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サザンのパブリックビューイングに行ってきた

 標題の通り、2013年9月1日実施のサザンオールスターズのパブリックビューイングに行ってきました。念のため、書いておくと、私が行ったのは、ライブビューイングではなく、パブリックピューイングの方です。

 ライブビューイングは、日本全国120館の映画館で行われている生中継で、有料公演って奴です。画像音声ともにパッケージ販売レベルに仕上がっています。

 一方、パブリックビューイングってのは、コンサート会場近くに用意された別会場(今回は、市役所の駐車場:笑)で、本来はコンサートにやってきたけれど、入りきれなかった人たちのために行われるモニター中継の事。まあ、チケットを持たずにコンサート会場にやってきて、ダフ屋さんからチケットを買うつもりだったけれど、そんなダフ屋さんからもチケットを買えずに、モンモンとした気分の方々の慰めになれば…という理由で始めたヤツだと聞いた事があります。なので、パブリックビューイングは、基本、無料公演となります。

 13年前の時は、浜でパブリックビューイングと言うか、、当時のWOWWOWの放送を海の家が大画面放送をやって、会場に入れなかった人たちが、それを見ながら、浜でノリノリになったそうです。ちなみに、その浜でノリノリになった人たちは、当時の警察発表では6000人だったそうです。多いねえ。

 で、今回は、13年前の事も踏まえて、市と地元の観光協会や商工会議所がタイアップを組んで、パブリックビューイング実行委員会って奴を立ち上げて、公的な行事として、パブリックビューイングを実施することになったそうです。

 だからでしょうか? 当地は地元なのに、映画館でのライブビューイングは無しなんですよ。私はパブリックビューイングよりも、ライブビューイングの方が好き(だって、涼しいし、座れるし:笑)ですが、ライブビューイングしかないじゃ仕方ないです。ライブビューイングに行く事にしました。

 と言うのも、ここ数日、街中はどこもかしこも、サザンのライブがあるっというので、お祭騒ぎだし、ライブを無視しようとしても、我が家にいても外からコンサートの音が結構聞こえる(野外ライブだし、静かな街なので、コンサートの演奏音は、かなり遠くまで聞こえるんですよ)し、なんかそんな生殺し状態で祭りに強制参加しているような感じなので、だったら、受け身ではなく積極的に祭りを楽しんじゃえ~!って判断を下したわけです。

 ちなみに、私、サザンのファンではありません。なので、地元開催なのにコンサートのチケットを購入しようとは、カケラも思いませんでした(だってチケット争奪戦って、大変でしょ)。シングルヒットなら数曲カラオケで歌えるけれど、画面に歌詞が出ないと歌えないレベルです。桑田さんと原坊は個体識別できるけれど、誰が毛ガニさんか分からないレベル…って書くと、だいたい私のサザンレベルがどれくらいか分かるかな?

 まあ、それでも、サザンオールスターズと加山雄三氏は、地元の人間にとっては、基礎教養ですから、全然知らないわけじゃないんです。

 そんな私がパブリックビューイングを見に行く事にしたのです。

 まず、私がパブリックビューイングの開催を知ったのは、約一週間前。それも街中にある、市の掲示板に、地味なチラシで告知されているのを見つけて知りました。近所を散歩してなかったら、パブリックビューイングに気づかなかったかもしれません(笑)。どうも今回のパブリックビューイングは、そんなに積極的に宣伝をしていないようなんですね……って宣伝しちゃうと、全国からあふれるばかりの人がやってきて、大変な事になるから、最低限の告知しかしなかったみたいです。

 とにかく、その告知情報によると、ライブビューイングは『市役所の駐車場でやる』『開場は10時・開演は17時』『無料』『定員5000人』『近所迷惑だから、早く来て待つのは禁止』『車で来るな。自転車は隣の公園に止めろ』って感じかな?

 この日は開場時刻である10時に、そのすぐ近くにある市民体育館で第九の練習があって、妻がその練習に参加する(私は今年は第九に参加しません)ので、二人で出かけて、第九の練習前にライブビューイング会場の様子を見て、その日の行動を考えましょうって事にしました。

 ライブビューイング会場の様子を見るわけだから、その時間も考慮して、家を9時過ぎに出かけ、テクテクと歩いて会場に行きました。会場近くに来ると、急に人口密度が高まり、なにやら異様なオーラがあたりを包んでいました。開場まで、まだ小一時間もあるはずなのに、一体これは何?と思っていたら、どうやら整理券を配布しているようです。そして、整理券をもらって会場入りして、祭り本番モードになっている人と、整理券をもらえるかどうかとジリジリした思いの人とが渾然一体になって、異様なオーラを醸し出していたわけです。

