ある意味、今日の記事は、昨日の続きだったりします(笑)。
フルート初心者さんの悩みで、アンブシュア関係の次に多いのが、Eメカ系の悩みです。これって、要するに…
…フルートにはEメカが付いている楽器と付いていない楽器があって、Eメカが付いている楽器の方が、同じモデルでも高いよね。フルートは元々高価な楽器だし、予算には限りがあるし、できれば少しでもお手軽な価格で購入したいし…。それに、Eメカを付けなければ、もうワンランク上の楽器だって買える訳だし…。もしもフルートのEメカなんて、そんなに必要ないモノなら、Eメカ無しの楽器を買いたいけれど、もしもEメカがなくて困るようなことがあって後悔するくらいなら、だったら、最初からEメカ付きの楽器を買った方がいいし…。さあ、どうしたらよいのかなあ…
…というわけですね。
もしもEメカ付きでも付かなくても、お値段が同じなら、たぶん誰も悩まずにEメカ付きの楽器にするでしょうね。問題はEメカ付けちゃうとお値段が上がっちゃう事。それもそんなに安くないお値段なんです。そのお値段の差額分だけの価値がEメカにはあるのか、ないのか、そこが知りたい…って事なんだと思います。
結論を書きます。
あなたがフルート初心者で、大人から始めたレイトスターターで、練習時間もたっぷりあるわけでないなら、Eメカがあった方が楽です。
というのも、やはり誰しも初心者の頃は、高いEには苦労させられるものだからです。
あなたが学生であるとか、大人であっても練習時間がたっぷりある人なら、たとえ楽器にEメカがなくても、高いEの壁も楽々越えられるでしょうが、そうでないなら、高いEの壁は、そそりたつように高く感じるかもしれません。
要は、大人なら、努力をお金で解決したっていいじゃんって事です。
実際、Eメカがあると、高いEはかなり楽ですよ。これは事実です。でも、あくまでも初心の頃に限定した話です。
実は私も、初心の頃は、高いEに苦労しました。なにしろ、私の楽器にはEメカは付いてませんからね。ほんと、最初の頃は、高いEに散々苦労して、グチったり悩んだり、本当に大変でした。それで色々と努力をし、練習を重ねた結果、やがて、なんとか高いEが出せるようになりましたが、それでもなかなか安定的に出せるようには、簡単にはなれませんでした。
それである日、私の使っているフルートメーカーの社長さんに「この楽器、高いEがなかなか出ないよ」と直接、クレーム(笑)をつけたところ、その社長さん、即座に反応してくれて、私の楽器に簡易Eメカモドキを付けてくれました。その内容は…Aisのトーンホールをコルクで1/3程塞ぐというやり方で、サンキョウの“ニューEメカ”と原理は一緒です。で、これをしてもらったら、ほんと、高いEが楽になりました。こんな小細工一つでも、高いEの出しやすさはグッと増したのを実感しました。
で、ある日、ホンモノのEメカ付きの楽器を吹いてみたら、私の簡易Eメカモドキどころの騒ぎではなく、本当の本当に高いEが楽で、こんなに楽なんて、ズルイとすら思ったものです。
なので、初心者にはEメカは無いよりもあったほうが、絶対に良いと思います。
そんな逸話を持っている私ですが、やがて時もたち、今では私、全然高いEに苦労しなくなりました。
ある日、ふと思って、自分の楽器を確認したところ、社長さんにつけてもらった簡易Eメカモドキは、すでにありませんでした。おそらく、オーバーホールに出した時にハズされちゃったのでしょう。でも、そんな事に全然気がつかなかったくらいに、高いEには苦労がなくなっていた私です。
ちなみに私はフルートを全部で三本持っていますが、どのフルートにもEメカは付いてませんが、どれもこれも高いEで困ることはありません。…ってか、困らないようになりました。
なので、Eメカが必要か不必要かという問いに対する答えは「あなたが初心者なら、あった方が楽だと思います。でも経験者なら、不要です」って感じかな?
