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あれよあれよという間に、3月になりました[2015年2月の落ち穂拾い]

 いやあ、2月は短い。短い上に、仕事は繁忙期とくれば、まさに“光陰矢のごとし”って感じです。それにしても、花粉も飛び始めましたね。ああ『春はあけぼの』ではなく『春は憂鬱』な私です。

銀の黒サビ

 フルートが黒っぽく変色…いわゆる“銀のサビ”ですね。サビとは言いつつも、酸化銀ではなく、硫化銀なんだそうです。我々の息の中に含まれている硫化水素にフルートの銀が反応して黒く変色するんだそうです。で、息の中にどれだけ硫化水素が含まれているかは、それこそ人それぞれなので“体質”って言われちゃうんですね。

 最初は白っぽく銀が濁り、やがて黄ばんできて、最終的に漆黒になります。硫化銀は硬いんだそうです。ですから、我々は「フルートがサビた!」と悲しみますが、フルート的には、柔らかい銀を硬い硫化銀でコーティングした…という感じになります。つまり、硫化銀メッキをした…とも言えますね。

 音質的には、ただの銀フルートよりも、硫化銀でコーティングされた銀フルートの方が音も良いし、遠鳴りもすると言われてます。ただ、硫化銀でコーティングされると…みかけが美しくなくなるんですよね。

 私も、以前はフルート、真っ黒でしたよ。でも、オーバーホールに出して磨いてもらったら、ピカピカになって帰ってきました。

 ちなみに、フルートの黒ズミがイヤだからと言って、ゴシゴシと力を込めてフルートを拭いちゃダメですよ。どうしても気になるなら、アルコールを噴霧して拭き上げるのが良いです。

富国強兵とは

 教育って、本来『富国強兵』のために行うものです。だから国家が主体となって国民の教育に励むわけです。

 でも、ゆとり教育ってのは、全くの左翼思想(ってか教育から競争を排除しようとしたのだから、共産主義的思想かな!)から生まれた教育だったから『富国強兵』とは真逆の方向にカジを切ってしまい、多くの日本人の生活レベルを下げる事に力を入れてしまったわけです。

 ちなみに現代日本における“兵”というのは、軍事的な“兵”の事だけではなく、経済的な“兵”や社会で活躍する“兵”を言います。つまり“兵=庶民”ってわけです。『富国強兵』ってのを現代の言葉で言い換えるなら“国力をアップし、国民の生活を向上させる”って事なんだよな。

 そう考えると、ゆとり教育ってのも、反日活動の一つだった…のかな。

今月のお気に入り 気化式加湿器 エルク‐グリーン ULT-EL-GR

 冬って乾燥しますよね。乾燥って、ノドやお肌を始め、人間にとってあまり良い状態ではありません。なので、最近では、あっちこっちで加湿器を導入する人も増えたわけです。我が家でも、寝室に加湿器ありますよ。今のやつで三代目かな? 今使っているやつは、強制的に加湿するタイプのもので、スイッチを入れると霧を噴霧し、オフにすると止まるって奴。あまり賢いタイプではないけれど、まあ、安いし、用が足りているので、これで良しとしています。

 ちなみに居間は加湿器不要なんです。なぜなら、居間には金魚水槽があって、そこから水分が適度に蒸発して加湿してくれているからです。

 というわけで、最近、書斎が乾くなあ…と思うようになりました。書斎は、本が山のようにあるので、強制的に噴霧するタイプは適しません。書斎の湿度を監視しつつ、適切な湿度を保つようなタイプの加湿器でないと困ります。でないと、本がカビるからね。でも、そういう頭の良いタイプの加湿器って高いんだよね。高いのはイヤだけれど、仕方ないかな…と思っていた時に、こいつと出会いました。

 これ、安価だし、電気使わないし、部屋の乾燥具合に合わせて加湿をしてくれるので、なかなか良いです。まあ、欠点を言えば、そんなに加湿性能が高いわけじゃなってことかな? 部屋にぬれタオルを干しているのと変わらない感じかな? でも、書斎なら、その程度で十分。むしろ、加湿性能が控えめな方がうれしいくらいです。

