歌劇団の練習に行ってきました。
風邪をひいてます。腫れがノドに来てます。そんな状態で歌劇団の練習に行きました。ノドは痛く、声は出づらかったのですが、幸い、熱もなく、めまいは…多少あったかな? 息苦しさは…少しあったかな? でもまあ、月に一度しかない練習だし、私は団長だし、主役だし(笑)、行かないわけにはいかないよね。
でも、歌劇団の練習課題は、2~3日前あたりから集中的に練習しようと思っていたのに、寝てばかりいたので、練習不足のまま、練習に参加しちゃいました。ま、そんな時もあるって(笑)。
歌劇団の練習は、呼吸の練習から始まりました。いつものロングトーンの練習と犬の呼吸の二本立て。しかし、ノドが腫れている私は、見学だけでした。
筋トレは…いつもは私が前に出てやるのですが、体調不良のために、代役として息子君にやってもらったら…運動部所属の中学生は、中高年の体力と言うのが想像できないのか、めっちゃ厳しかったです。回数的には、スクワット20回×2セット、腹筋20回×2セット、背筋は速い背筋が30回、遅い背筋が20回でしたが、特にスクワットと腹筋が、一つ一つが実にゆっくりで…死ぬかと思った。でも、団的にはよかったと思うので、次回からは、筋トレ大将として、彼に筋トレのリーダーシップをまかせても良いかとも思いました。私では…自分に甘いので、あそこまでの厳しさにはならないからね。
発声練習です。最初は普通に発声練習をし、次は歩きながら発声の練習をしました。歩きながらの発声では、くれぐれも無理をしない事を言われました。高い音になると、どうしても歩きながらの発声が困難になります。そんな時は、無理せずに立ち止まっていいので、しっかり発音をするように。また、歩きながらであっても、発声のフォームは崩さない事。
コンコーネは…今回は1番だけでした。今回からは、パートごとにまとまって歌う(合唱スタイルですね)ではなく、全員の立ち位置をランダムにして、パートごとに固まらないような配置にして歌ってみました。自分がしっかり歌わないと歌えないので、これは良いと思いました。最初は全員で歌いました(合唱ですね)が、途中から1パート1人の重唱スタイルでやってみました。私も重唱をやりました。いいね、重唱は。私は重唱が好きかもしれない。
そうそう、いわゆる“速度記号”は速度を表すだけの記号ではなく、その曲の雰囲気なども決める大切な言葉だと教わりました。それと、散々、先生から「歌っている時は指揮者と目が合うように」と言われたけれど、今回の私は色々と余裕がなかったので、楽譜にかじりつきでした。はい、自分でも分かっていましたが、調子が悪いと、短気記憶能力がほぼ失われるし、長期記憶能力が発動しないのだから、こりゃあ仕方ないね。
コンコーネは次回は2番です。しっかり練習しておきましょう。
合唱曲の木下牧子作曲「春に」も、もちろん練習しました。今回は冒頭から25小節までを集中的にやりました。各パートの出入りがあるのですが、途中から入るパートは、特に出だしを明確にし、お客さんに分かるようにしっかりと歌ってほしい」と言われました。
また、パートソロのところは、きちんと聴かせられる歌い方で歌うこと、合唱の部分は、しっかりとハモる声で歌うことを言われました。この曲も、最初は合唱で、次に重唱でやりました。今回は、私はノドが痛かったので、重唱の時は見学をしていたのですが、やっぱりやりたくなったので、最後にわがままを言って、他のメンバーにつきあってもらいました。
やっぱ、重唱はいいわ~。良いも悪いも自分の責任だし、ハモるもハモらないも自分の責任。自分の歌と結果がダイレクトにつながっている感じが好き。合唱だと、自分がオチてもヘマしても、そのパート自体がしっかりしていると音楽が成り立っちゃう点がキライ。歌えてもいないのに歌えた気になったり、自分の感情とパートの歌声がつながっていない点とか、そういう音楽と自分との距離感が遠いのがヤだな。
クレシェンドはあふれる気持ちの表現だから、思い切ってやってみましょう。
次回は今回の終わりから37小節目までを集中的に練習しておくこと。特にこの部分は男声が結構キーになっている事が多い箇所なので、男声は特にしっかり歌うようにと言われました。
ここで休憩になりました。妻がザッフーン(公式サイトはこちら)を持って来て、団員の皆様に披露したのですが、キング先生が見事に釣れて、すごくザッフーンを欲しがりました。その気持ちは良く分かります。だって、ザッフーンって、本当にいい音しているもの。買いたい買いたいとおっしゃっていましたが、なかなか入手困難な楽器なんですよね。普通の楽器店じゃあ売ってないもの。…でも、キング先生、帰宅後すぐにご注文されたらしく、その二日後には、青いザッフーンを入手されたようです。
これで、我が団には、ザッフーン奏者が二名いる事になります(笑)。