たぶん、Eメカって、自転車の補助輪のようなモノなんだと思います。だから、初心者にはあった方が楽だけれど、無くても問題ないし、経験者ともなれば、あってもなくても関係ないし、むしろあるとジャマ(いくつかの替え指が使えなくなるそうです)なモンだろうと思ってます。
ま、こんな感じです。
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コメント
昔、昔、自動車で、オートマチック車がまだ多くなく、
マニュアル車が多かった時代。
運転免許を取って、車を買おうという時に、先輩に言われたのは、
「最初っからオートマチック車を買っちゃうと、
オートマしか運転できなくなるだろう。」
「最初にマニュアル車を買って運転していれば、
のちのち、マニュアル車もオートマ車も運転できるだろう。」
今となっては、オートマチック車全盛で、
オートマ限定免許もあるくらいで、
マニュアル車を買うのは、一部のマニアかしら?
フルートのEメカの場合、
最初からEメカ付きのフルートを買えば、
Eメカ付きしか吹けなくなるでしょう。
最初にEメカなしのフルートを買って、
Eメカなしで3オクターブ目のEを練習して、吹けるようになれば、
のちのち、Eメカなしも、Eメカ付きも、吹けるようになるでしょう。
今となっては、Eメカ付き全盛で、
Eメカ限定免許はありませんが、
Eメカなしを買うのは、一部のマニアかしら?
そんなことを思った本日でございます。
もうこの際、electronic mechanism でいいんじゃない?
ただ今、見つけたキノコが、
ヒラタケかツキヨタケかで生死に関わる状況。
operazanokaijinnokaijinさん
>最初からEメカ付きのフルートを買えば、Eメカ付きしか吹けなくなるでしょう。
ここが私とoperazanokaijinnokaijinさんとの意見が違うところだと思います。operazanokaijinnokaijinさんは、最初からEメカ付きのフルートを吹いていると、それに慣れてしまい、それ無しでは生きていけないとお考えのようですが、私は違います。最初はEメカ付きでも、やがて上達してくれば、Eメカなど無くても全然平気になる…と思ってます。
と言うのも、Eメカが無いのはフルートの構造的欠陥ではなく(もしも構造的欠陥ならば、最初に近代フルートを作ったベームがEメカを付けていたはずです)、Eメカが無くてもフルートは吹けるという前提があるから、Eメカが無いのです。
つまり、Eメカがなければフルートが吹けないのは、楽器のせいではなく、単純に奏者の技量不足が原因だと考えるからです。なので、奏者が上達してくれば、Eメカは不要になりますが、まだまだ技術的に不安の残る初心者にはEメカはあった方がいいのです。高音Eに苦労するよりも、それ以前に学ばなければならない事が山ほどあるわけだから、まずはその他の事を学習して、高音Eについては、先送りにしているうちに時間が解決してくれる…とまあ、そう私は思うわけです。
ここは一つ、昔Eメカ付きフルートを吹いていたけれど、今はEメカ無しのフルートを吹いてますという人の体験談をぜひ、お伺いしたいものです。
>Eメカなしを買うのは、一部のマニアかしら?
マニアと貧乏人と倹約家だと思います。ま、私の場合は、マニア半分、貧乏人ひとつまみ、倹約家少々ってところかな? 実際のところ、今は高級フルートでもEメカが付いていたりしますからね。Eメカがないのは、一部のヴィンテージフルートくらいでしょ? 昔の楽器は、Eメカ付いてませんからね。まあ、昔の楽器は、Eメカ以前に、ピッチが低くて使いづらいでので、素人は手を出すべきではないと思いますので、Eメカなしではフルートが吹けない体質であっても、特に問題ないでしょう。
ひょっとこさん
>もうこの際、electronic mechanism でいいんじゃない?
