今回は毒を吐きます。なので、あれこれ伏せて書きますが、もしも「はは~ん、アレの事だな」って思ったとしても、それは心のうちにしまっておいてください。よろしくね。
先日、さるアマチュア歌劇団の公演を見てきました。ほら、まあ、私もアマチュア歌劇団を主宰している身ですから、色々と学ぶ事も多いだろうと思って、出かけてきたわけです。
見習わなきゃいけない事も多々ありましたが、これはマネしちゃアカンだろう…とか、このあたりは気をつけないといけないなあ…とか、今回はそう感じた事をメモ代わりに書きます。はっきり言って、毒、キツいです。
まず、その団体は、主役独唱はプロにおまかせし、自分たちは脇役独唱や合唱にまわるというスタイルの歌劇団でした(市民オペラなどでは、よくあるパターンです)。また、小規模な団体にはよくあるのですが、伴奏はオーケストラではなく、ピアノで行っていました(これもたまにあるパターンです)。
主役独唱をプロにお任せするのは良いのですが、誰を呼ぶかは…歌劇団の責任でしょう。ギャラをおいくら支払っているのか分かりませんが、実力に定評がある人にオファーするか、あるいは、きちんとオーディションをして配役を決めるとかした方が良いと思います。と言うのも、今回、主役独唱をしたソリストの方々の歌唱が、実に???だったからなんです。プロなのに、しっかりした学歴やコンクール歴をお持ちの方なのに、明らかに音程が甘いとか、落ちるとか、ありえないでしょう?
脇役独唱の方々は…アマチュアさんなので、あまり厳しい事は言いたくないですし、むしろ主役独唱さんを喰ってしまうほどに、ちゃんとしていた方もいらっしゃいました。でもやはり、アマチュアはアマチュアでして、どうしても、声そのものに魅力が無いは、舞台上の動きにムダが多いは…これらは、やぱり仕方がない事…でしょうね。ああ『他山の石』です。
動きと言えば、やはりオペラである以上、演技が大切だなあと思いました。主役独唱さんたちが、ほぼ演技無しの棒立ち歌いが多くて、見ていて寂しかったです。そして、棒立ち歌いも寂しかったのですが、もっと寂しかったのは、棒歌いだった事。オペラ演目は、良く知られた有名オペラなので、たとえ外国語歌唱であっても、何を言っているかぐらい、こちらにも分かります。ストーリーに沿った、その役のその時の感情ってあるじゃないですか? それを歌にも演技にも反映してもらいたかったなあ…って思います。
なんか、薄い味のオペラだった…という印象なんですよ。ああ、残念。
でも、全く楽しみが無かったわけじゃないんです。特に興味深かったのは、高い箇所をアクートで歌う時に、主役独唱の方々は、それぞれに癖があるようで、必ず、ある種のジェスチャーをするんですよ。おそらく、そのジェスチャー込みでないと、その高音が出せないのかもしれませんが、そんなジェスチャーは、演技の上では、何の必然性もないんです。ないのに、そのジェスチャーがないと高音を出せないようで、私はその点にかなり早い段階で気付いてしまいました。だから、彼らがアリアを歌っていると「そろそろ高いところが来るぞ…」と思ってしまうと、その動作を期待してしまうんです。で、お約束どおり、その動作をすると「キター!」って感じになって、大喜びしてしまいます…が、これって、オペラの本来的な楽しみ方ではないです。そんな事を客に見抜かれるようなプロを呼んじゃ、ダメだって。
団の中でも、比較的歌える人が脇役独唱に回ったためだろうと思うけれど、合唱に回った人って…どうしても高齢者が多くなってしまいます。これは、ある程度仕方ないのかもしれませんが、でも、一言言いたいです。
皆さんが歌っているのは、普通の合唱曲ではないのです。オペラの中の合唱曲なんです。オペラの中での合唱曲と言うのは、民衆の歌なんです。例えば、そのオペラの場が『養老院にて』とかならば、民衆は高齢者ばかりでもOKです。でもね、普通のオペラなら、民衆は老若男女入り乱れているものです。歌い手の実年齢が高齢者でもいいのです。でも、演じる役が高齢者でないならば、客に歌い手が高齢者であると感じさせては…ダメでしょう。オペラの合唱ならば、演じる役にふさわしく、若作りや老けメイクと言うのをしないといけないと思います。
