私は割と読書家です。若い時から、それなりの数の本を購入し読んできました。堅くて真面目な本から、どうでもいいようなクズ本やマンガ本までたくさん読んできました。おそらくは“活字中毒”と呼ばれるタイプの人間なんだと思います。
おまけに「いつかまた読み返すかもしれない」と思って、大半の本はなるべく購入して手元に置いておきました。まあ、一種の蔵書癖とかコレクション趣味なのかもしれません。そんなわけで、我が家には本と呼べるものが、大小さまざま取り揃えて数千冊はあります…ってか、さすがに数え切れないほどありますが、万の単位には行ってないだろう…と勝手に思っています。
で、この年齢になりました。私の人生もゴールが見えてきましたし、残り時間の少なさも自覚できるようになりました。
そこで分かった事は、本を読むなら、なるべく新しい本を読み、新しい情報を入手したい。今まで読んだ本を読み返すのは、後回しにするべきだ。それに、今持っている本を、今から読み返し始めたところで、到底すべての本を再読している残り時間は無い!ってことです。
つまり、今、眼の前にある本の大半は、もう私に読まれない本である…ってことなのです。
私には読まれない本ばかりが私の身の回りにたくさんあるのですよ。もう、どうしましょう?
かつての時代は、そういう蔵書家は、自分の蔵書をどこぞの公共施設等に寄贈したものです。例えば、図書館とか学校とか…。でも、あれって寄贈される側からすると、いい迷惑なんですよね。私もそういう関係部署にいた事があるので分かるのですが、一般市民の蔵書なんて、たいてい図書館にもあるものが大半だし、価値ある書籍なんて、ほとんど無いんです。仮に専門書籍があったとしても、すでに情報が古かったりして、収蔵する理由は、あまり無いんです。だから、収蔵スペースに余裕があれば、◯◯文庫と銘打って死蔵ずることはできますが、昨今の図書館なり学校なりには、そんなスペースなんて無いところが大半です。そうなると、どうなるか…と言うと、寄贈された時のまま段ボール箱に入れっぱなしにして、10年くらいしたら、分別ゴミに出す…んですよ。
そういう事情を知っているので、寄贈はできません。かと言って、古本屋等に持っていても、商品価値のありそうな本は、残念ながら持ち合わせていません。
結局、ゴミにするしかないんです。断捨離ですよ。
そんなわけで、我が蔵書はすべてゴミ箱行と決定しました。ただ、ゴミにするにしても、大量なんですよね。それこそ段ボール箱に換算して、何十箱必要となるやら…。さらに、それらを片付けるために、どれだけの時間とエネルギーを必要とするか…。
ああ、なんとも悩ましくも、疲労感漂うミッションなのでした(涙)。
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コメント
おはようございます。
エリザベート王妃国際コンクールファイナルのLiveを途中から聴き始めて、こんな時間です。
>さらに、それらを片付けるために、どれだけの時間とエネルギーを必要とするか…。
こちらは神保町の古本屋さんに出張で引き取ってもらいました。
何冊か数えていませんが、1,000冊くらいはあったかと。
金額は大したことありません。
値段がつくとしたら、全集とか岩波文庫らしいです。
ブック〇〇のほうが値段が付く、と言われましたが、車もないのにどうやって運ぶんだか想像を絶しています。
2人で来て、査定にOK出したら、紐で縛って、2階から車に積み込んで、1時間かかりませんでした。
粗大ゴミの回収にお金払うとおもえば、めちゃ楽でいいです。
まだ本はあって、最終的には1m以下にしたいのですが、もう少し時間をかけたいです。
失礼しました。
tetsuさん
古本屋に持ち込めれば、それはそれでいい小遣い稼ぎになるでしょうね。でも私の場合は、持ち込むのが大変なんですよ。湘南から見ると、神保町はあまりに遠いです。地元には、大した古本屋はありません…どころか、ここ数年で近所の古本屋は軒並み廃業してしまいました。たぶんブック〇〇のせいでしょうね。
結局、ゴミに出して、古紙回収にまわすのが、私の場合、一番有益な方法なのかな?って思ってます。まあ、それもあって、ここ数年、紙の本は購入しないようにしているのですが。
古本の出張買取です。
神奈川県であれば問題ないはずです。
平積みでも不要な本をまとめておけば、売り物になりそうもない本まで全部引き取ってもらえます。
箱詰めも不要です。
ゴミにだすこともなく、運んでもらえます。
tetsuさん
古本の出張買取…それは少し考えています。
>平積みでも不要な本をまとめておけば、
そこが問題なんだよね。なにしろ、家のあっちこっちに無造作に散らばって、積み重なっていたりするんです。で、それらを集めて、ちまちまと箱詰めしてまとめています。なに、段ボールなら、売るほどあるんです(笑)。
で、箱詰めを終えたら、出張買取でもいいんですが、たぶん我が家の場合は、古紙回収に出しちゃうんですよ。そんな感じなんです。
とにかく、気長にやっているんです。何しろ、愛着だけはあるもんで。