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モーツァルトは大敵

 声楽のレッスンに行ってきました。…が、ちょっと今回はさすがにヤバイかなって思いました。

 さて、お教室に入ると、いつものMさんがニコニコして「(ウェスト・サイド・ストーリーの)Tonightを一緒に歌いたいわよね~」と同意を求めてきましたので「そりゃあ、もちろん」と返事をしたところ、キング先生は「すとんさんには、今そんな余裕はないよ」とおっしゃいました。「だって、モーツァルトで手一杯でしょ」っておっしゃるから「え~、でも、家で歌ってみて、これはイケるかな(嘘)って思いました(笑)。Tonight、いいじゃないですか~」とハッタリをかましておきました。たとえモーツァルトが全然歌えなくても、ハッタリかましておく事は大切な事ですし、まあ、確かに余裕は無いけれど、でも二重唱は別腹ですからね…、歌いたいじゃないですか?

 さっそくレッスンです。発声練習無しで、いきなりコンコーネです。今回は1番と2番を連続して歌いました。まずは1番ですが「音程が全部ダメ」だそうです。いきなりの全面否定です。特に1番の三段目の三小節目の音程がヒドイのだそうです。私の音程がデタラメなのは、いつもの事ですが、今回は少なくとも、寝覚め状態で歌った前回よりも良かったんじゃないかな…と思います。ただあくまでも『当社比』であって、客観的に見れば、全然ダメなのは、自覚してます。それでも、私としては、できる範囲では精一杯やっているつもりです。単純に精度の悪い音感しか持っていないため、色々とあっちこっちアバウトになっているだけで、決して手を抜いているわけではないし、今できるベストを尽くしていますが…それでダメと言われれば、かなり厳しいですね。これ以上精密には、残念ながら、現時点では歌えないです。

 いつもはできない事は要求しない先生なのですが、今回は珍しく、できない事を要求されました。参ったね。できない事を要求されると、情けないし、ツライです。こちらが疲れていたり、精神的に弱っていたり、バイオリズムの谷間にいたりする時に、できない事を求められると…結構キマすね。辞めたくなります。

 と言うわけで、1番がダメですから、2番も当然「全部ダメ」でした。凹むねえ。

 次回は1~3番までを通して歌って来る事になりましたので、今回はとりあえず3番を取り出して歌ってみました。「全部ダメ」とは言われませんでしたが(おそらく“全部ダメ”なんでしょう)、とりわけ高いGがダメと言われました。「ほとんどFisだね」…そうですね、それについては自覚があります。

 高いGの失敗については自覚がありますが、その他の箇所については、3番に限らず、ダメだという自覚が(残念ながら)ありません。先生は「ダメ」とおっしゃるけれど、私にはどこがダメか分からないんですよ。困ったものです。だって私のアバウトな音感的には、あれで十分OK(ごめんなさい)だから…。次回のレッスンでも、今回のレッスンのレベルを要求されたら、きっとまた「全部ダメ」って言われる事でしょう。ダメ出しをされても、どこがどうダメなのか分からないし、その修正方法も分からないので、直せないんですよ。気が重いです。

 音感訓練に関しては、実は地味~にやってます。ヴァイオリンのヒイロ先生に教わった練習方法(と言っても、要は音程印象丸暗記なんですが:笑)でコツコツとやってます。ちょっとずつ進歩しているのが自分でも分かりますよ。でも、すごく時間がかかってます。次回のレッスンまでに、どうこう出来る上達ペースではありません。

 絶対でも相対でも音感って奴が欲しいなあ…。
 
 
 さて、モーツァルト作曲のドン・ジョヴァンニの「Dalla sua pace la mia dipende/彼女こそ私の宝」です。こちらも全面否定でダメダメでした。ま、この曲に関しては全面否定を食らっても仕方ないかなって思います。なにしろ、かなり難しい曲なんだと思います。

 ちなみに参考に聞いたヘフリガーの音源で、ヘフリガーがこの曲をちょっと誤魔化して歌っている事[具体的には一部のフレーズにファルセットを使っていました]に気づきました。彼ほどの名歌手でも(色々と事情があるのでしょうが)レコーディングでファルセットを使わざるを得ないほどの、難しい曲なんだよなあ。手強そう…。