今月の金魚

 2015年2月1日(日) 少し大きめの病院水槽購入 -> ホノカに続き、サクラも入院
 2015年2月17日(火) サクラ、星になる。
 2015年2月21日(土) ハンナ、我が家にやってくる。

今月のひとこと

 改めて観察してみると、町中で歩きタバコをしている人って、多いなあ。確かに喫煙場所が限られるようになり、公共の場所を始め、様々な場所で、自由にタバコが吸えなくなって、喫煙者の方々が不自由を感じているのは分かる…けど、やっぱり町中で歩きタバコは、良くないと思うよ。一応、道路も公共の場所なんだし、むき出しの火を手に持って移動するというのは、やっぱり危険だよ。よく『酒タバコ』とひとくくりにされるけれど、歩き飲酒とかありえないよね。タバコも、歩きタバコは、本当に控えてほしいなあと願ってます。喘息持ちは、タバコの煙でも発作が誘発されるんだよぉ(涙目)。(2015年1月30日~2月9日)

 背中が痛いです。お医者さんに言わせると「寒さに負けた」んだそうです。そう言えば、今朝は氷柱を見たし、雪も降ったっけ。やっぱり寒いんだろうなあ。(2015年2月9~12日)

 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015の有料公演が発表になりましたね。さっそく、今年はどの公演を見に行くか、決めないとね。ふふふ、私はアレとアレを見に行きたいなあって思ってますが…チケットが入手できるかな? かな、かな、かな?(2015年2月12~18日)

 別に自分が失敗したわけでもなんでもないけれど、立場上、他人から叱責を受けたり、罵詈雑言を浴びせられたりする事があります。確かに管理責任って奴があるわけだから、厳密に言えば、私は無罪とは言えないわけで、だから甘んじて受け入れるわけだけれど、やっぱり、心はササクレだつね。特に相手が、自分のストレス解消とかの、何かの悪感情の発散で怒り狂っている場合は、ほんと、心がめげます。だからと言って、言い返せるわけでもないしなあ。相手はすっきりするんだろうけれど、私はその分のストレスを抱え込まなきゃいけないわけで…ああ、つらいなあ。(2015年2月18~22日)

 先日、久しぶりに食べ放題の店に行った(笑)。時間制限一杯、アレコレアレコレ食べたら、食べ過ぎて苦しくなった。満腹感は翌日までひきずったよ。いやあ、これってもしかして“食べ溜め”って奴? 人間って、満腹になるまで食べたら、2~3日食べなくても平気なように出来ているのかしら?(2015年2月22~28日)

 今月は以上です。よろしくお願いします。

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コメント

  1. だりあ より:

    おはようございます。
    いつの時代でも、どこの国でも、幼い、小さい、若い、子供たちの脳になにをどう刻み込むか、という教育の方向性とか教育の品質?で、三十年後半世紀後のその国の将来が決定づけられてしまうのでしょうね・・・。

    私は戦後の詰め込み教育で育った年代で教科書は分厚くて文字も小さかったですよ。今のとは全然違うんです。今の教科書を見てびっくりしました。薄くてけっこう大きな字で色が派手・・・。アニメ世代のの人が作った教科書かなあ、と思いました。ずいぶんと骨細の教科書だなあ、なーんて、今日はちょっと悪口を書いちゃいましたが、これからアイパッドとかスクリーンとか教室に導入されると、黒板とチョークとかは消えちゃうのてしょうか。(??ますます骨細になりそうですね。

  2. こうじ より:

    富国強兵。強兵とは大の大人が仕事をほったらかして戦争するわけですから富国→貧国は避けられませんね。日露戦争のための借金を完済したのは1986年だそうです。
    現代の富国強兵策といえばやはり英語の国語化でしょうか。

  3. すとん より:

    だりあさん

     今の教科書は確かに薄いですよ。本の厚さも内容も薄い薄い。だから、今の30代以下の世代の方々の学力は、どうしても低くなりがちです。どんなに教科書が薄くなっても、元々の地頭が良い人達には関係のない事ですが、問題は、教えられて賢くなる中間層の子たちです。きちんと教えれば学べたはずの子たちが、ロクに教えられないまま大人になってしまって、今現在、困っているわけです。で、こういう人たちが、国民の大半を占めるわけだから、日本人全体の知的レベルが下がってしまうわけです。

     これは技術立国であり、ものづくり国家である日本にとっては、致命的な事実なわけです。軍縮を強いるよりも教育をレベルを落とさせる方が、確実に敵国の国力をそぐことができるわけです。

     なんかなあ…。

     次の指導要領の改訂は、当初は2016年(来年だね)から開始予定だったのですが、どうも予定が延びて、現在のところ、小学校では2020年度、中学校では2021年度、高校で22年度実施予定なんだそうです。振り子の振り戻しもあって、だいぶ“ゆとり”から離れるようですが、問題は、それを教える教師たちが“ゆとり”世代なんだよね。ちゃんと教えられるのか?と私は心配でなりません。

  4. すとん より:

    こうじさん、いらっしゃいませ。

     私は戦争を肯定しませんが、戦争はテロとは違って、単なる暴力ではなく、外交活動と経済活動の側面もあります。

     一般的に戦争は、ハイリスク・ハイリターンな経済活動とも言えます。つまり、勝てば丸儲け、負ければ文無しなんですよ。だから、アメリカは10年おきに勝てる戦争をするわけです(で、たまに負けて社会問題となるわけです)。

     日露戦争は、戦争に勝ったものの、外交で負けて賠償金を取れなくなったため、一時的に国力が低下したのは事実です。そういった点では『戦争に勝って経済的には負けた』と言えるでしょう。しかし、政治的には大きな意味を持った勝利であったと言えます。有色人種であっても白人たちと対等に戦える事を示し、後の植民地解放運動につながっていったわけだし、有色人種であっても世界的に列強国として認められるようになり、今の日本の国際的な地位を作ったわけです。

     もしも…ですが、もしも日露戦争が無かったならば、未だに世界は、白人たちの列強国と、その植民地で成り立っている世界だったかもしれません。もちろん、我々日本も、ヨーロッパ諸国に分割統治されて、単なる植民地になっていたかもしれません。

     日露戦争は、世界史的には、とても大きな出来事であり、一つの歴史的転換点であったと言えます。

    >日露戦争のための借金を完済したのは1986年だそうです。

     借金には返済計画ってものがありますから、手元に金があっても、そうそう簡単に完済はできません。もっとも、日露戦争の借金があったと言っても、日本はその間に、高度成長期もあったし、バブル景気も始まった頃だし、日露戦争の借金があっても、国民はずっと豊かに暮らしていたんじゃないですか?

    >現代の富国強兵策といえばやはり英語の国語化でしょうか。

     英語の国語化なんて、無いですよ。ニュースにもなっていなければ、噂のレベルでも存在しません。日本の国語は、将来に渡っても、日本語のままです。

     ただ、英語を学校で学ぶ時期が今の中1よりも早くなるだけです。

     2020年より、小学校3年から英語が“外国語活動”として導入され、小学5年より正式な教科になるようです。そして中学の英語は、All-English で行われる予定なんですが…私は、そんな急速な変化に教育現場は追いついていけないだろうと思ってますので、この改訂案はポシャるのではないかと思ってます。

     だって、今の小学校のセンセたちに英語を教えられるだけの学力を持っている人って、極めて少ないと思うよ。また、中学校の英語のセンセたちだって、All-English の授業ができる人って、これまた少数だと思うしね。だから、指導要領の改訂も急務だろうけれど、その前に、それに対応できる教員の養成の方がもっとも急務だと思ってます。

