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生意気なトート

 前回、スジエビのトートがエサをねだる話をアップしましたが、そのトートの活動が、ますます目に余るようになってきました。それはどういう事かと言うと、「スジエビのくせに生意気」って感じなんです。

 私は金魚を飼いながら、常に同時に水生小動物も飼ってきました。具体的に言えば、貝類やドジョウやエビたちです。今までだって、何匹もエビは飼ってきました。もちろん、スジエビだって、何匹も飼ってきました。

 その経験で言えば、エビ類と言うのは、実にペットとしての自覚のない奴らです。彼らは人間とは基本的に不干渉な関係にあります。こちらだって、彼らにはペットとしての仕事は期待せず、水槽の掃除屋さんとしての働きくらいしか期待してません。そういう、お互いの不干渉が、この世のルールだったはずです。

 ところがトートは違うんですよ。トートは人間と関わろうとするんですよ、生意気でしょ。

 人が水槽をのぞき込むと、最近では、真っ先にやってくるのがトートです。下手くそな泳ぎでスーっとやってきて、何やら不思議な、トートダンスを披露してくれます。それから、金魚たち(サクラ・スズネ・チグサの若い三匹ですが)がやってきて「エサくれ、エサくれ」ってやるんですね。

 普通、エビって、人の目を気にして、人の目を避けるように生活するものなんですよ。人の前で、ダンスを披露するエビって何?

 エサを水槽に入れると、誰よりも先にエサ場にやってくるのもトートです。そして、暴力的な金魚たちの中に混じって、しっかりエサをゲットしていきます。絶対に、あの態度は、金魚たちを歯牙にもかけていないというか、馬鹿にしていますね。なにしろ、平気で金魚たちの口の真ん前を素通りしますからね。普通のエビなら、食べられることを恐れて、絶対に金魚の口の前なんか通りません。トートは「オレ様を食べれるものなら、食べてみやがれ! 逆にこっちが、お前さんを食べちまうぞ!」って感じです。

 食事の時間以外でも、最近のトートの指定席は、エサ場付近なんです。いつでもエサ入れカモーン状態なんですよ。全然、人目も避けなければ、金魚も恐れていません。

 水槽の真中で、堂々と脱皮をして、ガンガン大きくなっていきます。ほんと、まるで怪獣ですよ、この子。

 エビなんて、水槽の掃除屋さんで、苔類を食べてもらうために水槽にいるんですが、トートがその手のものを食べている姿を見たことありません。彼が食するものは、金魚やドジョウそのものと、金魚のエサだけ。、

 ちなみに、トートの好物は、エビのすり身です。エビのすり身で作ったエサを入れると、狂ったように喜んで食べますもの…共食いって蜜の味なのかしら?

コメント

  1. 河童 より:

    一度トートの写真をUPしてください。
    一定の割合で大きくなり続けるってことは指数関数・・急に大きくなり始めるわけですね

  2. すとん より:

    >河童さん

     トートに限らず、今いる子たちの写真はいずれアップしたいと思ってますよ、もちろん。

     問題は、なかなか写真を取るタイミングが無いこと(汗)。水槽の生き物って、写真に取るのが、あれでなかなか難しいんですよ。まず、ピントが合わない事。こっちに都合の良いポーズを取ってくれない事。動きが速くて、被写体ブレを起こす事。私はカメラを持っていない事。私は写真を取るのがキライな事。…いやあ、難題山積です。

     一応、言い訳をすると、写真撮影も仕事の一環なので、カメラは基本的に職場に置きっぱなしなので、自宅にないんです。わざわざ持って帰ってくるのも面倒だし、妻のデジカメだと、性能がちょっと足りなくてうまく取れないんです。それに、私は基本的に面倒くさがり屋なので、ウチに帰ってまで、仕事の延長のように、写真は取りたくないわけで…。

     一番うれしいのは、妻が私の手を煩わせることなく、写真を撮影して私に提供してくれる事なんですが…彼女もなかなか写真を取らない人なので…。でも、いずれは撮影して、アップしたいと思ってます(この気持ちは本当ですよ)。

    >一定の割合で大きくなり続けるってことは指数関数・・急に大きくなり始めるわけですね

     あ、それは考えたこともなかったです。でも、指数関数的かな? そういうわけでもなさそうですよ。だって、いくら脱皮しても、せいぜい一回りくらいしか大きくなりませんからね…。

     あと、トートは…その容姿は、かわいくないですよ。どっちかと言うと、不気味です。だって、エビだもん。

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