 私は、この手のタイプ(高音安定タイプ)の曲が苦手です。なんかイタリア古典歌曲の「Tu lo sai」を思い出します。あの曲、何度やっても、まともに歌えないものなあ~。だから、正直言って、この曲も私には簡単には歌えないだろうと思います。歌うとしても、一か八かの気分でしか歌えません。それを先生は『一か八か』ではなく『確実に歌え』というのですよ。先生としては当然の要求でしょうが、サラっと無理難題を吹っ掛けてくるものです(薄笑)。

 この曲のどこが難しいのか。それは『あらゆる点でバランスが取れた歌唱じゃないと歌えない曲』であり『どこにも休む箇所がなく、歌っていて、すごく疲れる曲』であり『モーツァルト的な音程が随所にあり、音程が甘い人が歌うとモーツァルトに聞こえない』点なんだそうです。プロ歌手が歌っても、やはり大変な曲なんだそうです。実際、先生もこの曲でレッスンしていると、他の曲のレッスンよりも、うんと疲れるんだそうです。教える方も疲れるなら、学ぶ方が疲れても当然か…。

 とにかくバランスが必要(高いレベルで歌に必要な各能力が揃っている事。つまり“癖のある人には歌いきれない曲”なんだそうです)って事ですが、う~ん、納得です。私なんかは“癖”しかないからねー、歌手としてのバランス、悪い悪い。いや、バランス以前に、技量不足のキャリア不足だし…、当然、この曲は歌えません。

 まずは最初の二小節ばかりを何度も繰り返しましたが、やがてそこから進んで、最初の1ページ目までをきちんとやりました。そしてレッスンの最後には、曲の最後まで一度通して歌いました。

 でね、結局、発声・発音・音程、すべてダメなんですよ。

 発声は…高いところは、声が開いてしまって平べったい声になってしまうのですが、それを徹底的に注意されました。響く声で歌う事、常にノドの奥で歌う事が必要なんです。

 音程もだいぶ注意されました。半音の違いが大切なんですよ。この半音がちゃんとしていないとMozartに聞こえないので、特に音程に注意なんですが、ところが私、そのMozart的な音程が分かりません。これらのフレーズにおける半音の差なんて、私には分からないよ。困ったものです。

 さらに言えば、スタミナが決定的に足りません。楽譜として4ページある曲なんですが、私、2ページ目の2段目で力尽きます。

 なぜそんなに疲れてしまうのが、それは私の息のコントロールが悪いからです。要するに、息を吸いすぎて、それで疲れてしまうので、息を減らして(気持ちとしては半分程度にする)歌うのを目指すのだけれど、それを可能にするには、強靱な腹筋が必要なんです。あいにくと私は、そんな強靭な腹筋など持ち合わせていないんだな。残念。

 さらに、高音Gは息の勢いではなく、頭の後ろを開けて歌うのが正解なんだそうです。先生は息の勢いで出したGと、頭の後ろを開けて歌ったGの見本を見せてくださいました。その違いは、確かに聞けば分かります。でも、聞いて分かる事と、できる事は全く別なんですよ。

 実は私、息の勢いでむりやりこじ開ける方法しか知らないんです。後ろを開けて歌った経験なんてないし、後ろを開けるという感覚そのものが分かりません。なので「後ろを開けて歌え」と言われても、そのやり方すら想像つきません。先生は目の前で両方をやってみせてくれるので、その違いは聞けば分かるのだけれど、自分でどうすればいいのかは、皆目検討つきません。困ったものです。

 さらに言うと、後ろに抜いた声ではなく、後ろで響かせる声で歌うのだと、おっしゃるのだけれど、それについても、聞いた違いは分かるんだけれど、やり方は全然分かりません。いつも適当に誤魔化してますが、本当のところ、よく分かってません。これもなんとかしないといけません。

 なんか、これだけ出来ない事や分からない事が並ぶと、歌える気がしません。いやあ~、実に気持ちの悪い、後味の良くない敗北感です。頑張って努力をしようと思っても、どこから手をつけて良いのか分かりません。

 以前はそんな時でも前向きに、自分なりの工夫をして、答えに近づこうとしていた時期もありますが「すとんさんは無駄な努力が多い。間違った事を勝手に学んできてしまう」と先生に言われて以来、なるべく前向きな気持ちは捨て、家では、指示された事以外の声楽の練習をしないように、指示された事もやりすぎるとズレてしまうのでホドホドにやるように心掛けています(要するに、家では歌の練習はあまりやらないって事です)。なので、これだけ(練習の)やり方の分からない事が増えると、練習そのものができなくなります。私は、コツコツと練習を積み重ねていって、日々、少しずつ上達していくのが大好きな人なので、練習できないと気持ちが腐ります。

