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楽器のせいにしたくない

 私がなぜ、ヴァイオリンを始めたいと思いつつも、逡巡していたのか。それは専ら“楽器の入手方法”に悩んでいたからです。これはフルートでの反省を踏まえています。

 楽器は、まず手元に楽器がなければ始められません(当たり前)。なので、楽器を始める人は、楽器を入手するところから始めないといけない…と普通は思います。でも、これは間違い。

 実は、楽器の入手よりも先に、楽器を学び始めないといけないんです。楽器を学ぼうと思う人がまず最初にする事は、良い教室や先生を探す事です。そして、そこで学び始める事です。楽器そのものは…初心者であることを告げれば、レンタルが必ずあります。最初はレンタルの楽器で練習を始めるわけです。で、そこで基本の基を学びつつ、先生との相性を確かめ、楽器を学び続ける決心を固め、さあ本格的にレッスンに励もうと思ったら、先生に「楽器が欲しいです」と伝えて、購入アドヴァイスをいただき、お店を紹介していただく。これが楽器購入の正しいやり方なんです。素人がいきなり楽器店に飛び込んでも、カモネギなだけです。それくらい、楽器の購入って、難しいんですよ。

 だから、ヴァイオリンを始めたいと思ったら、まずは、先生探しなんです。でも、私の場合、ヴァイオリンは独学でやるしかなかろうと覚悟を決めていましたので、先生探しはしませんでした。そうなると、いきなり自前で楽器を入手しないといけないわけで、ここがネックとなって逡巡していたわけです。

 楽器の演奏方法をマスターする、というのは、たいがい難しいものです。特に弦楽器は難しい部類に属すると思います。それに楽器と自分の相性というのがあります。さらに私の場合、年齢的なハンディもあります。それらを踏まえてみれば、特に独学で学ぶとなると、せっかくヴァイオリンを始めても、挫折する可能性が大です。と言うか、常識的に考えると、きっと挫折する(笑)。と言うか、まあ普通、挫折ですね。今までも独学(つまり先生なし)で手をつけた楽器のすべて(笑)が、挫折してますからね。ギターしかり、ハモニカしかり、ピアノしかり、ドラムスしかり…。だから、まあ、きっと、たぶん、ヴァイオリンも挫折しますよ。

 挫折すると分かっていても、やはり憧れは憧れであって、ヴァイオリンを始めたい、やりたいんですよ。困った性分です(笑)。

 やりたいけれど、必ず挫折する…そう信じているので、楽器入手の段階で悩んでしまうわけです。だって、ヴァイオリンって高価なんだもん(笑)。フルートの比じゃないです(大笑)。簡単に買えないよね。

 楽器をマジメに学ぶなら、使用する楽器は、可能な限り良い楽器を使うべきです。これはフルートであれ、ヴァイオリンであれ、同じことだと思います。良い楽器は、それ自体が良いコーチです。でも、良いコーチになれるほどの良い楽器は、たいてい高価です。挫折するかもしれない人間が、高価な楽器は買えません。

 「最初は音が出れば十分でしょう、贅沢は言いなさんな。安い楽器で始めればいいじゃない」…そんな声が聞こえます。それも事実でしょう。ネットを見ても、楽器屋に行っても、激安ヴァイオリンセットが販売されています。1万円くらいのセット品すらあります。あんなのでもいいんじゃないの、ちょっとそう考えました。

 激安楽器にも良い楽器は確かにあるでしょう。でも、それを捜し当てるには、かなりの目利きでないといけません。初心者以前の素人が激安コーナーをウロウロしても、ハズレな楽器しかつかめません。いや、ハズレならいいです。下手をすると、楽器の形をしたおもちゃを買っちゃう事だってあります。

 いや、実際、私、某中古品販売店に転がっていた激安ヴァイオリンセットを、何度買ってしまおうかと思った事か! 一度は手にとって、レジまで行きかけた事だってあります。今思えば、アレって楽器じゃなくて、たぶん、楽器の形をしたオモチャだと思いますよ。たぶん、通販で激安セットを買ったはいいけれど、結局挫折して、邪魔だからという理由で売っぱらった品でしょ。

