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下手すぎて、チューニングすらマトモにできない(涙)

 ふん、ふん、ふん。時刻通りに、フルートのレッスンに行ってきましたよ。どうだ、参ったか(勝ち誇り!)。

 いつも通りの時間に行けたので、これまたいつも通り、姉様のレッスンの最後の方に教室に滑り込んで、私がフルートを組み立てたら、すぐにロングトーン練習って感じで…ううむ、実になかなか良い流れです。

 でも、肝心のレッスンの方は「…今日はなんかなあ…」って感じでした。と言うのも、なんか、フルートの調子(ってか、フルートを吹く私の調子)が今一つで、だいぶ、フルートの頭部管を抜かないと音が合わない状態だったんですよ。こんなに抜いていいの?って感じにスパ~~っと抜きました。いやあ、実に大胆不敵。どうも、フルートを磨いて、フルートを新品同様にしたせいか、新品だった頃のように、頭部管もたくさん抜かないと音が合わない様になっちゃいました。

 …って、わけないよね。単純に、私がアゲハの吹き方を忘れちゃっただけだね。とにかく、レンタちゃんでだいぶ楽をした上に、忙しさにかまけて、アゲハをロクに吹いてませんからね。アゲハの吹き方を忘れちゃったのも仕方のない事です。

 もちろん、フルートそのものは、吹いてますよ。でも最近は、アゲハを吹くよりも、圧倒的にプラ子を吹いている時間の方が長いです。だって、プラ子はプラ管フルートなので、いつも部屋に出しっぱなしだし、吹き終わったら、メンテはしないで、そこらに置いておくだけでOKという、完全メンテフリーなので、時間がない時や、隙間の時間にフルートを吹くのにサイコーなんですよ。というわけで、時間に余裕があれば、アゲハを組み立てて練習をするのですが、最近は何かと時間がなくて、ついついプラ子で練習しちゃう事が多くて、ほとんどアゲハの面倒をみて挙げられないので、アゲハがすねているのかもしれません。

 しかし、これってあまり良い状態ではないですね。

 なにしろ、頭部管をたくさん抜かないといけないって事は、音程を高く吹きすぎてしまうというわけで、その高すぎる音を低くするために頭部管をたくさん抜いて調整するわけです(つまり、チューニングだ)。でも、そうやって音程を低くしたフルートを吹く時は、普通に構えて吹くと、今度は音が低くなりすぎるので、管体を思いっきり外に回して、音程を高めにして吹かないと、音が合わないわけで、だから、思いっきり管体を外に回して、上を向いてフルート吹きます。つまり、そこまで音を曲げないと音が合わないって事は、つまり、チューニングしたフルートの音が低すぎるってわけです。

 元々の音が高すぎるから頭部管を抜いて、低めにチューニングすれば、今度は低くなりすぎて、管体を外に回して高めな音程を狙って吹いてます。だったら、最初から頭部管を抜かなきゃいいわけだし、少し前まではそうして吹いていたのに、今じゃ、頭部管をある程度抜かないと音が合わないし、音を合わせたフルートで演奏すると、段々音が低くなってしまうわけで、演奏途中で音曲げをして、帳尻を合わせているわけで…まあ、色々と苦労しています。

 ふう。つまり、私って、ヘタクソなんだよね。もう、五年もフルートをやっているのに、まだこんな状態なんです(ナサケナイ…)。

 とりあえずアルテです。はい、Des-dur、苦労してます(涙)。アルテの15課8章の4番『Des-durのスケールとアルペジオ』は、ちょっと吹くと、すぐにミスブローします。ミスったところで「はい、最初から(やり直し)!」と言われるので、そこで止めて、最初から吹き直します。そうやって、ミスるたんびに最初に戻って、いい加減戻るにも飽きたなあ…って頃、ようやく、最後まで通りました。ああ、大変。

