芸術の秋と言うことで、アマチュア音楽家の方の演奏会とか発表会とかに、フラ~と行くことが多いです。ま、自分の事はさておき、観客として、アマチュアの方々の演奏を見た時に感じた事を書いてみたいと思います。もちろん、自戒の念を込めて書きますが、同時に自分のことは棚上げしておりますので「お前はどうなんだ!」という突っ込みは、一応、NGワードって事で、よ・ろ・し・く(汗)。
まず、観客は、たとえアマチュア音楽家の演奏会だと分かっていても、上手な方が出てくると安心し、そうでない方が出てくると不安を感じるものです。この演奏者の上手い下手って、観客は実に簡単に見抜いています。つまり「上手な演奏家はすぐに分かる」というわけです。逆に言うなら、演奏家の方は、そういう観客の心理や視点を理解し、観客に安心を与え、音楽に集中できるように、自分を上手い演奏家に見せることが大切だと思います。
上手い演奏家と言っても、色々なレベルがあるし、アマチュアの場合は、プロとは違いますから、腕前以外の部分で「上手い演奏家だ~」と感じさせ、観客を安心させる事も必要かもしれません。では、そのためには、どんな方法があるでしょうか?
まずは良い楽器(高価な楽器と言い換えても、この場合のみOK)を持つことが一番手っとり早い方法でしょう。
不思議なもので、観客は演奏家の持っている楽器で安心する部分があります。フルートで言うなら、ゴールドフルートを持って舞台に上がった演奏家に、あまり不安を感じないものです。どっちかと言うと「ほぉ~、なんかスゴそう…」と思うものです。「高い楽器を使っているから上手とは限らないだろう」と演奏家の立場では言いたいでしょうが、観客って、案外そういう、音楽の腕前以外のところを見ていたりします。
それと、良い楽器を持っていることの効用ですが、アマチュアの場合、楽器にどれだけお金をかけるか、と言う事は同時に、音楽にどれだけの費用と時間と労力を注ぎ込んでいるかという事でもあります。やはり、ゴールドフルートを所持している方は、一般的に言って、覚悟の決まった、ある程度の技量の持ち主、つまり上手い演奏家なんだろうとも言えます(だから頑張って、いい楽器を買いましょう!)。
また、その演奏家の最初の1音を聞いただけで、観客というのは、これから聞ける音楽が期待できるものなのか、それともショッパイ演奏なのか、瞬時に判断します。ある意味、最初の音というのは、大切なツカミなわけです。
これは理屈ではなく、直感なんです。だからこそ、あまり判断を間違えません。
ならば、演奏家は、最低限のマナーとして、出だしの音に、ありったけの魂を込めて演奏するべきです。「私はスロースターターですから…」「私はエンジンのかかりが遅いんですよ…」と言うのは、長いステージを務めるプロならともかく、1曲ないしはごく短時間の演奏時間しか与えられないアマチュア演奏家の場合はありえません。「最初から最後まで、クライマックスだぜ~!」という気持ちでいかないと…ネ。
そして出だしの音がしっかりしている演奏家は、その後の演奏においても、だいたい、音の一つ一つがはっきりしているものです。何となくで音を出していないもので、常に自覚的に、音楽を演奏しているものです。音色が磨かれているから、聞いていても美しい音で演奏するものです。特に声楽では、その傾向は顕著です。最初の一声は、とてもとても重要です。。
「楽譜が見えるような演奏」という言葉があります。この表現は、プロ奏者の演奏に対しては、失礼な文言かもしれないけれど、アマチュアの場合はむしろ誉め言葉ではないかと、私は思いますし、そういう演奏を目指すべきではないかなって思います。。
と言うのも、アマチュアの場合は、技量の不足もあり、楽譜が簡単には思い浮かべられない演奏をする方が大勢いますから、楽譜が思い浮かべられるような演奏をしている人と言うのは、ある意味、端整な演奏をしているという事になりますし、聞いていて好感を持ちます。ですから、奇を衒うことなく「楽譜が見えるような演奏」を心掛けるが肝心です。もちろん、「楽譜が見えるような演奏」とは、機械的な演奏という意味ではありませんよ、念のため。
歌手の中には、日本語の歌だとなかなか良いのに、外国語の歌だと、ちょっと聞くのがつらい方が、アマチュアだと、実はかなりいます。
歌手の側から言えば、日本語の歌は言葉が分かるので、感情を込めやすいのでしょう。そして外国語の場合は、言葉もよく分からないし、訳詩を読んでも、なんかピンと来ないし…という事で「日本語の歌はいいけれど、外国語の歌はちょっと…」って事になるのだろうと思います。特に歌の場合、イタリア語・ドイツ語・フランス語・ラテン語・スペイン語など、あまり日本人にはなじみのない言葉を使うことが多いですから、気持ちとしては分からないではありません…が、しかし、…