 やる気満々で楽器を買ったのに、チューニング一つ満足に合わない、倍音がおかしくって音色が変、細かいところの造りがいいかげんで弾きづらい、簡単に壊れる、楽器屋に修理を頼んでも断られる…など、そんな楽器じゃイヤです。

 まあ、そこまでひどくはないにしても、やっぱり激安品の多くは、人件費が安く、教育の不十分な外国で作られている事が多いです。きちんとした職人が作っているわけではなかったりします。楽器に貼ってあるラベルも多くの場合はデタラメだし、材質だって嘘っぱちだし、つくりもいいかげんなモノが多すぎます。

 例を挙げて言えば、私の持っているフルートのチャイナ娘なんか、明らかな粗悪品ですよ。あれでもちゃんとした楽器店で買ったものなんですけれど…。「洋銀・銀メッキ」という事ですが、実際は「真鍮系のクズ金属に工業用メッキをほどこしただけの粗悪品」です。当然、色々な不都合があるわけです。

 フルートを始めた時、チャイナ娘の音痴っぷりには、ほんと参りました。実際、あの子は、かなり質の悪い楽器です。フルートを始めて2年くらいになった私ですが、アゲハではまあまあ吹ける曲でも、チャイナ娘では、まともに演奏する事はできません。発音の反応は遅いし、ピッチは変だし、キーメカニズムはぎこちないし…。あのまま、あの娘で練習をしていたら、ここまでフルートの腕も上達していなかっただろうし、いつも愚痴ばかりこぼしていたと思います。フルートを始めて三カ月という早い段階で、アゲハに持ち替えて正解だったと思います。

 だから、ヴァイオリンで同じことを繰り返したくなかったんですよ。激安にひかれて、粗悪なヴァイオリンセットを買って、毎日愚痴を言いつつ、ちっとも進歩しない。「○○ができないのは、楽器がダメだからだ」なんて、もう二度と言いたくないんですよ。

 確かにチャイナ娘は音痴な楽器でした。だから私も「ピッチが合わないのは楽器が悪いんだ」と散々言いました。確かに、楽器が悪いからピッチが悪いんです。でも、それを言い訳にするなんて、あまりに女々しくてイヤです。だって、そんなピッチ一つ満足に合わない楽器を選んだのは自分だからです。音痴な楽器はダメですが、そんなダメな楽器を選んで、お金を払って買った自分はもっとダメです。たった一万円のフルートでしたが、やはりダメなものはダメなんです。

 だから、楽器を始めるなら、最初から、それなりに良い楽器で始めないといけません。しかし、良い楽器って、やっぱり高いし、選定するにも目と耳とセンスが必要なんです。

 なるべく経済的な負担を軽くしながらも、目も耳もセンスもない人間が、良い楽器を入手しようとすると、国内大手メーカーが発売している楽器を買うのが、面白味に欠けるかもしれないけれど、一番安心安全確実な方法だと思います。つまり、その楽器がヴァイオリンであれ、フルートであれ、ピッコロであれ、ひとまずヤマハのエントリーモデルを買えば、間違いがないんです。あ、ヴァイオリンなら、スズキのアウトフィットもいいですね。

 これらなら、楽器として十分なほどにしっかり作ってあるし、楽器の性能限界ゆえにできない事など、ほとんどありません。造りはしっかりしているし、ピッチは正確だし、倍音だって間違っちゃいない。やせても枯れても国内メーカー品です。

 高級なモデルと比べると、音色や材質の点で見劣りする部分があるし、人前で独奏を披露するとなると、魅力に欠けると感じるかもしれないし、いずれは物足りなくなるでしょうが、練習用と割り切って、演奏用はまたいずれ購入するものと決めておけば、さほど気になるほどではありません。つまり、このクラスの楽器を購入すれば、ひとまず、きちんと楽器を学ぶ事ができるのです。

