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高音も低音も、発声は難しい

 声楽のレッスンに行ってきました。今年最初のレッスンだったよ。実は、当初のレッスン日は、先生の都合(ステージのリハーサルが急遽入ったようですから、ま、仕方ないです。本業大切です)でキャンセルになってしまったので、今回は別日に先生の本宅の方にお伺いしてのレッスンとなりました。ま、お年賀をお渡しする事もあって、却って好都合です。たまにこちらにもお伺いするのですが、こっちはレッスン室が広い広い。合唱のレッスンだって出来ちゃうくらいに広いので、大好きです。
 さて、ハミング練習からです。今回注意されたのは
1)息をポイントに当てて
2)後ろに1回まわしてから
3)声を前へ出す”です。
 つまり翻訳すると
1)軟口蓋を上に上げて
2)口腔を後ろにも開けて容量を増やし
3)たっぷり腹圧をかけて息を吐きながら行う”です。
 この際に注意する事は、ノドに力が入ると声帯を傷めるので、くれぐれもノドは楽にする事と、息を吐きすぎても同様になるので、注意することです。ついうっかりノドを締めてしまうと、声がガリッと来て、本当にノドが痛くなりますし、声を壊す原因になります。
 実際、私がキング先生のところでノドを壊しかけたのは、ノドを締めたまま、しっかり息を吐く事を求められたからです。これやり続けたら、声が壊れるどころか、声帯が炎症して変形して、ハスキーヴォイスになって、二度とクラシック声楽なんて歌えなくなるからね。ほんと、ヤバイヤバイ。クワバラクワバラ…。
 高音を発声する時は、音の上に響きを足していく事が大切です。決して、中音を発声する時の声のまま、高音を発声してはいけないのです。そんな事をすると、何となく音が♭しているように聞こえてしまうからです。私の場合、Eあたりから音程が♭して聞こえるんだそうです。Eが♭しているからと言って、FやGが出ないわけではないので、発声の限界を迎えて♭しているのではなく、響きが足りなくて低めに聞こえてしまうのです。なので、高音域になったら、意識的に響きを多めに足して歌うことが大切になってくるわけです。
 響きを高めるには、
1)息を一段上に上げる(感覚的には、鼻にある息を、目の辺りまで上げる感覚)
2)腹圧を上げる
3)息のスピードを上げる、かな?
 とにかく声にキラキラした成分を付け加える感じです。この時、音程を下からつかみに行くのではなく、上から見下ろす感じで行くの良いのですが…これが私には難しいのです。
 高音の次は低音です。五線より下の低音でも、響きを落とさないように歌わないと行けません。低音で響きを落とさないためには、高音で響きを上げるのと同様に、かなり腹圧をかけないとダメです。ただし、高音では、横隔膜を上に引き上げる感じで腹圧を掛けていきますが、低音では、横隔膜を横に広げる感じで腹圧を掛けていくので、同じ腹圧を高めるでも、感覚的には、ちょっと違います。

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