…というセリフをたまにネットで見かけます。たいていは、新しいフルートを購入したばかりの人(おそらく初級者)のセリフです。「…新しいフルートを購入しました。でも、いつまで続くか分からないので、とりあえず頭部管銀(または管体銀)にしました。でも最近、少し無理をしても総銀にしておくべきだったかなと思うようになりました」って奴です。ある意味、これって、お決まりのセリフと思えるくらい、あっちこっちでたくさん見かけます。
このセリフの背景には、次のような心理の移り変わりがあったと推測されます。
1)さあ、フルートを買い換えるチャンスがやってきた。
2)フルートは高価な楽器である。
3)お金は大切。できれば安くて良い楽器が欲しい。
4)総銀フルートは憧れ。できれば欲しいが、実に高価である。
5)今はフルートを夢中でやっているが、それもいつまで続くか自信がない。
6)もしかすると、近いうちにフルートを挫折してしまうかもしれない。
7)せっかく高いフルートを購入しても、やめてしまってはもったいない。
8)だから、いつやめても悔いの無いように、比較的安価なフルートを購入した。
9)しかし、思っていた以上にフルートが面白く、なんだか続いている。
10)一度は諦めたはずの総銀フルートに未練が湧いてきた。
11)これほど夢中になるのだったら、総銀フルートを購入すればよかった。
ね、こんな感じでしょ。で、比較的安価な(あくまで“比較的”であって、普通の生活感覚だと十分に“高価”な)フルートを買って、ちょっと後悔しているんです。
私はそんなふうに、ちょっと後悔している人に「別に後悔する事なんて、何もないから、安心すれば…」と言いたいです。今日の記事は、そういう事です。
皆さんは、高価なフルートは良い楽器だと信じているのでしょう。
ではお尋ねします、良い楽器って、どんな楽器の事か考えてみた事、ございますでしょうか? じっくり、胸に手を当てて考えてみてください。そうすると、高価な楽器が必ずしも良い楽器であるとは限らない事が分かりますよ。
所詮、楽器は道具です。それを使う人間(自分ですね)が使いやすくて、良い音が出せれば、それが良い楽器です。これは論を待ちませんね。ですから、自分が手にした楽器の値段がいくらであれ、その楽器が扱いやすく、良い音で音楽を奏でられたら、それは良い楽器なわけで、逆にいくら高価な楽器でも、その楽器で良い音が出せず、演奏がしづらかったら、それは自分にとって、悪い楽器なのです。
つまり、高価な楽器だからと言って、必ずしも自分にとって良い楽器であるとは、限りませんよ、という事です。
フルートは楽器であって、工業製品(例えば、白モノ電化製品の類)ではないので、価格と性能は比例しないんです。工業製品なら、価格と性能はほぼ比例関係にありますが、フルートは楽器なので、価格差は、使用する材料と製造工程と製造に携わる人の経歴の違いによって生じるだけで、価格差と品質はダイレクトに関係づけられません。
使用する材料や製造工程で、価格が変動するのは、ある意味当たり前です。その結果、楽器としては色々と違いは生じますが、その違いはあくまで“違い”であって“善し悪し”ではありません。だから、高価だから良いのかと言うと、そこはそうとは言い切れないのです。
例えば、重さ。高価な楽器は銀とか金とかの貴金属でできてますが、これらの楽器は重いですよ。その点、洋銀の楽器の軽いことと言ったら、お話にならないくらいです。重い楽器は扱いが大変です。それに重い材料を使った楽器を鳴らすには、息のエネルギーがたくさん必要になります。息のエネルギーをたくさん使えますか?
さらに銀とか金とかは柔らかいですよ(特に銀は本当に柔らかい:汗)。ちょっと力を入れて握っただけで、キーメカが曲がって音が出なくなる事もあります。ちょっとぶつけただけで、管体が凹んだり、エグれたりしますよ。
木製のフルートも高価ですね。こちらも見た目よりも重かったりします。金属製のフルートと違い、温度変化とか湿度の変化に敏感で、大雑把な扱いをすると、楽器が割れたりするそうです。怖いですねえ。
そうそう、楽器の扱いには慣れていますか。無意識であっても大切に扱えますか? うっかり、フルートを床とか椅子とか机の上とかに無造作に置きませんか? そんなところに置いて、うっかり落としたり蹴っ飛ばしたりすると、修理をしないといけませんが、その修理費用だって、洋銀のフルートが買える様な金額がかかったりするわけです。
フルートに、金やプラチナのメッキがしてあると、さらに話は大変な事になりますよ。だって、楽器の表面がメッキでしょ。メッキって、乱暴に扱えば剥がれてしまいますよ。メッキが剥がれたら悲しいでしょう。
そうそう、高価な楽器は精密に作られていますよ(“精密な楽器”=“良い楽器”ではありません)。精密な分、ちょっと狂うだけで使い物にならなくなります。だから、調整にだってマメに出さなければいけないので、出費が結構かさみますよ。
確かに、楽器の値段が変わり、材質が変わると、フルートの音は変わります。洋銀のフルートは洋銀の音が、銀のフルートは銀の音が、金のフルートは金の音が、木製のフルートは木の音がします。でもそれは、演奏する側の人間にとっては大きな違いですが、実は客の立場になると、そんなのは全然関係なかったりします。
お客からすれば、フルートが洋銀であろうが、銀であろうが、金であろうが、木であろうが、聞こえてくるのは“フルートの音”であって、それ以下でもなければ、それ以上でもないものです。つまり“みんな一緒”なんです。客は楽器の材質には、全く関心がないし、楽器の材質で音楽の善し悪しの判断はしません。
お客さんが評価するのは、奏者の腕前であって「ああ、今日のフルートはなかなか良かったね」という感想は「奏者の腕が良かったね」という意味であって、フルートの値段で評価することは絶対にありません。“音がきれいで良かった”という意味であっても、それは『使用しているフルートが高価だから良い音だ』とは夢にも思わずに『演奏している奏者の腕前が良かったから良い音だ』と見抜きます。そんなものです。
それに一般のお客さんにとって、洋銀のフルートもプラチナフルートも全く同じに見えるものです。かろうじて、色が違うので、ゴールドフルートだけは違いに気がつく程度です。