 でも、これらの楽器セットは、どんなに安くても5万円以上します。挫折する予定のモノに5万円は出せません。それが正直な気持ち。

 そこで悩んでいたわけです。ヴァイオリンは始めたい。始めたいなら楽器を入手しないといけない。でも、きっと挫折する。ならば高い楽器は買えない。かと言って、安い外国製の楽器を買って、上達しない事を楽器のせいにしたくない。じゃあ、国産メーカーの初心者セットを買うか。でもやっぱり国産メーカー品は高い。挫折する予定なのに、そんな高い楽器を買うわけにはいかない。楽器が買えない、ならば、簡単に始められない…こんなわけです。

 だから、私がヴァイオリンを始められなかったのは、単純に私がケチだったからです(笑)。

 だって、趣味にはお金がかかるもの、と割り切ってしまえればよかったのです。多少高くても、最初から、ヤマハやスズキのセット品を買ってしまえば、こんなに悩む事はなかったんです。

 いくら最低価格品と言っても、ヤマハやスズキなら、楽器として、ちゃんとしています。ヤマハの楽器を使っていて「楽器がダメだから○○ができない」なんて文句を言うなんて、それは自分の実力不足を楽器のせいにしているだけの逃げ口上なだけです。そいつは実にみっともない事です。

 演奏がうまくいかない事を楽器のせいにしたら、そりゃあ、楽だよね。でも、言い訳としては最低だよね。才能の無さと努力不足を楽器のせいにして、自分を守ろうなんて、あまりに人間として小さいよね。甘えているよね。大人のやる事ではありません。

 だから、先生がいない状況でヴァイオリンを始めるなら、自分自身の甘えや逃げ道を絶つ為にも、やっぱり、独学初心者な私は、ヤマハかスズキのヴァイオリンを購入しないといけないだろうなあ…と思っていました。いや、ヤマハやスズキでなくても、一定水準以上にきちんと作られた楽器が必要だと思っていました。少なくとも、自分の努力不足を楽器にせいには出来ない程に、ちゃんとした楽器が必要だと思ってました。

 独学者は、先生がいないんだから、より自分に厳しくないといけません。自分の努力不足を、楽器の能力不足のせいにして、言い訳なんかしちゃいけません。

 そうは言っても、国産品は、やっぱり買えない(笑)。そこで逡巡していたわけです。

 ところが今回、そこをどうにか、クリアでき、きちんとした楽器を入手できたので、めでたく、ヴァイオリンを始める事ができました。感謝です。ありがとうございます。私は実に恵まれていると思います。

 スズキのモデル300。良い楽器ですよ。実にちゃんとしている。私がこの楽器から教えてもらうことはたくさんあります。この楽器で出来ない事があったとしても、それは楽器のせいではなく、自分のせいです。自分の練習不足の努力不足。できない事を楽器のせいにはできません。そのレベルの楽器だと思います。

 あとは、たくさん、この楽器と練習して、この楽器に色々と教えてもらって、腕を磨いて、上達したら、そこから卒業して、次の楽器に持ち替えるんです。

 でも、まだまだスズキのモデル300を卒業する事はできないでしょう。

 それにしても、ちゃんとした楽器で学び始める事ができた私は、やはり音楽の神様にヒイキにしてもらっているんじゃないかな? 少なくとも、才能が不足する分、幸運は備わっているようです。本当に幸せな事だと思います。

 さあ、頑張って、今日も睡眠時間を削って、ヴァイオリンの練習をするか!

