ペットである事…まあ、そうだよね。で、それ以外の共通点はあるでしょうか? 哺乳類と魚類ですから、ほとんど共通点が無いように思われますが、よくよく考えてみると、一つだけありました。
それは形態の多様性です。
犬は、プードルとかポメラニアンとかビーグルとか柴犬とか、様々な犬種の犬たちがいて、それぞれ形も大きさも性格も違いますが、全部同じ種類の生き物で、正確には“イエイヌ”と呼ばれる生き物です。たとえ見かけが大きく違っていても、すべて同じ生き物なのです。その証拠に、犬種の異なる犬同士の交配でも子供が生まれるでしょ?
ちなみに、猫も犬同様に、あれこれ猫種がありますし、形も大きさも性格も違う猫たちがいますが、それでも全部同じ“イエネコ”と呼ばれる生き物です。
さて、金魚。実は金魚も犬や猫と同じく、形や大きさが違っていても、すべて同じ“金魚”という種類の生き物です。和金も琉金も出目金も、みんな同じ金魚なのです。
これら、形態の多様性は、ペットや家畜の特徴であり、長い間人間とともに暮らしていく中で、人間たちに品種改良をされて、様々な形態の個体が発生するようになったわけです。
家畜は産業動物として有益な方向に品種改良され、ペットは愛玩動物として愛される方向に品種改良されるのです。だから、犬も猫も金魚も、かわいい形態をした子たちがたくさんいるわけです。野生に生きる生き物には、かわいらしさなんて意味ないものね。
かわいいは正義だよね。
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