単純に、自分の洋銀のフルートは総銀のフルートと比べてイマイチだ、と思っているなら、それは大きな間違いだし、決してそんな事はないのです。その洋銀のフルートが使いやすくて手に馴染み、楽に吹けるなら、そのフルートはあなたにとって良いフルートなんです。肝心なのは、フルートの値段や材質ではなく、奏者自身の腕前だし、その楽器と自分の相性なんだから。そんな事でくよくよ悩むなら、自分の腕を磨いた方が絶対に良いです。
ただし、吹いていて、物足りなさを感じたり、違和感を感じるなら、そのフルートは、良い楽器とは言えなくなっているのかもしれません。と言うのも、どんなに奏者が腕を磨いても、奏者はその楽器が本来持っている能力を超えた演奏はできないからです。
その場合は、腕前が上がるにつれて、使用する楽器をよりポテンシャルの高い楽器に代えていく必要はあると思います。そして、ポテンシャルの高い楽器は、手間隙をかけて作られているので、一般的に高価な楽器だったりします。
つまり、高価な楽器は良い楽器なのではなく、ポテンシャルの高い楽器なんです。そして、高いポテンシャルの楽器は、奏者を選びます。良い腕前の奏者でなければ演奏できません。そして、それらはポテンシャルが高いが故に、初級者の腕には余る楽器であったりします。
だから、大切な事は、今の自分にとって、ぴったりの楽器を見つけ、それを使用することです。初級者は誰でも腕前が初級レベルなんだから、自分の腕前にふさわしい楽器、あるいは少し背伸びな楽器にすべきであって、あんまりポテンシャルの高い楽器にすると、色々と大変です。もっとも、その大変さを最初から覚悟して取り組むなら、それはまた、話は別です。がんばりましょう。
そして、自分の腕前が今の愛器のポテンシャルを越えてしまったなら、その時は、よりポテンシャルの高い楽器に買い換えるべきです。そのよりポテンシャルの高い楽器が、総銀フルートならば、迷わずにその総銀フルートを購入すればいいんです。その時は総銀フルートの値段なんて関係ないはずです。「高くて買えない」ではなく「必要だから買う」になっているはずだからです。
私に言わせれば、みなさん、総銀フルートに夢を抱きすぎ(笑)。総銀フルートに持ち替えたら、今の悩みがすべて解決するなんて事はありえません。むしろ、新たに問題が発生するばかりだと思いますよ。それに、良く鳴らない総銀フルートよりも、遠鳴りする洋銀フルートの方が、絶対によいフルートだと思いますもの。
総銀フルートなんて、所詮、銀を使って作られただけのフルートなんだから。どうせ夢を抱くなら、総金フルートの夢を見た方が、きっと楽しいよ(笑)。
なので「少し無理をしても総銀にしておくべきだったかな?」と思い悩む必要は全くないし、そんな悩みを持つくらいなら、さっさと腕前を上げて、よりポテンシャルの高い楽器に買い換えるべしって事です。
とは言え、コレクター的な興味関心は、またこれとは別の話です。特に日本の景気は悪くなる一方ですからね、お金のあるコレクターの方は、バンバン、フルートを買い増ししてください。総銀でも、ゴールドでも、プラチナでも、バンバン購入してください。できれば、日本の楽器店で、日本のメーカー品を買ってくださると、日本経済に貢献できると思いますので、一つよろしくお願いします。
蛇足。当然、ここまで書けば「そういうあんたは、どんなフルートを使っているサ」という事になりますが、申し訳ない、総銀フルートです。別にこれは私の腕前が極上だからと言うわけではなく「フルートを買う時は、難しいフルートを買いなさい」という、ウチの先生の方針なんです。だから、総銀だし、インラインリング式だし、Eメカなんて付いてません。今の自分には難しくて吹きこなせないフルートを頑張って我慢して吹くのが勉強…というのがウチの門下の方針(?)です。厳しいですよ~、このやり方は万人に薦められる方針ではないです、念のため。
だって、このやり方でやって、挫折したら、元も子もないでしょ(笑)。実際、私、挫折しかかったし…。初級者に総銀のEメカ無しのフルートって、めっちゃ難しいんだよ。あと、良い音のするフルート(美音系フルート)って、一般的に音が出づらく鳴りづらいものです。「このフルートの音が素敵」と思って買ったはいいが、鳴らすのに一苦労というのは、よく聞く話です。
それぞれ、今の自分に合ったフルートが、良いフルートだという事をお忘れなきよう、お願いします。
あと、プロ奏者は、演奏曲目や演奏場所によって使用フルートを変えるし、そのために複数のフルートを所有していたりするそうですが、みんながみんな高級なフルートばかりを使っているわけではなく、洋銀系のフルートを愛して使用していらっしゃる方も少なからずいますよ。だいたい、フルート界の前代の神様であるモイーズは洋銀フルートを生涯使用していた事で有名だし…。大切なのは、フルートの材質じゃなくて、そのフルートから、どれだけ美しい音色が奏でられるかって事なんだと思います。
…それにしても、お金があったら、ゴールドフルートが欲しいぞー(自己矛盾な私です:笑)。
コメント
すとんさんの言うとおりです。フルートは材質ではありません。(でも真鍮品はお薦めしません。お手入れ大変ですから)本人の腕前です。
単なるタンポ調整でも、フルートの材質によって値段が違ってきますので、無理をしないものを使う事が一番です。
私の家には何本かフルートがありますが、一番高いのはソナーレの管銀です。あとは頭部管銀(中学生の時使用)やジュピターなどのメッキ(お子様用)です。これでも十分だという事を知ってもらいたい・・・。
あ、師匠のフルートは欲しいです。これは弟子なら当然ですね(笑)
何だか、自分が最初に管体銀を注文して、その後「やっぱり総銀で」と注文変更した経緯を思い出しました(笑)
もっと早くにすとんさんの記事を読んでいたら、総銀に変更することは無かったのかな???いや、そんな事ないなぁ。私ってば身の程知らずの見栄っぱりですから(笑)
腕前の事は置いといて~、総銀にして良かったと思ってます。だって、下手なのを楽器の所為にしようが無いもの。言い訳できません。いつだって楽器に叱られて(教えられて)います。
買っちゃったからには…頑張らねば☆
>橘さん
そうそう、結局、大切なのは腕前であって、楽器は道具だから、使用者にとって使いやすければ、それが一番なんですね。確かに音は違うし、私のような趣味の人は、そこらへんにこだわってしまうけれど、ヘタッピが吹いたゴールドフルートよりも、名人が吹いた洋銀フルートの方が美しい事は、論を待たないわけです。
>単なるタンポ調整でも、フルートの材質によって値段が違ってきます
そうなんですか…知識が増えました。ならば、やはり部不相応な楽器は持たないに限るかな?