コメント

  1. >実は、楽器の入手よりも先に、楽器を学び始めないといけないんです。楽器を学ぼうと思う人がまず最初にする事は、良い教室や先生を探す事です。そして、そこで学び始める事です。

    そのとおりなんです。
    うちの生徒でも、「ピアノやりたい!」と思い立って、先に楽器を買っちゃった人は、「先生にアドバイスもらってからにすればよかった」って後悔しています。
    どんな楽器でも同じだと思うんです、このあたりはね。
    まぁ私が大学時代にやっていたマリンバみたいに、趣味で個人もちはムリ!!っていう楽器もありますけどね…(チューバとかもね~。うるさいし邪魔だし)

    でもね、オトナの学習者の方は、失敗しても皆さん「自己責任だから」って考えていらっしゃるから、まだいいんですけど。子どもの習い事の場合はこれまた難しい問題ですよ。
    ヴァイオリンの子どもおけいこについては、聞いたことがあるのは分数楽器を譲っていただくというケースくらいしか知らないのですが。

    子どもの指導者も、というか、むしろ子どもの指導者こそちゃんと選んでほしいのですが、そして、お願いだから光る鍵盤とか、おもちゃみたいなものでどこまでもレッスンが続くって思わないでほしい。
    でも、挫折するかもと分かっていて、しかも自分がやるわけじゃない、子どもがやるものに何万も投資出来ないというのも分かるけどね。投資してくださいっていう理由がどこにあるか、私は説明できるけど。(だから、電子ピアノでピアノを習うのは、妥協です。電子ヴァイオリンでヴァイオリンを習う人はどうなのかな?)
    楽器の目利きって難しいですね。安くてもよいものに当たることができるかどうかって、運なんじゃないかな。粗悪品で練習しているとなんか楽しくなさそうじゃんと私なんかは思ってしまいます。

  2. すとん より:

    >ことなりままっちさん

    >だから、電子ピアノでピアノを習うのは、妥協です。電子ヴァイオリンでヴァイオリンを習う人はどうなのかな?

     電子ピアノは妥協と言うのは分かります。ウチも電子ピアノだし(笑)。一番の理由は練習時間です。どうしてもピアノの時間は夜になってしまうので、近所や家庭内の迷惑を考えると、ヘッドフォンを使える電子ピアノをチョイスです。

     もちろん、マジメにピアノを習うという観点でみれば、色々と???な部分はあるのは分かっていたけれど、最初は続くかどうか分からないし、タッチだ音色だという話は、習い事が続くようなら買い直せばいいかと思ってました。それなのに、なぜか今までずっと電子ピアノのままです。

     当の息子君は、電子ピアノに限界を感じているようですが「アップライトに買い換えるか」と投げかけると「グランドじゃなきゃイヤだ」と贅沢をブッこきます。「グランドを買ってやったら、毎日練習するか」と言うと「じゃあ、ピアノ要らない」と返事します(笑)。とにかく、ピアノ習っているくせに、家では全く練習をしない子になってしまいました。じゃあ、先生のところでピアノ弾いているかと言うと、どうも先生のところに行っては、ピアノを弾かずに歌っているみたいで…。だから、一向にピアノが上達しないんだな、アイツ。

     電子ヴァイオリンは、ヤ○ハの大人のヴァイオリン教室では、デフォルト使用のようです。まずは電子ヴァイオリンで始めましょうというスタンスみたいです。さすがに個人のヴァイオリン教室に電子ヴァイオリンを持っていったら、はっ倒されると思いますが…。

     ただ、家庭での練習用ヴァイオリンとして電子ヴァイオリンを使っている方はたくさんいるようです。私はこんな人間ですが、実は電子楽器が嫌い(意外でしょ)なので、アコースティックに消音器をかませて練習してますが、真夜中に練習をするスロースターターなヴァイオリン初級者たちの電子ヴァイオリン率って、どうやらかなりの高率のようです。

     だいたい、分数の電子ヴァイオリンってないので、電子ヴァイオリンで学ぶ子どもっていないと思います。

    >そして、お願いだから光る鍵盤とか、おもちゃみたいなものでどこまでもレッスンが続くって思わないでほしい

     いるんだ…。まさか、ミニ鍵盤とか、タッチレスポンスすらついてないキーボードで習っている人も…いるんだろうなあ。

    >粗悪品で練習しているとなんか楽しくなさそうじゃんと私なんかは思ってしまいます。
     「楽しくなさそう」じゃなくて「悲しく」なってきますよ。いや、本当に。特に、合奏とか始めちゃうと、あきらかに他の人と、楽器のポテンシャルが違いますからね。腕前がヘタッピーなのに、楽器がヘタレだと、やめたくなっちゃいます。だからと言って、普通は簡単に楽器って買い換えられませんからね。悲しい気持ちを持ったまま、その粗悪な楽器でやりつづけるんですよ。悲しいでしょ。

