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人はやましい事があると、黙るものなんです

 フルートのレッスンに行ってきました(ピース!)。今日も姉様はお休みだったようで、先生は、本を読み終え、ご自分の練習も終え、やることなくてロビーで、一人でお茶してました。いやあ、なんか時間通りにレッスンに行ったにも関わらず、なんか申し訳ない気分マックスになっちゃいました。

 で、さっそくロングトーン練習ですが「音程はバッチリなんだけれど、クチの中が狭いんだよなあ…」とダメ出しをされました。

 「クチビルから力を抜いて、アゴは自然に落として、クチの中はあくびをかみ殺したような感じで開いて、腹圧だけで息を出してフルートを吹きなさい」と言われました。ああ、声楽で毎回やっているアレをやればいいわけですね。

 ってわけで、声楽で毎回やっている“マジな腹式呼吸”でフルートを吹いていました。結構、疲れます。今まで、フルートを吹く時は、そのあたり、結構いいかげんにしていたもんなあ…。

 「今までは、大きな音と正しい音程で吹くことを目指してきたけれど、これからは響きでフルートが吹けるようになりましょう」と、新しい目標を掲げられちゃいました。響きですか…フルートと声楽、違うようで同じことを言われているような気がする私でした。

 で、アルテですが、15課の10章のCes-durの5番のクロマチックは不合格。指は出来るようになったんだけれど、スラーの部分を一息で吹けなくて、何度かブレスをしてしまったのが敗因です。「次回はワン・ブレスで吹けるようにしておいてくださいね」と言われました。うむ、肺炎モドキが治りきっていないからと言って、やっぱ手を抜いちゃダメか(当たり前)。

 as-mollの6番と7番は合格。8番の「スケールとアルペジオ」は練習時間が足りなくて、ヘロヘロになって不合格です。つまり、クロマチックと8番の「スケールとアルペジオ」が終われば、いよいよアルテ1巻が終了となります。うむ、終わりが見えてきたね。

 「これが終わったら、次はアルテの2巻ですか?」

 「いやいや、2巻はまだ早いよ。それまでに2冊ばかり、エチュードを暗記してもらうからね」

 …暗記?っすか? 練習じゃなくて、暗記っすか? なんか、怖いっすよぉ~。

 ガリボルディのプチ・エチュードは4番です。いやあ、結構難しいですね。まず、テヌートとスタッカートの吹きわけを注意されました。それとsfはきちんと強調する事も言われました。

 でも、それより何より「拍を感じていないねえ…」と言われました。いやあ、だって、こんなに真っ黒な音符を追い掛けるだけで精一杯っす。十六分音符を連続で吹いていると、四分音符をついつい短めに吹いてしまいます。あと、どう見ても八分音符にしか見えないフランス式の四分休符をしっかり一拍休むのも勇気がいります。八分音符? 長く吹いていいのか短めに吹いた方がいいのか、迷っちゃいますよ。

 …ってそんな事を言っている段階で、拍を感じていないって事が証明されちゃいます。ここで吹奏楽だったらメトロノームを使って練習するんだろうけれど、ガリボルディはクラシックなので、それは御法度です。きちんと自分で音楽の流れを感じて、その流れの中で一拍を感じて、流れの中でブレスをしていかないといけないのです。決して、機械的な時間の流れの中で音楽をやっているわけじゃないですからね。

 私はまだきちんと回復したわけではなく、さほど息が長持ちしません。ですから、楽譜に書かれているよりも多くの回数、ブレスをしてしまいます。それでも、音楽を壊さないように気を使ってブレスをしているつもりですが、先生曰く「ブレスがデタラメ」なんだそうです。まあ、そうかもしれません。とにかく、ブレスは決められた箇所以外では、絶対に取らないように言われました…健康になれば、そんな言いつけは簡単なんだけれどなあ…。

 「もっと舌でつきなさい」と注意を受けました。フレーズの頭は、息を流したまま、舌をついて吹き始めるのですが、私はそこで、息を切ってフレーズの頭を吹いてしまいます。これは和笛のテクニックであって洋笛のテクニックじゃないのは、重々承知しているけれど、ついついやってしまいます。これもDNAのなせるワザかしら? とにかく、ブレスをする時以外は、息は流しっぱなしで吹くのがフルートの常識らしいです。

 これって声楽で言うところの「レガートに歌いなさい」というのと同じじゃないかしら?

