スポンサーリンク

フルート、指だけ練習ってどうなの?

 私はやりませんが、時折ネットで見かけるもの。それは「フルート、指だけ練習」って奴です。具体的に書くと“フルートを構えて、息は吹き込まずに、指だけを動かして練習する”というもの。ま、シャドウボクシングならぬシャドウフルートって奴です。

 気持ちはすごくよく分かります。仕事から帰って来て、もう夜も遅い。フルートの練習がしたい。しかし自宅に防音室なんてないし、スタジオやカラオケに行く余裕もない。かと言って、普通に練習してしまうと、近所迷惑だし、家族からも文句が来る。でも練習したい…。

 そこで苦肉の策として、指だけでも練習しよう。息を吹き込まなければ、音は出ないし近所迷惑にもならないから、これで練習しよう。就寝中の家族にも気兼ねはいらないし…って事ですね。分かります。

 あるいは、音を出さないのは、さすがに寂しいから、全部をppで吹くのはどうだろ…って感じで、いつも極々小さな音で練習をするというのも、これに近いものがありますね。

 ヴァイオリンの練習をしていて感じるのは、ミュートってありがたいなあって事。(私は使用していないけれど)電子ヴァイオリンって、深夜の練習用楽器としては、なかなかの代物だと言うこと。そして、歌とかフルートにはすぐれたミュートやデジタル楽器がなくて不便だという事。

 そりゃあ、ミュートを使用した練習やデジタル楽器で練習することに対する批判はよく知ってますが、それでも練習できないマイナスを考えれば、代替手段としては十分すぎるほどです。

 フルートには、ミュートはありません。電子フルートもありません。サックスのような簡易防音器具(e-saxの類)もありません。都会に住んでいる限り、夜中の練習は、防音室がなければ、ほぼ不可能だと思います。

 だからやむなく“指だけ練習”って事になりますが…これにも弊害はあります。それらを十分理解した上で…とするには、ちょっとリスクが高いような気がします。

 学生さんが“指だけ練習”をするのは、良いと思います。なぜなら彼らは、昼間は、部活であれ、授業であれ、そこでたっぷり音を出して練習した上での“指だけ練習”なのですから、夜中の数時間、指に集中して、指だけをさらう事に意味はあるでしょう。しかし、趣味の社会人の方が“指だけ練習”ばかりして、息を吹き込まずにフルートの練習をするのは、どうなの?って事です。指も確かに大切ですが、音はもっと大切でしょ。その音の練習をなおざりにして指だけ練習しても、それってハイリスクな練習だよねって思います。

 じゃあ、一体、どうすればいいの? と言われると、私にも妙案は浮かびません。だって、音を出せる時間に練習できないのは明々白々だし、フルートを練習したいという願いもよく分かる。ほんと、何とかならないものかねえ…。

 やっぱり、ミュートなんだと思うよ、必要なものは。どなたか、頭のいい方が、画期的なフルート用のミュートの開発をしてくださる事を、切に願います。ほんと、お願い。

コメント

  1. ネット上で見つけただけで、実際に確認したことはありませんが、
    ウィンドシンセという商品があります。リコーダーのような形状で、
    AKAIのものはフルートの運指の設定もできるとあります。
    音量は絞れる筈ですが、縦笛ではね。ご参考になりますかどうか?

  2. すとん より:

    >エルネスト・アントルメさん

     ウィンドシンセは吹いた事は残念ながらないのですが、楽器フェアで手にとって見た事ありますし、プロの方の演奏も見た事あります。

     あれは…フルートというよりも、サックスとかクラリネットの感覚に近いと思います。だいたいマウスピースをくわえて演奏するのだし。販売側も“サックス感覚で演奏できる”事を強調していました。

     ま、実際に吹いてみると、また感想が変わるかもしれませんが、あれはサックスの練習になるだろうけれど、フルートの練習には向かないかもって、今のところは、思ってます。

  3. kan-nazuki より:

    タイトルに釣られました。

    私はこれ時々やりますが、やはり苦肉の策ではありますね。
    音質、音程の確認あっての練習ではありますが、歯を閉じた状態で息を入れると、実は音の確認もできます。

    pp での練習は、深夜でもできるレベルになりましたが、これも pp ができないうちは難しいですし、ずっと pp でだけ練習していると妙な癖がつきそうな気がして怖いというのはあります。

    その練習にちゃんと意味を見出していれば、効果はあると思っています。

    でもヴァイオリンの消音器はやっぱり羨ましいですね。

  4. ひょっとこ より:

    フルートって指と息は基本的にシンクロするから、
    切り外さない方がいいと思いますよ。
    息のタイミングは良いのに、
    指は追っつかないとかあるわけですしね。

    kan-nazukiさんの、
    歯を閉じての方法もいいし、
    ピアニシモのトレーニングでもいいし、
    普通に吹いても「ほんの少し」ポイントずらせば、
    スカスカの音だけど音程は一応分かるし、
    夜中に出来ますよ。

    いずれの方法であっても、
    実際の息の量と同じで吹いておかないと、
    息が足りなくなったり、
    息継ぎのポイントが変になったり、
    実際に音を出したとき、音のキレが悪くなったり、
    リズムがずれたりするわけで。

    あと、ppで音安定させる方が難しいと思いますよ、
    fに比べれば。

  5. すとん より:

    >kan-nazukiさん、いらっしゃい。

     歯を閉じた状態で息を入れる…考えたこともないです。歯のすきまから息が出るので、すごく息が弱まるのかな? ppでの練習に通じるモノがありそうですが、歯を閉じると口腔内が狭まるので、そういう癖がつくのが怖いですね。

     ppの練習って息の支えが難しいですね。もっとも私の場合は、テクニック的と言うよりも、性格的に、絶対ムリです(笑)。地味とか、小さいとか、控え目とか、そういう事ってできない人なんです(爆)。

    >その練習にちゃんと意味を見出していれば、効果はあると思っています。

     そうそう、学習ポイントをきちんと決めて、そこにフォーカスを当てて練習をするならば、一見???な練習でも、効果があがるものだと、私も思います。

    >でもヴァイオリンの消音器はやっぱり羨ましいですね。

     でしょ、でしょ。

  6. すとん より:

    >ひょっとこさん

    >フルートって指と息は基本的にシンクロするから、切り外さない方がいいと思いますよ。

     そうそう、私の中でモヤモヤしていたのは、そこです。“指と息のシンクロ”です。そこが大切だと思います。

     フルートを始めとする管楽器って、結局、息なんだと思います。息で美しい音を出す楽器。指は、その音を音程という形に切り分けていく時に使うもので、結局、管楽器は息なんだと思います。だから、息のない、音のない練習ってありえないんじゃないかと思いますが…だからと言って、夜中に音出し練習は無理ですよね。

     歯を閉じたり、ピアニッシモでやったり、ポイントをずらす(?)とか、皆さん、色々と工夫していらっしゃるんですね。大変ですよ。

     やっぱり、優秀なミュートが欲しいなあ。

  7. 河童 より:

    フルートのミュートって原理的にどうすれば出来るのでしょう?
    頭部管に詰め物する?
    きちんと出来たらアイデア商品でしょうね

  8. かのん より:

    リングキーになって、ますます指だけ練習の効率は落ちてると思うけど・・・早いパッセージ(私はないけど)なら指の動きのトレーニングだけにはなるかなぁと。

    シャドーボクシングも相手を打たないことで本物じゃなくても型をなぞったりしてるわけだし・・・なにもしないよりましじゃないかとおもってやってみたりしていますが、でもやりすぎはよくないような。

    同じことで楽器の持ち方のみなおし(三点支持とか)もやってみたりしてますが・・・

    カラオケボックス600円/一時間 が頼みの綱です。

  9. すとん より:

    >河童さん

    >頭部管に詰め物する?