 そうなると、モチベーションはダダ下りです。楽譜を見るのもイヤになります。マズイね。

 この曲が歌えるようになるまで(練習曲としてね、アリアとしては最初から諦めてます)何年かかるかな…って感じです。いや、マジで。なにしろ、この曲よりもだいぶ簡単な「Tu lo sai」だって、今だに歌えないのにね。前途多難です。

 とにかくこの曲、現在は、最初の二小節でテクニック的に撃沈してます。この曲4ページもあるんだよ。年内のレッスンがあと、2回、年が明けて3回、合わせて5回でこの曲が歌えるようになれる…わけないよね。でも歌えないと、当然、ファントムには取り掛かれないわけだし、ガラコンサートの準備に取り掛かれないのです。

 ファントム、歌いたいな。でも、その前に、目の前の蝿を追い払わなくちゃ。

 妻には「ガラコンサートには、もしかすると、出れないかもしれないから、よろしく」と伝えました。背水の陣です。「仕方がないわね」と納得をしてくれました。

 よし、しばらくはMozartに集中だ。当面の目標は、先生にも言われたけれど、「撃沈せずに最後まで歌い通す事」です。それが出来たらファントムだ。できれば、あとレッスン5回で仕上げるぞぉ~。間に合わなきゃ、ガラコンサートには出場しない…つもりで練習に臨みます。

コメント

  1. グレッチェン より:

    とても大変そうなレッスンですね。でも それは すとん様がある程度のレベルをクリアしたからではないでしょうか?だから次のステップとして より高いものが要求されているのだと思います。私はアマチュアレベルでしか分からないので何とも言えませんが モーツァルトは フレーズの最初から最後までを均質な音で歌わなければならないし ドニゼッティみたいに感情が優先したフリして誤魔化すワケにはいかないし 聴いてみれば アジリタ突っ走りのアリアなんかの方がよほど 巧く聞こえてしまうし モーツァルトって 本当に イタイです[E:down] 声はアルヴァが好きかな アライザも捨てがたいです

  2. すとん より:

    グレッチェンさん

     確かにちょっと大変なレッスンだったかもしれない。でも、お客様扱いで、通り一遍のレッスンしか受けられないのは寂しいです。たまにキツい時はあるのですが、熱血で親身な指導をしてくださるのが、キング先生の素晴らしいところです。

    >すとん様がある程度のレベルをクリアしたからではないでしょうか?

     確かに次のステップに行くための指導だと思ってます(だから、いくら厳しくても、先生の事を恨んだりはしてません)。実際に、要求水準はいつもよりも厳しめでしたが、親身に色々と教えてくださっている事は確かなんですが…分からんモノは分からんのですよ。

     フルートだと、先生の演奏姿を見たり、指使いを見たりして、色々と真似る事でできますが、歌の場合は先生の声を聞いて、その“結果”が分かっても、カラダの中を見るわけにはいきませんから、それがどのような“やり方”で実現されているのかが分からないのです。

     そこが厳しいんです。あと、音程に関して言えば、運指があるフルートは楽ですよ。歌には運指なんてないですからね。すべては自分の感覚なんですが、その感覚が頼りないんです…。

     モーツァルト…いわゆるイタリア・オペラのノリでは歌えないですね。音楽ジャンルがちょっと違うみたいです。時代的にも、かなり古い音楽になるわけだし、実際、モーツァルトの時代は、まだカストラートが活躍していた時代でしょ。今の我々からすると、色々と面倒な音楽なんだろうと思います。

  3. Yテノール より:

    全面否定、きついですよね。よく解ります。
    実は、私にとって、音楽を習うことは全面否定が前提になっています。
    笛の個人レッスンが、そうでした。
    ゼロからの出発ではなく、マイナスからの出発でした。
    自己流のへんな癖がついちゃっていて、全部駄目なんですよ。
    いくら頑張っても、何一つ向上しない日々が数年続きました。
    指導して頂いていて、いくら頑張ってもできないと、先生の誠意を無駄にしているような、後ろめたい気持ちになります。
    優しい先生ですが、流石にあきれて匙を投げ出したいという気配でしたね。最初の数年感は、レッスンに行くのがなんか、断頭台に行く様な感じでした。
    10年以上経った今、先生からの「奇麗な音ですね。」のお言葉に,サプライズプレゼントを頂いたような感慨を感じております。