  3. YOSHIE より:

    すとんさん、音楽の神様に愛されて、よかったです。(^^)v
    私はクリスチャンでも仏教徒、ましてやイスラームでもないけど。。。。大事ですよね、神なる存在は。

    なんか前にも書きましたね、同じようなこと。

    中華文明では神様もしばいて言うこときかせる…って、とんでもない罰当たりですよ。

    鶴ケ丘八幡宮の“ひこばえ”いいですね。
    何で倒れたか?!の方が畏ろしいけど。

    試奏、路面店(日曜のヤマハ銀座)お薦めと思います。

  4. すとん より:

    >YOSHIEさん

     八幡宮のひこばえは、うれしいですね。あ、ひこばえってのは、脇芽のことで、この場合は、折れて残った切り株から新しく生えてきた新芽のことですね、念のため。これで、あの大銀杏も再生するかな? もっとも、元の姿に戻るには、あと500年くらいかかるだろうけれど。でも、復活の兆しが見えてきたのは良いことです。

     銀杏も折れちゃったけれど、死んじゃったわけじゃないのが、うれしいです。

    >何で倒れたか?!の方が畏ろしいけど。

     次はどこのご神木が倒れるのでしょうか(悲)。

    >中華文明では神様もしばいて言うこときかせる…って、とんでもない罰当たりですよ。

     ある意味、神よりエラい中華民族って事なんでしょうね。しかし、だからと言って、そこへ真っ先に行って、臣下の礼を取る総理大臣って、信用できません。冷静に考えると、最初に行くのは、そこじゃないだろ…って思いますよ。

     そうそう、テレビのニュース番組を見ていて、気になった事があります。

     あるコメンテーターがこんな感じの事を言ってました。「最近の4~5年。日本では毎年のように国のトップが変わり、外国からはどのように見られているのか、恥ずかしいです」

     私はこのように言いたいです。日本の、総理大臣が毎年のようにコロコロと変わっているのは、確かに外国から見れば、いぶかしい事でしょう。でも、言っちゃあなんだけれど、たかが総理大臣ですよ。行政の長です。国のトップではありません。

     我が国のトップ(つまり、国家元首)はここ20年ほど、ずっと今上陛下です。それは、日本人よりもむしろ外国人の方がしっかり分かっています。外国から見れば、日本の国のトップは比較的安定しているのですよ。

     え?と思われたら、イギリスを見てみればいいです。イギリスの国のトップは誰ですか? エリザベス女王でしょ。キャメロン首相じゃないよ。日本のトップも、外国から見れば、今上陛下(つまり、Ten-nou)であって、鳩だか管だかじゃないんだよ。

     テレビで意見を言うなら、まずは正しい事を言わないとね。

     ちなみに、日本のファーストレディは、もちろん、皇后陛下だよ。総理夫人なわけないじゃん。鳩山さんの幸さんは、勘違いしていたみたいだけれどね。

    >試奏、路面店(日曜のヤマハ銀座)お薦めと思います。

     了解! どっちにしても、いきなり弦楽器専門店に行く勇気はありません(汗)。

  5. かのん より:

    >実は、楽器の入手よりも先に、楽器を学び始めないといけないんです。

    これですよね、ホントにこの一言に尽きる。楽器がないと楽器は習えないと思ってるのが普通ですし、楽器やさんも楽器を売りたいし(だったらいいものを売って長く続けて欲しいと必ずしも思わないし)、楽器を教える先生すら、楽器店に取り込まれてますし・・・

    業界独特ですね。まして、楽器を売ってる人はその楽器を本当に知ってるとは限らないし、ふけない人もいっぱいいるし・・・

    うーん難しい。

  6. 河童 より:

