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私の声は、浅い

 話し声にせよ、歌声にせよ、私の声は浅いです。つまり、響きが少なくてペラペラな声をしています。声に響きがあんまり乗っていないんですよ。

 常用している言語、つまり日本語って、浅い響きの声に適している…と言うか、浅い響きになるような発声を求めている言語(これは2カ国後を話す人の、日本語と外国語の時の声の違いを聞けば、すぐに分かります)だから、こればかりを話していると、日本語に適した発声…つまり、浅い声がデフォルトになってしまう、という事があります。

 おまけに、血統的に大和民族だから、どうしても顔やカラダが平べったいので、基本的な口腔容量が少なくて、声が浅くなりがちです。

 まあ、意識的に普段から口の内部を開いて、口腔の容量を増やして、深い声で話したり歌ったりを癖付けていればいいのでしょうが、それは全くできてないので、結局、浅い声で話したり歌ったりしているわけです。

 それに職業的な必要もあって、外国人みたいな深い声ではなく、日本人特有の浅い声で話す必要もありました。仕事の声と趣味の声がうまく切り替えられれば良かったのかもしれませんが、私はそこまで器用な人間じゃないので、そりゃあ出来ませんでした。現役引退した今では、深い声にチェンジしてもいいのでしょうが、もはやそこまで自分を変えていけるモチベーションがありません。ふう。

 そこへいくと同じ日本人でも、プロ歌手の皆さんは、普段から深い声を使っていらっしゃるわけで、そこがプロとアマの違いになったりするんだろうなあ…なんて思います。ほんと、立派です。頭が下がる思いがします。

 要は自分を必要な方向に変えていけるかって話なのです。それが成長って奴だよね。おそらく、10年若かったら、そっちに踏み出せたかもしれませんが、今はもうダメだよ。精神が老化しちゃってモチベーションが無いんだもの。新しいことを始めるのが億劫だし、自分を変えるのが面倒なんだよな。

 ダメじゃん、ダメじゃん。

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