    だから、声楽の時はもう覚悟ができていました。
    声楽は全くの初心から初めましたが、歌に対する自己評価は、完全全面否定で臨んでいます。
    今でもレッスン室に入る時は、緊張してますね。
    断頭台とまではいきませんが、面接試験を受けるくらいの緊張感はあります。

    音楽も絵も、本来喜びの大きなジャンルですから、その喜びを得る為の苦労も並大抵でないのは当然かもしれません。

    価値の大きいものを手にする為には、代償も大きいのでしょう。

    ガラコンサートを控え、キング先生の指導にも特段の気合いが入って来ていますよね。
    まさに愛の鞭と言う感じです。
    ステップアップの絶好の機会、お互い、前向きに乗り切って参りましょう〜♪

  4. すとん より:

    Yテノールさん

     全面否定はキツいですが、仕方ないです。力が足りないのは自分でも分かっていますから。できれば、その状態から抜け出したいですし、早く上達したいです。でもね、どうやって抜け出したら良いのか分からないし『次回のレッスンまでにどうにかしないといけない…』と思うと焦るばかりで、気分が落ち込むばかりで、結局、何もできません。

     だから、なんだろ。拒絶とか逃避とか中止とかではなく、無力とか絶望とか閉塞感とかを感じるわけです。今はとにかく“時間が欲しい”“距離を置きたい”って感じです。

     もっとも“時間が欲しい”“距離を置きたい”と願っても、レッスンは毎週やってくるわけだし、それにレッスンを休んでしまったら、そのままズルズルと声楽を辞めてしまうんだろうなあって思います。

     一応、私、これでも前科があるんですよ。二十代の頃、声楽を習っていた先生に、毎回毎回ダメを出され続けてイヤになって声楽を辞めちゃった(と言うか“破門された”)という前科です。あの時の事はトラウマになっていて、次に“歌いたい”って思うまで、20年ほどかかったし、今でもあのトラウマから完全に吹っ切れたわけじゃないです。

     冷静に考えると、あの時のトラウマに、心が喰われているのかもしれません。

    >ガラコンサートを控え、キング先生の指導にも特段の気合いが入って来ていますよね。

     …だと思います。キング先生に(おそらく)悪意が無いであろう事は分かっているつもりです。単純に熱心さの現れなんだと思いたいです。でもね、それに応えられない自分がここにいるわけで、それが悲しくてツラクてキビしいんです。

    >ステップアップの絶好の機会、お互い、前向きに乗り切って参りましょう〜♪

     …ですね。カラ元気をふりしぼって、立ち上がらないといけないですね。

     要するに、私に実力があれば、こんな事で悩む事なんてないのですから、早く上達すればいいだけの話なんですよ。分かっているんです。頑張りますし、頑張りたいです。

     心配してくださって、ありがとう。

  5. BEE より:

    ストンさ〜ん!

    私も毎回レッスンではジェットコースターに乗ってるみたいな感じですよ( ̄▽ ̄)

    先々週は、いい感じで掴めてきたんじゃないかと言われて有頂天でしたが、先週は今までの発声に関する考えを全部捨ててって言われて絶句してました(^_^;)。
    さあ、明日は何て言われるか楽しみです(爆)

    前に習っていた先生は今の先生よりもさらに厳しかったですが、見込みがなかったらそんなに厳しくしないと言ってました。

    きっとキング先生もそうですよ(^_-)

    とにかく私はもっと楽に歌えるようになるなら何でもします状態です(^O^)

    ってレッスンでは思ってるんですけどね(^_^;)

    頑張りましょう!

  6. すとん より:

    BEEさん

     キング先生には罪は無いのよ、単に熱心なだけ。ただ、私がヘタレなだけ。だから、なんだろ、自己嫌悪の海に沈んでいるんです。

     分かれば直せると思うんだよね。問題は、先生の指摘が私には全然分からない事。分からないから直せない。でも、先生が言うんだから、やっぱりダメなんだと思う。でもどれだけダメなのかが、自分では分からない。問題はそこなのね。

    >さあ、明日は何て言われるか楽しみです(爆)

     お、強いね。私にもその強さを分けてください(笑)。いや、実際、歌える歌えないもそうだけれど、私の場合、心が折れちゃったんだと思う。

    >頑張りましょう!