    子供の楽器選びはほんとに難しいですね。
    アップライトピアノは家庭で冬眠しているのが多く、これを引き取って輸出している専門業者があるそうで・・・ 日本のピアノは湿度・寒暖差に強く丈夫なため人気があるんだそうです。
    我が家にも冬眠しています。数年したら自動演奏装置をつけて伴奏に使っても良いかな・・フルートの腕が上がってからです。

  7. すとん より:

    >かのんさん

     楽器って、単価が高い上に、右から左へ売れるモノではないので、色々とコネクションを使わないと、コンスタントに売れないというのは分かります。習い事の先生ともつながっているけれど、一番すごいのは、学校とつながっている楽器店(笑)。これ、最強。

    >楽器を売ってる人はその楽器を本当に知ってるとは限らないし

     時々いますね、こういう店員。楽器店の店員が、すべての楽器を演奏できないといけないとは、さすがに言わないけれど、吹けないにしても、勉強くらいしておけよって思います。そういう店員を見ていると、彼は楽器を売っているのではなく、金属加工品とか木工細工を販売している人なんじゃないかと思います。

     商品知識のない店員がいる店って、二度と行く気がしなくなります。

  8. すとん より:

    >河童さん

     今、日本には、何万台の冬眠中のピアノがあるんでしょうね。冬眠しちゃった型落ちエレクトーンは、ゴミになってしまうケースが多いようですが、ピアノはいくら古くても、なかなかゴミにしづらいですね。

     ピアノって、中古市場がないんでしょうか? もっとも、それ以前に、あれだけ大きいと運ぶのもうんざりしちゃうので、中古市場と言っても、なかなか活気づかないかな? なんか、もったいない話ですね。

  9. YOSHIE より:

    >トップは、お天子さん!!!

    そうでしたわーー!!!
    ありがとうございます・・・なんか気持ちが上向きました(あんなこんなでどうもブルー、すとんさんも何気に体調悪くないですか?)

    自分話で悪いのですが、さる4/10(天皇皇后陛下御成婚記念日)にコバケンさんの70thおめでとコンサートがサントリホールであって行ったのですが、美智子皇后様がいらしたんですわー。
    御起立されて手を降られました、良かったですよ〜!!思い出したです。あの方は何か不思議なエネルギーがあります。
    (コバケンの歌付きでした、歌うのね…あの方、上手いです)

    ちなみに、中古ピアノは…新品売るより、お店的には利幅があって、美味しいって言ったら悪いけど、まあ、そんなとこらしいです。もしや、何でもそうでしょうか??

  10. すとん より:

    >YOSHIEさん

    >すとんさんも何気に体調悪くないですか?

     体調は大丈夫です。仕事が詰まっているので、ちょっと疲れていますが、元気です。気分の方は…ドヨ~ンとしてますが(笑)。いや、実際、少なくともあと3年は、政権は動かないでしょう。その3年間を、国益を考えた政治をしてくれるなら、政権が民主党であっても自民党であっても、なんだっていいんです。別に私は自民党の支持者というわけではないからです。ただ、民主党は国益に反することを言ったりやったりするから心配なんです。少なくとも、小鳩の時はそうでした。

     管枝がきちんと日本国家と日本人のための政治をしてくれるなら、私は支持しますよ。たとえ民主党であったって、いいんです。白でも黒でも、ねずみを取るネコは良いネコですからね。

     …でもたぶん、管枝は大陸の方を向きっぱなしな政治をするんだろうけれど(諦)。

     皇后陛下がいらっしゃるコンサートに行かれたんですか? それは良いですね。私たち庶民は、テレビはともかく、なかなか皇后陛下を見たり、同じ場を共有する事ってないですからね。貴重な経験ですね。音楽に集中できましたか?

     中古ピアノは…楽器としては、木材がほどよく枯れて、メンテさえチャンとしていれば、新品よりも良い音がすると思うんですよね。買う方も安く買え、売る方も利幅が広いなら、みんな幸せになれるんだから、もっと普及してもいいんだけれど…ピアノを生産して販売するところが困っちゃうから、普及しないのかな?