特に髪には気をつけようよ。舞台公演のために、髪を染めてくるとか、ウィッグやエクステ付けてボリュームアップをするとか、禿頭ならカツラをカブるとか…しようよ。いや、禿頭でなくても、舞台に立つなら、カツラなどのカブリモノ着用って、当然じゃないの? 少なくとも、衣装に合わせた、髪を作ってこようよ。
オペラには必ずバレエシーンがあります。そのためにバレリーナさんをゲストとして呼ぶのは、よくある事です。そのバレエシーンがオケ伴奏(今回なら、ピアノ独奏)の時なら、問題ないのでしょうが、時折“合唱をバックに踊る”という演目もあります。今回は、まさにそういう演目でした。
ですから、バレエシーンになると、合唱の出番なのですが…さほど広くもない舞台の前列に合唱がズラーと並んで歌うのは…どうなの? と言うのも、ゲストとして呼んだバレリーナさんが舞台の一番端に追いやられて、そこで健気に踊るって…ちょっと可哀相じゃないですか? 客の立場で言わせてもらえば、目はバレリーナさんを見て、耳は合唱を聞いて…なんだと思います。それを、目も耳も合唱で、バレリーナさんは隅っこって、いくら自分たち合唱が主催している公演だからと言って、その演出は、お客の立場に立っていないと思います。それに、踊っているバレリーナさんが不憫です。私がバレリーナなら、怒っちゃいますよ。
それと入場料にも、ひと言言いたいです。はっきり言って、入場料、高いです。具体的にいくらとは書きませんが、私はこの値段で、プロの団体が室内オケを入れてオペラ公演したのを見たことありますし、ピアノ伴奏だったけれど、外国のアーチストも交えてのオペラ公演も見たことあります。
私はアマチュアが入場料をとってはいけない…なんて事は言いません。しかし、入場料(それもプロ並)を徴収して、プロの公演と同じ土俵に昇った段階で「アマチュアだから…」という言い訳はできなくなる…と私は思ってます。ましてや、今回の公演は、プロ歌手も公演メンバーに入っているわけですからね。入場料にふさわしい満足を観客に与えられないとマズいでしょう。それなのに、それなのに…。
プロ歌手への支払いのために、入場料を集める必要はあるのかもしれないけれど、入場料はもう一桁安くても、よかったのでは?と思います。
そうそう…ピアニストさんはよく頑張っていたと思います。肝心な所でも、結構、ミスタッチが多くて、ヒヤヒヤしながら聞いてましたが、ミスタッチはしても演奏は止まらないのがすごいなあと思いました。実は、オペラのピアノ譜って、オケ譜が元曲なので、曲が全然ピアニスティクではないので、ピアニストさんは大変なんですよ。
良かった点も書いておきます。これも『他山の石』にしないとね。
大道具の数は少なかったけれど、色々と工夫して使っていたのは、勉強になりました。衣装と小道具は割ときちんとしていたと思います。外国語歌唱だったので、字幕スーパーを出してましたが、これが、パソコン+プロジェクタ+スクリーンという、いわゆる“プレゼン仕様”の機器で頑張っていたのには好感モテます(私は字幕いらないけれど)。
今回のオペラ公演、面白いか面白くないか、で言ったら、はっきり言って、面白くないオペラ公演でしたが、勉強になったかならなかった、で言ったら、とても勉強になったオペラ公演でした。我々のオペラ公演の時には、この時の教訓からちゃんと学んで(当社比で)良い公演をしたい…と思ってます。
我々も頑張んないとね。
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コメント
今回のエッセイを拝読し、昔々、ウィーンに3泊した時のことを思い出しました。
初日、町で、モーツァルト?みたいなコスプレした青年からチラシを渡されました。
学生オーケストラの公演ご案内。行ってみたら、学生さんたちが、昔風コスプレで、
昔はこういう風に演奏していたんだよ、というオーケストラ。演奏は、まあまあ、でした。
