今回、唯一の外国での寄港地である韓国済州島に上陸しない事になり、観客たちは軽いパニックになり、乗客の間からは、誰ともなく文句が上がったそうです。
「海外旅行、楽しみにしていたのに!」
「大型船が入港できなくても、小型船に乗り換えてでも上陸できないのか!」
「済州島が駄目なら、代わりに釜山に行ってくれ!」
…等などとクレームをつける人たちが、MSCのエクスカーションの窓口とか、各旅行会社のカウンターとかに押し寄せたそうです(私は見ていないけれど、妻が見てきました)。文句を言っても状況は変わらないのに…ねえ。
私は正直、韓国にはあまり行きたくはなかったので、なかばホッとしていたりします。
寄港地での旅行がキャンセルになったため、寄港地観光の分の旅行代金の返金は、当然あるでしょうが、どのくらいの返金になるのかは…各旅行会社次第ですね。MSCに直接申し込んだ人は100%返金してもらえると船内アナウンスがありましたが、旅行店経由の人はどうなるんでしょうね。あと、ベリッシマ号は外国客船なので、旅中、日本以外の国に寄港しないと、日本の法律的にあれこれマズイと聞いていますが、そのあたりもどうなんでしょうね。
とりあえず、寄港できなかったお詫びとして、船から50ドル(約八千円)のオンボードクレジットをもらいました。これは船内だけで使えるお金(ってかクレジット)ですね。我々の場合は、有料コンサートとお土産のチョコで相殺されました。そうでなくても、スタッフに支払うチップ代に当てても良さそうです。
とにかく、韓国済州島上陸はキャンセルされました。と同時に船内アクティビティの予定も一斉にキャンセルになってしまい、急遽、あれこれ臨時のアクティビティを設ける事になったようです。まあ、下船するはずだった人が下船せず、不満を抱えて船内にいるわけですから、彼らの気持ちをうまくほぐさないといけないわけです。
我々は…と言うと、ひとまず映画を見ることにしました。カルーセルラウンジと呼ばれる、有料のショーをやる会場で「ジェラシックワールド」が上映されるので、それを見ました。このシアターには巨大モニターが5つ横並びに設置されているので、同時に5つのスクリーンで同じ画面を並べて見る…という体験ができました(笑)。
映画自体は日本語吹き替えで、それに英語の字幕(おそらくオリジナル台本のセリフ)か付いていて、英語の字幕が、日本語の翻訳とストーリーは同じでも、言葉としてまるっきり違っていたのが面白くて気になってしまいました。いやあ、映画の画面に字幕か表示されるのは駄目だね、気が散るよ。
この時、実は同時刻に、明日の鹿児島寄港のためにパスポートの預かりもやっていたのですが、その会場が映画と同じカルーセルラウンジに指定されていて、2種類の客がこの場所に殺到してしまいました。
それで映画のために会場を暗くすると、パスポート作業に支障が出るようで、すぐに明るくされるし、映画をやっているのに、大勢の人がやってきて賑やかで、音声がよく聞き取れない…と最初の方は映画に集中できず、結構散々でしたが、そのうちパスポートの預かりをラウンジ内ではなく、ラウンジの入口(つまり部屋の外)に移動して、2つのアクティビティを分けることができたので、事なきを得ました。
映画とパスボートの預かりを同じ場所でやっていて、パスポートの方は手厚く張り紙などでも誘導していたけれど、映画の方は特に案内もなくて、だから映画を見に来たカルーセルラウンジにやってたお客の幾人かは、入口で「ここはパスポートの受取場所です」とパスポートの担当者に言われて、会場の手前ですごすごと引き返していく人がいたと、後で知りました。係員さんたちが相互に連絡不足で、その影響が出て、映画を楽しめなかったお客さんもいたそうで、そこはちょっと可哀想でした。
映画の後は、私はキャビンに戻ってシャワーを浴び、妻はプールサイドで行われたストレッチの講座に行ったようです。その後は二人一緒に、ベリッシマラウンジ(ロンドンシアターの手前にあるバー)で抹茶コラーダゼロを飲みながらポップスバンドの演奏を聞き、それが終わったら、アトリウムのバーでカプチーノを飲みながら、弾き語りの歌手の歌を聞いて、夕食までの時間を過ごしました。生バンドの演奏を聞きながらの飲酒は、まるで天国にいるかのようにフワフワした気分で楽しめます、極楽ですね。
夕食は、いつものポシドニアで食べました。メニューは以下の通りです。
海老とホタテのパンフライ
ミックスグリーン、洋梨、クリスピーなセロリ、クルミ
キャロットシジャースープ
ペンネット・ボルトフィーノ風
マヒマヒのソテー、えんどう豆のココナッツムースリーヌソース
サーロインステーキ
ブラックフォレストチェリーガトー
赤ワイン
烏龍茶
いつも夕食は美味しいのだけれど、本日もすべての料理が美味しくて幸せでした。私にとって豪華客船の旅って「音楽と美食の旅」なんだなあと思いました。本来の予定どおりなら、この日の夕食は済州島で食べていたので、サーロインステーキは食べられなかったはずです。ああ、こんなに美味しいステーキが食べられなかったかもしれない…と思うと、抜港してくれて、ありがとうって言いたい気分です。
ちなみにこの日のドレスコードは“カジュアル”でした。一応、寄港日の予定だったから、外から帰ってきてそのまま食事の人もいるし、外で食べて来て船内での夕食をパスする人もいるだろうから、カジュアルなんだろうなあ…と思いました。この日くらいになると、だいぶ慣れてきたのか(本来は入店を断られる)“Tシャツに短パンでビーサン”の人もレストランにいました。ううむ、ベリッシマ号って、ほんとドレスコードに緩いわ!
食後は、カルーセルラウンジに行って、有料のショーである「スイート」を見ました。基本的には、昨日の「ミュート」同様に、高度にエンタメ化されたサーカスですが、今回も弩級に素晴らしかったです。
ショーの後は、プロムナードで行われていた“サンシャインパーティー”に妻が参加して踊り狂っていました。まあ、彼女はパリピですからね。どうせ私は根暗な音楽ファンですから、ちょっといじけて、バーでカクテル(抹茶コラーダ)を飲んで妻の帰りを待ちました。
その後は当然キャビンに戻って、一息ついたら、本日は終了です。皆さん、お休みなさい。
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