 先生曰く「吹く前に、次の指の事を考える事!」「集中力が足りない!」

 まあ、おっしゃるとおりですね(涙)。たしかに、集中力が足りないと言うか、集中してませんね…。別に他のモノに気を取られているわけではなく、単純に疲労困憊で、意識を音楽に集中できないだけです…ってよりも、睡魔に襲われて、寝てしまわない様に頑張っているだけの話です。だって、私、フルート吹きながら寝ちゃうという特技がありますからね、うっかりしていると、レッスン中に寝ちゃうわけで、それはとても失礼な話なので、頑張って起きていようと、頑張って頑張って頑張っているだけなんです。

 でも、ほんと、疲れていると、集中力には、大いに欠けちゃいます。集中力に欠けながらも、何とかおまけで、合格となりました。

 5番の『Des-durのクロマティック』はサラッと合格。なぜ、前回はあんなに苦労したのが思い出せません。これでDes-durは、やっと終わり。ご苦労さま。次はb-mollです。Des-durの並行調ですから、bが5つでございます。まだまだ、私の苦労は続くわけです。
 
 
 で、ミニヨン・エチュードは、ボロボロでございました。やっぱり20番は難しいね。

 今回も、あっちこっち指がダメだったのですが、特にダメなのが、中音レ-ミ-レの装飾音符。中音レ-ミ-レと言うのが、難しいね。ゆっくりならともかく、素早く、何気に、“レ-ミ-レ”ですからね、ああ、難しい。

 それと、音価を正しく守る…とりわけ休符の音価をしっかり守る事を言われました。四分休符は、しっかりと四分音符と同じ時間だけ無音にしなきゃいけないし、八分休符は八分音符と同じ時間だけ無音状態を作ります。そのあたりが、私、デタラメでした。ああ、気をつけていかないと。ついつい、休符を短めにして(って事は、直前の音が長いんで、帳尻合わせで休符が短めになる?)しまうので、いけません。

 それに、何度も注意されているけれど、スラーとそうでないところを明確に! 何度注意されても、同じ失敗をしてしまいます。ほんとに、ダメだな。

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コメント

  1. tetsu より:

    どうもです。
    今回は名前をキチンと入れました。

    実際の楽器の組み方とかどのように吹いているかわかりませんのでハズレかもしれません。

    頭部管を外へ向けすぎるとか息の向きがエッジより上の方のような場合、Aのチューニングでは高すぎて抜くことになります。するとF,E,Dあたりで音程が下がる、のでしょうか。

    あとはご存知とおもいますが、倍音と正規の運指の音があっているか、頭部管のスクリューの位置がずれていないか、というあたりでしょうか。今の楽器を先生に吹いてもらって確かめていただくのもひとつの方法です。アルタスをお使いであれば、楽器のスケールで深刻な問題はそれほどないとおもいますが。

    失礼しました。

  2. su_zan より:

    お疲れさまです。
    楽器を吹いてないときの譜読されてますか?
    先に楽譜を覚えるといいですよ。自然に吹けると思います。
    吹きながらだと吹くことに集中しますから。

  3. だりあ より:

    >ブラ子はいつも部屋に出しっぱなし

    きょうはここに注目させていただきますね。
    すとんさんはブラ子さんが出しっぱなしにされているようですが私はメインの総銀ちゃん(といっても一つしか持ってないんですがメインですよね)をお部屋に出しっぱなしなんです。

    いえ、いけないことはよくよくよーくわかっていますし、大きな声で言うと顰蹙ものの行為だということも重々承知しています。けれど、出しっぱなしでチョコチョコと練習ができるメリットのほうが大きいのですぐに手に取れるところに組み立てて置いてあるんですよ。お部屋移動のときに手を伸ばせばすぐ三分でも五分でも吹いてます。夜でも一音だけの、一音勝負?練習です。pで低音域のファとかミとか選んでご近所に気を遣いながらロングトーンさせていただいてます。絶対に決めた一つしか吹きません。