それじゃあ、中途半端でしょ? メカを電子制御にするなら、いっそ全部電子制御のウィンドシンセにしちゃった方がいいんじゃないの? その方がきっと表現の幅が広がるよ。
>ヒラタケかツキヨタケかで生死に関わる状況。
ググりました。確かに、判別困難ですなあ…。私なら、判別できない段階で捨ててしまいますが、ここはあえてチャレンジをしてみるという楽しみ方もできます。でも、死亡例もあるみたいだから、ここは勇気ある撤退を決意するか、お毒味役を雇うかするのが、よろしいのではありませんか?
Eメカ? 必要ない必要ない〜 ←アフラックのブラックスワン風に(爆)
なんちて…笑
音を出す…助けにもなりますが、ちゃんと響かせようと思っても大変なんですよ。
Eメカの御利益は初心者から上級者、必要に感じる人が多いからあるのでしょうね。
私は中途半端な中級者なので、響きを均等に保つためのEメカのメリットが未だ判りません。それどころかメカなしで鳴らす事までは習得してしまったので、体がEとFisのコントロールをほぼ同等に覚えてしまってます。。。なのに、今の楽器は中古のためメカ付き。Eが楽に鳴る分、同じ感覚でFisを吹いてしまい失速すること多々…(;>_<;)です。
ただ、メカ付きの分重量が増し、音色が上品になるメリットは感じています。
もっと上達したらEメカのメリットも判るかもしれませんが、、、多分。
ベーム・フルートのオリジナルはオープンG#であった気がしますが・・・
これだとEメカの働きを運指で出来るわけですけで、Eメカそのものが不要です。
こんばんは。
Eメカですね~自分はナシのC管とアリのH管を使っています。
前者でもほぼ問題なくEもだせますので、ある程度慣れてしまえば不要のメカともいえますが、出だしにppの曲を緊張なしに吹き始める自信はないです(汗)
この程度の実力なので、高価な2本目を購入する際は、経済性とか、音色とか、換え指の有無とか以前に安心を取りました。楽ですよね…Fisが大変に感じますよ。でも、こちらに慣れてもナシも意識していれば大丈夫です。このあたりはすとんさんと同じ意見かな?
私的には Eメカはアリだと思います。初心者の頃もそうですが、中級者くらいまでは失敗しないために、安心のためにアリかな、と思います。
…にしても、面白い文章書けないなぁ、俺(涙)…すみません。
めいぷるさん
確かに、Eメカ付きのフルートはあっても、同じくらい厄介なFisメカ付きフルートって奴は、一般的じゃないですからね(笑)。高音Eは楽になっても、高音Fisで苦労する事には変わりないか。…とは言え、吹奏楽あたりだとb系の曲が多いので、高音Eは頻出するけれど、高音Fisは滅多にお目にかかれないから、やはりEメカはあるに越したことないかもね。
>ただ、メカ付きの分重量が増し、音色が上品になるメリットは感じています。
あ、なるほど。Eメカには、高音Eの発音が楽になる以外にもメリットはあるわけですね。
>Eメカの御利益は初心者から上級者、必要に感じる人が多いからあるのでしょうね。
だと思います。価格が高くなるのに、これだけ普及しているからには、それなりの美点があるからなんだと思います。なので、私はEメカ付き楽器をアタマから否定はしないようにしています…が、別にEメカなんてなくてもいいじゃんと、ブラックスワンのようにも思ってます(笑)。
私は、Eメカを付ける予算で、フルートバッグなどの周辺グッズにお金をまわしたいタイプかな? いや、実際、実用性だけならフルートを購入したときに付属しているナイロンのバッグでも十分だけれど、やはり自分なりの好みなフルートバッグが欲しいじゃないですか?
河童さん
>ベーム・フルートのオリジナルはオープンG#であった気がしますが・・・
そう言われてみれば、そんな気がしないでもないです。…ってか、ググってみたら、確かにその通りでした。感謝です>河童さん
うむ、ならばベームとEメカは関係ないか?
となると、オープンGisをクローズドGisにした時の産物がEメカって事になるのかな? ならば、現在のフルートの主流はクローズドGisですから、Eメカが付いている方が良いって事になる…のかな?