2日目。フォルクスオーパー、いやあ、素晴らしかった。
3日目。ウィーンフィル。いやあ、もっと素晴らしかった。
何が言いたいかと言うと、演奏する側にもレベルがあるように、
聞く側にもレベルがあって、聞く方が全くの素人であれば、
コスプレの学生オーケストラでもオッケーで、ふーん、昔はこんな風だったんだ、
でいいと思うのです。
で、演奏している彼らも、いつかはウィーンフィルで、と思いつつ、
修業しているんでしょうね、観光客相手に。
でも、聞く方の耳が肥えてきたら、やはり、レベルの高い物を聞くべし。
私は、僭越ながら、結構耳が肥えてきたらしく、ウィーンフィルの素晴らしさを理解できるレベルに達することができて、うれしいな、と思います。
オペラ座の怪人でいうならば、ニューヨークのオーケストラはなかなかですが、
ロンドンのオーケストラは、だいぶ、劣るかな、みたいな。
そんなことを思いながら、また、何かを聞くのでありましょう。
おしまい
( ̄ー+ ̄)
operazanokaijinnokaijinさん
確かに聞く側の耳の要求レベルの違いって、ありますね。おそらく、私が毒を吐いたアマチュア歌劇団だって、「素晴らしい、素晴らしい、ブラボー」と喜んでくれるファンの方は、いらっしゃると思います。私はある意味、同業者(笑:“アマチュア歌劇団”って言う意味ね)だし、勉強目的で見に行ってますから、ちょいと目も耳も厳しかったのかもしれません。
ただ、音楽の楽しみって、方向が一つしかないわけではなく、プロにはプロなりの、アマチュアにはアマチュアなりの、演奏の楽しみってのがあると思います。だいたい、アマチュアの演奏に、上手さなんて求めてませんよ。上手い演奏なら、プロの演奏を聞きにいけば良いわけで、ではわざわざアマチュアの演奏会に行く理由は、上手さとは別の次元の楽しみを求めに行っているわけです。例えば、懸命さとか、ひたむきさとか、成長とか、そういうものですね。
今回のアマチュア歌劇団も、懸命さとかひたむきさには、あふれてましたよ。いっそ、主役も自分たちで行えばよかったのに…なんて思いました。もっとも、そうなると、アマチュア歌手でも歌える演目は変更せざるをえないのですが…。有名な演目になるとプロの手を借りないといけないし、自分たちだけで行うなら、演目は地味なモノにせざるをえない…。なかなかに、究極の選択っぽいでしょ。
>オペラ座の怪人でいうならば、ニューヨークのオーケストラはなかなかですが、ロンドンのオーケストラは、だいぶ、劣るかな、みたいな。
へえ~、ロンドンなんて、オリジナルの劇場ですから、最高のパフォーマンスなんじゃないかって思ってましたが、ブロードウェイに負けてますか。意外だなあ…。
こういう批判書く人の人間性ってどうなっているんだろ。アマチュアだよ。予算が限られているんだよ。合唱団の年齢を指摘したり、カツラかぶれと言ったり、これ書いた人の顔がみたいな。別に聴きにいかなきゃいいだけなのに(ー ー;)
>匿名で言いたい放題さん
こういう批判書く人の人間性ってどうなっているんだろ。アマチュアだよ。自腹を切って、ブログを運営しているんだよ。自分のブログなのに、見知らぬ人、それも名前も名乗らないような不作法な人に難癖つけられたり、内容批判されたり、これ書いた人の顔がみたいな。別にコメントなんて書かなきゃいいだけなのに(ー ー;)
まず、ハンドルでもいいので、名乗ってから他人の批判をしましょう。それがマナーってものです。匿名で、ブログやメールのアドレスもなかったので“匿名で言いたい放題”さんと呼称させていただきます。ご連絡をいただければ、いつでもお名前を変更する用意はありますので、よろしく。
ところで、匿名で言いたい放題さんは、記事の冒頭部分をご覧になったのでしょうか? 「今回は毒を吐きます」と書いてある記事なのに、その毒吐き部分にイチャモンをつけるのは“ワケあり値引き商品を買いながら、クレームをつける”ようなモンスター・カスタマーと同じような事をやっているというご自覚はおありでしょうか?
