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年を取ると頭が悪くなる

 または「年を取るとブサイクになる」とか「年を取ると体力なくなる」とか…まあ「年を取ると◯◯になる」って事になるわけです。あ、「◯◯になる」とは、基本的にはマイナス方向とか、ダメ的なモノとか、まあそんな感じの言葉が入ります。

 だから年を取る事は悲しいことで、老化することはダメなこと…と思われがちです。実際、年を取ってカラダが老化することで、良いことなんて一つもありません。誰だって、老人のカラダよりも若者のカラダの方が優れていると思っているわけです。

 頭…というか知性や知能もそうです。脳みそだって人間の臓器の一つであり、年を取れば老化して機能が衰えます。認知症と言われるような極端な状態を考えなくても、誰であれ、年を取って脳が老化をすれば、物忘れは激しくなるし、物覚えは悪くなるし、判断力は鈍り、高度な思考が無理になります。

 筋肉は年をとっても鍛えて若々しさをキープすることが可能ですが、脳はそうではありません。筋肉は再生しますが、脳細胞は再生しません。衰え失われていく一方です。だから誰であれ、年齢相応に衰えていくわけです。脳トレに過大な期待を寄せてはいけません。

 先日、書斎を整理していたら、若い時に書いた英字の論文が出てきました。懐かしくなって読み返そうとしましたが、何が書かれているのか分かりませんでした。いやあ、この論文、確かに若い時の私が書いたのに、年老いた私はそれを読むことすらできなくなっていました。いやはや、若い時の優秀な私に脱帽です。そして、今の私はこの程度にボンクラになっていたわけです。

 年を取って、だいぶ頭が悪くなってしまいましたが、それを悲しんでも仕方ありません。今の私は所詮この程度の人間なのです。今の私は、今の私のレベルにふさわしい世界で楽しく生きればいいのです。そう思えば、頭が悪くなったと感じられても、それほど寂しくは感じることはありません。

 人生はいつだって「あるがままを受け入れて生きていく」のです。分相応な暮らし…が幸せの秘訣であると私は考えます。

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