実は世間の多くの人が歌詞を聞いているのだそうです。だから、外国語の歌は敬遠されるし(だって何を歌っているのか分からないから)、滑舌の悪い歌手の歌は敬遠されがちなんです。
共感できる歌詞の歌が良い歌であって、ステレオタイプの歌詞の歌はつまらない歌なんだそうです。
まあ、分からないでもないです。
若い子だと、歌ではなく、歌手を見ている人も多いです。いわゆる、アイドルを聞く人たちですね。彼らは、アイドルが何を歌っているかなんて、どうでもいいのです。ただ、歌っているアイドルの仕草を見て、一喜一憂しているのです。
こうなると、歌を聞いていると言えるのかどうか、定かではないですね。
翻って、私自身は何を聞いているのかと言えば、おそらく、メロディを聞いているのだと思います。
メロディを聞いているので、歌詞はどうでもいいのです。だから、別に歌詞が何語であってもいいし、歌っている歌手の容姿や仕草も別にどうでもいいのです。
もうちょっと言うと、別にメロディは歌のメロディばかりではなく、バッキングのメロディも聞いています。いわゆる伴奏のメロディです。歌だけでなく、伴奏のメロディも良いと、とても耳が喜びます。
だから私は、クラシック系の歌や、昭和歌謡やJ-POPが好きなんだと思うし、ビートルズを始めとする、60年代や70年代の洋楽が好きなんだと思う。だって、この時代の音楽って、メロディがはっきりしている曲が多いからね。リズムが強い80年代の曲とか、なんかもう音が詰まりすぎている90年代以降の音楽が苦手なのは、メロディがよく聞こえないからなんだろうと思ってます。
美しいメロディって、それだけで最高だよね。耳がトロケちゃうよね。
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コメント
こんばんは。
> 歌だけでなく、伴奏のメロディも良いと、とても耳が喜びます。
こちらもまさにその通りです。
宗教曲、ドイツリート、J-POPの何を聴いても歌詞の言葉よりはメロディと和声進行にはまります。
荒井由実の和声進行も大好きです、といって手元にある解説本とかWEBサイトをみてもいまいちわかった気がしません。でも何かが違います。
別件ですが、先日の放送、
『名盤ドキュメント キャンディーズ「年下の男の子」~彼女たちのJポップ革命』
作曲者曰く、「年下の男の子の元ネタはレイ・チャールズの”Hallelujah I Love Her So”だった」とか。
https://www.youtube.com/watch?v=v-JsqKlVVGk
最近は某CMのおかげで次にはまっています。
Quincy Jones – Soul Bossa Nova
https://www.youtube.com/watch?v=CLQ7xYnyIBQ
失礼しました。
tetsuさん
あれ、本当だ。「年下の男の子」と”Hallelujah I Love Her So”は、メロディも何となく似ているけれど、コード進行が、偶然とは言い切れないほど似ている(笑)。確かに「元ネタ」と言われれば納得の出来だ!…ってか、これ、盗作って言われないのかな? マズくない(笑)。
伴奏のメロディが素晴らしい…と言えば。
先日亡くなられた谷村新司さんの代表曲と言えば「昴」ですが、あの曲の一番有名な部分って、あのホルンによるイントロだと私は思ってますが、実はあの部分って、谷村さんの作曲じゃあないんだよね。あの部分って、編曲した服部克久さんが書いてます。「昴」で谷村さんが書いているのは歌の部分のメロディだけで、他の部分の音符はすべて服部さんが書いているんだよね(だって、それが編曲家の仕事だからね)。
そういう意味では、編曲家って、大切な仕事だと思うけれど、その割に日の目を見ない地味な仕事だなあと思うのです。でもやっぱ「昴」と言えば、あのイントロだよね。
私も、あのCMのおかげで“Soul Bossa Nova”にはまってます。ううむ、ありゃあ名曲だよね。
こんばんは。
再放送予定です。
『名盤ドキュメント キャンディーズ『年下の男の子』~彼女たちのJポップ革命』
NHK BS 2023年12月9日(土)午後9:00 ~ 午後10:00
よろしかったらどうぞ。
tetsuさん
情報ありがとう。さっそく予約録画を入れました。