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赤毛のアンのDVD

 不思議なことですが、先日、ふと「赤毛のアン」を読み直したい…という気持ちになりました、それも突然に。で、それを妻に言ったところ、本棚を漁って、以前読んだ、掛川恭子訳の単行本を持ってきました。そうそう、これこれ、懐かしいなあ。
 で、読み始めたら、疲れた(笑)。紙の本はダメだな。老眼な私には、紙の本に印刷された活字では、サイズが小さくて、ちょっとなら良いのだけれど、赤毛のアンのような長編小説を読むには、つらいです。
 と言うわけで、途中で読書を放棄しました。もう、紙の本は読めません。
 でも、赤毛のアンは読みたいんだよね…。で、どうしたのか言うと、本で読めないなら、映像だよね…って事で、映画とかテレビドラマとかを漁ってみました。そう言えば、昔、赤毛のアンの映画を見たよな。
 さすがに名作なだけあって、色々揃っておりますね。プリンスエドワード島でロケをしているようなモノもあり、ビジュアル的には理想的なモノもいくつかありました。大半は海外ドラマなんだけれど、日本語字幕のモノもあったり、吹き替えのモノもあったりしました。お値段も、まあまあな感じでお手頃で、読書が出来ない以上、映画を見て、アンに飢えた気持ちを満たそうとしました。おそらく、以前見た映画もあったし、それ以降に作られものもあったし、それどころか今現在製作され放送されているモノ(Netflixで放送中の“アンという名の少女”)もあったわけで、ほんと、よりどりみどりな感じです。
 で、どれにしようかと、ネットでそれぞれの動画の評判を調べていたら、なんとダークホースの登場です。と言うのも、アニメの「赤毛のアン」の評判が、ネットではやたらと良いのです。なにより数ある動画のうちで、一番原作に忠実なのがアニメ版なんだそうです。
 そう言えば、そのアニメ、子どもの頃に見たなあ。世界名作劇場の枠で1979年に放送していました。それまでにやっていた名作アニメとは、ちょっと格が違う、子ども向けの放送時間なのに、ターゲットとする年齢層が割と高めの、当時の言葉で言えば、ヤング向けのアニメだった記憶があります。
 で、どんなアニメだったのか…ってわけで、知らない人のために、YouTubeにある第1話を貼っておきます。
 ちなみに、YouTubeには、他の海外ドラマの動画も転がっているので、それらも見て、比較検討をした結果、私は「赤毛のアン」をアニメ版で見る事にして、DVDのボックスセットを買いました。わざわざDVDボックスを購入したのは、YouTubeで全部見てしまう(なんと全話無料で見れるんですよ)と、製作者や制作会社に一銭も入らないので、それはオトナとして避けるべきだろうという判断です。
 購入してから気づいたのですが、このアニメの「赤毛のアン」の製作スタッフは、ほぼジブリです(笑)。主要なスタッフはこんな感じです。
監督&脚本:高畑勲
場面構成:宮崎駿&桜井美知代
作画監督:近藤喜文
 ほら、ジブリじゃん。
 ちなみに、主題歌の作曲は、ポピュラー系の作曲家ではなく、日本芸術歌曲もたくさん作曲している、三善晃氏です。劇中音楽は、現代作曲家の毛利蔵人氏。つまり、クラシック畑の方々が音楽を担当しているんだね。だから、他のアニメとは雰囲気が違うんだ。
 全50話のアニメ、ぼつぼつと見ています。これ、いいね。子どもの時に見た時も感動したけれど、オジサンになってから見ても感動しちゃいます。至福至福。
 アニメ「赤毛のアン」を見ていたら、別の名作劇場のアニメも見たくなりました。次はどれにしようかな? アンの前年に放送していた「ペリーヌ物語」なんていいよね、原作は「家なき娘」なんだよね。あるいは、アンの前日譚の「こんにちわアン」でもいいかもしれない。
蛇足 結局、文章のアンも電子書籍版で改めて購入してしまいました。掛川恭子訳は好きなんだけれど、同じものを買っても仕方ないし、そもそも掛川訳の電子書籍版は発売されていないので、だったら紙の本ではすでに絶版になっていて、電子書籍版でしか入手できない神山妙子訳にしました。
 なにしろ、この翻訳は、貴重本であると同時に、アニメのアンの底本なんだもの。アニメが良いと思える人には、この翻訳がベストだよね。村岡花子訳は…私には言葉のチョイスがちょっと違うなあ…って思うんだよね(ごめんなさい、ほんと、ごめんなさい)。