入場料を取って、チケットを販売して演奏会を開催している以上、アマチュアだとか、予算がないだとかは、理由にならないでしょう。いやむしろ、アマチュアである事や、予算がない事を逆手にとった演奏会を企画するべきです。少なくとも、入場料程度の感動を客に与えて満足させてしかるべきでしょうね。それが経済活動って奴です。
オペラなんだから、役になりきるのは、プロアマ問わず、最低限の事でしょう。実年齢は後期高齢者であっても、舞台の上では、その役の年齢に見えるようにするのが当たり前です。観客へのマナーであり、作曲家への礼儀であり、作品に対する敬愛というものです。自分たちさえ楽しければいい(とは思っていないでしょうが)なら、無料公演にして、関係者だけを招いて演奏会をすればいいんです。違いますか?
このブログは私の私的なブログです。他人の私的な電脳空間に来て、失礼なコメントを書き逃げするようなマネは、いかがなものでしょうね。
すごい、過剰な反応にびっくりです(自分の防衛だけは強いのだろうな…) アマチュアレベルもさまざまでしょう。鑑賞に堪えないレベルのものもたくさんあるでしょうし。ただ、それを滔々とブログで批判する人ってなんだろうね。人間的に小さすぎるというか。しかも批判が外見のことばかり。私の親などもアマチュアオペラ企画に携わっていますが、大赤字の中、メンバーも歳をとってきているし、ソリストや演出家に必死に頭を下げ、できるだけのことをしようと苦労しています。予算から、衣装、かつらまではどうしても行き届かない場合もあります。ひょっとして、プロとアマチュアの違い、理解しきれていないのでは?あなたを批判するつもりはないですよ。こういう小さい人、つまらない毒舌しか吐けない人、嫌だなーというただのつぶやきなので、お気になさらず。追伸、もしあなたの公演を拝見できたら、キモイおっさんの顔、なぜもう少しなんとかならなかったのか、という批判をさせていただいてもよろしいかな。
舞台にたつなら、そのデブなんとかしてからにしましょう、という批判のほうがいいみたいですね。「カツラつけろ、髪を染めろ」と同じですよね、違いますか?
アマチュアだとか、予算がないだとかは、見苦しい巨体をさらす理由にならないでしょう。オペラなんだから、役になりきるのは、プロアマ問わず、最低限の事でしょう。舞台に間に合うように体重管理して役になりきるのが、観客へのマナーであり、作曲家への礼儀であり、作品に対する敬愛というものです。自分たちさえ楽しければいい(とは思っていないでしょうが)なら、無料公演にして、関係者だけを招いて演奏会をすればいいんです。違いますか?
>匿名で言いたい放題さん
すごい、過剰な反応にびっくりです(自分の防衛だけは強いのだろうな…) 。いきなりのコメント三連発ですか? なかなか見れるモンじゃないです。ご苦労さまです。
自分に都合の悪いところは触れないで、他人の身体的な特徴を悪しざまに取り上げて、個人攻撃をするというのは、なかなかにユニークなやり方ですね。人によっては、そういうやりかたを“卑怯”と呼ぶのは、ご自覚あり?
冒頭に「毒を吐きます」と宣言して書いた記事なんですが、なぜ私が冒頭にこのような文言を書いたのか、理解できますよね?
