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練習場所の見つけ方

 音楽/楽器演奏を趣味とする人の共通の悩みは…練習場所…ですね。練習しないわけにはいかないけれど、何時、何処で練習するべきかは、実に愁うべき問題です。

 あなたは何時、何処で、練習していますか?

 私は仕事から帰って、夜10時ぐらいまで練習します。なので、日によって練習時間は違いますが、30分~3時間程度で、平均は2時間前後かな? もちろん、全く練習できない日もかなりあります。

 練習場所は、自宅の書斎です。書斎という本の山に囲まれている場所なので、防音効果はそれなりにあります。もちろん、家自体が簡易ですが、防音構造で作っていますし、書斎の雨戸とカーテンはきちんと閉めていますし、部屋の場所だって、道路と隣の家の駐車場とに接している場所なので、書斎で練習しても、さほど近所や家内の人に迷惑をかけずに済んでいるかなって思ってます。

 皆さんはいかがでしょうか? なかなか自宅では練習できないという人もいらっしゃるでしょう。そういう人は、外部の施設で練習なされる方も多いと思います。

 例えば、割とよく聞くのが、カラオケ。確かにカラオケなら、防音など気にしなくていいし、費用も比較的安価です。楽器の持ち込み&練習不可というお店があるかもしれませんが、そうでない限りは、結構使える施設ですよね。

 公民館などの公共施設の音楽室とか練習室を使うという手もあります。これは地方自治体によって違うのですが、カラオケよりも安い値段で市民に音楽室を貸してくれる地域も少なからずあります。前のフルートの先生である笛先生は、よく自宅近所の公民館で練習なさっていたそうです。実際、その地域では公共の練習室って、安くて便利なんですもの。ちなみに、私の住んでいる場所では、公共施設は常に満杯なので、練習に使える余裕がないのが残念です。

 マンションとか団地だと、集会所とかそれに類する施設がありますね。そういう場所を借りてもいいでしょう。

 若い頃、ロックバンドをやっていた時は、民間の音楽スタジオなどで練習していました。民間施設なので、安くないので、毎日練習するというわけにはいきませんでしたが、週に一回程度の練習ならなんとかなったかな?

 牧師先生とか神父様と仲よくなれれば、教会を借りて練習もできます。それこそロックバンドをやっていた時は、牧師先生にお願いして教会借りて練習した事もあります。私の知り合いは、住職と仲よくなってお寺の本堂でドラムの練習していたという奴がいます。宗教施設って、音楽の練習場所としては、結構いいんですよ。もちろん、礼拝などに参加する必要は…生じますがね(笑)。

 マイカーの中で練習しています…という話もチラホラ聞きますね。人里離れた場所まで車をとばして練習するなんて、ちょっとカッコいいかもしれません。いや、人里離れた場所に行くなら、マイカーの中ではなく、いっそ、車から外に出て、山中とか、海岸で練習するのもオツかもしれませんね。

 車はちょっと…と言うなら、近所の公園とか橋の下などでも練習できます。…勇気が必要かもしれませんが(笑)。

 ある程度の腕前があるなら、駅前でライブを兼ねて、練習しちゃうというのもアリです。特に「基礎練習なんて大嫌い、私は曲を吹いて練習するんだ~」というタイプの人なら、これって絶対アリでしょう。ただし、駅前などで演奏する場合は、事前に警察に一声かけておかないと、演奏止められて職務質問されたりする事もあるので、そのあたりは抜かりなくね。

 どうしても自宅でなきゃ練習できないって人は、いっその事、隣近所の方に「私、実は音楽をはじめまして…」と告白して、練習時間について話し合っちゃうと言う手もあります。これって、案外、正攻法かもね。

 声楽とかフルートでは無理ですが、弱音器付きのある楽器は、贅沢言わないで、弱音器を使って自宅練習という方法があります。弱音器って結構効果あるんですよ。また、お財布に余裕がある人は、いっそ、防音室を作っちゃうって手もありますよ。

 このように、人間、やろうと思えば、いくらでも方法なんて思いつくものです。騒音(?)や練習場所を気にして、音楽を始められないと心配している人は、心配ご無用ってモンですよ。

コメント

  1. ラブフル より:

    はじめまして。
    というかいつも、日によっては何度も拝見して色々と参考にさせていただいています。ありがとうございます。

    >人間、やろうと思えば、いくらでも方法なんて思いつくものです。騒音(?)や練習場所を気にして、音楽を始められないと心配している人は、心配ご無用ってモンですよ。

    同感です。
    自分の経験からですけど、良い練習場所がないとかいろいろ考えているうちは、楽器の練習にそれほど打ち込めていない気がしますね。
    何がなんでも練習したい。練習せざるを得ない状況となれば、いくらでも方法が見つかるように思えます。
    例えば自分なりに周囲に配慮して練習していても、近所から苦情がきたらそのときは誠意を持って対応してその後のことを考えれば良いのかなとか。

  2. 音羽 響 より:

    練習場所って探すの大変ですよね。私も縁があってミニリサイタルのようなものを開くことになった時、ピアノ合わせをする為の練習場所を探すのに苦労しました。特にピアノがないと話にならないので…
    私の家のご近所さんは大体が何かしらの音楽のお稽古をしているので、意外と遅くまででも普通に練習できたりします。
    みんながやってますからね。それでも9時を過ぎるとピアノは消音ペダルを入れますし、フルートはやめますね。でも案外音楽やってる人が周りに沢山いると理解してくれたり、逆に練習してないと「どうしたの?やめちゃったの?」って心配されます(笑)

  3. すとん より:

    >ラブフルさん、いらっしゃいませ。

     別に音楽に限らない事でしょうが、大人の習い事って「やりたいと思ったら、即、実行」が善だと思ってます。と言うのも、大人と言うものは、人生の終わりがすでに見えていますし、日々老化と戦っているわけだし、世の中の色々な責任だって負わなきゃいけないわけで、あれこれ悩んでいたら、悩んでいるウチに人生終わっちゃいます。

     確かに色々な事情はあるでしょうし、困難だって待ち受けているでしょうが「案ずるより産むが安し」という言葉もあります。走り始めてから、色々と考えてもいいんじゃないかって思ってます。

     それに、悩んでいるよりも、始めちゃった方が、絶対に楽しいし(笑)。

     後は、周囲の人の理解を得ることかな? 実はこのあたりの調整が、一番大変なんですよね。

  4. すとん より:

    >音羽響さん

     ピアノの有無って、肝心ですよね。私も近所のホールとか練習室とかよく探すのですが、ピアノのない所ってたくさんあります。ってか、ピアノが備え付けの方が少ないかも。「防音室で広いのに、ピアノ無しで何の役に立つんだー」と言った事がありますが、そういう部屋って、吹奏楽団とかアマオケ、フラダンスや社交ダンスやヨガなど、様々な用途があるんだそうです。言われてみれば、そうかも。声楽とかフルートだと、ピアノは必須だけれど、世間じゃそんなにピアノの需要ってないんだよねえ。

    >逆に練習してないと「どうしたの?やめちゃったの?」って心配されます(笑)

     それは、いい環境にお住まいで…。そういう所は、音楽を趣味にするには、良い地域ですね。

  5. おざっち より:

    私はカラオケ派です。サブちゃんやエグザイルが聞こえてくる中で、バッハです。でも、家と違って、遠慮なく思い切り大きな音が出せるのがいいです。時折金管の音も聞こえてきますが、金管こそ練習場所に苦労するんでしょうね。

    近くの工場地帯の駐車場に車を停めて練習したことがありますが、音がこもり過ぎて、耳が痛かったです。

  6. エーダ より:

    習い始めの頃は、通っているお教室の練習室を予約して借りてました。
    月に10回まで無料、11回目からは1回1000円という練習室で、レッスン日のある週とか、仕上げ前の時期は仕事帰りに立ち寄ってました。
    (無料回数以内でw)

    今はフルートを習うことに渋い顔をしていた家族ともなんとか折り合いをつけて、自宅でも練習できるようになりましたが、ご理解頂けない家族の在宅時は絶対に吹かないという条件つき。
    なので、2週間のうち3日くらいでしょうかね、練習できるのが。

    1回の平均練習時間は1時間~7時間くらいまでと実にまちまち。
    練習時間が取れる状況のときに、やれるだけやる・・・というスタイルなので、練習始めたら家人が帰ってきた!といって10分くらいで片付けたり、逆にすごく時間が取れて8時間くらい練習できたり。
    (良くないね、この「まとめ練習」方法w)

  7. すとん より:

