フルートを吹きながら階名を歌っている事は、以前書きましたよね。
で、その時のコメントのやり取りの中で、私が『今更フルートは移動ド…きびしいよねえ。それこそ転調の激しい曲なんかは対応できないよね。でも臨時記号の問題を解決しないかぎり、固定ドも厳しいです。』と書きましたが、最近はその解決につながるかどうか、まだ分かりませんが、一つの試みをしています。
それは、ピアノで言うところの白鍵の音はドレミで歌い、黒鍵の部分はドイツ音名で歌うというチャンポン方式です。つまり
ド[フィス チス]レ[エス]ミ・ファ[フィス]ソ[アス]ラ[ベー]シ・ド
[2008年11月22日 訂正]
という名前で半ば固定ド風に階名読みをしちゃうことです。もっとも、ドイツ音名の語尾の「ス」は落として歌うことが多いので、実際は、ド・フィ チ・レ・エ・ミ・ファ・フィ・ソ・ア・ラ・ベ・シ・ドだったりします。[2008年11月22日 訂正]
つまり、ハ長調の「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」を四度あげてヘ長調にしたときは「ファ・ソ・ラ・ベ・ド・レ・ミ・ファ」になり、五度あげてト長調にした時は「ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・フィ・ソ」になるわけです。
変でしょ。自分でもうまくいくか分かりませんが、とにかく慣れないといけないので、フルートのウォーミングアップで半音進行で音だしをする時に「ドー、フィー チー、レー、エー、ミー…」ってやってます。[2008年11月22日 訂正]
バカでしょう。でも大体音感だから、こうでもしないとフルート吹けなくなっちゃうのよ。困ったものです。
コメント
白鍵をイタリア音名、黒鍵をドイツ音名・・・というのは娘達に絶対音感訓練をしていた時に使った方法です。
和音で答えるのですがミギスシ(ミソ♯シ)、フィスラレ(ファ♯ラレ)・・・みたいに。
言いやすいというだけのことですが・・・。
ところでドのあとはチスになると思いますが・・・。
>Ceciliaさん
>ところでドのあとはチスになると思いますが…。
おっ! 確かに間違えている。さっそく訂正しておきます。
それにしても、絶対音感訓練と一緒ですか…ほぉ…。では、方法としてはまんざらではないわけですね。
それと、A♭(G#)はギスで行きますか? 私は圧倒的に、ギスよりアスの方が使用頻度が高いと思って、アスで呼ぼうと思っているのですが、実はアスだとエスと混同しやすくて…。ギスの方が間違いづらいなあと思ってます。絶対音階界(なんてあるの?)では、アスでなくギスなら、私も真似してギスと呼ぼうかしら。
ついでに言うと
ドー、チー、レー、エー、ミー…
になると思います。(笑)
>Ceciliaさん
へへ、まだ間違えてたね。それだけ、私の中に、ドイツ音名が入っていないと言うわけで…、要勉強ということです。でも書き間違えだけで、普段の練習の時は「ドー、チー、レー…」ってやっているんだけどなあ…。
どちらにせよ、間違いのご指摘、感謝です。
こんにちは。とおりすがりですみませんが、そういう変化音には、ちゃんと階名があります。
ド・ディ・レ・リ唱法(Do,di,re,ri)とも言いますが、これはイギリスで18世紀に開発されたソルミゼーション訓練法を展開させたコダーイの理論の一つです。変化音にも一つ一つ名前をつけます。
特によく使われるのは、Fi フィ(ファの半音上昇)、Si スィ(ソの半音上昇。このため導音をティ Ti と呼ぶ)、Ta タ(ティの半音下降)などです。(アルファベットには自信なし…)
変化音全部を覚える必要はないそうですが、主要なものは覚えておくといいそうです。
これには規則性があるので、もし興味をお持ちになりましたら、調べてみてはいかがでしょうか。
気になったのは、ドイツ音名のSを発音しないことで、階名の変化音Fiと同じになっていること。何か関係あったら面白いですね~。
>とおりすがりさん
へえ、ド・ディ・レ・リ唱法ですか? おもしろいですね。昔から皆さん、ドレミで歌うときの半音の扱いに苦労しているというわけですね。
でも、いわゆる「シ」を「ティ」と呼んで「ソ♯」を「スィ」と呼ぶのは、日本人に馴染まないだろうなあと思います。「スィ」は結局「シ」なるだろうし、「ティ」だって「シ」になっちゃうもの、絶対に。
ドレミの歌の「シ」の部分の歌詞が、日本語だと「シは幸せよ」なのに、オリジナルだと「お茶はジャム付きパンと一緒に飲むもの」と訳ワカメな歌詞になるのも、いわゆる「シ」が「Si」ではなく「Tea」だからなんでしょうね。
納得、納得。