次回の練習は、途中の休憩を省略し、その分早く練習を終える事になりました。なぜかと言うと、練習後に、女性団員だけで集まって、忘年会代わりに女子会をやる事になったからです。女性は女子会をやるのですが、女子会に参加できない男性は何となく悔しい気持ちになったので、男性メンバーだけで集まって、男子会をやる事にしました(笑)。参加メンバーは、私と先生とYテノールさんの三人だけ。うわー、濃いなあ(笑)。せっかくの男子会なので、女性を連れて入れないような、汚くて下世話でダメオヤジがたむろすようなお店に出かけましょうという事になったので、ホッピーが似合う、畳が脂ぎっていて汚い店に行く事にしました。ああ、来月が楽しみ。
後半の練習は「赤ずきんちゃん」の第1幕の通し稽古です。歌はもとより、演技とか動きとか立ち位置とかを決めていきます。今回の演技を元に、先生が具体的な演出プランを考えてくるそうです。私も痛いノドで頑張りましたよ。「木々の合唱」は…まだまだ練習不足かな? でもこの曲はまだ誰がどこを歌うかは確定していないので、ひとまず主役以外の人は、自分が好きなパートの練習をしてくる事になりました。
一通り終わった後は、音楽のテンポの確認などをしました。次回の「赤ずきんチャン」は再び第2幕です。前回の練習の記録がないので、次回、もう一度赤ずきんチャンをやって、それを記録して、それをベースにして、本番の演出を決めていく事になります。
先月決めた本番の日程ですが、参加できないメンバーが出てきたので、次回の練習の時に再度確認する事にしました。場合によって、また本番がズレこむ可能性もあります。オトナの集まりなので、なかなか日程調整が大変ですが、どこかでエイヤと決めないといけないのがツライところです。でも、最初だから、全員が出演できる方向で決めたいなあ…と思います。
来月が女子会、再来月が新年会。ウチの団は…親睦に熱心なのかもしれない(笑)。
コメント
ストン団長、そうなんです。重唱、重奏ってめちゃ楽しいんですよ!!
私の仕事は絵描きなので完全個人プレイ、つまりずっとソロをやっているわけですね。
だから、趣味の音楽は、どうしてもアンサンブルをしたくなるんです。
かといって合唱は、ストン団長がここで、的確に分析しておられるように、
自分がなんか集団に埋没してしまう感じがして触手が動きませんでした。
何故キング先生の巧みな勧誘に抗しけれずフィガロ歌劇団に入団してしまったか?
慢性超多忙状態の私にとってこれは狂気の沙汰です。
それは、歌劇やミュージカルをやりたかったわけでもなく
主役を狙いたかったわけでもなく(笑)
他でもないアンサンブル、重唱の勉強をしたかったからなんです。
学校で合唱っていうと、旋律パートにつられっぱなしで、
まったくハモれませんでした。自慢じゃないけど、一度もハモれたことがありません。
学友は、ちゃんとできていて、ハーモニーってなんて素敵なんだろうて思っておりました。
ハーモニーは私にとって羨望と憧れの的でしたし、今もそうです。
今回、フィガロ歌劇団入団というご縁を頂いたので
是非この昔年のアンビバレントな思いをクリアし
重唱を楽しめるようになりたいと思っております〜♪
Yテノールさん
重唱、楽しいですよね。独唱とも合唱とも違った楽しさがある。合唱は合唱団に入ればできるし、独唱は個人でもできる。でも、重唱は歌の勉強をしていても、なかなか出来ない、ちょっとだけレアな楽しみです。重唱を楽しむなら、声楽アンサンブル系の団体に所属するのが一番の近道ですが、声楽アンサンブル系のアマチュア団体ってなかなか無いですからね。その点、我らの歌劇団は貴重な存在です。
歌劇団では重唱するチャンスがたくさんあるので、Yテノールさん的には、ウハウハですね。もちろん、私もウハウハです。
「春に」は、良い曲ですね。♪このきもちはなんだろう~
中学生向けの合唱曲集(音楽の授業で使うやつ)にも載っていたりましす。
でも、なかなか難しい曲だなあと思います。なかなか疲れるんですよね~(ソプラノが)
がんばってください♪
重唱は、ほんとに楽しいですね。私も最近重唱レッスンをはじめたばかりなのですが、はまりそうです。すとんさんの歌劇団が近所にあればいいのになあと思います。
椎茸さん
「春に」は良い曲ですが、何といっても、バリトン(バス)パートが無いのがいいんです。つまり、ソプラノ1・ソプラノ2・男声の三部合唱ってのが、ウチの歌劇団の実状と合っているのがいいんです。そう、ウチは現在、男声低音パートがいなくてねえ…。そこが悩みだったりするんです。これでバリトンがいれば「大地讃頌」とかが歌えるのですが…。
>すとんさんの歌劇団が近所にあればいいのになあと思います。
ウチの歌劇団は、湘南地方で月1回練習してますよ。詳しい事をお知りになりければメールを下さい。メールは、PCなら左欄の「メールを送信」をクリックしていただけるとOKです。携帯の場合は、コメントくださる時に、メールアドレスをご記入の上『メールください』と一言添えてくだされば、こちらからメールを差し上げますので、よろしく。
私のノートPCは、お茶に負けず壊れませんでした。
白煙もあがりませんでした!
