スポンサーリンク

自宅練習でも、気合を入れて集中して行おう!

 フルートのレッスンを受けてきました。

 ええと、吹奏楽部の子たちの面倒を見ていたら、すっかりレッスンに行くのが遅くなってしまいました。お教室についたところで、すでに姉様はご帰宅済み。先生がご自分の練習をしていました。なんか、すごく細かい譜を脱兎のような速度で吹き飛ばしていました。だいぶ指も回復されたようです。

 あ、ウチの教室は、レッスン時間が非固定制で、先生がお教室にいる間にやってきたら、やってきた順番でレッスンをしていただけるといった制度になってますので、先生がご帰宅されるまでにお教室に行ければOKという、働く社会人にとって優しいレッスン体制となっております。

 で、私がいつも最後の生徒なので、すっかり先生を待たせてしまったのですが、例によってロングトーンの練習から始めました。私のフルートの音程が、段々良くなってきたと思いますが、低音の方は、ちょっとまだ残念な感じです。低い方の音程をバッチリ決めるのは難しいですね。「低すぎます」って言われちゃいました。もっと、しっかり息を吹き込まないとダメです。

 さて、アルテの15課3章のA-durの1番「音階準備練習」は合格。いやあ、実はここ、自宅練習では一度も通った事なかったのですよ。だから、レッスンでも今回はダメだろうと、半ばあきらめていたのですが、どうせダメでも真剣に集中してやろうと思ってやってみたら、ノーミスで通過しました。ううむ、つまり、自宅で練習している時は、気持ちが弛んで、集中力に欠けるので、ミス連発とか? いやあ、メンタル、弱すぎ。

 とにかく、次回までの宿題は、2番「アルペジオ基本練習」、3番、4番「A-durのスケールとアルペジオ」、5番「A-durのクロマティック」です。頑張って練習しようっと。

 ミニオン・エチュードの11番は…初回ですからね、当然、不合格でした。でも先生から「レッスン初回にしては、よく吹けてますよ。譜面を精密に読めるようになりましたね」と誉められました。精密に読めるようになった…と言うよりも、今までガサツに演奏していただけ…だと思います(汗)。

 「前の先生はよっぽど優しい先生だったんですね」
 「お優しい上に、気が長く、辛抱強い先生でした」
 「私は、ダメなものはダメだから、ダメならいつまでもやらせるからね」
 「望む所です!」

 とにかく、リズムの音価を正確に。スラーやタイをなめらかに。音楽記号の一つ一つを丁寧に。特にテンポが変わるところはしっかりとテンポを変えること。

 先生と合わせて吹いてみると、自分のテンポ設定がいい加減であったり、音楽記号の表現が今一つな事がよく分かります。でも、言葉でアレコレ言われるよりも、一緒に吹くと、何に気をつけないといけないのかが良く分かります。
 
 
 今週の雑談も…またまた吹奏楽のフルートについて。今回は、吹奏楽のフルートの音色には特徴があるって話です。

 この話を振ったのは、私の方です。吹奏楽のフルートって、いかにも吹奏楽のフルートって感じの音がしますね、なぜでしょう?と尋ねたのです。

 それに対して…吹奏楽ではフルートの吹き方がちょっと違うんだよねえ…という話になりました。かい摘んで言うと、吹奏楽って勝負事なので「勝負に勝ちたい -> 相手を負かそう」という気持ちがどうしても入り込みやすく、そんな気持ちが、音色に反映されてしまうって事らしいです。つまり「勝つための音楽」なので、勝つために独特な吹き方をする…って事らしいです。

 それと、息の速度でフルートを吹くのではなく、息の量でフルートを吹いている人が多いので、ここら辺も原因となって、いかにも“吹奏楽のフルート”という音色を感じさせるのではないかって話です。

 ううむ、確かにそうかも。特に、どんな気持ちで吹いているかって、音色に強い影響を与えるでしょうね。

 あと、これは私が感じた事なんだけれど、吹奏楽のフルートって、たいてい、使用楽器がヤマハなんですよね。つまり、ヤマハフルートの音が、吹奏楽のフルートってイメージなのかもしれません。実際、ヤマハの311を使っている吹奏楽のフルートちゃんって、たくさんいるものね。地域や学校によって違うけれど、やはりムラマツやミヤザワを個人ユースで使っている子は、やっぱり、ちょっぴりハイソな家庭の子なんじゃないかな?