つまりこれって、外国語の歌の勉強が不足しているって事でしょ。
たとえ外国語であっても、きちんと歌詞を訳し、何を歌っているのかを、きちんと把握しておけば「外国語だから感情を込めるのが難しい」とは言えないと思います。その程度の勉強もさぼって、人前で歌っちゃダメでしょう、って私は言いたいです(この部分は、特に自分を棚上げしてま~す)。むしろ、外国語の歌は、観客は何を言っているかが分からないのだから、日本語の歌を歌っている時よりも、もっともっと、歌手は歌詞の勉強をして、より深い感情表現を伴って、観客に歌を届けないといけないと思います。
さらにいきます。演奏家は演奏する音楽も大切ですが、演奏する姿や態度も大切です。特に独唱/独奏の方は気をつけないといけないと思います。
まず、舞台に現れた瞬間から、その頭のてっぺんから足の先まで、観客は演奏者を見ています。この事を演奏家は忘れてはいけません。
たとえ緊張していても、その緊張が表に現れていたら、観客まで緊張してしまい、いらぬ心配をしてしまいます。
たとえ演奏に自信がなくても、自信なげな姿で登場すると、観客にまで自信の無さが伝染し、心がソワソワして演奏を聞く事に集中できずに「ミスをしないだろうか?」と心配して、かえってミスを見つけやすくなり、演奏者がちょっとしたミスをすると「ああ~」と、とても残念な気分になるものです。
姿勢が悪い演奏家の演奏する音楽は、その姿勢同様に、音楽の姿まで悪く聞こえるものです。
たとえアマチュアであっても演奏家と言うものは、舞台に出たら、姿勢は良く、笑顔を絶やさずに、カラダの芯はしっかりと保って、堂々と演奏するべきです。それで始めて、観客は安心して、演奏者ではなく、音楽そのものに集中できます。
笑い話っぽくなりますが、舞台に出るのは、準備が整ってからにしましょう。緊張とアセリのあまり、前の曲が鳴り終わっていないのに舞台に出ちゃうアマチュア演奏家がたまにいますが、それは絶対にいけません。また、暗転中に舞台に出て、ゴソゴソと準備をするのも見苦しいです。きちんと舞台が明るくなってから、堂々と舞台に出て行きましょう(って、普通はステマネさんがそう指示してくれるはずですが、準備中の舞台に出ちゃう人って、ステマネさんの言うことを聞いていないのでしょうね)。
個別な話になります。ピアニストさんはあまり太らない方が良いと思います。
太ったピアニストさんの座るピアノイスって、結構大きな音でギシギシ言っているのに気づいてますか? そして音楽の演奏中にイスがギシギシ言うのって、演奏者は気にならないかもしれませんが、観客はすご~~~く気になるものです。これも気づいていましたか? もうイスがギシギシ言い出したら、観客は「イス、大丈夫かな?」と、そればかりが気になって、演奏なんて聞いてません。そんなもんです。
とにかく、ヘビー級なピアニストさんはぜひダイエットを! 太っていてもいい音楽家は、声楽家だけです。そこんとこ、お忘れなく。
それと、アマチュアの演奏家と言うのは、往々にして、勉強中であったり上達中である人が多く、現時点では、あまり上手ではない方も大勢います。
下手な人は人前で演奏すべきではない! …なんて、私は思いません。いや、下手な人こそ、チャンスがあったら、ドンドン人前で演奏し、鍛えられる必要があると思います。ただし、どんなに技術的に劣った演奏であっても、観客をがっかりさせるような演奏は慎まないといけません。そのために、気をつけなきゃいけない事は…。
まず、舞台姿が堂々としている事です。これは最低限のマナーですね。謙虚であることと、イジケているのは違います。ステージ姿がイジケている演奏家は、見ていて、本当にガッカリするものです。
たとえ、技量で劣っていても、その演奏には、ありったけの気持ちを込めるべきです。演奏に気持ちが入っていると、観客は知らず知らずのうちに、音楽に引き込まれるものです。そして、心が音楽につかまれてしまうと、多少のミスなど全然気にならなくなるものです。
逆に絶対にやってはいけない事。それは…。
演奏する事[演奏行為]そのものに夢中になって、観客が見えていない事。これは初級者にありがちですが、ほんと、残念ですし、客はシラけるものです。舞台は練習室ではないんです。
あと、一度始めた演奏は、絶対に止めてはいけません。ミスをしたからと言って、弾き直しは厳禁です。ミスしても、顔に表してはいけません。ましてや、演奏を最初からやり直したり、演奏直後に舞台で言い訳をするなど、言語道断です。(そういう人が実際にいるんですよ…)
最後に、観客って、カボチャじゃないです。結構、真剣に舞台を見ているんですよ。演奏者の方々は、そこんところを忘れてはいけないと思います。
コメント