     励ましてくれてありがとう、頑張りたいです。

  7. おぷー より:

    モーツァルトの曲は、高い所でぶつけるのは厳禁です。
    このクラウスの歌い方が良いと思います。
    http://youtu.be/gFgNxrFrCUQ
    プッチーニみたいな歌い方はダメだと思います。
    そして、喋る事。これ重要です。
    子音を外して、母音だけで歌う練習をした後、子音をくっつけて歌ってみて下さい。少し歌い易くなると思います。
    私もモーツァルトを幾つか歌って、その難しさに辟易してますが、
    出来た時は、嬉しいです。

    この曲のカラオケ、張っておきますね。:-)
    http://youtu.be/XJPCNPzWx-w

  8. すとん より:

    おぷーさん

     クラウスの歌唱は、私の貴重な参考音源の中にも入ってました。イタリアものが好きな私なので、モーツァルトの音源ってあんまり持っていないんですね。クラウスのようなノーブルな歌い方は、確かにモーツァルト向きがもしれません。

    >モーツァルトの曲は、高い所でぶつけるのは厳禁です。

     あ、やっぱり? そんな気がしてました。もっとも、高いところを“ぶつけて出す”以外の方法を知らない私的には…“おもいっきりぶつける”のではなく“やさしくぶつける”やり方で乗り切ろうと思います(汗)。本当は“ぶつける”以外の発声方法ができればいいのですが、皆目検討もつかないものでして(汗)。

     しかし、クラウスは軽~く歌いますね。こんなに軽く歌えるなんて、すごいなあ。私の(声じゃなくて)歌は重いからなあ…。

    >そして、喋る事。これ重要です。
    >子音を外して、母音だけで歌う練習をした後、子音をくっつけて歌ってみて下さい。少し歌い易くなると思います。

     さっそくやってみます。感謝です。

    >この曲のカラオケ、張っておきますね。:-)

     おお、これは有り難い。しかしYouTubeって何でもあるんですね。オペラアリアのカラオケなんて、思いもかけないものがあるんですねえ(しみじみ)。

  9. もり より:

    キング先生厳しいですね~。でもすとんさんの文章からも、師の愛を感じます。

    私の先生は、レッスン中褒めてくれることが多いです。自分ではまだよく分かっていない時でも「良くなった」と言われると、「ホントかよ?!」って思ったりもします(笑
    大人相手のレッスンって、別に音大目指しているわけではないし、楽しく歌うことに重点を置いているんだと思うんですよね。
    真剣にダメ出ししてもらえるすとんさんが羨ましいって思いました。

    モーツァルトって難しいですよね、やっぱり。
    聴いている分には、サロンで貴族サマ達がゆったりと楽しむ音楽っていう感じがするのに。
    実際に歌ってみると展開が激しくって、気が抜けないというか、常に次のフレーズのイメージを頭に置いて体を用意していないとフレーズ同士繋がらないとういか。
    優雅に湖面を進む白鳥が、実は水面下で足を動かしている姿が頭に浮かびます。
    この人、歌う方の体の使い方とか全然考えなかったんだろうなあ。モーツァルトって歌えない人だったんだろうなあって、いつも心の中で憎まれ口叩いてます(笑

  10. すとん より:

    もりさん

     キング先生…確かに厳しいです。彼は熱心なんですよ。いつでも全力投球なので、人によっては、その熱心さ故に、避ける人もいます。だって、趣味で適当に歌を習いたいだけの人にとっては、キング先生は熱すぎますからね(笑)。適当な人には適当に、熱心な人には熱心に、教え分ける事ができたら、キング門下もあっと言う間に倍々で増えていくはずなんですが…。

     そういう意味では、不器用な先生なんです。いや、商売下手というべきか…。

    >大人相手のレッスンって、別に音大目指しているわけではないし、楽しく歌うことに重点を置いているんだと思うんですよね。

     「技術の裏付けがあって、始めて楽しく歌える」…とかキング先生なら言いそうです(笑)。なので、楽しく歌うためには、基礎からしっかりやりましょう…というのが、ウチの門下なんですよ。ハードですよぉ。厳しいんです。

    >モーツァルトって歌えない人だったんだろうなあって、いつも心の中で憎まれ口叩いてます(笑

     同感。あと、ベートーヴェンもね。第九の合唱部分を歌っていて「こいつ(注:ベートーヴェンの事)は絶対に歌えない人間だ!」と私の心の中で罵ってました(笑)。

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