まだGWのお話が続きます。
上野には何度も行っていますし、あそこにある美術館や博物館には、すべて行っているとばかり思っていましたが、もしかすると(本丸である)東京国立博物館には、まだ行った事がなかったのかもしれません。いや、たぶん、行ったことないです。
なので、今回初めて、東京国立博物館に行ってみました。
お目当ては、特別展の「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」です。入口でチケットを購入して進むと…どうやら特別展は本館ではなく、別館である平成館という建物で行っているようです。うむうむうむ。
博物館の敷地内は案外広くて、入口から平成館までもそれなりに距離がありました。さすが、国立の施設だな(笑)。
平成館に入りました。別館ですが、すでにこの建物一つで、そこらの博物館や美術館よりも大きくて立派です。さすが、国立の施設だな(本日2回目)。
入口から入って、展示フロアに行く手前を右に折れて、コインロッカーに荷物を預けたところ、そのすぐ手前のコーナーに、NHKの「歴史探偵」のブースがあって、そこで番組内で利用した3D画像によるVR体験ができました。もちろん、さっそく3Dゴーグルを着用して、バーチャルな世界を体験しました。VRって初めてだったのだけれど、不思議なものだねえ…。ゴーグルを付けて周りを見ると周囲360度全部見渡せるんだねえ。体験では、椅子に座ったままだったのだけれど、あれってこちらが歩いたりすると、視点もそれに伴って移動とか出来るのかな? だとしたら、それってすごい事だよね。ともかく、VR体験が面白かったです。もちろん、そこで見た3D画像も良かったけれど、画像そのものは番組で見たのと同じでした(ので、特に新鮮味はありませんでした)。
VR体験が終わったら、さっそく特別展の方に行きました。そちらの内容では、まずは蔦屋重三郎が関わった仕事(主に出版物)が年代順に展示され、その後は同時代の戯作者や浮世絵絵師の作品が展示され、最後は大河ドラマ「べらぼう」の(使用済み)セットが展示されていました。そんなわけで、今回は、たくさんの江戸の出版物と浮世絵の現物を見ました。いやあ、お腹いっぱい。
それにしても、江戸の浮世絵は、絵師がすごいのはもちろんだけれど、彫師がすごいし、摺師もすごいです。あんなに細かく木版で彫れるってのはすごいことだし、木版なのにあんなにクリアに刷り上げるのもすごいです。現物の浮世絵を見て思った事は「これって、まるで魔法だよな」って事です。とても人間業とは思えないほど、精密で緻密なモノでした。
江戸の無名な職人たち、マジすげえよ。
↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
にほんブログ村
コメント