>歌手の中には、日本語の歌だとなかなか良いのに、外国語の歌だと、ちょっと聞くのがつらい方が、アマチュアだと、実はかなりいます。
私の知っているパターンではその逆が多いです。
外国語の曲がまあまあでも日本語の歌がイマイチな歌手が多い。
日本語の歌が素晴らしい歌手は外国語の歌も意味が伝わるように歌える人が多いように思います。
それだけ母国語である日本語の歌を日本人にきちんと届けることが難しいということなのですが、私は恐ろしくてアップできません。(笑)
リアルな演奏会などでは日本歌曲を歌わせていただく機会も増えましたが。
アマチュアの演奏を聴く醍醐味は音楽に対する熱い思いが伝わる点ですね。
上手であっても下手であっても。
上手なアマチュアだったとしても傲慢な態度はすぐに伝わるような気がします。
>Ceciliaさん
Ceciliaさんのおっしゃる事、よく分かります。日本語の歌は、本当に難しいと思いますし、プロの方でも大変苦労されて歌っているのが分かります。おそらく、Ceciliaさんは“歌う者の立場”で音楽を聞かれているのだと思います。私も“歌う者の立場”で音楽を聞く時がありますし、私も自分が歌う時は「外国語の歌よりも日本語の歌の方がずっと難しい」って言いますからね。
あと、もしかすると、想定しているアマチュア音楽家のレベル(と言っては失礼だけど)が違うのかもしれません。
日本語の歌が難しいのは、もちろん意味を伝える事も難しいですが、何と言っても、発音&イントネーションが難しいです。自然な日本語とメロディアスな歌との両立が、死ぬほど難しいと思います。これが外国語の歌、例えばイタリア語の歌なら(特に私の場合は)最初から「猿まねイタリア語」って意志的がありますから“自然なイタリア語”というのを最初から捨ててる部分があります。しかし、日本語はそういうわけにはいきません。そこが難しいです。
>アマチュアの演奏を聴く醍醐味は音楽に対する熱い思いが伝わる点ですね。
その通りだと私も思います。アマチュアの演奏は、とにかく、熱いですからね。あと、アマチュアの演奏は、野球で言えば、常に「ホームラン狙い」ですからね、三振かます事は多いけれど、当たれば一発デカいですからね~。たまに、そんなホームラン的な演奏と出会えるのが、アマチュア音楽家たちの演奏会の醍醐味でと思います。
>上手なアマチュアだったとしても傲慢な態度はすぐに伝わるような気がします。
私は個人的に、傲慢なアマチュアと出会った事はないです。幸運な事なのかもしれません。その代わりと言ってはなんですが、傲慢なプロの演奏なら何人か見ています。世界的な名声の持ち主なのに、明らかに観客を馬鹿に仕切った演奏を平気でやる人を数人知ってますよ。
楽屋なら、いくら傲慢でも横柄でも、私は許します。しかし、舞台で、それも観客を馬鹿にした態度を取るプロ奏者を私は見限る事にしています。ナニカ勘違いしているんでしょうね。
今もですが、私の感性を引っ張り出してくれた先生の武勇伝に、音大の実技試験で楽譜を度忘れしたから試験官に笑顔を送って続きから吹いて合格したというものがありました。良いか悪いかは別として、このくらいの度胸がなければいくら上手くとも意味がないということなんでしょうね。
観客はカボチャだと思えってよく言われますよね。でも私はカボチャだと思って演奏したことはありませんし、実際、教える時には逆に観客をカボチャと思うな、って教えてます。一応これは教訓なんですが、緊張を解すためにカボチャ(その時はジャガ芋だった気がします)と思って演奏したら逆に緊張したという話を何度も聞いています。それくらい、観客の目ってしっかりしてるってことなんですね。
この記事を読んでいてすごく納得しました
>水香瑶妃さん
たぶん、演奏家と観客の間には、深くて長い河が流れているんだと思います。観客には演奏家の事が分からないのは当然なんだけれど、演奏家も観客の事を決して分かっていないと思います。そして、プロの演奏家は決して、純粋な意味での観客になれないとも思ってます。
つまり、演奏家と観客の間にある、深くて長い河に橋を架ける事ができる人がいるなら、それはアマチュア演奏家たちなのではないかと思う事があります。
>観客の目ってしっかりしてるってことなんですね。
そうなんですよ、だから、観客をナメちゃいけません(水香さんが、観客をナメているっていう意味じゃないですよ、念のため)。
声楽もヘビー級はだめですよ・・・ボソッ
>>あと、一度始めた演奏は、絶対に止めてはいけません。ミスをしたからと言って、弾き直しは厳禁です。
そうですね。かえってわけがわからなくなってしまいますよね。
集中力もきれてしまいます。
もしやばくなったら、精神力で!気合で、最後まで行くしかないですねえ~~[E:coldsweats02]
>キング先生
やっぱ、ヘビー級はダメっすか? グサっ!