 ま、そんなこんなで、ガリボルディの4番は、もっともっと頑張ってきますよ、私。

 さて、今回の雑談は、先生と一緒に某大手スーパーの悪口を言い合いました。いやあ、他人(ってか他社)の悪口って楽しいなあ~。

 なんでも先生、その某大手スーパーのプライベート・ブランドの“信州そば”を購入したんだそうです。で、ウチに帰ってパッケージを見たら、信州そばなのに、生産国が中国だったそうで「中国で作った信州そば? そんなモノ、私は認めません!」との事です。うむ、気持ちは分かります。そのスーパーも、長野県で生産加工されているわけじゃないなら、普通に“そば”って書けばいいんです。それをわざわざ“信州そば”なんて書くから、いらぬ怒りを招くんですよ。ましてや、中国で生産加工されているんですよ。

 中国の食品生産のひどさは、散々報道されましたからね。

 で、先生、それ以来、そのスーパーのプライベート・ブランドの生産国に気をつけるようになったのだそうです。でも、どれを見ても、中国、中国、中国で「中国以外のモノは売ってないのかい!」「中国のモノなんか、怖くて食べられるかい!」とか思って、中国生産品を避けていたら、ある日突然、そのプライベート・ブランドの商品から生産者(生産国)の記載が無くなったのだそうです。「これってつまり“中国製って書いてあると売れないから隠します”って事だろ?」と言うわけで、もうそれ以来、そのスーパーのプライベート・ブランド品を買うのを辞めたんだそうです。

 それまでは、そのスーパーのプライベート・ブランド品であっても、生産者の欄を見て、中国以外なら購入していたのに、分からなくなったから、全部買わない事にしたんだそうです。

 「ニンニクなんて、国産と中国産じゃあ、全然違うでしょ? ほんと、中国産は怖くて食べられないけれど、どこで作ったのか分からないものは、もっと怖いよねえ」との事です。

 私も、先生のその気持ちには、100%同意します。もっとも、私は中国ばかりでなく、韓国のものだって怖いし、北朝鮮産のモノだって怖い。国産と書いてあっても、元々は中国や韓国で生産されたものを、一時的に国内の倉庫で預かる事で、国産表示にしているモノがある事も知っていますので、国産品にだって完全な信頼を置いているわけではありません。

 かと言って、不安がってばかりいたら食べるものが無くなってしまいますから、そこは色々と覚悟を決めて買い物をしているつもりです。もちろん、生産者が書かれていないプライベート・ブランドは、怖いので、買うときは、清水の舞台から飛び下りる気分ですよ。

 でも、国産のものしか食べないってわけにはいかないのも事実です。適度に輸入品や海外で生産された加工品も食べないとお財布が持ちません。まあ、私や妻はもう老人ですから、何を食べても、影響が出る前に寿命が尽きてしまうでしょうから、あまり気にしても仕方ないですが、さすがに息子の食事については、考えざるを得ません。彼の人生は、まだまだ長いですからね。わけの分からないものを食べさせて、不健康にしたり、病気にせさるわけにはいきませんからね。

 それにしても、生産者を明記できないプライベート・ブランドって、絶対に“人には言えない何か”を隠しているんだよなあ…。

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コメント

  1. tetsu より:

    > 人はやましい事があると、黙るものなんです

    3.11の地震のあと、首都圏近郊在住のため、たいしたことはありませんでしたが、週明けの3.14から電力調整とかの話題が急に放送されようになって、ド素人でも決定的に情報統制入った、と感じました。
    大本営発表と同じです。

  2. すとん より:

    tetsuさん

     私は、あの地震の時だけでなく、民主党政権だった3年3ヶ月の間、色々と誤魔化しと嘘情報にあふれていたと思います。原発事故だって、あれは自然災害ではなくて、当時の総理大臣の判断ミスによる人災だと思っているくらいです。電力会社の計画停電だって、色々と裏か考えてしまいました。

     今の時代、大本営は日本のいたるところにあるみたいです。

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