話はプロレベルになってしまいますが、昨年行われた「神戸国際フルートコンクール」の上位入賞者は、軒並み、総銀フルートを使っていたと聞いてます。ゴールドフルートでなくてね。プロレベルであっても、シルバーで十分なら、何をか況んやの世界です…が、そればかりではフルート業界、楽器店業界、音楽業界が成り立たなくなりますね、色々と難しいです。
>あ、師匠のフルートは欲しいです。
あ、私も橘さんのお師匠さんのフルート、欲しいです。そのためには、宝くじ当てないと…(笑)。
>くろねこさん
いやいやいや、管体銀には管体銀の良さがあり、総銀には総銀の良さがあります。管体銀ユーザーが総銀ユーザーをうらやむ理由は全くありませんが、総銀ユーザーは総銀を使っている事実を自覚して、日々練習に演奏に励んでいけばいいのだと思います。
そうそう、おっしゃるとおり、総銀フルートが洋銀系のフルートよりも勝っている所があるとすると、それは『楽器が演奏者を育てる』という部分ですね。程度の差こそあれ、どの総銀フルートも皆、手ごわいですものね。あんなの毎日吹いていれば、いやでも腕前が上達します。
それにしても『下手なことを楽器のせいにできない』というのは、逃げ道を塞がれたような気がして「やるしかないか~」という気にさせられますね。
あとは「高価な楽器を買っちゃったので、フルートを辞めるに辞められなくなる」という効用もあります。私もそうだし、くろねこさんも…でしょ?
あらら。。。HN間違えちゃった(汗)カンの良いすとんさんの事だから気付いてらっしゃるでしょうけど…↑のコメントは私です。
最近旧称の「くろねこ」であちこちフラフラしているもんで。。。失礼しました~(笑)
私もすとんさんもまだまだこれから…ですよね。一緒に楽器に育てていただきましょう☆
>小夜子さん
“くろねこ”さんが“小夜子”さんだとは先刻承知済みですから、ご安心ください。
一瞬、あれ?とは思ったものの、フルート購入の頃は「くろねこ」を名乗っていらっしゃったので、それでわざわざ旧ハンドルを使われていたのかなあ…と思ったのですが……間違いだったんですか(笑)。ははは、では今後は「1人1ハンドル」でお願いしますね(大笑)。
>私もすとんさんもまだまだこれから…ですよね。一緒に楽器に育てていただきましょう☆
はい、がんばっていきましょ。相手は…なかなかに手ごわいですけれど…ネ。
>楽器の表面がメッキでしょ。メッキって、乱暴に扱えば剥がれてしまいますよ。メッキが剥がれたら悲しいでしょう。
金や銀のメッキなら再メッキがかけられるらしいですが、プラチナメッキに関しては再メッキは基本的に不可能で、可能だとしても相当困難らしいです。なので、メッキが剥がれたら悲しいどころではなく、ほぼお終いです(怖)
その知識は今のPTPを買う前にあったので、そんな面倒な楽器を買うなんて思ってもいませんでしたが、実際吹いてみると自分がイメージしていたドンピシャの音で鳴りやがるのですよ。買うしかないじゃないですか(笑)
おかげで楽器を持っているときは常に警戒態勢です。気が抜けません。自分は大怪我しても楽器は死守する!くらいの覚悟で。
ちょっと譜面台に『カチッ』と楽器が当たっただけでも、大慌てで傷が入っていないかメッキに影響が無いか目を皿のようにして確認します。
高価な楽器を持つのは、すとんさんがおっしゃるとおりこんな苦労も付いてきます。それでもその楽器持つ何かに魅せられてしまったなら、どんなに高価でも所有するしかないでしょう。そうでなければ、私もお勧めしませんね。同感です。
>詩音さん
そうなんですか、プラチナは再メッキが基本的に不可なんですか、それは知りませんでした。ほんと、それならば、余計に気を使いますね。
>そんな面倒な楽器を買うなんて思ってもいませんでしたが、実際吹いてみると自分がイメージしていたドンピシャの音で鳴りやがるのですよ。買うしかないじゃないですか(笑)
これも一種の“赤い糸”なんだと思いますよ。私だって、ムラマツEX(頭部管銀)買うつもりが、何の因果でアルタス1307を買っちゃったかと言うと、まさに一緒で「自分の理想とするドンピシャの音でお鳴りあそばされちゃったから」です。困ったものです。
ちなみに、私はガサツなので、フルートはすでに“傷だらけ”でございます。メッキフルートを所有していたら、大変なことになっていると思います。でも「道具なんてものは、使い込めば、傷も付くし、傷みもする!」という覚悟でいますので、傷については、気にしないようにしています…が、足部管を床に落とした時は、さすがに心臓が止まるかと思いました。
そうですねぇ~
確かに素材が良い=良い楽器・・・ではないかもしれないですね。
いくら高価な楽器を持っていても、吹きこなせなければ意味ないし、自分の技量に合ってないとその楽器の良さは引き出せないですよね・・・。
先日、5日間にわたる地元の音楽祭が終わりました。
沢山のプロの方々と一緒に演奏させて頂き、スタッフとして間近で沢山の演奏を聴かせて頂き、一緒に飲みながら色々なお話を聞きました。
夢のような5日間でしたが、プロの方々の歌に弦楽器に管楽器に打楽器に感動のしっぱなしで、鳥肌立ちっぱなしでした。