今は、どんなフルートにもEメカ付きのモデルが発売されていますが、割と最近まで、カバードはEメカ付き、リングはEメカなしが主流だったという話を聞いたことがあります。よく分からないけれど、リングの方が高音Eを出しやすいとか?(んなこと、ないか)。
ぼーさん
『無くても平気だけれど、安心のためにEメカ』…これは分かりやすいです。確かに高音Eの発音を楽に感じられるなら、安心のために有ってもアリですね。
実は私、今はEメカ無しの楽器を使ってますが、もしも買い換えるなら、次はEメカ付きを買っちゃうかもしれません。本音で言えば、私も安心が欲しい(笑)。とは言え、無くて困るような状況に置かれる事は、私の場合、まずないのですが(爆)。
>…にしても、面白い文章書けないなぁ
別に文章って面白くなくてもいいんですよ。それよりも分かりやすさの方が大切です。的確な表現でコンパクトにまとめた文章に、私は憧れます。だってほら、私の文章って、ダラダラと長いでしょ。まとめが苦手なんですわ。
リングキーはGのリングの端っこだけ押さえる技でEメカもどきが出来ます。
ただし音が悪くなります。
はじめまして
コメントさせていただきます ウン10年ぶりにフルートを再開したものです 再開するにあたって、新しい楽器を購入したのですが、楽器店在庫のフルートはEメカ付が多かったです オプションのはずなのに最初から付いていて、その分値段も高い ちょっとこれはおかしくないかと思ったのですが、付けることを希望する購入者が多いため、メーカーも最初からEメカ付の楽器を作ることが多いのでしょうかね
ちなみに、サンキョウのハンドメイドを手に入れました すとんさんは「合わない」とおっしゃっていたサンキョウです(笑) しっかりした音が出る、すごくいい楽器ですよ!
河童さん
>リングキーはGのリングの端っこだけ押さえる技でEメカもどきが出来ます。
うーん、たしかにこれはカバードにはできないけれど、リングなら可能なやり方ですな。確かにこのやり方なら、高音Eが多少なりとも出しやすくなるし、音が悪くなると言っても、出ないよりはナンボもマシですしね。
私には不要なワザだけれど、このブログを見ている人の中には、高音Eで悩んでいる人もいるでしょうから、そういう人にとっては、試してみる価値ありの情報ですね。感謝です。
パスピエさん、いらっしゃいませ。
>楽器店在庫のフルートはEメカ付が多かったです
おそらく、Eメカ付きの楽器の方がよく売れると言うか、Eメカが付いていないと、フルートって、売れないのでしょうね。売れないモノを並べておくほど、商売ってユルイもんじゃないですから、お店を売り上げを優先するなら、売れるモノだけをバシッと揃えたいでしょうし…。品揃えって正直です。
サンキョウ購入、おめでとうございます。サンキョウは私には縁のないメーカーですが、その製品作りには一目置いております。実は私、以前見たサンキョウのA足部管付きのフルートに興味あります。Aですよ、A。H管よりもさらに全音低い音が出るんですよ。でもたぶん、あの楽器、特注品で一般販売していないんだろうなあ…。
今、まさに、人生の最終フルート(笑)を探しておりまして、
ナマケモノの私は、できることなら何でも道具で解決してしまいたい派なので、
あたまっからEメカ付きで検討中です。
店頭に並んでる初心者~中級くらいのフルートは、だいたいEメカ付いてますよね。
試奏させてもらうフルートには、ほぼEメカついてたし、
Eメカありなしで、吹き比べたことはないんですが、
『付けてる人が多い』と聞くと『付けなきゃ』って気がするのは
日本的な気がします。
反面、Eメカ無しに挑戦してみたいなという気持ちも、ちょっとあります。
だって、安い上にカッコいいし(笑)
でも、2台目は最終のフルートのつもりなので、失敗したくない。
ちょこっと節約したせいで後悔した〜ってのはいやなので、Eメカ付きを考えてます。
