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伝統的なカットでいきましょう!

 声楽のレッスンに行ってきました。

 前回のレッスンを休んでしまったので、私にとっての今年初めての声楽のレッスンだったのです。先生に会ったら「あけましておめでとうございます」と挨拶するつもりだったのに、すっかり忘れてしまいました(笑)。

 まずはレッスン日の確認をしました…と言っても“次回のレッスン日の確認ができない”事を確認したのですけれどね。

 と言うのも、2月の先生のスケジュールがあまりに忙しい(今月は『オテロ』で全国巡業するんだそうです)ので、今のところ確実に「いつなら時間が取れる」というのが、はっきりしないのだそうです。ですから、レッスン可能になったら(その2~3日前に)連絡をくれるので、それで勘弁して欲しい…という事なんですね。まあ、本業が忙しいのなら、仕方ないですね。お互い様です。その代わり、3月のレッスン日を先に確認した次第です。

 それと、発表会のピアノ合わせの日を確認し、その他にもあれこれと日にちを確認しました。うむ、まだまだ先と思っていた発表会だけれど、実はすでに結構忙しいぞ。

 で、その発表会の曲も決めました。私のソロ曲は、以前から申し上げているとおり、モーツァルト作曲の「コジ・ファン・トゥッテ」より「Un’aura amorosa/恋のそよ風」です。この曲は4分前後ってところでしょうね。妻もモーツァルトのアリアを歌うことにしました。レチタティーヴォの部分をカットしても、やはり4分前後ってところです。ですから、二人合わせて8分ぐらいですね。持ち時間は16分前後ですから、残りは半分の8分前後ってところでしょうか?

 で、懸案の二重唱ですが、やはり先生の薦めてくださる、ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」より二重唱「Caro Elisir! Sei Mio!/素晴らしい妙薬」にする事にしました。

 問題は、この曲のどこをカットするか…です。だって、そのまま楽譜どおりに演奏すると10分近くかかってしまいますからね。

 この曲は、大雑把に三つのパートから成り立っています。最初はレチタティーヴォでメモリーノが酔っぱらいながら、あれこれグダグダと愚痴っています。その後、二重唱になります。最初の二重唱は割と有名な二重唱です。最後にはカデンツァも加わり、この部分で音楽的には一度曲が終結します。で、終わった曲を再び歌い始めて、最後の二重唱になります。つまり、この曲、実質的にはレチタティーヴォ1曲と二重唱2曲の複数の曲で成り立っているわけです。

 ですから私は、有名な最初の二重唱だけ歌って、レチタティーヴォや後半の二重唱は思い切ってカットするのもアリかなって思っていました。ですから、その旨を先生に伝えましたら「それじゃあ、つまらないでしょ? それにレチタティーヴォの部分は、このオペラのタイトルにもなっている大切な部分だから、ちゃんと歌いましょう。終わりの方も、演技をするなら必要だしね…」って事になりました。

 とは言え、楽譜通りに全部を演奏するのは大変だし、時間的にもオーバーしてしまいますから、伝統的なカットをしましょうと言う事になりました。

 それによると、最初のレチタティーヴォと有名な二重唱はそのままで、最後の二重唱は繰り返し部分をバッサリカット(そうすると半分程度の長さになります)するんだそうです。これでまあ、8分程度の長さかな? なるべく小気味良いテンポで歌えば、もう少し時間的に短くなるかも。どっちにしても、なんとかギリギリ持ち時間に収めましたって感じになります。

 ちなみに、最初の二重唱の末尾のカデンツァは、ドニゼッティのオリジナルではなく、これも伝統的に使われているリッチのカデンツァに替えます(この二重唱におけるリッチのカデンツァは二つありますが、普通に使われている方のカデンツァを採用する事にしました)。

 こんな感じです。こんな感じで、今年の発表会の曲目が決定しました。つまり二重唱に関しては、普通にオペラ劇場でプロの歌手さんたちが歌っているように歌いましょうって事です。

 うへー、そうなりゃ、あとは頑張るのみです。ああ、それにしても、私にとっては、ソロ曲は馬鹿みたいに難しいし、二重唱は手に負えないくらいに長いぞぉ…。

 曲が決まったので、さっそく発表会の準備です。本格的なレッスンは次回からになりますが、今回は自宅で練習するためのヒントをくださいました。

 まずはレチタティーヴォの歌い方。とにかく、リズムが大切なので、しっかりリズム読みをしてくる事が大切。一見、同じように見えるフレーズも微妙に異なっている事があるので注意が必要です。とにかく、レチタティーヴォはリズムが難しいので、そこが大切であり、そこが肝心なのです。

 リズム読みができるようになったら、次はイタリア語の発声。とにかく、レチタティーヴォはセリフなので、しっかりとイタリア語がしゃべれないといけないので、イタリア語の練習が必要です。

 それらがきちんとできた上で、指揮者になった気分で、ピアニストにきっかけを与えられるように、しっかりピアニストをリードしながら歌う練習をしてきなさいってわけです。

 レチタティーヴォの部分と言うのは、テンポにせよ、間にせよ、あれこれ歌手に任されているわけです。で、ピアニストは、歌手の歌を聞いて、それに合わせて演奏するわけですから、歌手は独り善がりではなく、ピアニストが合わせられるような歌い方をしないといけないのです。つまり、きっかけをピアニストに出しながら歌うです。

 とにもかくにも、二重唱、頑張ってきなさいって事です。この二重唱は、とにかく、ネモリーノ(テノール)の歌う部分が多いし、全体的にネモリーノが曲を引っ張っているので、テノールがしっかりしていないと、曲全体がグダグダになってしまいますって事です。つまり、今回はテノールが圧倒的に大変だよって話です。

 この曲に限らず、テノールとソプラノの二重唱と言うのは、主役同士の二重唱なので、基本的に長いし難しいのです。おまけに、テノールとソプラノは同じメロディーを歌うことが多いのだけれど、それって実はテノールにとっては、かなり難しい事(テノールはソプラノほど、声の運動性が高いわけではないし、高音が得意ってわけじゃないからね)をしないといけないので、自ずと二重唱では、上手なテノールによる歌唱が前提になるわけです。

 上手なテノールの歌唱が前提となっている曲を、私のような趣味のオヤジテノールが歌うわけだから、そりゃあ大変になって当たり前です。

 ああ、発表会まであと三ヶ月とちょっと。その間に仕事の繁忙期も入ってくるし…こりゃあ、今からかなり頑張らないと、間に合わないぞ!

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