やはり、実力+良い楽器だからこそあれだけの素晴らしい演奏が出来るんだと思います。
特にフルートのNさん・オーボエのHさんのソロの音色にはノックアウトでした♪
また来年聴くのが楽しみです(^^)
私も、DSをもっとしっかり鳴らせるように頑張らないと・・・です(^^;
はじめてコメントさせていただきます。
ちょうど今悩んでいたところで、ものすご~くタイムリーだったので、コメントさせていただきました♪
そう、予算的には管体銀なのですが、やっぱり…総銀に夢を持っているんですよね。
今、とっても気になるフルートがあって、この前楽器屋さんに試奏しに行ったところです。小心者なので、なかなかじっくり吹けません…
もうちょっと悩んで楽しもうかなと思ってます。
プロが楽器を選ぶときは、本番を第一に考えていますよね。
自分自身は万全であることを前提に、どのような会場でどのような曲を演奏するのか。そういうことを考えているようです。
自分がまだ発展途上の人、楽器を始めたばかりの人と、長く演奏している人では、楽器を選ぶ基準は違うのでしょうね。
そういうわけで、趣味の玄人の会話には入っていけない私です。
また、この楽器はこのような音だ、と、固定観念にとらわれてしまうと運命の人に出会うきっかけを失いかねません(ん?なんの話?)
あの人がこの楽器を吹いたらこの音、でも私が吹くとどうなるかやってみないとわからない、そう思っています。
私は、しばらくフルートは買い替えるつもりはありません。
>そして、自分の腕前が今の愛器のポテンシャルを越えてしまったなら、その時は、よりポテンシャルの高い楽器に買い換えるべきです。
いつか、この状態になりたいと思います。
今やっているSaxも、同様です。
いろんな音楽を聴いて、本番を数多く経験して、練習ももちろん出来る限りして、その後、自分にとってのいい楽器が現れるといいなと思います。
うふ♪
国際コンクール奏者は、総銀でも、金細工してる人が多いんですよ。 それだけ銀の音色が好きで、それを吹きこなせて、尚且つ金の利点が欲しい…という条件だからなんですが。 ただ、メッキと言う方法ではないんです。
私も基本的には「銀の音」の方が好き。
だから、金に乗り換えないで工夫する奏者の皆さんの気持ちが良く判ります。
音色はね、楽器特有の音<<<奏者の音 ですからね。…ここまで行けるアマチュア極々僅かでしょうが…悲
>きっしさん
音楽祭のスタッフさんですか? それは大変でしょうが、音楽祭を表からも裏かも楽しめる美味しいポジションですね。おつかれさまでした。ちょっぴりうらやましいです。
>一緒に飲みながら色々なお話を聞きました。
かなり、うらやましいです(笑)。
>やはり、実力+良い楽器だからこそあれだけの素晴らしい演奏が出来るんだと思います
結局はそうなんだと思います。そして、前提となるのは「実力」の方なんですよ。実力のあるからが、良い楽器を使うから素晴らしいのであって、それ以外のパターンは色々と厳しいんだろうと思います。
ああ…あこがれの銀の笛。
昨年(いや、いつもだよっ)熱病にかかったように
焦がれていましたが、
きちんと調整すると蘇りました(^o^)
この笛も良い笛だな~としみじみ思います。
が…
やっぱり総銀欲しいデス。
で、最初にもどる…と(^^;)
こんなふうに悶々と日々は過ぎていきます…
>よっし~さん、いらっしゃいませ。
私たちはリアルな世界に生きていますので、お買い物をする時には“予算”というものが必ず存在します。厳しいですよね…。でも、楽器を買う時は、正直な話、あまり予算に縛られない方がいいですよ。もちろん、限界もありますが…。
これは私の提案なんですが、楽器屋さんで試奏する時に、縦軸と横軸の交差するモデルを選ぶといいんじゃないかと思います。つまり、メーカーを絞って、グレードを絞ってというやり方です。
まずは、楽器店に行ったら、同じグレード(頭部管銀クラスで十分)で色々なメーカーのフルートを出してもらって、それを片っ端から試奏する。色々なメーカーと言っても、日本の代表的なフルートメーカーは6つしかありませんから、最大でも6本しか出てきませんが(笑)。メーカーによって音色の特徴がありますから、そこで、好きなメーカーを1~2に絞ります。
次にそのメーカーのフルートを色々なグレードで出してもらって試奏します。上限は…予算までではなく、予算を頭金にして買える限度までです(つまり、予算の倍額ぐらいまで?)。この時は、製品名を教えてもらわないようにして、吹いてみるといいですよ。それぞれに特徴はちょっとずつ違いますが、よっし~さんの好みで選べばいいんです。本当に気に入ったものがあれば、予算の限度額はきっと忘れて「これが絶対に欲しい!」と思いますから。
だけど、もしビビと来なかったら、無理して購入せずに、別の店に行けばいいんです。同じメーカーの同じモデルでも、実はかなり個性豊かなので、よそのお店に行くと、また違った笛との出会いがありますよ。
フルートは決して安い買い物ではありません。品定めの時期をたっぷり楽しんでください。
>アリサさん
>また、この楽器はこのような音だ、と、固定観念にとらわれてしまうと運命の人に出会うきっかけを失いかねません(ん?なんの話?)