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コメント

  1. tetsu より:

    こんばんは。
    >台風19号が関東地方に接近しています。
    最近の地上波TVでの天気予報が「命を守るように」とかメチャ攻撃的でビックリです。
    3.11の津波予想を外したのがトラウマになっているのでしょうか。
    土曜は東京周辺はJRと私鉄はほぼ止まるでしょうが、被害はできるだけ少ないようにとおもいます。
    こちらは土曜は一歩も外にでない予定です。
    失礼しました。

  2. すとん より:

    tetsuさん
     クラシックコンサートは延期に決まりました。なので、私も土曜日は一歩も外に出ない生活になるだろうと思います。まあ、災害に対しては、臆病になるくらいに用心していて、ちょうど良いと思いますが、それにしても昨今の天気予報は、あまりに弱腰で、かえって心配しちゃいます。
     あと、電車は止めちゃダメだと思ってます。公共交通機関は、社会の大切なインフラです。たとえ遅れても間引いても動いている事が大切で、止まるまで止まっちゃダメだと思ってます。

  3. tetsu より:

    こんばんは。
    >遅れても間引いても動いている
    こちらは数十年電車通勤しています。先月エライ目にあいましたが、8:00再開予定が10:00次に11:00になって12:00過ぎでもメチャ混みでした。帰りもメチャ混み。
    東京周辺の話題になりますが人口密度が高いので、間引いて動かすとどのくらいの圧力になるか想像できません。
    早めに止めて、遅めに再開する、再開のとき少し早くなったくらいでちょうど、というところです。

  4. すとん より:

    tetsuさん
     いやいや、災害の時は、基本的に動いちゃいけないでしょ? 民間の会社は、そういう事は素直に休むべきです。滅私奉公は今どきじゃないです、働き方改革です!
     だけど、それでも動かなきゃならない人たちがいるわけです。インフラ系の企業の人とか、公務員とか、医療関係者とか…。だから、そういう人のために電車は止まってはいけないと思うのです。
     民間人はおとなしくしてなきゃダメ。災害の時こそ、有給使って休まないと。それが人間的な生活への第一歩だと思うのです。電車が止まったから会社休みって…あんたら生活を電車会社に任せるのかいって感じです。

  5. tetsu より:

    こんばんは。
    >インフラ系の企業の人とか、公務員とか、医療関係者とか…。
    こういう方たちは勤務先で泊まります。いつ動くかわからない電車に賭けることはありません。
    ちなみにこちらはコンビニで下着を買ったことはありません。
    失礼しました。

  6. すとん より:

    tetsuさん
     ううむ、論破された! でもまあ、電車は止まっちゃダメとは思ってます。私の魂がそう叫んでいます。でも、論理性が無いのかな。ううむ、言い返せない…。この議論は、勝ち負けで言えば、私の負け…かな?
     ちなみに、私もコンビニで下着を買った事はありません。それどころか、大型スーパーとかユニクロとか普通の洋品店とかでも、最近は下着を買わないなあ。理由は簡単、私のサイズの下着が売っていないんだもの。私が下着を買うのは、デブ専用の通販サイトか、デブ専用の洋品店だね。だって、そこに行かなきゃサイズがないんだもの。コンビニで下着? ないない(笑)。

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