    私の総銀ちゃんがケースに入るのはレッスンのときだけです。前のアルタスのときからずっとそうしていますが、特に楽器に悪かったということはないですよ。小さい子どもがいるわけではないし、埃だらけの場所でもないし。

    すとんさんもお仕事が超お忙しいようでとてもまとまった練習時間は取れない生活でしょ、非常事態に常識を守ってなくてもよいと思います。場所を選んでいつも手に取れるようにされたらいかがでしょうか。なんて言いながらパタパタ、とすとんさんをあおいでまーす。

  4. すとん より:

    tetsuさん

     原因は記事中にも書きましたが、私がアルタスの吹き方を忘れちゃったからだと思います。それで普通にチューニングして(そりゃあ合わないよね)、吹いているうちになんとなくアルタスの吹き方を思い出して…って事を繰り返しているだけだと思います。

     最初からきちんとアルタスの吹き方をしていれば…と思いますが、アルタスって難しい楽器だから、ババーンと吹いちゃうと、音がすぐに高くなっちゃうんだよね。分かっちゃいるけれど、直せないんです、つまりヘタッピって事ね。

     ちなみにアルタスの吹き方と言うのは、恋人の髪にひっかかった花びらを優しく吹き飛ばすような吹き方です(って、カッコいい表現しちゃったなあ:笑)。

  5. すとん より:

    su_zanさん

     事前に譜読みはしますが、フルートではなぜか暗譜できないので(なぜでしょ?)、いつもガッツリ楽譜をガン見し、吹きながら、楽譜を読んだり、音色を気にしたりと、実に様々な事に神経を分散させながら吹いております。で、色々気を配りすぎて、何一つマトモに出来やしないんです。だから、ただのロングトーン練習でも、楽譜を見てないと、次に何を吹くか分かんなくなっちゃうんです。ドシラと来たら次はソなのに、なぜか「ミかもしれない」と思っちゃう人なんです。残念なタイプの人でしょ?

  6. すとん より:

    だりあさん

     私も総銀フルートであるアゲハをダシッパにしたいのですが、やっぱり凹みとか故障が怖いです。銀って柔らかいし、私は粗忽だし…。その点プラはいいです。へこまないし、壊れないし、安くて丈夫だし。これでもっと、楽々と音が出れば(プラ子は未調整品だし、調整もかなり狂っているので、吹くのがシンドイですよ)、もっといいのですが…。まあ、ゼイタクは言わないでおきましょう。

     でも、楽器をダシッパにするのは、良いでしょ? いつでもすぐに練習できる。こうでもしないと、練習時間を確保できないんだから、仕方ないですよね。

  7. su_zan より:

    暗譜するほうがよいのかなあ?
    出来るだけ吹いてないときに総譜チェックするほうがいいですよ。

  8. su_zan より:

    頭部管のコルクの位置、チエックしましょう。
    後、アルタスなんで内向きですよね。
    何かかえました?
    パールとかは外向きが良いそうなんです。
    自分が良いほうで。
    私はピッコロも内向きです。波形のときは少しだけ外。

    楽器はしまいましょう。地震来たら大変よ。

  9. すとん より:

    su_zanさん

    >何かかえました?

     オーバーホールに出しました(笑)。ま、それに合わせて、調整もバッチリなんですがね。

     まあ、ちょっと困った状態ですが、やがてカラダが色々と思い出してくれる…とまあ、タカをくくっている私です。それに正直な話、ここんとこ練習時間も少なめなんですよ。それも原因かなあ…なんて思ってます。

    >楽器はしまいましょう。地震来たら大変よ。

     そうですね、私もそう思ってます。プラ子はプラ管だし、元々「つぶれても惜しくない」という気持ちで出しっぱなしにしています。なので、アゲハは「つぶれたら…泣いちゃう」ので、きちんとケースにしまってますよ。箱入り娘だも~ん。

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