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最初のピアノ合わせでした

 声楽のレッスン…と言うか、ピアノ合わせに行ってきました。
 会場はいつもの先生の別宅ではなく、本宅の教室なので、我が家からは遠く、かなり早めに出かけ、教室のそばのファミレスで時間調整してから行きました。なので、結構、時間ギリギリになってしまいました(別にそれで問題は無いのです)。
 ピアノ合わせの時間は夫婦合わせて1時間なので、あまり余裕がありません。発声練習はせずに、いきなり歌うことにしました…というよりも、そもそも私の場合、ドゥランテ作曲の「Danza, fanciulla gentile/踊れ、優しい娘よ」は発声練習代わりというか、リハーサル代わりに選曲している曲なので、これを歌えば発声練習はいらないというわけなのです。ですから、いきなり「Danza, fanciulla gentile/踊れ、優しい娘よ」をピアノと合わせてみました。
 うむ、実に気持ちよく歌えました。でもこの曲のピアノは、譜面づらは簡単そうに見えるのだけれど、実はかなり弾きづらいんだそうです。ごめんなさい。Y先生からの注意は「長い音でも声は押さない事」「フレーズの出だしも油断せず、しっかり腹筋で声を支えましょう」との事です。了解です。
 二曲目はトスティ作曲の「L’alba separa dalla luce l’ombra/暁は光から」です。この曲は、まだまだ課題が残っています。特に最後の高いBは声が割れちゃうんだよなあ。リズムが難しい曲なので、普段はカラオケのピアノに合わせるようにピアノを丁寧に聞いて歌っているのだけれど、ピアニストさんは人間だから、私の歌にピアノを合わせてくれます。私もピアノに合わせ、ピアノも歌に合わせ…なんてやっいると、なんか変な気分になるし、どんどん音楽が遅く重くなってしまいます。なので、途中から「ピアノが歌に合わせればいいや」と思って、ピアノを聞かずにマイペースで歌うようにしましたが…まあ結果オーライだったようです。歌はピアノに合わせるのではなく、私の心の中のメトロノームに合わせて歌う事にしましょう。
 Y先生からの注意は「歌いすぎ。声の消耗が激しすぎる。しっかり最後まで声を残して歌う事」「Asの入っているフレーズは、逆に力を抜きすぎ。もっとしっかりと声を出して歌わないとダメ(Gまでしかないフレーズとは、しっかり差別化をして歌う事)」「ブレイクするところは、もっともっともっと、しっかりと休む事。休みすぎるという事はまず無いので、たっぷりと休む事」「ブレスをしても、すぐに歌い出さない事。ブレスをしても、少し溜めて声の圧力を高めてから歌う事」「発声は手順が大切。しっかり手順を守って、焦らずに歌う事」 注意する事が多すぎて困ります。
 三曲目はプッチーニ作曲の「トゥーランドット」の「Non piangere, Liu!/泣くなリューよ!」です。これは二箇所ほど、ピアノとずれてしまいましたが、他の歌手の皆さんは割と溜める箇所で、私が溜めずにサラっと歌ってしまったからのようです。ま、勉強として歌っているので、割と楽譜に忠実に癖が無いように歌っているからなんだろうなあと思いますが…楽譜通りに歌うだけでも、やっとこさなので、あまり多くを求めないでください。
 ピアニストさんから、一箇所、私がピアノを待たずに歌っている箇所があるので、そこはピアノを聞いて欲しいと言われました。そりゃあそうだよね。
 Y先生からは、最後に同じような3つのフレーズを叩きつけて歌うのですが、その3つのフレーズはそれぞれ音が跳躍する幅が違います。その違いを分かるように、支える力も変えていかないといけないのに、今は全く同じなのが気になると言われました。高く跳ぶ必要がある時は、その分だけしっかりと歌わないといけません。あと、フレーズの入りごとに音を取り直して歌わないといけないとも言われました。
 最後は、ドニゼッティ作曲の「ランメルモールのルチア」の二重唱「Verranno a te sull’aure/そよ風にのって」です。まずはピアノとの合わせでもあるけれど、妻との合わせでもあります。夫婦だからと言って、家庭で一緒に歌の練習しているわけじゃないですからね。
 実はこの曲が一番、歌っていて大変なんです。だからこそ、しっかり声を支えないといけないし、例え疲れていても頑張らないといけないのです。
 Y先生からは「母音から始まるフレーズは、必ずハミングを入れて歌わないと、発声の準備が間に合わない」「自分の歌う番じゃないからと言って、気を抜かない事(汗)」と言われました。
 ふう、たった1時間歌っただけなのに、しっかりと声を消耗しました。翌日は、全然声が出ないほどに声を使い切りました。本番は当日はもちろん、前日あたりから声をセーブしておかないといけないなあと思った次第です。

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