おっしゃる通り。他人の噂話など、本当に当てになりません。もちろん、メディアの評判もそうです。百聞は一見にしかずではありませんが、自分で試奏してみないと、分からないこともありますし、たった一回の試奏でも分からないかもしれません。
結局は、出会い、なのかもしれませんね。
私は、今の自分の楽器に見合う腕前に、早くなりたくて仕方ないです。今のままでは、楽器負けしているので、楽器には申し訳ないは、自分には不甲斐ないはでございます。
>めいぷるさん
>国際コンクール奏者は、総銀でも、金細工してる人が多いんですよ。
そうなんですか! 銀の利点と金の利点をうまく使えるようにハイブリッドなフルートを使うのですね。一体、どんな金細工をしているのでしょう。私が知っている範囲では、リップ&ライザーを金にするとか、クラウンと反射板を金にするとかは聞きます。マテキフルートのオジサンと話した時は、次のフルートは、総銀でもいいから、リップ&ライザーだけは14Kにしなさいって薦められたっけ。そういうことかな?
メッキは…たしかにあまり聞きませんね。
>音色はね、楽器特有の音<<<奏者の音 ですからね。…
ですね、最近はそれを切々と感じてます。結局、どのフルートを吹いても、自分の音しか出せないんだから、自分の音をきちんとしていかないと、何をやってもダメだろうなって思ってます。
でも、どの世界であっても、趣味のオジサンってのは、道具にこだわるものなんですよ(笑)。道具自慢をしている時が、一番幸せなんだもん。
>まきりん。さん
分かります! 別に今の笛には何の不満もないけれど、でも、あこがれの、あの笛が欲しくて欲しくてたまりませ~ん、でしょ。実は私もそう。今のフルートに何の不満もないけれど、でも、ゴールドフルートが欲しいんです(笑)。
人の欲って、そういうものだと思います。でも、その欲があるから、経済は回り、人々は豊かに安心して暮らせるんだから、物欲ってものは、これはこれで大切なものだと思います。
それに欲しいものがあるって、幸せな感覚なんだと思います…よ。
すとんさんのブログに出会って総銀フルートが欲しくなっちゃったのは私です(笑)
フルートを習いはじめてすぐに今のフルートとご縁があったので充分満足していますが、もし違うのを買っていたらきっといずれ総銀が欲しくなっていただろうなと思います。
もっと上達したら頭部管を変えてみたいです^^
>sakuraさん
>もっと上達したら頭部管を変えてみたいです^
あ、私も、私も(笑)。そのために、ちょっとばかり、頭部管のお勉強のようなものを始めちゃっていたりなんかしたりして…。現実的に、もう一本フルートを買うのって、大変だけれど、頭部管だけでいいなら、それなりに贅沢なものも買えるでしょう。ああ、欲しいなあ、頭部菅(なんか、物欲まみれでごめんなさい)。
それよりも、今のフルートをガッツリ吹けるようになる事が先だね。
私もリップ・ライザーもしくは頭部管金がちょっと欲しくなっております。
先日のレッスンのとき、低音の立ち上がりが特に悪くて、
師匠に「銀は特に遅いので気をつけて」と言われたもので・・・。
今の銀の笛になんら不満はないですし、金の笛はとても買えませんので^^;、
現実的には頭部管を変えるのが一番簡単ですよね。
リップ・ライザー金でも、充分金ぽい音がするらしいですよ。
「9Kくらいなら今でも鳴らせるんじゃない?」と師匠に言われてうれしくなり(単純)
今度、どっかの試奏会があったら思い切ってゴールド吹いてみようかな、
なーんて思っています。
>シラスマさん
>師匠に「銀は特に遅いので気をつけて」と言われたもので・・・。
それでも、真鍮系と比べたら、マッハの速度ですよ(笑)。ま、今どき、日本で真鍮製のフルートを吹いている人は、あんまりいないか。
細かなフレーズを大きな音量で吹かなければいけない吹奏楽だと、総銀よりも、多少でも金が入っているフルートの方が良さそうというのは、なんとなく分かります。ああ、だから、吹奏楽ではミヤザワフルートを使っている人が多いんだな…。
私も現在のフルートに何らの不満もないし、私自身は庶民だし、ゴールドフルートが欲しいと叫んで宝くじを買い続けるよりも、その分のオカネを貯金して、頭部管を買い換えた方が現実的かもしれないなあ…。
私も総銀フルートを愛用していますが
いろいろ迷った末にこれにしてよかったなと思ってます。
癖がなく透明感のある音が出たときはうれしいです。
メッキ等を特注するのってギャンブルっぽくて怖いです。
こちらへははじめて書き込みしますが、いつもお世話になっています。
・・・というわけで、すとんさんの言うとおりだからこそ、次の楽器購入にためらいを感じるわけです。頭部管銀20~30万クラスが自分に出せる妥当な金額なんです。それで自分の腕には十分なものがあることも、たくさん試奏したからこそ、わかります。で、本当は欲しいマエスタのプリスティンシルバーは今の私にはありあまる楽器、若葉マークでポルシェ乗るのとおなじことと自分に言い聞かせております。まだ我慢、まだ我慢、とw
笛先生(この言い方が好き)変わりましたが、その先生に購入相談したら「いつでも、好きなタイミングで、好きな楽器を買いなさい、楽器なんてどれでも大差ない」とおっしゃられました。鳴りさえすればなんでもいいと。ただしある程度高年齢で予算のあるかたには、最初からいい楽器を進めることもあると。それは最初からよい楽器を所有する楽しみもあるからと。