     そうしたら、音程が変わります。

     ミュートって、基本的に振動している部分を押さえて、その振動が音エネルギーに変わるのを阻害する働きがあります。だから、ヴァイオリンのミュートは駒を押さえるし、ギターのミュートは弦そのものを押さえます。その原理で言えば、フルートの場合は管内の空気が振動していますので、空気を押さえられればミュートできます…が、そりゃあ無理というものですね。

     あと、金管楽器のように、音の出口を極端に狭める事で、音エネルギーを押さえるというミュートのやり方がありますが、フルートの場合、管端を塞いでも、トーンホールや歌口から音がダダ漏れになりますので、意味ありません。だいたい、息の入り口である歌口が同時に音の出口だったりするので、歌口をどうにかしない限りは、ミュートは無理でしょう。

     考えられる方法は…歌口を可能な限り小さくし、トーンホールも小さくし、音のエネルギーを小さくするために、比重の軽い材料でフルートを作るというやり方がありますが、…それって、発泡スチロールとかバルサ材でトラヴェルソのようなものを作ると、良いのかな? いわゆるフルートとは別な楽器っぽくなりますので、練習用フルートって位置付けになるのかな? 

     とても吹きづらそうだけれど、確かに音量は押さえられると思います。

     もっとお気楽にできる、なんかいいアイデアはないでしょうかね?

  10. すとん より:

    >かのんさん

     シャドーボクシングをやる練習生たちは、シャドーだけをやっているのではなく、スパーリングもきちんとやった上でのシャドーです。だから、指だけ練習だって、普通に音出しを伴った練習をした上での指だけ練習なら、全然問題なしと思います。

     問題は、社会人の場合、指だけ練習だけで、何週間も何カ月もやってしまいかねないという部分ですよ。さすがに、長期間、指だけ練習をしたら、変な癖が付くんじゃないかな? だからと言って、練習しないよりはした方がいいに決まっているし、夜中しか練習できないなら、それもある部分、仕方ないのかもしれません。

    >カラオケボックス600円/一時間 が頼みの綱です。

     うわ、カラオケってそれくらいするんだ(カラオケの会計って、払ったことないです:汗)。他に方法がなければ仕方がないけれど、そんなにヒョイヒョイいける金額じゃないなあ。

     フルートのミュートを発明して販売したら、きっと、飛ぶように売れるよなあ…。多少高くても、延々と支払うカラオケ代と比べたら、どおって事ないでしょう。

  11. kan-nazuki より:

    > ppでの練習に通じるモノがありそうですが、歯を閉じると口腔内が狭まるので、そういう癖がつくのが怖いですね。

    歯を閉じていれば、フルパワーで息を入れても音が出ません。多分空気が拡散しているからだと思います。一度やってみては?
    癖がついてしまうほど長い時間、何度もやるというわけでなければ大丈夫かと。

    pp での練習は、表現力と割り切ってもいいような気がします。
    フルパワーだけがフルートではないので。

    ミュートは、私も考えたことがあります。
    原理的には、ノイズキャンセリングの機能を歌口のそばにつけることで実現できそうですが、個人レベルでの制作はまず無理っぽいですね…。
    ヒントは、一人カラオケ用ツールでした。

  12. 河童 より:

    何でも試したくなる理系の癖で・・・

    頭部管の入り口(歌口から離れた位置)に1mm厚のフェルトを切って入れてみました。管体に対してスリット状に(穴をふさがない向ききに)いれると、音程はさほど変わらずやや音量が下がります。入れ方(量)により、全く鳴らなくなったり、特定の音程だけ出にくくなったりです。ただ、思った以上に音程が変わらないのです。
    ひょっとすると網を入れると・・と思いますが実験は今度の休日とします。

  13. すとん より:

    >kan-nazukiさん

    >歯を閉じていれば、フルパワーで息を入れても音が出ません。多分空気が拡散しているからだと思います。一度やってみては?

