揚水型で、水槽の上にポンプで水を持ち上げ、水槽の上に設置したフィルターで汚れを濾して、水槽に戻すタイプのもの)の蓋をあけて、水がヒタヒタになっているフィルター部分に向かって、扇風機の空気を当てています。つまり、水槽の中の生ぬるい水をポンプで持ち上げて、それを風を当てて冷やしたものを水槽に戻す、という手順で活用しています。

 活用方法ですが、さすがに24時間回しっぱなしだと扇風機も壊れてしまうので、原則的に、人間がいて、部屋にクーラーを入れている時は扇風機は回さない。(就寝とか出勤とか外出とかで)人がいなくなる時に、クーラーを消して扇風機を回すようにしています。で、人が帰ってくると、水槽の温度を確認して「げっ!33度じゃ~ん、ヤバイヤバイ」とか言いながら、部屋のクーラーを(人と金魚のために)つけたりします。

 たかが、扇風機ですが、水温を2~3度ほど下げる程度の働きはしますね。

 昨年までは、真夏と言っても、誰かしらが家にいた(と言うか、たいてい、息子が家にいた)のですが、今年は息子も部活で留守勝ちになるので、水槽はかなりの灼熱釜茹で状態になりそうです。ほんのちょっとでも涼しくなって欲しいので、金魚も扇風機です。

 でもね…、猛暑で、水温が35度を越えると、金魚もバタバタ死んでいくんだよねえ…。今年は、何匹、夏を越すことができるのかな? とにかく、暑さに弱く、寿命の限界をとっくに越えているトートは、無事に秋を迎えることができるでしょうか? ああ、心配。

コメント

  1. エーダ より:

    金魚さんって暑さに弱かったんですか???
    熱帯魚さんほど強くないにしても、それほどじゃないと思ってました。
    水温が30度を超えると、金魚さんも暑い~って思うんですねえ、
    初めて知りました!

    我が家は雑種の猫様がいるけれど、全身毛むくじゃら・・・
    真夏でも毛皮のコートを着ているので、可哀相なくらいバテバテ。
    ゴロ~~ン・・・とお腹を出してひっくり返ったまま、びくともせず。
    話しかけても一言もなく、ぐったりと死んだように転がってます。
    おばあちゃんだし、肥満だし、心臓に負担かかるだろうから、
    冷えひえシートを買ってあげようかなーと思ってるんですけれどね。

  2. すとん より:

    >エーダさん

     金魚さんは、そんなに暑さに強くないですよ。金魚の適温は17度くらいです。彼らは体温調節機能というのも持ち合わせていませんから、そこから上下10度ぐらいの幅が快適なのであって、下は7度より低くなれば活動が不活発になって、ほとんど動かなくなるし、27度を越えると、体力の消耗がかなり激しくなります。

     変温動物だもん、気温(水温)の変動には弱いのさ。

     ですから、金魚は、おそらく、暑さ寒さは感じないと思いますよ。その代わり、水温が低くなると、心臓が動きづらくなるでしょうし、水温が高くなると、心臓の鼓動がやけに速くなるだけです。でもそれって、大変だよね。

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