 ま、善かれ悪しかれ「ヤマハの楽器」=「吹奏楽の楽器」って部分はありますわな。

↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへ
にほんブログ村

コメント

  1. funkyhassy より:

    待ってました、フルートネタ(笑)。
    吹奏楽の顧問になったんですね。すご。

    私は自宅でできるようになっても、先生の前だと緊張して失敗することが多いです。
    なんで?こんなの、なんでもなくいつもできるじゃん。といつも口惜しい思いをしています。

    反対に先生の前では緊張もしますが、集中しますのでいい訓練になっていると思います。

    過渡な緊張をせずに、音楽に集中することができたらいいのだと、この頃思うようになりました。

    そのために、
    ■自宅練習では目の前に先生や、モイーズがしかめっ面して私の音をじっくり聴いている姿を想像します。これは一人バーチャルスーパーレッスンですので、過渡な緊張はしません。
    ■なるべく暗譜します。次々こなすエチュードを暗譜するのはなかなか難しいですが、発表会の課題曲を暗譜してレッスンに臨んだら、楽譜の音符に囚われず音楽に集中できました。

    吹奏楽はバックに大音量の金管がたくさんいるので、息を吹き込みがちになるのでしょうね。
    勝負に勝ちたいと言うのは、コンクールに勝つことを目指すってことなのかな?
    それともフルートでは先輩(後輩)に負けてたまるかっていう意識なのでしょうか?
    もしかすると両方かな?
    体育会ノリの競争原理で上達を目指すってのも若いうちはありかも知れませんが、この頃は勘弁してって感じです(笑)。

    息の量ではなくて、スピードですね。こころがけるようにします。

  2. すとん より:

    funkyhassyさん

     まあ、吹奏楽部の顧問と言っても、記事に書いたとおり、ユルユルな顧問ですからね。熱血顧問の方々と比べたら…申し訳ないくらいです。とは言え、顧問をやっていますと、やはり帰宅時間が遅くなり、そのため、自分の音楽の練習時間がごっそり減った事と、若い子と爆音に囲まれ疲労困憊になる事が、悩みと言えば悩みですね。まあ、人助けの顧問ですから…。

     先生の前でのレッスンって、我々アマチュアにとっては、ある意味、毎週やってくる“プチ本番”みたいなものです。自宅で練習してきたものを、お客(と言っても先生だけど)の前で疲労するわけですからね。それも、とびきり辛口のお客の前で(笑)。私は緊張しませんが、緊張する人がいても不思議ないです。

     バーチャルスーパーレッスンは良いですね。自宅練習も緊張しながらできると良いです。バーチャルな観客を設定して練習するのは、本当にいいかもしれません。私もマネしてみようかな?

     体育会ノリの競争原理そのものは悪いものではないし、だいたい競争原理って資本主義社会の根本原理だしね。うまく活用していけるなら、それに越したことはないでしょうね。大会優勝を目指して、一丸となって頑張る…なんて部活っぽくっていいですよね。それにライバルの存在が上達を促す…という部分もあるし。

     ただ、おっしゃるとおり、年をとってくると、競争社会はつらいですね。

  3. operazanokaijinnokaijin より:

    やはり、ソロ、オーケストラ、吹奏楽、でフルートの求められる音、
    あるいは、奏者が求める音が異なるのでしょうね。
    音色はもちろん、音量というべきか? 
    あるいは、音の強さ、というべきか?
    そういう問題もありますよね。
    大昔、フルートではなく、クラリネットですが、
    リチャード・シュトルツマンのソロで、
    モーツァルトのクラリネット協奏曲。
    オーケストラの音よりも、クラリネットソロの音の方が、
    大きく、あるいは、強く、聞こえました。本当に。

  4. すとん より:

    operazanokaijinnokaijinさん

    >やはり、ソロ、オーケストラ、吹奏楽、でフルートの求められる音、あるいは、奏者が求める音が異なるのでしょうね。

     違うと思います。少なくとも、クラシックフルートとジャズフルートでは、全然違いますので、ジャズ系で勉強していた私は、ただ今、クラシックっぽい音で演奏できるようにするために、苦労しています。吹奏楽のフルートに関しては、奏者があのような音色を求めているわけではなく、早吹き優先、あるいは音量優先をするあまり、無自覚的に、あのような音になっている…ような気がします。

     まあ、学校吹奏楽は学生音楽ですし、心身ともに成長過程にある人間の音楽ですから、色々と未熟な部分があってもいいんだろうと思います。大切なのは、未熟さに安住せずに、きちんと回りのオトナたちが望ましい方向を示して上げることじゃないかなって思いますし、それが教育ってモンだと思います。

    >オーケストラの音よりも、クラリネットソロの音の方が、大きく、あるいは、強く、聞こえました。本当に。

     どんな楽器であれ、ソリストの最低条件は『オーケストラの音を飛び越えて聞こえる音で演奏できる事』ですからね。オーケストラって小さくても30名、大きいと100名以上いますが、それを音的に越えないといけないので、ソリストって大変なんですよ。

タイトルとURLをコピーしました