>かさん
意外とアマチュアの皆さん、さらっと何事も無かったように弾き直す人、たくさんいますよ。あれは門下の特徴なのかしら? あるピアノの発表会では、弾き直しが続出してましたもの。「ミスしても、突っ走れー」って心の中で叫んじゃいましたよ。
ミスをしないのが理想ですが、ミスをしても、なんとかそこを乗り切って、音楽を前に前に推進しないといけません。
…とは言いながら、私個人の話をすると、人前での演奏でミスをすると、その途端にアタマの中が真っ白になりませんか? 私はよくあります(笑)。で、そのアタマが真っ白になった途端に、楽譜を見失って、迷子になりがちです。そうなると、もうパニックですね…(笑)。いや、笑い事じゃないです。
クラシック系の曲の時にこれをやっちゃうと、もう大変。それっぽい事をやるしかないわけで、その時は、その曲が体の中にどれだけ入っているかが勝負ですね。とにかく、ミスってアタマの中がパニックになったら、あとはもう、平常心を取り戻すまで、体の自由運動にまかせてます(涙)。
ジャズフルートの時は…もう必死になって作曲しちゃってます(涙)。とにかく、今、曲が楽譜のどのあたりなのかを探しながら、作曲ですよ。もう、必死(汗)。ジャズの曲は初見とかそれに近いケースが多いので、体の自由運動にも任せられませんからね。リアルタイムに作曲です(涙)。
やっぱ、練習と経験が必要だね。
筋肉は必要ですが、脂肪(吸音材)を増やしてはだめです♪
そして歌こそ見た目ですから(^-^)
>キング先生
おっしゃる通り「歌こそ見た目」ですね。特に21世紀になってから、その傾向が強くなってきたと思います。ああ、パヴァロッティの時代は、すでに遠く過去の時代になってしまったんですね。彼こそは“デブの希望の星”だったのですが…。
それに関連して…パヴァロッティって、若い時は体操の先生(!)だったそうで…だから、あんな巨体でも、筋肉は見かけ以上にあったんでしょうね。
デブの希望の星パヴァロッティも、バリバリオペラしてた頃は二枚目のがっちりではありましたがデブではありませんよ(^-^)
ステファノもデルモナコも、さらに前世代の歌手も、基本舞台映えがする体型で、かっこよいです。
彼等は、認められたから太っても許容されたに過ぎないのです。
ってことで95㌔以下、頑張ってくださいね(^-^)
>キング先生
たしかに、デルモナコは太ってませんね…。ちょっぴり残念です。
>ってことで95㌔以下、頑張ってくださいね(^-^)
あと、3kgなんですよ、あと3kg。この3kgがなかなか落ちないんです(涙)。
3kg、大丈夫ですよ!!
たぶんですが・・・。
男の人は女の人より体重が減りやすいようです。(増えやすそうでもある)
父は週3回ウォーキングを続けるとその間は2kgくらい減るのです。
でもサボるのでまた元に戻ってしまいますが・・・。
私の3kgは40kg半ばの中の比率で、おそらく、すとんさんの比率より大きいのですが、
ウォーキングを週4回続けたら2.5kgやせました。2ヶ月~3ヶ月かかりましたが・・・。
あせりは禁物です。
あせってランニングとかやってみたけど、意外と減らなくて苦しいわりにがっかりしました。
ランニングは流行っているけど、ちょっとハードルが高いですよね・・・。
その点、ウォーキングは気楽にできるのがうれしいです。
毎日30分くらいのウォーキング、時間をとるのが面倒ですが
慣れると気分転換になって楽しいです。
スイミングもやったりしますが、準備が大変なのでせいぜい週末というところ。
有酸素運動は、フルートにも生かされているようで、フルートのためにも続けます。
毎朝あるいは毎夕のウォーキングはとてもおすすめです!!