>うぉぉんさん
結局、笛との出会いなんだろうと思います。縁があって自分のところに来たフルートなんだから、あんまり他のフルートと比較してがっかりするのでなく、まずは受け入れ、その良さを見つけ、一緒に歩んでいく事が大切なんだと思います。
私も総銀を使ってますが、一時期は、あんまりの難しさに腐ってしまった事があります。でも、その時に投げ出さずにいて良かったと思ってますよ。一事が万事、塞翁が馬ですよ。
>メッキ等を特注するのってギャンブルっぽくて怖いです。
ははは(汗)。私はメッキそのものの優位性は理解しています。でも自分で購入するのは考えちゃいますね。と言うもの、メッキの場合、乱暴に扱って剥がれるのがイヤです。なにしろ、私はガサツな人間ですからね。メッキフルートを購入したはいいけれど、あっちこっちにぶつけて、やがてメッキがハゲハゲになったら悲しいですからね。それに「メッキが剥がれる」って言葉もイヤだし。
私なら、特注の総銀フルートにあえてゴールドの音色を求めるなら…ライザを14Kにしてもらうかもしれない。これならゴールドの部分が見えないし、なによりメッキよりも安上がりなので、一挙両得かな?
>神音さん、いらっしゃいませ。
>楽器なんてどれでも大差ない
神音さんの笛先生のおっしゃる事は、おそらく真理だと思いますよ。フルートのキャリアの長い人ほど、そのように言います。結局、楽器はなんであれ、管楽器って、奏者の音になっちゃうそうです。だからこそ、楽器にこだわらずに、自分の腕にこだわって行くべきなんだと思います。
でもね、その一方で、マエスタのプリスティンシルバーに憧れる神音さんの気持ちも分かりますよ。
お財布的に厳しいだろうけれど、マエスタ、買っちゃいなよ。欲しい時が買い時だよ。もちろん経済的にはムチャはできないだろうけれど、冷静に考えて身の回りのオカネを集めてみると、意外と自由になるオカネってあるものでしょ。それにどうしても足りない分は、大人の必殺技の“ローン”という手もあるし…。
とにかく楽器店に行って、試奏をくり返してください。そうすると、買うべきか待つべきが、分かると思います。
私が思うに、フルートの方が神音さんを呼んでいるかもしれません。いや、たぶん、呼んでいるんだよ。だから、心がざわめいているんだと思う。そういう事ってあるんだよ。
それにマエスタのプリスティンシルバーって、ある意味、旬の楽器だし(笑)。昨年の神戸国際フルートコンクールで優勝したコッホさんが使用していたのが、マエスタのプリスティンシルバーのモデルでしょ。私はプリスティーンシルバーモデルを試奏した事ありますが、いいですよ。音はやっぱりモダンフルートなんですが、その割に音色も澄みきった青空系でいい感じです。本当に良い楽器なので、それが生涯最後のフルートになっちゃうかもしれないよ。(だから、欲しいなら無理しても買っちゃった方がいいです)
私の楽器はHMのとおりのムラマツEXが最初の愛器で、今(今月でまるっと2年)でも愛用していますが、一時期、上達したら上級の楽器(総銀とか金とか)をと考えていました。それがじきに、この楽器はこの楽器なりの良さもあり、音色が気に入っていれば、総銀や金の楽器を買い足した後も、ちゃんと出番があるのかなと感じています。『買い替え』ではなく『買い足し』ですね。
で、買っちゃいましたよ!金のフルート。先日、先生の演奏を聞きに行ってから火がつき、中古ですが、ムラマツ9Kを手にしました。早速年始のレッスンで先生にお披露目してきました。先生のご感想は、しっかり吹き込んである楽器とのことで、自分もムラマツ販売店の試奏楽器よりも良いイメージでしたので、めでたしめでたしでした。
金はアマチュアにとっては相当に高価な買い物ですが、中古という選択肢も今回の件でありだな、と感じました。先生がお世話になっている楽器屋さんでは、銀メッキの楽器に金メッキをする人もいるそうですが、これはやってみないと分からないですね。
そういえば、銀の楽器は表面の状態が変わることによって音色にも変化があるとよく言われていると思いますが、金やPTPの楽器では吹き込みによる影響はどうなんでしょうね。今回買った9Kは明らかに試奏楽器とは吹き心地が違っていました。
>ムラマツEXⅢさん
いやいや、やりましたか! おめでとうございます。大きな買い物でしたね。でも今は、フルートを吹くことが、もうワクワクでしょう。よかったですね。
たしかに状態の良い中古は、なまじの新品よりも良いという話はよく聞きます。問題は、状態の良い中古と合うのは、本当に運がないと出会えないというところなんですが、試奏用楽器よりもいい感じとは、ムラマツEXⅢさんは、よい中古と出会われたみたいで、よかったですね。試奏用楽器って(販売促進の意味もあって)みな状態が良いものです。ところが、それよりも良いとは、おそらく、前オーナーがうまく育ててくれたのだと思います。
フルートは吹き込む事で音が良くなってくるそうです。これは材質の如何と問わずです。ムラマツEXⅢさんの新しい子は、きちんと吹き込んであるでしょうね。でも、きっとムラマツEXⅢさんご自身がさらに吹き込む事で、もっと良いフルートになると思いますよ。楽しみですね。
あと、銀の笛の表面変化の件ですが、これはぶっちゃけ、サビです。銀はサビて、純銀が硫化銀に変化することで音色が変わってきます。好みもあると思いますが、一般的には“良い音”になると言われています。