プロアマは関係なく、有料公演である以上、それにふさわしい満足を観客に与えるべきであり、それが経済活動というものであり、最初からそれが敵わないなら、なぜ無料公演にしなかったのか、あるいはもっと安い値段でチケットを販売しなかったのかと書いた私の趣旨、ご理解いただけてますよね?
ここは私の私的な電脳空間であり、あなたはいわばゲストです。ゲストならば、ゲストにふさわしい立居振舞をするべきです。あなたの行なっている行為は、単なるイチャモン付けにしかすぎません。自分の御立場を理解し、場にふさわしい行動を取るべきです。その事は、分かってますよね?
>無料公演にして、関係者だけを招いて演奏会をすればいいんです。違いますか?
いつもそうしてますが、それが何か? 他人のブログに土足でやって来て、難癖つけているあなたに言われるまでもない事です。
太っていても、ハゲていても、年を取っていても、歌唱力や演技力があって、それを忘れさせてくれるパフォーマンスをしてくれれば、私はそれでいいと思ってます。プロ歌手をご覧なさい、デブでハゲでジジイでも、素敵なパフォーマンスを見せてくれる方には、大勢のファンがついているでしょ? 高いチケット代でも客は満足するでしょう。
結局、問題なのは、デブやハゲではなく、チケット代程度の満足も与えられないパフォーマンスをやってしまったって事でしょ。身内の事情なんて、観客には分かりません。少なくとも、私が見た公演には「アマチュアですし、予算がないですか、見苦しい箇所があるかもしれませんが、そこをご理解の上、チケットをお買い求めください」などとは、書いてありませんでしたよ。
匿名で言いたい放題さんが、感情的になっている事は理解します。ただ、これ以上、醜態をさらす事は、あなたが物笑いのタネになるだけですよって、一応、ご忠告申し上げておきます。
>他人の身体的な特徴を悪しざまに取り上げて、
ね、自分がされてはじめて気付いたでしょ。あなたがしたことそのものです。
>太っていても、ハゲていても、年を取っていても、歌唱力や演技力があって、それを忘れさせてくれるパフォーマンスをしてくれれば、
そう思うなら、若づくりメイクが間に合わず老いたままのアマ合唱団を批判するのはやめましょうね。
それとも、アマチュアオペラに視覚上の印象まであれこれ言いたいなら、デブをなんとかするまで舞台にでるのはやめましょう。身内の事情(あなたがダイエットできない事情)なんて、観客は関係ないのでしょ。
以下、あなたの言っていることの確認。
・プロだろうがアマだろうが
・(でも)無料なら許されるけど有料はダメ
・デブはオッケー、高齢者(カツラなし)はアウト
ちなみに私はたとえプロでも、外見のことは黙って流します。あなたの言っていることは批判とか毒を吐くとか言うより、自分のウンコをブログでさらしているレベルです。
匿名で言いたい放題さん
つまり、あなたは「かわいそうなアマチュア団体が一生懸命やっている事に対して、批判するのは罷りならぬ」と言いたいわけですね。
あんまり、アマチュアを馬鹿にするのは止めていただきたいです。多くのアマチュアは、予算も時間もない中、それでも切磋琢磨して、自分の技巧と表現を磨いているんです。あなたのおっしゃりようでは、アマチュアなんて所詮アマチュアなんだから「下手でもいい」「中途半端でもいい」「自分たちさえ楽しければいい」と言っているように聞こえます。
あなたのような、アマチュアを見くびる人がいる事を、私は悲しく思います。
アマチュアだから、下手で当たり前? ふざけるんじゃないよ。アマチュアなんだから、中途半端で十分? 何様のつもりですか? プロ並の料金を取っているのに、アマチュアなんだから、自分たちだけで楽しんで、客の事なんかお構いなしでもかまわない? 自分が何を言っているのか、分かってますか? あなたのそういう発言の根底には、アマチュア蔑視がある事に気づかないのですか?