  11. かのん より:

    >「アップライトに買い換えるか」と投げかけると「グランドじゃなきゃイヤだ」と贅沢をブッこきます。「グランドを買ってやったら、毎日練習するか」と言うと「じゃあ、ピアノ要らない」と返事します(笑)

    横レスですが、本質を心得てますね…

    わたしはおもちゃのピアノで鍵盤を覚え、中古の電子ピアノでバイエルに入ったクチです。当時のものなので、鍵盤の重みはあってもタッチレスポンスはおろか、軽い減衰しかせず、黄色バイエルになって鍵盤が足りなくなり、アップライトの型オチを買ってもらいました。で、今は実家のオブジェです。調律だけはかけてますが弾いてないとダメらしいですね。

    そして子供の頃はグランドピアノはひきづらいと思ってました。ちがうよ、アップライトがむしろちがうんだよ!と、いまならわかります。

  12. みいむ より:

    趣味というものは利益を生むのは心の中なのでお金を消費する方向にしか向いてないのは事実。しかし、人には様々な趣味があるもので、車好きは家族が乗るとは言っても何百万もするボディにあれこれ細工を施したりしますよね。車検だってあるし、メンテにもお金も時間もかかる。友人は山登りが好きですが、インドの山にまで行って登るくらいですから、山に行くまでの飛行機代だってバカにならない訳です。で、お金と、時間を遣い、満足して日常に帰ってきます。

    さて、ヴァイオリン…。高い!のは仕方がないとして、どこまでのめり込むのか分からない以上、やはり、そう、大枚はたけないですよね…。そこへくるとフルートはお手軽ですよね。6万円台でそこそこ音が安定するものが買えるんだもの。取っ付きやすい楽器だよな、と思いますよね。(だから人口が多いのだけれど)
    オーボーは高くても200万円するかしないかですが、安いものはそれなりで、先生が吹いてもいまいち、という代物が多いようです。何せ、木製なので、唯一無二な代物だからのようです。最低でも80万円は切れないものを新品で選ばないと、よほどの目利きがない限りは危険でしょうね。

    で、やはりヴァイオリン…。なかなかのレベルのものが手元にあるとは、いいなぁ、ラッキーですよね。こういう楽器運、ってあるんだろうなぁ。うらやましい。しかしそうなると、いい訳はできないのですね(苦笑)寸暇を惜しんでのヴァイオリンのようですが、勿論、からだ壊さない程度に、です。いずれ、音色を聴かせてくださいね。

  13. すとん より:

    >かのんさん

    >本質を心得てますね…

     そうですかねえ? ただ、アイツはアップライトはピアノじゃない、なんて贅沢なことをぬかしやがる、クソ生意気なガキなだけです。あと、ピアノの才能も、確実に欠落しております。

     ピアノの練習はしない。ピアノは好きじゃない。だいたいピアノの上達なんて願っていない。奴がやりたいのは歌だけ。歌っていれば幸せなようです。だけど「ピアノのお稽古をやめるか」と聞くと、まだ続けたいと言う。

     よく分かりません。

  14. すとん より:

    >みいむさん

    >なかなかのレベルのものが手元にあるとは、いいなぁ、

     なかなかと言っても、所詮は初心者入門者の練習用ですよ(汗)。でも(借り物でなんなんですが)そんな庶民的な楽器にも関わらず、いい音してます。よく鳴るんですよ。この子と遊んでいると、たしかに高価な楽器ほど良いのは認めるけれど、安価な楽器の中にも、良いものがある事が分かります。

     ヴァイオリンも木製なので、唯一無二な部分があります。それぞれの楽器ごとに、個性もあれば、相性もあります。そういう意味では、フルートよりも楽器ごとのキャラがたっていて、おもしろいかもしれません。

     あと、ちゃんとした楽器を使って練習すると、言い訳ができないので、いいですよ。できないのは、楽器のせいではなく、自分の努力不足のせいですからね(汗)。

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