PTPはサビません。金も厳密には24K、実際には18K以上になると、なかなかサビないそうですが、金と言っても、それ以下のものはやはりサビるそうです。9Kだと、金は全体の40パーセント程度の含有量で、材質の半分以上は銀になりますので、総銀ほどではないにしても、サビからは免れることはできません。サビてしまうと聞くと、ちょっと悲しくなりますが、音質アップすると考えると楽しみになってくると思いますよ。
やっぱ無垢銀の音はいいですねえ。
混ぜ物なしって響き、私も好きです。
かつての講師も
「ゴールドのフルートは印象がバブリーだから」
といって銀の楽器を貫いておられました。
とっても清々しいスタンスだと思います。
>うぉぉんさん
無垢銀の音はいいですよ。特に私のフルートは、通常のタイプ(Ag925)ではなく、銀大盛りタイプ(Ag958)なので、すごく良いです…って、これは好みの問題ですね。メッキの音が好きって人がいれば、銀無垢の音が好きって人もありだし、フルートは木の音が最高という人、マイクのノリが良い洋銀が最高という人もいて、みんなが仲良くできるのがいいと思います。
でも、やっぱり私は銀無垢の音が好きです。
>ゴールドのフルートは印象がバブリーだから
あはは(汗)。確かにゴールドフルートって、見た目はバブリーで80年代ですね。ひと言で言っちゃうと、ゴージャスそのもの。私なんかは昭和オヤジですし、ちょうどバブルの頃に遊んでいた世代ですから、バブル大好きなんですよ。消費こそが正義って思ってますもの。オカネなんか、バンバン使っちゃえーって感じで生きてきました。
私は実はゴールドフルートが好きではありません。音色的に好みでないし、色つや的にはむしろ嫌いです。私の場合、音色は銀の笛がいいし、色つやだって、いぶし銀が最高だと思ってます。それなのに、私は、やっぱりゴールドフルートが欲しいんです。欲しくて欲しくてたまらないし、他の人がゴールドフルートを入手したと聞くと、うらやましいですよ。
なぜだろうとは思ってましたが、そうか、ゴールドって、バブルなイメージだからか! 私は、バブルの日本に生きてきた世代だもの、ああいうバブリーなものに無意識で惹かれるのかもしれない。
そうか、なんか自分でも気づかなかった事に、気づいたような気がします。
バブル、最高! あの頃の日本が懐かしい…、本当に!
記事を見て、自分の楽器の材質調べてみました。パンフレットを見たら、キーの部分だけ洋銀(管体銀て言うんですか?)でした。ずっと総メッキだと思ってました。シルバーポリッシュで磨きすぎたらいつかメッキが剥がれると思ってました。聞かれたら、友達にもメッキだと言ってました。(゚ー゚;
いろいろ種類があるんですね。リップと接続部だけ銀製とか、銀も925シルバーと958シルバーとか。
二本目は、すとんさんのと似ていて、インライン、リングキー、総銀です。無茶しました。貯金、ボーナスかき集めて買いました。でもいまだに、中学生のときのフルートが吹きやすいです。すとんさんの記事を読んでいるうちに、二本目の子も毎日吹いて慣れていかないと成長できないかなと思ってきました。頑張ろうかな?
遅くなりましたが今年もよろしくお願いします。
>有さん
キーだけ洋銀のものは“管体銀”という種類になりますね。このタイプの特徴は、道具としてタフなところがいいですね。洋銀ってかなり硬くて軽い金属なので、キーメカの材質としては、銀よりも良いかもしれません。なにしろメカの狂いが少なくて、調整に出す回数も少なくて済みますから。
総銀と管体銀では、管体銀のフルートの方が吹きやすいという方は大勢いらっしゃるし、実際そうなんだろうと思います。
でも、せっかく無茶して買った総銀フルート、吹きづらいからと言って放置していたら、いつまでたっても吹けるようになりませんよ(笑)。縁があって自分のところにやった楽器なんですから、かわいがってあげてください。
総銀フルートって、基本的に、色々と難しいし面倒くさい楽器なんですよ。だから毎日吹いて、楽器を目覚めさせないといけないし、自分もその楽器に慣れていかないといけないです。最初は楽器を持って構えるだけでも嫌になっちゃうかもしれないけれど、そこは乗り越えていかないと。そうやって苦労していくと、ドンドン愛着だって湧いてきますよ。「手間のかかる子ほどかわいい」って言うし(笑)。
私も日々、自分のフルートと戦っていますよ。もう1年半ほど、毎日吹いてますが、まだまだ難しいです。音出し一つでも、やすやすと行きませんが、それがまた楽しいので、毎日練習しちゃうんですけれどね。
総銀フルートにめげずに、お互い、がんばっていきましょう。
うん、マエスタ欲しいよ~(涙
で、先生変わって今やる気に燃えてるので、まずは今のコ(YFL211S)をもっと安定して吹いて、自分なりに「同じことを」「いつでも」「繰り返し」できるようになってから購入しようかな、と思っています。その頃にはまた想いも変わってるかもしれない。
余談ですが、新先生は、自分の名前のつくオリジナル頭部管を持っています。(佐藤さんだとすれば、佐藤モデル、みたいなネーミングの。)それはそれはよい音がするのだそうです。そういうのも含めて検討したいなぁと。(パールは頭部管が選べるし。)
しかしびっくりしました。プリスティンシルバー、売れっ子になりそうで怖いです。うん、だっていい子だってこと、自分が一番よくしってますから・・・・
