ハイカラとバンカラ…もはや両方とも死語でしょう(笑)。でも、たまに私の周りでは耳にするので、今回はこの言葉について考えてみたいと思います。
まずハイカラとは何か? AIに尋ねたところ
>西洋風の服装や文化、考え方など、都会的で洗練された新しいスタイルを指します。もともとは、英語の「high collar(ハイカラー)」が語源で、当時の西洋風の立ち襟シャツに由来し、時代が進むにつれてファッションやライフスタイルの粋な様子を表すようになりました
…とのことです。まあ、そもそもはオシャレな事を指し、今なら「意識高い」とでも言えるような、庶民からちょっと浮いた感じのかぶれた人/風俗を指していたようです。とは言え、この言葉が現役だったのは明治時代らしいので、今の令和の感覚で見ると、昔の和洋折衷スタイルがハイカラなのかもしれません。それこそ、ファンタジーの大正時代のオシャレさんが“ハイカラ”かもしれません。
で、バンカラとは何か? これもまたAIに尋ねました。
>「バンカラ」とは、明治時代に西洋風を意味する「ハイカラ」への対抗として生まれた言葉で、身なりや言葉遣いが粗野で荒々しいこと、またはそのような人を指します。
ふむふむ、やはりハイカラの対義語としてのバンカラのようです。ハイカラが「high collar」なら、バンカラは「野蛮 collar」なのでしょう。まあ、今風に言えば「庶民的で意識低い系」なのでしょう。ただ時代が時代なので、庶民的であるって事は、同時に「貧乏」であり「不潔」であるわけです。バンカラには「弊衣破帽」の特徴があるのも分かります。
私が子どもの頃までは、かろうじて、ハイカラもバンカラも存在していました。ハイカラは主に少女漫画の世界で、バンカラは少年漫画の世界で、ファンタジーな存在として残っていました。
でも今や令和の時代では、ハイカラもバンカラもいなくなってしまいました。マンガやラノベの世界にもいません。おそらく日本人全体がハイカラになってしまったのでしょう。そのため、バンカラが絶滅して滅んでしまったのでしょう。今の時代“弊衣破帽”なんて、もはや有り得ませんからね。
昔のモノがなくなるってのは、なんか残念で寂しい気持ちになります。
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