    >おざっちさん

     おざっちさんはカラオケ派ですか。聞いてみると、カラオケ派の人ってたくさんいますよね。私のリアルな周辺にいる人々も「カラオケで練習してるよ~」って人、多いです。ちゃんとした練習室とかスタジオと比べて、安価だし、気軽だし、ドリンクサービスもあるし…でいい感じらしいです。

     私もたまに使いますよ。土地勘のないところで、音楽友達と遊ぶ時は、カラオケに入って、フルート吹きまくり~とか、クラシック歌いまくり~、ってやります(笑)。

    >近くの工場地帯の駐車場に車を停めて練習したことがありますが、音がこもり過ぎて、耳が痛かったです。

     ほう、それは素晴らしい。おざっちさん、なかなかの強者ですね。たとえ車の中とは言え、フルートの音で車内を満たすなんて、なかなか出来ませんが、そこは自転車で鍛えた心肺能力のおかげでしょうか? 素晴らしいです。

  8. すとん より:

    >エーダさん

     苦労されてますね…たとえ身内とは言え、音楽に理解のない人は、結構手厳しいですからねえ。私も親が音楽に理解のない人でしたから、一人立ちするまでは、迫害にあってましたよ。歌っていると、後ろから蹴飛ばされたり、ギター弾いていると、洗面器で水をぶっかけられたり…。そういう目にあうと、人間の心ってタフになるものです(笑)。「部活でヌクヌク音楽やっている奴とは違うんだ、これがロックだぜ~!」なんて思ったものです。

     まとめ練習…よくないって聞きますよね。でも、やらないよりは、全然良いですよ。私の場合、ヴァイオリンはどうしても週末にまとめ練習になっちゃいます。まとめ練習は、たしかに毎日少しずつやる練習よりも、練習時間の割に進歩が遅いような気がしますが、それでも練習しないよりは確実に上達してます。

     それに始めたら8時間ぐらい練習? それってすごい集中力ですね。私はとてもマネできません。

  9. kazu より:

    こんにちはー。
    私もカラオケ派です。
    受付のお姉さんと顔見知りになって、ないしょで割引したりしてくれるようになりました。嬉しいです!
    やる気もUPです(笑)

    でもやっぱり理想は、思い立ったらすぐ練習!です。いつか防音室のある家にすんでやるー!

  10. すとん より:

    >kazuさん

     kazuさんもカラオケ派ですか。安くて便利なのがカラオケですよね。

    >でもやっぱり理想は、思い立ったらすぐ練習!です。いつか防音室のある家にすんでやるー!

     「思い立ったらすぐ練習」は理想だけれど、家に防音室があったら練習するかと言うと、どうなのかな? 私は以前、自分の頭の中でシミュレーションした事がありますが、人間って、いつでも練習できると思うと、ついつい練習が後回しになって、やらなくなるんじゃなかなって思います。時間の制約、場所の制約があるから「今じゃなきゃ練習できない」「わずか○○分しかないんだから、集中して練習しなきゃ」って思うものじゃないですか? それに、防音室があるから夜中でも練習できるとしても、そんな夜中に練習したら寝不足になっちゃうから、やっぱり夜中の練習はないだろうし…。

     だから、私の場合、防音室はなくてもいいか、という結論になりました。むしろ、防音室よりも「今日の練習は済んだのか? 真面目に効率的な練習ができたのか?」とチェックしてくれる人の方が必要だな」 今は自分の良心だけが頼りだけれど、こいつが実に当てにならない奴でねえ(笑)。

  11. うり坊 より:

    こんにちは♪

    私はマンション住まいですが、おとなりさんに聞いたらフルートでもほとんど聞こえないと言われたので、夜9時までと決めて自宅で練習しています。それまでに帰れないことが事前に分かっていたら、取れる範囲で公共施設の練習室を借りています。

    ただ最近は暑さのせいで窓を開けるお宅が多く、こちらが閉めていてもお隣のワンコの声が聞こえるので、こちらのフルートの音も聞こえていると思われるのが悩みどころです。

  12. すとん より:

    >うり坊さん

     マンションって、意外と防音対策がちゃんとしているところが多いのではないでしょうか?

