クラシックコンサートが迫ってきています。本番までのレッスンはたったの2回。そのうちの1回は、歌だけのレッスンで、すでに終了しています。残るレッスンはたった1回で、それがピアニストさんと一緒に受けるレッスンとなっています。
たった1回のレッスンで、何もかもやるのは無理なので、せめて曲のテンポとかブレスの位置の確認ぐらいは、レッスンの前に済ませておきましょう…って事で、ピアノ合わせってヤツをやってきました。
会場は近所の公民館の音楽室。こういうところは個人では借りれないので、この時のために、私が作った声楽サークルの名義で部屋を借りました。ちなみに、この声楽サークルは、活動日は不定期で、メンバーは私と妻と我々の声楽仲間数名が登録されています。なので、今回のピアノ合わせも、その声楽サークルの活動って事になっております。(私も妻もピアニストさんも、当然、サークルのメンバーです)。
先に部屋に入ったのは、我々夫婦だったので、まずは一生懸命に体操をして、血行をよくしました。発声練習を…すれば良かったのだろうけれど、なんとなく気が引けて、発声練習はパスしてしまいました。でも、その分、カラダは動かしました。
やがてピアニストさんも到着して、ピアノ合わせをしました。まずは、ベッリーニ作曲「Malinconia, Ninfa gentile/マリンコニーア」です。
まずはざっと通して確認し、それから後半部を中心に合わせを確認しました。高音Aの箇所は…全然ダメでした。さすがにピアニストさんからも「音程が合っていない」という指摘を受けました。で、この高音Aは、この曲に限らず、今回の曲々ではすべてに登場するのだけれど、ピアノ合わせをして、時間が経つにつれ、どんどん出始め、最後の方は、実に鼻歌レベルでピヤーと出るようになりました。
つまり、声が温まれば、高音Aぐらいは簡単に出るんですが、逆に言えば、声が温まらないと、何をどうやっても全然出ないってわけです。そういう意味では、何となくやらなかった発声練習だけれど、これ、しっかりやって、歌う前に声をしっかり温めておかないとダメって事ですね。肝に銘じておきましょう。
ビゼー作曲の「Agnus Dei/神の仔羊」は、合わせるという観点で言うと、なかなか手強い曲です。そもそものそんなにテンポが速い曲ではありません。後半部は、若干、テンポが揺れます。多くはありませんが、揺れます。元々のテンポがあまり速くないので、その揺れの部分が合わないと、ちょっとばかりかっこ悪いです。なので、そこをきちんと合わせるために、二人のタイミングをあれこれ計るわけです。
一番のポイントが、ブレスの位置と、ブレスにかける時間…ってヤツですね。これが合っていれば、後はどうにでもなるって感じです。でも、それが案外難しいわけです。
これらの二曲は、新曲なので、たっぷり時間を使ってピアノ合わせをしました。
残る曲は二重唱なのですが、これは門下の発表会でも歌ったヴェルディ作曲「椿姫」の「Un di felice, eterea/思い出の日から」ですから、ピアノ合わせといった点では、すでに問題はありません。問題があるとすると、私がカデンツァの部分をうまく歌えないって事だけです(汗)。ちなみに、妻は発表会でも歌ったロミジュリを歌うので、これもピアノ合わせといった点では、特に問題ありません。
まあ、なんだかんだと、丁寧にゆっくりピアノ合わせをしました。後は、ここで合わせたモノを先生のレッスンに持っていって、さらにブラッシュアップをしてもらうわけです。
さあ、頑張るぞ。
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