 とりあえず、私たちも整理券の列に並びました。列の案内をするスタッフの人が「今から並んでも、整理券がもらえないかもしれませんが、それでも良いという人は並んでください」と何やら、不安を煽り立てるような案内(ヘタですね)をして、交通整理をしていました。

 近所ではスタッフさんに食いかかっている人もいました。「10時開場なのに、なぜ、もう開場して、整理券を配っているのか!」とか「昨日、市に問い合わせたら、早く来るなと言われたので、今来た(それでも小一時間も前ですよ)のに、これで会場に入れなかったら、どうするのか!」とか「整理券を配布するなら、事前に告知しろ!」とか、なんかもう必死です。

 後で聞いた話ですが、三時半ぐらいから並び始めたグループがいて(たぶん、余所の人。ま、ある意味、当然の行動ですね)、開場時間のだいぶ前から人が集まりすぎて混乱が生じそうだったので、警察が出動して主催者に掛け合って、開場時刻(整理券配布時刻)を早めたんだそうです。ま「早く来るな」と市の掲示板に出した程度じゃ、市民にしか情報が伝わらないって。無料公演だからねえ…余所の人たちは、いつものノリで深夜にやってきちゃうよね。そういうところ、お役人って詰めが甘いんだよね。で、そんな詰めの甘いお役人の言葉を真に受ける方が負けでしょ? ちなみに、結果的には、整理券は13時まで配布していたので、9時過ぎの段階でブツブツ言うのは、文句の言い損みたいだったようです。

 閑話休題。しかし、並んでいる列の中にも、サザングッズのTシャツを着込んだ人がたくさんいたり、サザングッズのバッグに荷物をたっぷり入れていたりして、なんかもう、皆さん、気合が入ってます。私の列の隣にいた人は、名古屋から新幹線の始発に乗って、やってきたんだそうです。どうせ中継なんだから、地元の映画館でライブビューイングでも見ればいいのにと言ったら「ここには、ぜひ来たかったんです」と答えてました。ま、当地は一応サザンファンにとって“聖地”ですからね。イスラム教徒のメッカみたいな場所なんでしょう。実際、サザン神社からは神輿が出て、近所を練り歩いたそうだし…。

 名古屋からの人の話を聞いていた、すぐそばにいたオッチャン(地元のオッチャンです)が「だったら近所を案内してあげようか」と言ってました。なんでも、そのオッチャン、桑田さんのお姉様のお知り合いの方(サザンの知り合いと称する人なら、地元には掃いて捨てるほどいます:笑)だそうで、余所の人の知らないサザン名所を案内してあげましょうって申し出たわけです。

 サザンがつなぐ、人の輪って奴ですね。

 列の中にいても、耳をすませば、あっちからやってきたとか、こっちからやってきたとか、そんなご挨拶が、列のあちらからもこちらからも聞こえてきます。なんか日本全国から当地のパブリックビューイングのために、わざわざやってきた人がたくさんいるみたい。聖地巡礼…ですか? お遍路の旅…ですか? 一体、どこから情報を入手したんでしょうね。蛇の道は蛇です。なんか、熱心なファンでもないし、近所から散歩気分で様子を見に来て、そのついでに並んでいる私なんて、なんか申し訳ないです。

 列に並びながら『たしかに整理券がもらえないかもなあ…』って思いました。だって、私がすでに会場に来た時には、整理券が配られていて、相当の枚数がはけてしまった後だし、私の前には約2000人ほどの人が列待ちしているし(私はパッと見るだけで、だいたいそこに何人いるか分かります。だってガッコのセンセだもん)、整理券の枚数は定員分の5000枚だろうから、確かに厳しいなあって思うし、列を並ばせているスタッフは「整理券はもう手に入らないかもしれませんが…」を連呼しているし、実際にそのコメントを聞いて、諦めて帰っている人もいるし、だから、どうしてもパブリックビューイングを見たい人々がヒートアップしているのも分かります。

 でも、文句を言っても仕方ないし、所詮みんな、お行儀のよい日本人ですから、そんな事はあっても、混乱もなく、整然と列を作って、整理券をもらう順番を待ちました。で、30分ほど列に並んだところで、私の番がやってきて、整理券をゲットできました。やったね。

 整理券は腕に巻くタイプの奴。ダフ屋対策でしょうか、係の人に取り付けてもらったら、破らない限り外れないようになってました(上手く出来てます)また、チケットは12色用意されていて、その色で会場のどこに立つ(全席立ち見ですから)かが決まります。私は12色中10番目の色で、会場の場所的には一番後ろのブロックになります。画面からは遠いですが、真正面の位置だし、なにより、露店のすぐそばなので、買い出しが楽なので、結構いい場所だなって思いました。