     音…出ます…。もちろん、それなりの音量です。歯はしっかり閉じています。でも、音、出ます。

     ただし、歯を閉じているためか息の出る方向が若干変わるようです。なので、吹き始めは音は出ませんが、やっているうちに音が出始めてしまいます。

     どうも観察してみたところ、これって「普通にポイントを外した」のと同じ状態なんじゃないかな? だから、私の場合、やっているうちに無意識に、そこのところを調整して、ポイントに当ててしまうみたいです。

     ちなみに、音色は、とっても悪いです。

     これなら、歯を閉じなくても、頭部管を裏返しにして練習しても良いかも? って思いました。あ、それじゃあ、音程の確認はできないか?

    >原理的には、ノイズキャンセリングの機能を歌口のそばにつけることで実現できそうですが、

     あ、これはおもしろそう。そういう手があるんだね。でも、たしかに実用化は、個人じゃあ無理っぽいですね。

  14. すとん より:

    >河童さん

     網とか、ガーゼとかを、歌口に貼ってみたら、おもしろいかも! できれば、管の中から貼れれば(難しいけれど)、感触もさほど変わらずにおもしろいかも。

  15. ももねこ より:

    前にどっかで言いましたが、フルートのミュート紹介します。
    先ず スポンジを 8x8x60mm位に切った物を、
    頭部管の足側に固定し、普通に組み立てて演奏するという方法。
    これだと音量は 10分の1 音程は変わりません。
    又はマンションなら風呂場を防音室として使えます。

    フルートに限らず、指だけ又は片手だけの練習 絶対必要です。
    50年ほど前、ギターのネックを 6から10フレットまで切断し、
    弦を張って、セゴヴィアの左指の練習器作って、いまだ使ってます。

    ヴァイオリンの弱音器 効果が薄いです。
    駒に錘を付けた洗濯ばさみを 沢山付けるのが効果的です。

  16. すとん より:

    >ももねこさん

     ほう、スポンジミュートですか? 詳しく知りたい人もいるでしょうから、質問します。

     8x8x60mmのスポンジという事は、頭部管の中に横に寝かせて入れるのでしょうが、これだとスポンジは固定されませんから、フルート内をミュートのスポンジは自由に動いて、やがてフルートの管端からスポンジが出てしまいます。という事は、単に横に寝かせていれるのではないのでしょうね。「…固定し」とあるので、どうやって固定するのでしょうか? 接着剤の類は使えないと思いますし、輪ゴムとかクリップで止めるわけにもいかないでしょう。

     しかし、これで音量が1/10になるなら、万々歳ですね。福音ですよ。だって、スポンジなんて、台所の食器洗い用のやつを使えばいいんでしょ。タダみたいなものです。これで音量で泣いていた、何万人ものフルーティストさんたちが救われますよ。今まで防音室を使っていた人が防音室が不要になるわけですからね。まさに、福音、まさに革命です。…固定方法が知りたいです。

     でも、悪魔の囁きだよ。これでミュートができるなら、フルートの練習が真夜中までできるわけで、私の睡眠時間がますます削られてしまいます(汗)し、ヴァイオリンもやめなきゃいけなくなります。

    >フルートに限らず、指だけ又は片手だけの練習 絶対必要です。

     「絶対…」はちょっと大げさだと思います。と言うのは、難しいフレーズをテクニカルな面から各要素に分解して個別に対処してそれを統合していくという練習方法の事だと思いますが、世の中にはこれを否定するメソッドもあるからです。

     例えばピアノ。片手ずつ、それぞれが無意識にできるようになるまで徹底的にさらってから、両手を同時に弾くようにする。この練習方法は、割とポピュラーだと思いますが、それを禁ずる先生もいます。最初から両手で弾け~!というわけです。

     歌でもそう。最初は音取りで、階名唱を徹底的にやって、それとは別に歌詞を徹底的に朗読して、さらにリズム読みをして、それぞれが出来上がってから、メロディに歌詞を載せて歌うという練習方法がありますし、そういうやり方をする人も大勢いらっしゃいますが、やはりこの方法を否定し、音取りは不要、最初から歌詞をつけてバンバン歌え~!という先生もいらっしゃいます。