    >こちらが閉めていてもお隣のワンコの声が聞こえるので、こちらのフルートの音も聞こえていると思われるのが悩みどころです。

     気を使われることは立派な事ですが、ワンコの声とフルートの音じゃあ、音のエネルギーが全く違うので、比較対象にはならないと思いますよ。ワンコの声が聞こえても、フルートの音って案外聞こえないモノです。

    >それまでに帰れないことが事前に分かっていたら、取れる範囲で公共施設の練習室を借りています。

     ここはエライ。私なら時間までに帰れなかったら、「練習止めちゃう」です。そこを外部の施設を借りても練習するというのは、本当にエラいなあって思いますよ

  13. Cecilia より:

    最近伴奏あわせでピアノの先生2名のお宅の防音室で練習する機会がありました。
    グランドピアノが入る大きさのそれほど広くない大きさ(3畳くらい?)でした。ピアノレッスンには良いと思いますが、声楽にははっきり言ってきついですね。管楽器の人用の小さな防音室もありますがそれも声楽レッスンには向かないと思います。
    中途半端な防音室にお金をかけるくらいなら、良い場所を探して練習するほうが良いのかな、と思います。
    もちろんクオリティーの高い防音室にお金をかけられる人は別です。

  14. すとん より:

    >Ceciliaさん

     防音室って、そのレベルにもよりますが、基本的に室内の音を吸収する構造になっているんですよね。かなり高級な防音室に入ると、入った途端に、室内の音が壁や床に吸収されてしまうので、どんな音もすごく貧弱に聞こえてしまうし、自分の耳の中を流れる血流音がうるさくて、困った事があります。ま、音楽用として自宅に設置されているものは、そこまでの防音効果はないでしょうが、それでも室内に入ると、音の跳ね返りが少なくて、閉塞感?がします。特に狭い防音室ほど、閉塞感がキツいような気がします。

     例え防音室であっても、声楽用には、それなりの広さの部屋が必要かな?って思います。あと、色々と物が置いてあって、適当に声を反射してくれる事が必要ですね。鏡なんかは、絶対に必要でしょう。ならば、Ceciliaさんのおっしゃるとおり、中途半端な防音室にお金をかけるよりも、良い場所を探して練習した方が良いかもしれません。

     もっとも、その良い場所って奴が、なかなか無いんですよね。ある意味、楽器よりも練習場所に困るかもしれませんね。とにかく、吸音タイプの部屋(カラオケにも時々あります)だと、ノドを壊しそうで歌っていて怖いですね。

  15. 練習場所の話しになると、ピアノの人は本当に困りますね。
    Ceciliaさんのところでも少し話題になりましたが、ピアノを置いている場所って、結構少ない。そして高い(爆)

    私も自宅にピアノが置けない、っていうピアノのせんせとしてはありえない環境で10年以上過ごしてましたから、本当に楽器がないのはきついなっていうのは分かります。うちの市の公民館にあるピアノありの部屋は無駄に広い。
    名古屋で結構有名なアートピアという名古屋市が管理している建物の音楽スタジオがあって、私も以前教室行事で借りたことがあるんですが、人気のある場所なので曜日や時間帯によって希望がかなわないことが多々あります。
    公民館は取れるんだけどピアノの状態は悪いですね。グランドじゃないし。グランドを入れているところ、っていうと益々数が限られて、しかも1時間3000円とかします。痛いよ~。

  16. すとん より:

    >ことなりままっちさん

    な~るほど、自宅外でピアノの練習をしたい…確かに、すごく困りそう。

     ピアノのある部屋って、ピアノのためにある部屋ではなくて、ダンスとか合唱とかの練習のためにあるところがほとんどだから、無駄に広くて高いですよね。それとピアノのレンタル代も安くないし…。おまけに、調律の状態も???なものもあるし…確かに大変ですね。

     声楽の音取り程度なら、エレピやキーボードのピアノ音でも、なんとかなっちゃうけれど、ピアノそのもの練習となると、エレピじゃダメだもんねえ。

     やっぱ、頑張って、防音室を作ってグランドをぶち込む…が理想なんでしょうね。でも、そんな事、誰もができるわけじゃないし…。かと言って、防音設備なしでピアノ弾くと、ピアノ殺人事件が起こらないとも限らないのが現代社会だし…。

     ピアノは音が大きい、という事もあるけれど、楽器を持ち運べない、という点も問題になりますね。

     人間、その立場にならないと分からない事って、あるもんだなあ…。

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