 そうなんです。会場内には露店が数店出店しているんです。皆、地元の飲食店やグッズ屋で、サザングッズの販売はありませんが、地元のグッズやB級グルメがたくさん販売されていました。なので、食べ物、飲み物の心配はいりません。

 天気は快晴。気温は30度を軽く越してますし、日差しはキツくて日陰は無いし、風も吹いてないし、何よりも地面の照り返しがキツくて、まるでグリルの中にいるみたい。会場をぐるりと一回りして、様子を確認して、妻は第九の練習に、私は家に帰って涼む事にしました。

 整理券をもらったら、私のようにテクテクと帰る人もいましたが、そういう人は地元の人なんだと思います。でも、そういう人ばかりとは限らず、かなりの人数の人が、そのまま会場内に折り畳み椅子とかレジャーシートとか新聞紙とかダンボール(どこから持ってきた?)を出して、ひなたの中、座り込みを始めました。…ライブが始まるまでひたすら会場で待つんでしょうね。まあ、場所取りも兼ねているんでしょうが…それにしても、まだ開演まで7時間以上あるよ。この強い日差しの中で、7時間も待ってたら、カラダ壊しちゃうよ…と思いましたが、おそらく、そういう人は、余所の人で、知り合いもいなくて、土地勘もないので、ひたすら会場で待つしかないんでしょうね。それにしても、ちょっと心配。

 一応、主催者さんは、すぐそばにある市役所の6階(広いホールがあって、よく社交ダンスの競技場として使われています)をパブリックビューイングの人のための休憩所に用意してあるんだけれど、なんかそれがうまく会場の人たちに伝わっていないみたいなんです。で、暑さに堪えかねた人たちは、そばにある市民体育館のロビーに逃げ込んで、ロビーは芋洗い状態になったとかならなかったとか? 体育館の入り口でも、休憩所の案内とか立てておけば、ロビーがメチャクチャ混む事もなかったのに…まあ、役人のやる事には、手抜かりって奴がつきものなのは仕方ないのですが…。

 それに、体育館や市民会館の陰になって見えないけれど、その裏にはイオンがあるから、そこに行けばお茶だって飲めるし、食事も出来るし、イオンでなくても、近所にはいくらでも、喫茶店やファミレスがあるわけで、涼しい日陰で休めるんだけれど、土地勘がない人だと、なかなかそれらに気づかないのかもしれません。

 それにシートや椅子で場所取りをしていても、ライブが始まれば、主催者さんに撤去させられてしまうので、場所取りの意味ないし、画面は十分大きいし、PAもかなり巨大でハイパワーなモノが用意されているので、会場内なら、どこにいても、そんなに大きな違いはないので、場所取りの意味もあまり無いし…ああ、残念って思いました。

 とにかく私は一度自宅に戻って、カラダを冷やして、昼御飯を食べて、テレビを見て、本を読んで、オヤツを食べて、夕方から始まるライブビューイングに備えました。

 ライブは17時半開始なので、私は16時半まで家でゆっくりして、それからのんびりと出かけました。持ち物は、タオルとウエストポーチと水筒だけ。ウエストポーチには、財布とちょっとしたオヤツだけを入れました。いやあ、どうせ立ち見なんだから、軽装の方がいいでしょ?

 会場に到着したら、会場は宴会場となってました。あっちこっちにレジャーシートが敷いてあって、酒盛りジャンジャンです。ああ、そうか。この人たちは場所取りをしていたのではなく、コンサートにかこつけて、昼間から宴会をしていただけなんですね。桜を見ない花見客と同じです。しかし、コンサート前なのに、こんなに飲んじゃって大丈夫なのかな?

 私が到着した頃はまだ、会場はスカスカだったので、私は自分たちのブロックの前の方に行けました。全体的に見ると、会場のほぼど真ん中正面。ある意味、一番良い席かもしれません。

 時刻が17時を過ぎたあたりから、主催者からレジャーシートの撤去命令が出ました。素直に片づける人が大半ですが、中にはシートを敷いたまま行方不明になっていて、誰も片づけないシートがあったり、酔っぱらって動きが固まったオッチャンが座っているシート(当然、片づけられない)もあったりして、なかなかフリーダムだなあって思いました。無料コンサートですから、サザンが第一目的ではない人も大勢いらっしゃるわけです(って、私もその一人か:笑)から、仕方ないです。

