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頑張れ、マリンコニーア!

 声楽のレッスンに行ってきました。今回のレッスンがクラシックコンサート前、最後のレッスンになるので、クラシックコンサート後になる次のレッスンの課題曲の打ち合わせ(ってか確認)をしました。
 シューベルトの「美しき水車小屋の娘」は、まだ合格をいただけていない2番の「Wohin?/どこへ?」を歌います。オペラアリアの方は新曲で、ドニゼッティ作曲の歌劇「ドン・パスクワーレ」のテノールアリアの「Sogno soave e casto/青春の甘く清らかな夢よ」を歌う事を確認をしました。6月から発表会の準備に取り掛かったので、「Wohin?/どこへ?」に関しては、4ヶ月も歌っていません。いやあ、もうあれこれ忘れちゃったよ(涙)。ドイツ語でちゃんと歌えるかな?
 ハミング練習では、声をしっかり前に出す事を注意されました。その際にはしっかりと鼻の響きを使うことが大切です。
 発声練習になりました。しっかり息を支えて、声を前に出していくのです。その際、ノドの力はなるべく使わずに、腹筋の力で、息を前に前にと出していきます。
 曲の練習は、ベッリーニ作曲の「Malinconia, Ninfa gentile/マリンコニーア」からです。ブレスは基本的に4小節ごとに取りましょう。私は最初、2小節ごと(歌詞に“,”が打ってあるごと)にブレスをしていましたが、それでは息がまだちゃんと吐けていなくて、かえって息を吸うのに時間がかかってしまい、ブレスそのものが間に合っていない印象があるそうです。4小節歌って息をそれなりに使ったところでブレスした方が、むしろ素早くブレスできて音楽の流れがよくなるそうです。
 “pago io vivro”の最後の伸ばす音は、通常ならディミヌエンドをかけて消えるように歌うのが定石だろうけれど、歌詞の内容を考えると、ここではむしろクレッシェンド気味に歌うべきなんだそうです。さらに伸ばしている音(E♭)は、伸ばし始めた時は和音の第三音だけれど、途中で和音が変わって第五音になっているので、音の響きも第三音用のそこそこ高めの響きから、第五音用のめっちゃ高い響きに変えていかないといけません。でないと、和音がきれいに響かないからね。
 中音Cから高音Aへの跳躍は、焦らずに準備がきちんと完了してから出すこと。その準備とは…、
 1)しっかりノドを伸ばし、きちんと声帯を張る事。
 2)思いっきり腹筋に圧をかけて、一気に息をノドに流し込めるようにしておく事。
 …の二点です。それらが出来てから発音をする事。焦って声を出しても、ロクな事にはなりません。特に私の場合は、腹圧がデフォルトで弱いので、そこは十分に注意しないといけません。
 気楽な気持ちで選曲した「マリンコニーア」ですが、実際歌うのは大変だったりします。
 後半部に頻出する十六分休符はしっかりと休符を取る事。そのためにも、直前の音符は短めで良いので、きちんと切り上げて歌うこと。
 色々と大変です。歌も大変ですが、実はまだ暗譜が八割程度なので、もう少し歌いこんで、完璧な暗譜にしないといけないですし…ね。

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