良いものには良いと言い、ダメなものにはダメとはっきり言い合う。それが成長するって事だし、上達の鍵って奴です。アマチュアだから、お年寄りだから「かわいそう、可哀相、かわいそう」では、彼らをダメにするだけです。良いものには良いと言い、ダメなものにはダメとはっきり言うのが、彼らのためにもなるんです。
だいたい、あなたは、私の見た、この公演をご覧になってらっしゃるのかな? 私の記事にせよ、コメントにせよ、きちんと読み解く事すらできてないのですから、その点、心配です。実際の公演を見ずに、実際の公演とは全く関係なく、私のブログの文言が気に入らないからと、私に難癖つけているのだとしたら、悲しいです。
「私の気に入らないブログは許しません」って、それじゃ言論封鎖だし、ファシズムだね。
再度重ねて書きますが……冒頭に「毒を吐きます」と宣言して書いた記事なんですが、なぜ私が冒頭にこのような文言を書いたのか、理解できますよね?
…って理解できないんですね(悲しい)。だから、モンスターになるんです。自覚、してますか?
>ね、自分がされてはじめて気付いたでしょ
ん? 私はあなたの悪意について述べただけで、私が太っているとか、そんな事を気に病んでいるわけではないですよ。体重が多いのは事実だし(笑)、もしもそれを恥ずかしいと思っていたら、自分から体重をブログにアップなんかしませんよ。私は、あなたの“悪意”について書いたんです。…通じてないのかな? 通じていないんだろうなあ? だから、こういうトンチンカンなコメントをしてくるんだろうなあ。
ああ、こういう、普通に書いたのでは理解できない人に、理解してもらえるような文を書けない、私の筆力の足りなさを恨みます。
>そう思うなら、若づくりメイクが間に合わず老いたままのアマ合唱団を批判するのはやめましょうね。
そう思うから、苦言を呈しているのが分かりませんか? まずはしっかりパフォーマンスをする事。それができていないから、せめて若作りしろ。それが舞台人としてのマナーだろって言ってるんです(これなら分かるでしょ)。
>デブをなんとかするまで舞台にでるのはやめましょう。身内の事情(あなたがダイエットできない事情)なんて、観客は関係ないのでしょ。
我を忘れてアタマに血が上っているのか、単に下品な人なのか? いくら私が気にしていないからと言って、他人にデブと言うのは、品のあるオトナのやる事じゃないですよ。ましてや、ブログオーナーに向かって、暴言を吐くとは…大人げのない方ですね。ま、未だにきちんと名乗る事もできないような方では、仕方ないか。
ちなみに、私が有料公演に出演する事は、まず無いですが、仮にそういうチャンスがあったとします。もちろん、出演しますよ。そして、観客に感動を与え「ああ、この公演を見に来て良かった」と思って帰っていただきます。当然でしょ? それくらいの覚悟と自信がなければ、有料公演には出演しません。お客さんは、命の次ぐらいに大切なお金を支払って、わざわざ見に来てくださったんですよ。その大切なお金にふさわしいだけの事はしないとね。
もちろん、お客が100人いれば、100人満足して帰ってもらうのは難しいかもしれません。中には、不満を言う人もいるでしょう。ダメ出しをする人もいるかもしれない。もしもそういう人がいたら、私は感謝します。そして謙虚に反省します。あなたのように、言論封鎖を試みるつもりはありません。なぜなら、根拠のあるダメ出しは、成長のタネだからです。ダメを出してくれる人は正直な人なんです、そういう人は大切にしないといけません。
あなたは、アマチュアのみならず、表現する人、そのものを軽んじてませんか?