 開演前のほんの少しの時間に、会場諸注意があったり、市長の挨拶があったり、みんなで市歌を歌ったり、ウェーブの練習したりしているうちに、中継がつながり、15分遅れでコンサートが始まりました。

 どうやら、今回のパブリックビューイングの映像は、全国の映画館で上映しているライブビューイングのモノと同じだったようです。同じモノをお金を支払って見ている人もいるのに、我々は無料で見せてもらえて、なんか申し訳ない気分に、ちょっとだけ、なりました。

 コンサートそのものは、いつものサザンのコンサートです。まあ、面白いけれど、子どもには見せたくないコンサートだよなあ(笑)。まあ、コンサートの感想は、きっと、あっちこっちのブログで書かれるだろうから、私は書かない。ま、最後のミュージカル仕立ての曲は意外性に富んでいて面白かったとだけコメントしておきます。

 それよりも、色々と気づいた事を書きましょう。

 まず、パブリックビューイングは野外だったし、大勢、人もいたし、ノリはいいし、まるでコンサート会場にいるような気分になれました。ま、あくまでも気分だけだけどね(笑)。なにしろ、実際に本会場にいないのだから、気分だけですよ。でも、本会場でも、ステージ近くの席なら、メンバーを肉眼で直接見れるし、ホースで水もかけてもらえるからいいけれど、外野席とかグラウンドでも後ろの方だと、本人たちの姿なんて米粒程度にしか見えないから、結局、モニターを見ているわけだし、音声は、すべてPAなんだから、どこにいても同じだしね。最後の花火も、実はパブリックビューイングの会場からも見えました。案外、本会場とパブリックビューイングの会場は近くだったんです。なので、パブリックビューイングにいたのだけれど、まるで本会場でコンサートに参加しているような気分になりました。それに、桑田さんも、よく「駐車場のみんな~!」とか呼びかけてイジってくれたしね。

 一部の人を除いて、会場にいる人たちは、みんなお行儀が良かったです。自分のパーソナル・スペースを守って、いくら音楽にノリノリになっても、狭い空間で収まる程度のノリで、外国だとライブと言うと、踊りだす人たちもいるけれど、こちらでは腰から下は微動だにせず、ただ腕だけでノリノリになる人が多かったです。さすがはパラパラの国というか、盆踊りの国と言うか、省スペースで楽しむすべを知っています。

 …ま、それにも関わらず、私はフニフニとずっと踊ってましたが(笑)。だって、拍手をしたり、ウエーブをしたり、腕を動かすのって疲れません? 私は腕を動かすくらいなら、腰を振ってたり、ステップを踏んでいる方が楽だよ(爆)。

 ライブ中に露店で買い物をしよう…なんて企んでいましたが、ライブは休憩も無しでノンストップだったので、露店に行けませんでした…ってか、露店は会場から開演までの7時間の酒盛りのためにあったみたいでした。いっぱい売れたみたいで、会場はカクテルと唐揚げの匂いが充満していたほどですからね。

 写真撮影は禁止なんだけれど、それをシカトする人が多くて、ちょっと目に余りました。だいたいそう言う事をするのは、団塊の世代のオッチャンたちと若い娘さんたちですね。遵法精神(ってかマナー意識か?)が希薄になる年齢なんでしょうか? だいたい、パブリックビューイングの画面なんて、携帯のカメラで取れるはずも無いのに…ねえ。

 コンサート帰りは混雑するかと思っていたら、道はさほど混まず、スーパーのお惣菜コーナーがメッチャクチャ混みました。ああ、やはり、地元の人が大勢来ていたみたいです。私も夕飯のお弁当を買って帰りましたとも。

 なんだかんだと言って、13年ぶりの“祭り”だった…と思います。地元の商店街はホクホクだったでしょうし、地元住民は迷惑だったかもしれないけれど、悪い事ばかりでもなかったわけだし、10年おきぐらいの間隔で開催するなら、また次があってもいいかもね。でも、10年後ぐらいにコンサートをやるとして、私は何歳かな? いや、それよりもサザンのメンバーは何歳なんだろ? それを考えると、今回が実は最後のコンサートだったのかもしれないね。まあ、いいか。

 疲れたけれど、楽しかったよ。

P.S. 市長さんが挨拶の中で「サザンオールスターズの演奏会」と言って失笑されてました。まあ、ロックコンサートを「演奏会」とは、なかなか言わないよね。当地の市長さんは、市民合唱団で活躍していた、いわば“クラシック系音楽”の人なので、ついつい「演奏会」って言っちゃったんでしょうね。私はそれを微笑ましく見てました。「頑張れ、市長!」って、心の中で応援していたりしてました。

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