     もちろん、2020年以降も、英語の授業以外では、日本語で授業がなされる事は、当然の事です。ただ、世界の公用語としての英語の地位は21世紀になった今でも揺るがないでしょうから、英語を自由に使える人材の養成は、国家的急務なだけなんです。

  5. operazanokaijinnokaijin より:

    1940年生まれのある方、東大を卒業し、他大学教授を経て、
    1990年代、50歳台で、東大に教授として帰ってきて、曰く、
    「自分が東大生だった頃の、東大生の平均的英語力に比べて、
     今(1990年代)の東大生の平均的英語力は低いと思う。」

    ゆとり教育以前に、日本が豊かになるにつれ、
    東大生ですら、学力・英語力が落ちてきた、というのは、
    まあ、そうなんだろうなあ、という気がします。
    月並みな言い方ですが、ハングリー精神がなくなってきたのかしら?

    ただでさえ、そういう状況なのに、
    ましてや、ゆとり教育と称して、
    「子供たち、勉強時間減らしていいよ。」とは!
    全く間違った教育政策だったと思います。

    おしまい

  6. すとん より:

    operazanokaijinnokaijinさん

     ハングリー精神の欠如は確かにあると思います。私の世代ですら、親の世代と比べれば、豊かで恵まれた生活をしていたので、上昇志向はかなり薄れていたと思います。だって、現状維持で大満足ですし、少々ヘマっても、それでも幸せな人生を送れることは目に見えていたわけです。

     息子君を見ていると、私などよりも、もっともっと精神がたるんでいて、甘えていると思います。ハングリー精神の欠片もありません。ほんと、ボンボン丸出しなんですよ。

     でも、これもまた仕方ないのかなって思います。だって、豊かなんだもん。四苦八苦しなくても、普通に幸せに暮らせるんだもの。

     でも、問題は、この豊かで幸せな生活が、いつまで続くのかって事です。もしかすると、未来は、世知辛くて厳しい世の中になってしまうかもしれません。そんな時に、実力のないボンボンは身を滅ぼすだけなのは自明の理なのですが、それを口酸っぱく言っても、今の若者達には通じないのも事実です。

     繁栄を極めた国がやがて国力衰退するのは、歴史の常識ですが、その原因の一つが、豊かな生活なんだろうなあって思うし、日本の国力は、どうやら衰退の方向に向かっているようです。まあ、余程のことがない限り、私は豊かな日本のまま、一生を終えられるでしょうが、子孫たちはそうもいかないでしょうから、そこが心配だったりします。

     「ゆとり教育」は、間違った政策であり、これが原因で日本は衰退したと、将来の歴史の教科書に載りそうな気がします。

  7. だりあ より:

    >問題は、それを教える教師たちが“ゆとり”世代なんだよね。ちゃんと教えられるのか?

    ほんとだ、そういうことになりますね。一世代が約三十年とされてるので、ゆとり時代の算数で円周率は3、と習った先生が、もとにもどってキッチリと円周率は3.14と教えることになったり、国語算数理科社会すべてでゆとりで省かれて習わなかったことがまた教科書に復活したりするのでしょうか。ゆとり教育ってほんとうに取り返しがつかない罪な政策でしたね・・・。

  8. すとん より:

    だりあさん

     ゆとり教育で省かれてしまった事項って、一部は上の学年で習ってはいるものもあるけれど、省かれたまま、全く教えてもらっていない事もたくさんあります。

     例えば、小学校の理科で言うと“日蝕月蝕の仕組み”なんてそう。昔は、立体模型などを利用して時間をかけて習っていた単元ですが、ゆとり教育ではカットされていました。この手のカットされたままなんてのが、ゴロゴロしているんですよね。そういう部分を改めて自分で学び直して、児童生徒に教えるなんて、ちょっと大変かもね。中には、自分勝手に解釈して、適当に教えるセンセが現れないとは限らないし…ああ、心配だ。

     そんな、ゆとりセンセのために、ロートル先生たちによる研修会があっちこっちで開かれるんだろうけれど、それでも心配は心配です。

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