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2024 三陸海岸に行ってきた その2 ウミネコとのファーストコンタクト

 盛岡駅から観光バスに乗って移動です。ああ、盛岡観光は無しです(涙)。石川啄木や宮沢賢治関係の場所を訪ねたかったよ、わんこそばも食べたかったよ。

 とにかくバスは東へ東へと走っていきます。途中、激しい土砂降りとなり「いくらバスでも、この雨はヤバくない?」と思いました。それくらい激しい雨だったのです。

 土砂降りの雨の中、1時間ほど走ったところで、三田貝分校という道の駅で休憩です。ここは元学校で、廃校になった校舎を利用して道の駅を作ったそうです。この道の駅にいた時間帯だけ、雨が止みました。ラッキー。

 道の駅はお買い物をするところです。妻はなぜか“いぶりがっこ味のポテチ”を買ってました。ここは岩手だよ。ちなみに私は普通に“しょうゆ味の南部せんべい”を買いました。だって岩手だもん。

 またバスに乗ると雨が降り始めましたが、目的地に近づくにつれ小降りとなり、海側に到着した頃には曇天になりました。今回の旅では始めての観光で、北山崎に着きました。ここは絶壁から、海にそそり立つ美しい巨大奇岩を眺めるという、なかなか目の保養になる観光です。途中の土産物屋でソフトクリームを食べましたが、そのソフトクリームに付いてきたスプーンが、なんと、こんぶで出来ていました。こんぶですくって食べるアイスは、甘くて辛くて最高ですよ。もちろん、アイスを食べた後は、スプーンも食べちゃいます(笑)。自分用のお土産に、昆布を一束買いました。この昆布を水に30分ほど浸けて、柔らかくして食べると、実に絶品なのでした。浸けておいた水には昆布のダシが出て、こちらはこちらで美味しいんですよ。

 バスに乗って、次にたどり着いたのは浄土ヶ浜です。ここは海水浴場なのですが、眼の前にびっくりするほど大きな奇岩がドンドンドーンとあって、おまけにウミネコが群れをなしているような、なんとも珍しい海岸なのです。とにかく、巨大な奇岩は見る価値あります。

 それよりも解せなかったのはウミネコです。ここのウミネコ、人間を全く恐れていません。いやむしろ、人間を舐めている? 人間に慣れている? なんか変なのです。

 その理由は最寄りの土産物店に入った時に分かりました。だって、かっぱえびせんが山積みで売られていたんですもの。それも小袋ではなく、レギュラーサイズですよ。

 もちろん、すぐにピンと来たので、かっぱえびせんを買って店を出たら、ウミネコたちが目の色を変えて、私を急襲してきました。ヒッチコックの「鳥」状態です。無論、先頭を飛んでいたウミネコが私に到達する前に、つかんだえびせんをあたりに投げました。あっという間に、ウミネコの群れは方向を変えます。その先頭集団に入れなかった子たちもいるわけで、今度はそっちに向かってえびせんを投げます。レギュラーサイズなので、たくさんあります。あっちにババー、こっちババーって、えびせんを巻いていると、私の足元から何かを感じました。ふと思って下を見ると、一羽のウミネコが熱いまなざしで私を見つめているんだよね。もちろん、足元の子にもえびせんをあげました。

 そんな感じで、あっちにもこっちにもえびせんをバラましたので、えびせんが無くなりました。無くなったので、袋を逆さにして「もう無いよ」のジェスチャーをしたら、あんなに私の周りにいたウミネコたちが、一斉に解散しました。いやあ、現金な奴らだ。

 ウミネコの餌やり(かっぱえびせん)は、なかなかに楽しいアトラクションでした(笑)。

 ちなみにこの土産物店は、東日本大震災の時は、こんな海っぺりにあるのですから被災しました。津波に飲み込まれてしまったそうです。でも、今はすっかりきれいになって、復興しています。

 被災地の皆さん、頑張れ。

 バス移動が長距離だったので、この日の観光はこれでおしまいです。宮古で一泊です。

 ホテルに着いたのは夕方5時です。部屋に荷物を置いたら、さっそくお風呂です。お風呂は大浴場で、いわゆるラジウム温泉でした。大きなお風呂で汗を流して…幸せ幸せ。

 お風呂から上がって、一息ついてから、夕食会場に向かいます。

 夕食のメニューは、いわゆる“ホテルのバイキング料理”で、なかなかのご馳走を心ゆくまで堪能できるという、まさに私向きの夕食でした。あれもこれも美味しかったけれど、特筆すべきなのは、牛肉を使った料理です。使っている肉が良いのでしょうね。煮ても焼いても美味しいんですよ。肉料理はどれを食べても美味しかったです、幸せ幸せ。

 夕食後は、ロビーで行われていた「イカ焼き体験」に参加して、実際にイカ焼きせんべいを自分で焼いて、それを食べました。

 私は当初、江の島でやっている“タコ焼きせんべい”の類似品だろうと思っていましたが、全然違いました。タコ焼きせんべいはタコをまるまるプレスして焼いて作りますが、イカ焼きせんべいは、1尾焼きのたいやきをつくるような感じでつくります。おそらく、南部せんべいの焼き方に似ているのでしょうね。ただ、小麦とかあんことかを焼くのではなく、代わりにイカ団子を型に入れて1分ほど焼きます。あのイカ団子の正体はなんだろ?

 で、部屋に戻って、眠くなるまで私は読書三昧。妻はテレビでオールスター戦を見ていました。それにしても、今回はカラダが楽です。添乗員さんの言うがままに動いて、全く頭を使わないし、移動はすべて観光バスなので、本当に疲れません。パック旅行、最高! 前回の金沢旅行の披露とは全く比較になりません。

 で、夜になって眠くなったので寝ました。おやすみなさい。

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