     おそらくこの手の練習方法は、テクニック的に分解して個別に練習するのではなく、常に統合し各テクニックを有機的につなげたままの形で練習しなさいっていうポリシーなのではないか(私の推論ですが)なあ…って思います。

     練習方法は、先生なりだし、学ぶものが、より効果的に学べる方法があるなら、それで良いのではないかと思います。

    >駒に錘を付けた洗濯ばさみを 沢山付けるのが効果的です。

     錘という事は「釣りの重り」ですよね。どうやって洗濯ばさみにつけるのですか? 興味あります。糸で洗濯ばさみに取り付けたら、おそらく、動くたびに駒に横向きの力が加わって、駒を曲げたり、ゆがめたり、果ては倒してしまうと思います(ヴァイオリンの駒って、固定されていませんから、簡単に倒れてしまいますよ)。なので、糸でつけるというわけではないと思います。洗濯ばさみと重りを一体化するのならば、金属製のミュートを取り付けるのと大差がないんじゃないかな?って思います。なので、おそらく私が考える以外の方法なんだろうと思いますが…駒に洗濯ばさみは怖いです。

    >ヴァイオリンの弱音器 効果が薄いです。

     消音器(弱音器と書き間違えたのでしょうね)の効果は、おっしゃるとおり薄いです。1/10の音量にもなりません。同意です。それどころか1/2にも減音できないと思いますよ。しかし、消音器をとりつければ、少なくとも話し声よりも小さくなりますし、部屋のテレビの音よりも小さくなるので、まあ実用の範囲だと思います。

  17. 詩音 より:

    私も、フルートの指だけ練習はリスクがあるのではないかというすとんさんの意見に同意します。

    フルートは指と息とタンギングがうまくかみ合わないと音が出ないわけで、それらの連動抜きに練習にはならないように思うのですが・・・。

    音を出せない事情があることは分りますし、せめて指だけでも練習したいという気持ちも分ります。

    それでも、曲中の運指がものすごく難しくてできない部分だけさらうというのなら指の反応や筋肉のトレーニングになりそうな気もしないでもないですが、練習している曲の運指は問題ないけど音が出せないから毎日指の練習だけ、というのはあまり意味のある練習には思えないのです。

    分解練習だといっても、例えば指とタンギングと息を別々に練習して無意識にできるようになっていても、いざ合わせるとなるとそうそうぴったりに行くとは思えません。別々に練習した物を連動させるか補正する練習が増える分かえって時間がかかってしまいそうです。ピアノの両手分離とフルートの息と指の分離はまた違うと思います。フルートの指だけ練習はピアノで言うなら鍵盤の絵の上で鍵盤の位置を指で追う練習でしょうか?

    少なくともそれは音楽の練習ではないように感じます。

    楽器を持っているのに音を出さないというのは精神衛生上も良くなさそうですしね(笑)

  18. すとん より:

    >詩音さん

     指だけ練習って、やむをえずやっているわけで、皆さん、望んでやっているわけじゃないんです。何もやらないよりはマシだろうと信じてやっているのだと思います。でも、詩音さんのおっしゃるとおり、あとで、指と息を合わせる事を考えると、時間がかかるでしょう。また、私が恐れるのは、指だけ練習を重ねていくと、何となく練習した気になって、肝心の呼吸筋がドンドン衰えていくことです。指が動いても、横隔膜が反応しなくなりば、フルートは吹けなくなります。

     指が動かなければ、動く範囲の曲を選んで演奏すれば幸せになりますが、息がコントロールできなくなれば、楽器自体が鳴らなくなります。

     ま、実際は、本当に指だけ練習をしている人は少なく、平日は指だけ練習、週末は思いっきり音を出して練習というパターンが多いのだろうと思いますが、その辺のリスクを考えながら、練習していくのが大人というものだろうと思います。

     やはり問題は、ミュートがない、フルートという楽器の特性なんだと思います。

    >楽器を持っているのに音を出さないというのは精神衛生上も良くなさそうですしね(笑)

     私は、耐えられません。

タイトルとURLをコピーしました