サクラは丹頂という種類の金魚です。体色は基本的に白。頭頂部が赤くて、別名「日の丸金魚」とも呼ばれます。“日の丸”だから“サクラ”であって、別にピンク色の金魚ってわけじゃないです(笑)。
で、このサクラなんですが、巨大魚なんですよ。で、巨大化するにつれ、一つの事が目立つようになってきました。それは「この子、もしかしたら、目が赤い?」
目が赤いと言っても、いわゆるアルビノではなく、目が充血している系の赤さなんです。人間もそうですが、目が充血していて良いわけないです。人間なら「花粉症?」って感じですが、金魚に花粉症はないわけで、それなのにいつも目が充血しているなら、なんらかの病気を疑わないといけません。そうでなくても、金魚って、巨大化するとカラダが弱くなりますからね、気をつけないと。
で、しばらく、サクラの目の充血(?)が気になっていたのですが、なにしろ、相手は水槽の中を泳いでいる奴ですから、こちらが目の事が気になって、サクラを観察し始めると「え? エサくれるの?」なんて調子ではしゃぎ始めて、目の観察なんてできません。なにしろ、金魚って奴は、頭をフリながら泳ぐ、不器用な奴ですからね。
ま、水槽の中に手を突っ込んで、無理やり観察すれば、簡単に観察できる(金魚を手で捕まえるなんて、目をつぶっていてもできるくらい簡単な事)けれど、まあ、それは最終手段というわけで、なるべくは自由な体勢のままで観察をしましょうと思って、チャンスを狙っていたわけです。
で、ある日、たまたま、サクラが熟睡していたらしいのです。いや、サクラに限らず、水槽中の金魚たちが熟睡して、もの静かだった時があったのです。さらに都合が良いことに、サクラの顔がこちらを向いているではないですか。これは千載一遇のチャンスとばかりに、よくよくサクラの目を観察してみました(金魚は目を開けたまま寝る:笑)。
確かに遠目では充血しているように見えましたが、近寄ってしっかり見てみると、案外、キレイなお目々でした。「ありゃ?」って感じですね。で、さらにしっかり見ると、サクラの目のフチが…ん? 目のフチが赤くなっている? その赤も、いわゆる病変の“赤”ではなく、頭頂部と同じ、金魚の体色の“赤”になっているようです。
つまり、サクラの目のフチがちょっとだけパンダ状態で赤くなっていて、その赤が目に反射して、目が充血しているように見えた…というわけなんです。
とりあえず、病気ではないようなので、安心しました。
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