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本番後のレッスンで歌う曲を決めました

 声楽のレッスンに行ってきました。まず最初に、秋の2回の本番が終わった後のレッスンで取り上げる歌を決めました。

 歌曲は、やり残してたベッリーニの歌曲「Per pieta, bell’idol mio/私の偶像よ」で決まり、オペラアリアの方は…厳密にはオペラアリアではないのですが…ビゼー作曲の「Agnus Dei/神の子羊」に決めました。知らない人のために音源を貼っておきます。

 ベッリーニの『6つのアリエッタ』を全曲制覇中の私ですが、これらの曲を原調ではなく、日本で入手容易な“中声版”で歌っていますので、今回も中声版で歌います。なぜ中声版で歌うのかと言えば(身も蓋もなく言っちゃえば)原調で歌うのが難しいからです。ま、いずれは原調で歌うことにトライするつもりですが、今は歌いやすい音域に下げた楽譜を用いて、曲そのものを歌う勉強をしている…ってわけです。実際、今年の私は、歌曲は音域的に無理のない曲を歌い、アリアの方はちょっとだけ無理めの曲を歌うという方針でやっているからです。

 こちらの音源で歌っているのは、先日亡くなったモンセラ・カヴァリエの歌唱です。いつもはテノールの歌唱でご紹介する私ですが、今回はカヴァリエさんを偲んでアップしておきます。

 こちらはオペラアリアの代わりに歌うので、私にはちょっと無理めの曲です。その無理めを乗り越えて歌うのが勉強になるわけですね。ちなみに、言語はイタリア語ではなくラテン語です。ビゼーの曲ですが、元々はミサ曲でも歌曲でもなく『アルルの女』で使われた間奏曲(つまりインストです)で、それにギローが歌詞をつけてアレンジをして…このカタチに曲を仕上げたというモノです。テノールの基本レパートリーの一つです。

 しかし、パヴァロッティの歌唱は、いつ聞いても、素晴らしいです(涙)。

 さて、曲も決まったので、レッスンに入りました。

 まずはハミング練習から。腹圧を高めるのは良いのだけれど、上が開いていない(軟口蓋とかあのあたりの話です)と、声が潰れてしまうので、腹圧を高めて息を上に上げたら、それが抜けるように、上を開けていきましょうと言われました。

 で、発声練習です。今回は、軟口蓋を上に上げて発声するという練習を徹底的に行いました。いやあ、軟口蓋を自覚的に上にあげていくというのは感覚的に難しいですね。いわゆる“あくびのクチ”をすればいいのだけれど、これを意識的に行うのは難しいのです。

 それと声が前に出過ぎなので、もっと声を後ろにしまって歌いましょうって話で、言葉は前に、声は後ろに…って言われた事を思い出しました。

 このタイミングでピアニストさんがやってきたので、曲の練習に入りました。

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