掛け捨ての保険みたいなもんですかね。
眠眠おばちゃんさん
Eメカ上等! 今の時代、プロだってEメカ搭載フルートを使っている時代です。それに、そのフルートにEメカが付いているかどうかなんて、遠目じゃよく分からないし、一般のクラヲタたちは、そんなところに興味ありません。なので、Eメカなんて、全然ドンマイです。
>でも、2台目は最終のフルートのつもりなので、失敗したくない。
私の場合、フルートは3本持ってますが、3本目はサブフルートです。今でも2本目がメインですし、ある日、ふと魔が差してゴールドフルートでもポンと購入することがなければ、おそらくこれが“最後のフルート”になる予定です。
実際、2台目のフルートって奴が最終のフルートになる人って、たくさんいるそうですよ。私も今のフルートを購入する時に、当時の先生に「2本目のフルートって、長く吹く事になるし、人によってはそれが最後のフルートになる事もあるから、慎重に選びなさい」とアドヴァイスされました。なので、ちょっぴり無理をして背伸びして購入したんです。支払いが厳しかった(笑)けれど、今ではこれにしてよかったと思ってます。
こんばんは。
> 「2本目のフルートって、長く吹く事になるし、人によってはそれが最後のフルートになる事もあるから、慎重に選びなさい」
こんなことをおっしゃる先生は、ほんと素晴らしいです。こんな師匠についていたら、浮気していませんでした。
一番最初は洋銀の入門用、就職後しばらくして再開してからの2本目は国産総銀の中古、バブルで一時期14K、その後趣味も変わって、木管は結局購入せず、今の楽器に至っています。最近バブルの気配もないし、木管も限定されているような感じでしょうか。
ちなみに最初の楽器にEメカはあって、今はEメカなし、Eは一番意識しています。Fisは全く問題ないのですが。
tetsuさん
でもね、その師匠には「2本目はぜひゴールドを!」と薦められていたんです。いやあ、フルート始めて三ヶ月でゴールドを買う訳にはいかないでしょ(笑)。
14Kかあ…H先生は、14Kが一番バランスが良いと言いますね。ゴールド吹くなら14Kがいいって。でも、14Kが一番難しいともいいます。アマチュアなら、無理して14Kにするよりも、9Kにした方が、ずっと幸せになれるとも言います…が、私は実は18Kが欲しかったりします。
欲しいだけで、買いませんが(笑)。
ああ、それにしても、テキスト画面の白が、雪に見えるよ…。救急車のサイレンの音がやたらと姦しい…。
私、フルートのイーメカは、いいメカだとずっと思ってました。いいメカならついていたほうが当たり前にいいことだ、と思ってたんです。ミの鳴らしやすさのための工夫、と知ったのは、ムラマツを購入するときに「イーメカどうしますか」と言われたときで、「どれがいいメカなんですか」って聞いてしまいました。はっきりとはわかりにくいですよねえ。で、これがいいメカで、こうするとこうなります、といって、目の前でイーメカを押して、Gシャープのキーが連動して開閉するのを見せてくださいました。
もちろんついてます。メカ大好きです。できればシストリルキーってのもほしいくらいです。でも高くなるので、それに、そんな高度な曲を吹くのはまずこの世ではないと思いますので、シストリルキーはつけませんでした。もともとメカニズムの塊のフルートなのですよね、あのメカこのメカ、満載であれこれのキーが動くのは大好きです。
だりあさん
私もガジェット系のものが大好きで、よく次に購入するフルートを妄想する時、あれこれとメカをてんこ盛りしちゃいます。「備えあれば憂いなし」とかつぶやきながらね。でも、そんなにたくさんのメカを載せちゃうと楽器が重くなるし、モノが複雑になればなるほど、調整も大変だろうし、トラブルも増えるだろうし、第一、そんなにたくさんの便利メカを使いこなせる自信もないし…。