>かさん
その3Kgがねえ…。これから3Kg絞るのなら、なんとでもなるんですが、つい最近、10Kgほど絞って絞って、絞りきって今の体重になったところで停滞しているわけで、これから絞っても鼻血も出ません(笑)。そこがつらいところなんです。
でもまあ、頑張りますよ。何事も決めたらちゃんとやるのが私の長所ですから、ダイエットだって…ガンバルゾ…ってね。
ちなみに運動は全くする気はありません。別に運動がキライじゃないんですよ。むしろ好きなんですが、今は運動する時間があったら、ほんの少しでも、歌いたい、笛吹きたい、ばよりん弾きたいんです。
運動しないでやせるなんて!!
そんな!!
だって、食べ物を変えないといけないってことですよね~~
食べ物はなるべく変えたくない。(少しは気をつけるけど)
だから私は運動をしますよ[E:happy01]
>かさん
運動でダイエットと言うのは、無酸素運動によって筋肉を増量して基礎代謝を上げ、なおかつ、長時間の有酸素運動で体脂肪を消費していくというやり方です。実に健康的なダイエット方法だと思いますが、こいつの欠点は「時間がかかる事」と「リバウンドをする事」なんですよ。今回の私のダイエットは、時間をかけたくないんですね。ですから、運動ではなく、食事制限の道を選びました。
>食べ物はなるべく変えたくない。
ですね。気持ちは分かります。でも、ダイエットのための食事って、単純な話「健康な食生活」をすればいいだけなんです。私たちの生活って、基本的に“飽食”ですから、それをわきまえて、生物として、必要なものを必要なだけ食べれば、自然とダイエットになる、私はそう思って“おたびダイエット”をやってますし、実際、この方法は、かなり効果的だと思いますよ(今は、停滞期なんですわ)。
大変ですよね~~。
食べ物制限ダイエット、きついですね~~。
ダイエットなのに、ラーメンの誘惑、餃子のお誘い・・・
おいしい料理・・・
食べてしまった後は、ウォーキングを増やしています!!
30代に入って、体質が変わってきてしまいました。
なんかダイエットの話になってしまいましたね~~。
すみません。
>かさん
>なんかダイエットの話になってしまいましたね~~。
いえいえ、私にとって、大切な話題です。
食事の誘惑と言うか、食欲に惑わされるというか。確かに、キツいですね。私もキツいですよ。でも、その手のものを全く食べないというわけではないんです。私が体重を一週間ごとにアップしているのも、ダイエットを一週間単位で考えているからです。
これでも一応、勤め人なので、色々と付き合いというものがないわけではありません。基本的に食いしん坊なので、やはり色々と食べたいという気持ちがなくなるわけでありません。それと、これは肝心な事ですが、ダイエットをしていると、どうしても栄養不足になりますので、カラダがある種の栄養素を要求する事があります。その声を無視すると健康が害されるので、楽しみの食事とは別の意味で、カラダが欲しているものは食べないといけないと思ってます。
特に、微量栄養素とか、ビタミン、酵素の類は、ダイエット中は不足しがちですし、これらを不足したままにしておくと、経験上、強い食欲が発生すると思います。なので、そういうものは、マメに補給しないと…。加熱料理されたものばかり食べていると、その手のものが不足しますので、生野菜と果物と生肉(私の場合は、魚肉中心ですが)は定期的に食べないとダメだと思います。
>30代に入って、体質が変わってきてしまいました。
確かに変わりますね。私は30代の時は、不健康が服着て歩いているような感じでしたよ。よく死ななかったなあと、今さらに思います。今は、30代の時に痛めつけてしまったカラダをやさしく回復させている最中なんだろうなあ…と思ってます。50を目前とした今の方が、30代の時の私の数倍、健康です(笑)。
私が健康を取り戻せたのは、意識改革のおかげです。どんな意識改革をしたのかと言うと、30代の後半の時に「私はすでに若者ではない、30代は中年だー」という意識改革をした事ですね。実際、耳も目も記憶力もドンドン衰えていきましたし(涙)。それと40になった時に「40歳はすでに中年ではない、初老だー! 老人だー! これからは、老人のビギナーとして生活をするぞ!」と決意し、実際に老け込んだ生活を始めた事です。“気分はご隠居様”と言った感じで、仕事は一線を退き、若い人間をサポートする立場になり、何事も無理をせず、残業は避け、休日はしっかり休み、これからやってくる本格的な老人時代に備えて趣味を開始した事ですかね。カラダと心に無理をかけない事が健康の秘訣かなって思ってます。ま、人によって立場は色々なので、誰もが年をとったからと言って“気分はご隠居様”ってわけにはいかないと思いますが…。
あとは、やせれば、万々歳だね。