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ミュージカルの二重唱を歌います

 声楽のレッスンに行ってきました。
 レッスンは夫婦ともに、Y先生にお世話になっているのだけれど、発表会に向けて、Y先生が妻に向かって、一度F先生のレッスンを受けてみたらいかがですかというオススメがありました。具体的には、ピアノ合わせの直前のレッスンを、Y先生からF先生に切り替えましょうという話です。
 というのも、妻はコロラトゥーラ・ソプラノなのですが、Y先生はバリトンなので、ソプラノ特有の歌い方やテクニックに関しては、やはりソプラノの先生に敵わないわけで、発表会前に一度ソプラノであるF先生のレッスンが必要なのではないかと思われたからです。
 良い話なのでOKをし、後は日時を決める事になりました。レッスンそのものは夫婦で一緒に受けているので、その日は私も妻と一緒に出かけ、私はY先生のレッスンを受け、妻はY先生と一緒にF先生のレッスンを受ける…という事になりました。
 まあ、それくらい、今回妻が歌うアリアは難しくて、ソプラノ専科の先生のお世話にならざるを得ないって話です。
 で、発表会の話の続きです。コロナ禍ですが、他人同士の二重唱は可能かどうか…という(今の所の)最終判断を先生に尋ねたところ、今回はやはりダメですとなりました。ううむ、私は先生とドン・カルロの「友情の二重唱」を歌いたかったのに…残念です。
 他人同士の二重唱はダメですが、家族が二重唱をするのは大丈夫なので、持ち時間が増えた事もあり、私達夫婦で二重唱をしませんか…と前回のレッスンで言われていた私は、妻とあれこれ相談をして、バーンスタイン作曲の「ウェスト・サイド・ストーリー」の“One hand, one heart/ひとつの手、ひとつの心”を持っていきました。ミュージカルの二重唱という事で、先生は若干の難色(あまり勉強にならない)を示したものの、最終的にOKしていただきましたので、今回はこの二重唱を歌ってみたいと思います。
 どんな曲か知らない人のために、音源をアップしておきます。
 一般的には映画版が有名ですが、今回は最終稿である舞台版の楽譜を使用して歌う事にしました。映画版と舞台版では、曲の長さとアレンジが若干違います(音源は舞台版です)。
 「ウェスト・サイド・ストーリー」には他にも有名な二重唱がいくつかありますが、この曲以外の二重唱は(「ウェスト・サイド・ストーリー」に限らず)音程の最低値がかなり低く、コロラトゥーラ・ソプラノである妻にとっては、それなりの負担になってしまうので、この曲のような音程の平均値が高めの曲にしたわけです。
 実際、ミュージカル曲の音域というのは、クラシックで言うなら、女声でメゾソプラノ、男声でバリトンあたりの音域の曲が多く、テノールにとっては音域が低くて楽に歌える曲ばかりなのですが、ソプラノにとっては、音域が低すぎて、逆に歌うのがちょっとつらいのだそうてす。そんなわけで、この曲にしました。
 ちなみに、この曲、イントロの部分で芝居が入りますが、芝居は丸々カット(時間の都合です)するので、今回はその部分(60小節ほど)をカットする事にしました。歌部分だけなら約3分なので、持ち時間的にピッタリなのです。

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