>他人にデブと言うのは、品のあるオトナのやる事じゃないですよ
まだわかっていないようですね。他人にデブというのも、「老体さらすな、かつらくらいつけろ」というのも同じくらい下品です。
私が言いたいのは、カツラが常識だと批判するのなら、あなたも、そんな図体でオペラにでるな、役を壊す、見苦しい、との意見をあまんじてうけいれなさいということです。
また、確認ですけれど、「プロでもアマでも」と言いながら、「無料」だったら舞台の質は問われないのですか?へー。無料がよくて、有料ならダメと(ひとりごと)。それから、老体はだめだけど、デブはいい、そういうことですよね。イエス、ノーでお答えください。
>まずはしっかりパフォーマンスをする事。それができていないから、せめて若作りしろ。それが舞台人としてのマナーだろって言ってるんです(これなら分かるでしょ)。
あの、あなたの歌声ためしに聴いてみましたけれど、想像以上にひどくてびっくりしました。こんなに自信たっぷりにおっしゃるからには、それなりに上手いのだろうなと予想していましたので。みなさん、あの歌を聴いて、本心はどんびきだと思います。
その自覚のないのが残念ですが、しっかりパフォーマンスができないのなら、せめてダイエットしろ。それが舞台人としてのマナーだろって言ってるんです(これなら分かるでしょ)。
もっと言うと、あの歌声で、しかも汚い肥満体だったら、聴く人は苦痛だと思います。目をつむり、耳をふさぐしかないのですから。無料とか有料とか関係ないレベルです。
でも、みんなそんなことはなにも批判しないでしょ。我慢しているのです。それがわかるなら、あなたも、老体がどうとかカツラが常識とか、のたまうのはやめましょうよ。
ここまでご覧の皆様へ
私の方で“匿名で言いたい放題”と呼称をつけた方は、最後まで、本当に名乗らずに、言いたい放題でした。こういう人もいるんですね。
最初のうちこそは、言葉は汚いものの、言いたい事も分からないでもなかったので、お相手をしましたが、ご覧になったように、この直前のコメントなんて、ただの暴言、悪意の発露でしかないです。
人って、ここまで見苦しくなれるんですね。
私はデブだし、歌も上手くないと自覚していますので、どのように書かれて平気ですが、彼の悪意と下品さと礼儀の無さには閉口ものです。
ここをご覧の方はよくお分かりだと思いますが、私は相手の方が上品な方であれば、それにふさわしくお返事を、相手が不作法な方なら、それなりの返答をします。
でも、さすがに、この方のレベルまで自分を落とす事は出来ないなあ…。よく知りもしない人を、ここまで悪しざまに罵れるものです。ある意味、感動しちゃいます。
「毒を吐きます」とわざわざ前置きしているのに“人間性うんぬん…”といきなり噛みついてくるなんて……人生経験豊富なはずの老人なのに、コミュ障? 私も、この方がここまで、おかしな人だとは、当初は気づきませんでした。“弱い犬はよく吠える”と申しますが“弱い犬”どころか、りっぱな“狂犬”ですね(ちなみに私は“老犬”:笑)。
今となっては、この方に対する私の初期対応は間違っていたと認めざるを得ません。でも、こんなアタマのおかしな人だとは見抜けなかっただもの、仕方ないでしょう。
勝ち負けで言ったら、私の負けかもしれませんが、それでいいや。あんな、不作法で無様な人とは、一緒にされたくないですから。
……やっぱり、カツラとか禿頭を話題にしたのが、この人の心の痛い部分に触れちゃったんでしょうね。髪の毛が薄くても、その事と人間性とは全く関係ないのに、自分では、そう思えなかったのでしょうね。
年をとれば、誰でもハゲるんだから、気にしても仕方ないのにねえ。私もやがてハゲるでしょうが、ハゲても、ハゲを恥じる人間にはなりたくないです。
蛇足 髪の毛の濃さ薄さには関係なく、オペラを始めとする演劇では、役作りのためにカツラをかぶるのは、当たり前です。ハゲでもハゲじゃなくても、役作りで必要なら、カツラはかぶるものです。バゲた方が青年役をやるなら、やっぱりカツラはかぶらないとね。