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今回も二重唱のレッスンがありました(!)

 声楽のレッスンに行ってきました。実は、ラ・フォル・ジュルネの記事をアップするのに忙しくて、後回しになりましたが、今回のレッスンは、ゴールデンウィークが終わった直後のレッスンでございます。

 今回は、二重唱の相方のNさんはいなくて、私一人でのレッスンのはずだったのです…ってか、私がそういう風に勝手に思っていただけなのかもしれません。そう思っていたから、前回、自分のソロの曲のレッスンが十分でなくても「次回やればいいか…」とか思っていたわけだし、だから今回のレッスンでは、自分のソロ曲をたっぷり見ていただける…と思ってレッスンに行ってみたら………相方のNさんがいらっしゃいました。

 驚き!

 いやあ、最初っからNさんが来ていると知っていれば、自分のレッスンの開始時間よりも少しは早めにレッスンに来ていたし(二重唱のレッスンは、お互いのレッスン時間を少しずつ融通しあって行うので、私の通常のレッスン時間よりもかなり早めにお教室に入っている必要があるんです)、前回レッスンでも自分のソロ曲も後回しにせずにできたわけで…なんてグチっても仕方ないですね。やるべきことを、きちんとやるだけです。

 とにかく、発声練習もせずに、いきなり二重唱のレッスンです。だって、私が時間どおりにやってきたので、押しているんですね(汗)。

 まあ、発声練習がないのは、準備体操無しで走り出すようなもので、決して感心できないのですが、いわゆる本番では十分に発声練習ができない事だってあるわけだから、そこは文句を言わずに、できる範囲で無理をせず、最善の声で歌いましょう。

 二重唱のレッスンは、主に、ストーリーに沿って歌に感情をどうやって載せて歌っていくかという内容のレッスンで、Nさんのレッスンに私がつきあったような感じになりました。まあ、私はこの曲を以前人前で歌って仕上げた事がありますが、Nさんは始めての新曲ですから、そこのところは仕方ないかなって思ってます。ってか、一度本番を経験している私が、全く始めてのNさんと同じレベルで注意を受けていたら、前回のあの本番経験とそこに至るまでのレッスンは一体なんだったの?って事になるわけです。

 それにしても、レチタティーヴォって難しいですね。アリアって、とりあえず歌えばいいけれど、レチタティーヴォは歌いながらの芝居が必要ですからね。特にこの曲のレチタティーヴォは会話になっていますから、自分の芝居だけでなく、相手の芝居を受ける芝居も必要となります。

 先生は、レチタティーヴォに感情を込めるため、譜面に「アホか!」とか「ビックリ!」とかの感想を吹き出しに入れて書いていたんだそうです。そういうやり方も面白いですね。

 演奏会形式で、立ちん坊のまま“歌”として歌うなら、感情表現って奴にも、そんなに苦労しないんだろうけれど、今回はNさんの希望もあって(なくても私が歌うなら、必ずそうするけれど)演技付きで、歌劇の一部として歌うので、歌の方も“演技ありき”の歌い方になるので、先生のチェックも細かく入るわけです。

 とは言え、先生が見てくださるのは、あくまでも歌だけで、実際の演技の方はノーチェックなわけで、この部分は私とNさんとで作り上げていかないといけません。

 練習(と言うか打ち合わせ)は以前行った一回きりの練習で終わりなんです。次はもう本番を迎えるだけなんです。実は今回の私の不安は、歌よりも、演技部分での打ち合わせの少なさです。

 デュエット相手が妻なら、なんだかんだと言いながら、打ち合わせはこまめにできるし、練習の方も場所を借りて、丁寧に複数回できるし、衣装やら小道具やらの打ち合わせ不要なわけです。でも今回の相手は人妻(笑)なので、何度も呼び出すわけにはいきませんし、まめに連絡を取るのも気が引けます。そんなわけで、私も勝手が違って、ちょっと戸惑ってます。

 どれくらい戸惑っているか言えば、…例えば、今回、お互い、本番で、どんな衣装を着てくるのか、言葉の上では確認してますが、実物は見ていないわけですからね。もう、不安ですよ。一応“昔のアメリカの農場(イメージ)”という設定にしましたが、私とNさんと、それぞれのイメージが一致しているとは限りませんからね。

 演技をする上で、衣装は大切ですよ、そこが演技の出発点になるわけですから。私は今回、かなりダサくてイモイモな衣装を着るつもりですが、Nさんもイモイモなアディーナになってもらっているかしら?

 演技の方も、主な動線の確認をしただけで、細かな動きの打ち合わせ(手の動きとか目の動きとか)はしていないので、その部分は本番前の打ち合わせでお互い様子を見て、本番はアドリブで…という事になると思いますが、妻とはいつも結構リハーサルを重ねてから本番を迎えているので、今回は演技の相当部分をアドリブで乗り切ることになるのです。ほんと、不安で不安で…楽しみです(笑)。

 でも、私が不安でいる事を、Nさんには気取られてはなりません。演技付きで歌うのが始めてなNさんの方が、私の数倍不安なはずですからね。私は自分の不安を押し殺して、頑張んないといけません。まあ、発表会ですから、ヘマっても、失うものはありませんから、気楽に構えないと…でも、ヘマする事を前提にしたくないですから、なんとか良いステージを作りたいと思ってます。

 アドリブメインのステージなんて、緊張感あふれる感じで、それはそれでいいんじゃないかな?

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コメント

  1. 夜の女王 より:

    初めまして。毎回楽しみにブログ拝見させて頂いてます。愛の妙薬の二重唱良いですね。拝聴に伺いたいです。

  2. すとん より:

    夜の女王さん、いらっしゃいませ。

    >拝聴に伺いたいです。

     どうぞ、どうぞ。お耳汚しになるかもしれませんが、もしよかったら、聞きに来て下さい。でも、ガッカリしたとしても、それは自己責任って事で(笑)。

     詳しい事は、左欄の『お知らせ』をご覧いただくか、以下の記事をご覧になってください。

    http://stone.tea-nifty.com/blog/2014/03/post-42d6.html

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