アルトフルートがオークションに出ていますね。
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f82748768
銀ではないですけど、
この場合、軽い方がいいでしょうからね。
>神音さん
フルートを買い換える時は、必ず先生にご相談なさってから、行動を起こしてくださいね。これは、先生にもお考えがある事と、フルート購入の際に「先生割引」が使えるかもしれないからです。あと、先生割引が使えなくても、先生が楽器店に対して色々と融通を聞かせてくれることもありますし、楽器店も先生の紹介でフルートを購入にきた客には色々とサービスをしてくれたりするからです。
一見の客と、フルート教師の紹介で来た客は、扱いが違う事がありますので、くれぐれも、フルートを衝動買いしないように(笑)。
>プリスティンシルバー、売れっ子になりそうで怖いです。
いや、なるでしょう。パールもコッホさんともどもプッシュしていくようですよ。プリスティンシルバーのマエスタは、元々良い楽器ですが、それに言わば“箔”がついたわけですからネ。鬼に金棒ってところでしょうね。
>ひょっとこさん
さっそくオークション、チェックしました。これはお買い得かもしれませんね。なかなか良さそうな楽器です。アルトフルートは大型な楽器ですから、洋白でいいのではないかと思います。メーカーによっては総銀モデルもありますが、それってかなり重くて演奏をする際にどうだろうと思います。たっぷり試奏をしてから判断しないと、難しい事になりそうな感じがします。
でも、私は低音楽器は重量級の方が絶対にいい音が出ると思ってますが…難しいところですね。
私自身は、今回は指をくわえて見送りです。ま、経済的に余裕がない事もそうですが、今はグランドフルートに集中したいという気持ちからです。まずはフルート初級者脱出が第一目標です。自分のフルート演奏に(自分なりの)余裕が出てきてから、特殊菅に挑戦です。
でも、タイムリーな情報をありがとうございました。
>…それにしても、お金があったら、ゴールドフルー>トが欲しいぞー(自己矛盾な私です:笑)。
↑だから何度も言ってるだろ、
ブ〇に真珠だって。
すとんさん、すみません、
「たかさん」あまりにも可哀そうなので最初で最後の横レス入れます
『ブ〇に真珠だって。』たとえ泥だらけでも「真珠は真珠」です・・輝きは戻ってきます
綺麗な言葉で飾っても「悪意は悪意」です。。汚れた心は輝きません
ただの中傷は、ご自分の品位と誇りを汚します・・輝きは取戻せません 自分で努力してこそ輝きます そのことに早く気が付くようにコメントします
初めまして
30年前に頭管銀のを親に買ってもらいちょこっと吹き。
15年間に自前で管体銀を自前で買い、少し吹いて。
1年前からもう少しがんばり始めています。
従ってまだ初級の域ですが、パールの最高の総銀○○○を買ってしまいました。ひとえにこのブログの影響です。
後のない状況を作って(年齢的にも考えねばなりません)がんばって、楽しむこととしました。
値段的に近い管体金の中古と吹き比べてみたのですが
ゴールドは暖かい音色ですがすっきりしすぎている感じでした。(銀とは明らかに音色が異質でした)
最終的に厚みを感ずる銀を選んだのですが、あの暖かみも捨てがたい所があります。
リップ・ライザー金の頭管部にすれば両取りになるかな、なんて想像して楽しんでいます。
・・・・まず楽器相応の腕を磨くことが必要であることは判っているのですが・・・
でも想像するだけならタダですので
>河童さん、いらっしゃいませ。
パールの最高総銀と言うと、アレ(笑)ですね。あのしっとりした音色は格別だと思います。さすがにあのお値段だけあると思いますよ。その下のモデルから見ると、やはり突き抜けた感じがします。もちろん、マエスタだって、とてもいい楽器なんですねけれどね。
大人の趣味で、すでに若くないとなると、楽器を順番にステップアップしていたら、お迎えが来ちゃいますから、いきなり良い楽器を選択するというのは、大いにありだし、やはり“所有欲を満足させる”というのも、趣味の世界の大切な楽しみ方ですから、河童さん、大正解ですって。後は、自分を追い込んで、その楽器に似合う腕前を獲得すればいいんです。
“ゴールドがすっきりしすぎている”と言うのは、私もいくつかのメーカーのゴールドで感じました。おそらく、その手の楽器は、奏者自身の音色をそこに足して始めて、フルートらしい音になるように設計されているんじゃないかと思います。そういう意味では、力量のある奏者が演奏するのが前提に作られている楽器なんだろうと思いました。つまり本格的な“プロ仕様”の楽器なんだと思います。
しかし、ゴールドと言っても、最初からある程度の音が鳴る様に作られているものもあるので、スロースターターの方は、そういうゴールドフルートを選んだ方が、早く楽しめるかもしれませんね。
>リップ・ライザー金の頭管部にすれば両取りになるかな、なんて想像して楽しんでいます。
そうですね、いい感じに音色がミックスされるかもしれません。私もシルバーの音色が好きなんですが、音の立ち上がりなどはゴールドの方がいいと聞くと、河童さん同様に、リップ&ライザー金の頭部管に魅力を感じます。
頭部管を買い換えるだけなら、フルートを丸々一本買うよりもだいぶ現実的な選択肢になりますから、ついつい想像しちゃいますね。