モナビーナスさん
最近のパソコンはキーボードのキーとその下の基盤の間に、圧電式のゴムマットをひいているものがたくさんありますが、もしもその手のタイプのモノならば、多少の水分も平気なはずです。昔はキーの下は直接基盤だったものも多く、そのためでしょうか、シリコン製のキーボードカバーを掛けてパソコンを使う人も大勢いました。今でもパソコン屋に行くとシリコンカバーは発売されていますから、愛用者の方がいらっしゃるのでしょうね。
私は以前、ちょっとだけ使った事がありますが、何となく違和感を覚えたので、すぐに使用をやめました。やっぱり、シリコンカバー越しにタッチするのではなく、直接タッチする方が好きみたいです。
昨日はわざわざお越しくださって有難うございました。重唱出来るって良いですね[E:notes]私もロ短調の二重唱とかしてみたいです。すとん様のおおかみさんて ソフィスティケイトで クールな タイプって どうかしら?
グレッチェンさん
本来なら、今日の記事は昨日のグレッチェンさんの発表会を題材に取り上げるべきでしたが、原稿が間に合わなかった(笑)ので、明日アップします。待っててね。
>重唱出来るって良いですね
ですね。今度、お教室の先生にご相談なさって、同じお教室の生徒さん同士で二重唱してみてはいかが? 女声同士の二重唱というのも、多少はありますよ。あるいはチャンスを作って私と二重唱してみますか? ソプラノ×テノールなら、いくらでもありますよ…って、その前に私の実力が…グレッチェンさんのお相手をするには、まだまだ足りないか!
>すとん様のおおかみさんて ソフィスティケイトで クールな タイプって どうかしら?
まだキャラが決まりませんが、少なくとも、クールなタイプは演出家であるキング先生に却下されました。クールな悪役ってのは、分かりづらいんだそうです。なにしろ、童話ですから(笑)。童話的な悪役ってを考えないといけないのですが、もー、面倒なので、素のままでいいかっ! みたいな気分になってます。
私は、素でも十分、悪人だから(笑)。
>>いわゆる“速度記号”は速度を表すだけの記号ではなく、その曲の雰囲気なども決める大切な言葉だと教わりました。
通りすがり こと tetsuです。詩人の恋のリサイタルの件で、ヴンダーリヒ云々でお邪魔して以来です。
今回もリサイタルには残念ながら行けません。家でヴンダーリヒの最後のリサイタルをくりかえし聴いています。
速度記号の件ですが、イタリア映画を見ていてタクシーを急かすのにprestoと叫んでいたのは笑ってしまいました。このためだけに伊和辞典を買いました。
pianoに、本来は弱い、という意味がないのもビックリでした。
tetsuさん
ヴンダーリヒ、いいですよね。実は先日、ヴンダーリヒの廉価版のボックスセット(10枚組だったんですよぉ~)を購入して以来、時折、取り出しては聞いてます。彼の声を聞いていると、色々と考えてしまいますよ。どうやれば、あんなに軽々と歌えるかな~ってね。それにしても、私の買ったCDは廉価版で、大半がドイツ語歌唱なので、知らない曲ばかりで愉快ですよ。イタリアオペラもドイツ語歌唱ですから(笑)。
>pianoに、本来は弱い、という意味がないのもビックリでした。
私も思わず辞書をひいちゃいましたよ。そしたら、pianoって、英語にすると、planeの事なんですね。つまり「平ら」って意味なんです。へー『平ら』が『弱さ』に通じる感覚って、ちょっと分かるような気がします。ちなみにforteはstorongなので『強い』で正解みたいですが…。
リサイタルはまた次もありますから、大丈夫ですよ。これからもよろしくお願いします。