ひょっとこさんじゃないけれど、メカを電子制御にしてプログラマブルな機構にすれば、あれこれと面倒なメカを載せる必要がなくなるんですよね。そういう意味でも、メカをエレクトリックにしたい気分になりますが…メカを電子制御にしたら、絶対に音源部分も電子制御下したくなって、最終的には「シンセサイザーでいいんじゃないの」という結論が出そうで怖いです(笑)。
> フルート始めて三ヶ月でゴールドを買う訳にはいかないでしょ(笑)。
ゴールド買えば双六の上がり(?)、はないでしょう。
バブルの頃(当時はバブルとは誰も話しませんでしたが)普通に販売されている金のフルートは14Kしかなかったような記憶があります。工藤重典、グラーフェナウアーのリサイタルで感動して、同じころにNTT株も売れて、というところでお店へ意気揚々と向かいました。本来は仕様を決めて発注するはずですが、それさえ知らず、店頭にあった4,5本吹き比べてその中の1本が気に入ってしまい、即決してしまいました。
ただ実際に吹くと、こちらの力量では聴いた感じと違って柔らかい音色で吹くことが難しかったです。14Kを手放した最大の理由です。今は当時とは全然違う方向を目指しています。あと、9Kはもっとキンキンとした金属的な感じ、18Kは重すぎてコントロールできない、というのが個人的な感想です。そういえば、9K,18Kのフルートでのリサイタルはきいたことがありません。実際に聴く機会があれば、感想も変わるとはおもいます。
tetsuさん
>そういえば、9K,18Kのフルートでのリサイタルはきいたことがありません。
H先生は、教える仕事の時は14Kを使いますが、演奏する仕事の時は18Kを使うそうです。理由ですか? 「18Kの方が音が飛ぶから…」なんだそうです。プロともなると、広いホールとかデッドな空間で演奏することもあるので、音色は二の次で、とにかく音が遠くまで飛ぶ楽器が不可欠なんだそうです。
なんて書くと、18Kの音色は14Kと比べて悪いような書き方になりますが、実は違うのだそうです。18Kはかなり優しい音色になってしまうのだそうです。で、そういう優しい音色はH先生の好みとは違うんだそうです。先生は、突き抜けるような硬めの音色が好きなんだそうですわ。
はじめまして
最近ヘインズの4××××番台のフルートを手に入れるに当たり、
立ち寄った先がここだったということもあり
時々読ませて頂いておりました。
それに、たまたま、同じころにEメカのことをブログに書いてたということもあります。
私が持ってる楽器はみんな古いのでEメカついてません。
一度新しいのを買いましたが付けませんでした。
だって、せっかくの倍音楽器なのに、Eメカつけるときれいな倍音が出ない部分が出てくるんですもん
なんかもったいない気がして。。。。
たしかにEの音って吹き方気をつけないと高くなっちゃうし、
苦労しますけどね
ってなわけで
時々立ち寄らせて頂きます
よろしくお願い致します
びーすけさん、いらっしゃいませ。
古い楽器にはEメカ付いてないですよね。だから、Eメカ無しで吹けないカラダになってしまうと、いわゆるヴィンテージ楽器の楽しみがなくなってしまうのが、なんとも残念な気がします。まあ、私がヴィンテージ楽器を吹くことは、たぶんないでしょうから、それは杞憂というものかもしれませんが(笑)。
>だって、せっかくの倍音楽器なのに、Eメカつけるときれいな倍音が出ない部分が出てくるんですもん
あー、なるほど。まあ、理由はそれだけではないでしょうが、Eメカを載せたフルートの音を嫌う人がいますが、理由はそのあたりにあるんでしょうね。
>たしかにEの音って吹き方気をつけないと高くなっちゃうし、
ほんと、Eは難しいですね。鳴る鳴らないもそうだけれど、いい感じの音程にするのも難しい音ですね。フルートにはEは鬼門…なんじゃないかな?
こちらこそ、よろしくお願いします。