表題の通りです。ビートルズ・アンソロジー(以下、アンソロジー)の映像版(ドキュメンタリー)を見るのが楽しみな私です。
最新の映像版は、現在、ディズニープラスで配信中です。私は、年末の旅行が終わってからディズニープラスとサブスク契約をするつもりなので、今はまだ見れていないのです。年末に、しっかりと腰を据えて見る予定なので、余計に楽しみだったりします。
あまり楽しみなので、ネットであれこれ情報を集めたところ、ちょっと「むむっ」って事を知ってしまったので、それらを覚書程度に書いてみたいと思います。
まず、アンソロジーの説明から。
今回のアンソロジーは4回目のリリース(?)となります。
1回目がテレビ朝日系列で、1995年の紅白の裏番組として放送されたものです。一挙放送で、全部で5時間半の番組として編集されていました。当時の家庭用ビデオで、多少画質は落ちるけれど長時間モードなら録画が可能だったので、当然、ビデオ録画をして、何度か繰り返してみました。
2回目のリリースは、テレビ放送後しばらくして発売されたVHS版です。こちらは、全体が8章(つまり8本)の番組に分かれ、1回が各80分の番組構成になっていました。全8章のドキュメンタリー番組というわけです。これはイギリスで放送されたモノをビデオ化したそうです。
1本のVHSビデオに2章ずつ入っていて、全部でビデオ4本です。時間にして、約11時間という大作です。ただし、テレビ版で放送された、当時の新曲「リアル・ラブ」はこちらのVHS版には収録されていないという、ちょっぴり残念な部分がありました。
3回目が2003年に発売されたDVD版です。こちらは、ビデオ1本分がディスク1枚に収まっています。そして、内容的には9章と呼べるボーナスディスク(アンソロジーの制作場面や「フリー・アズ・ア・バード」のメイキング映像、「リアル・ラブ」のビデオなど)が付いていて、5枚組セットでの販売でした。内容はVHS版に準じていましたが、画質はSD画質からHD画質にリマスターされ、音質も2009年再発CDレベルにリマスターされて向上していました。
当時は、このDVD版が最終決定版的な扱いだったので、私は、先のテレビ版やビデオ版を廃棄して、DVD版で保存していました。だってもう、VHSの再生環境すら持っていないもの。
で、あれから20年以上が経って、今回の配信版が4回目となります。全9章の構成は同じで、内容的にも8章まではこれまでのモノと基本的に同内容で、それに改めて新規制作の9章が作られたのだそうです。この9章は、DVD版のボーナス・ディスクの内容がアップデートされたものらしいです。楽しみですね。
4回目の配信版は、基本的な画質が4Kの高細密画像で、DVD版では潰れていた箇所もクリアに見えるそうだし、音声もAIを使って新たにデミックスされているので、これまで聞こえなかった音も聞こえるそうです。うんうん、楽しみ。
…と、ここまでのところで考えれば、配信版が出たんだから、もうDVD版は場所ふさぎだから廃棄してもいいよね…となりそうだけれど、どうもそうはしない方が良いらしいのです。
と言うのも、DVD版は1章が約80分だったけれど、配信版では約60分なんだそうです。つまり、かなりの部分がカットされて捨てられているそうです。まあ、全部で約2時間40分も短くなるんだもの。普通に映画1本分短くなるんだから、そりゃあDVD版とはほぼ別物と言うか、ダイジェスト版みたいな感じになるよね。どこがカットされて無くなったのかは、ネットで検索をかけると出てきます。ほんと、あれこれカットされているようです。残念ですね。
なぜそんな事になってしまったのか? おそらくは、この20年間で厳しくなったコンプラに合わせた感じでしょうね。なにしろディズニーは、そのあたりが特に厳しい会社ですから。
ですから、おそらくしばらくしたら、カットされた部分が復活した完全版が、ブルーレイディスクで出てくるのかもしれませんね。ディスクなら、配信と違って、多少コンプラ緩めでもOKですから。
でも現在、ディズニープラスで独占配信中の「レット・イット・ビー」と「ビートルズ’64」が、未だ配信オンリーのままで、ディスク版が出てこないので、アンソロジーの完全版のディスク発売なんて、夢のまた夢かもしれません。そうであるなら、なおさら、DVD版はお宝グッズってわけで、とても廃棄できませんね。
まあ、そんな感じなので、配信版を見るのが楽しみな私なのでした。
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