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2026正月 八丈島に行ってきた その6 結局、私は都会人なんだよ

 次に行ったのが、大坂トンネル展望台で、実に見事な風景を見ることができました。ここからの風景が、テレビ等で八丈島を紹介する時によく使われる代表的な風景なんだそうです。

 それにしても今回、観光先に展望台がやたら多かったのは、八丈島はまだまだ先日の台風の被害から回復しきれておらず、例年ならば見学に行った温泉施設とか工場や工房などが再開していないため、やむなく…なんだそうです。まあ、人が作った施設は台風で壊されてしまっても、元からある自然はビクともしないわけで、そりゃあ展望台から見る絶景ばかりが観光の目玉にならざるをえないわけです。

 この旅、最後の目的地である玉石垣(たまいしがき)を見に、陣屋跡に行きました。玉石垣とは…まあ石垣ですよ。ただ島に転がっている丸くて大きな石を積み重ねて作った石垣で、確かにここ以外ではお目にかかれないタイプの石垣です。気になる人はググって見てください。

 この玉石垣は災害に強く、江戸時代以来、崩れたことがない…というのがウリだったらしいのですが、前回の台風で玉石垣の一部が崩れてしまいました(その現場も見てきました)。玉石垣という伝統工法を見ると同時に、今回の台風被害のすごさもまざまざと感じさせられる場所でした。

 という事で、これで今回の観光も終了です。初日のお昼すぎにやってきたグループの人たちも帰りは我々と同じ飛行機に乗って帰ります。初日の朝は辛かったけれど、結構ディープな観光をさせてもらったので、1便搭乗組になれて良かったです。

 八丈島空港に戻って、運転手さんとガイドさんにお別れを告げて、空港に入って飛行機に乗る手続きをしました。

 昼食は空港のレストランで八丈島セット(島寿司と明日葉うどん)を食べました。おそらく(人生の残り時間を考えれば)二度と八丈島に来ることはないでしょうから、これが最後に食べる島寿司となります。いわゆる島寿司が8貫、島海苔の寿司が2貫と、たっぷり島寿司を堪能しました。また明日葉うどんは、うどんの生地に明日葉粉が練り込まれ、明日葉の天ぷらが入っていました。明日葉の天ぷら…食べてみたかったのです。普通に美味しかったです。

 で、飛行機に乗ったら、あっという間に羽田に着きました。羽田では、飛行機から階段のタラップで降りて、地面を歩いてバスに乗り込んで、空港ビルに向かいました。階段のタラップで飛行機から降りるなんて…なんか有名人になった気分です。

 空港ビルからは、いつもの横浜行きのリムジンバスに乗って、横浜から電車で地元駅に行き、そこからバスで自宅に帰ってきました。自宅には、16時過ぎには到着していました。あれ? さっきまで八丈島にいたのに、もう自宅だよ。八丈島って、時間的にはだいぶ近いんだなあ…。昼食を現地で食べたのに、夕方のおやつは自宅なんだよ。少なくとも、北関東の高崎や日光よりも時間的には近いのかもしれません。うひゃあ、びっくり。

 さて、今回の旅行のまとめです。

 今回の観光旅行では、島に着いてから島を出るまで、バスガイドさんによる濃厚なガイドが付いた、昭和スタイルの観光でしたが、これが実に良かったです。知らない土地を観光するには、土地の人からしっかりと口頭で説明されるのが、一番分かりやすく、一番楽しいのです。だって、観光名所だけでなく、八丈島に関する雑学とか島民の暮らしぶりとかまで教えてもらえるのだもの、一挙に八丈島のファンにならざるをえません。それくらい楽しかったですよ。

 それにしても八丈島、私の想像を遥かに越えた“離島”でした。いわゆるチェーン店というのが一切なく、島内には(保守管理できる会社が無いため)エレベーターがありません。大手資本の会社もなく、コンビニもありません。人口も約7千人で、特例市である我が地元の1/35ほどしかヒトがいません。実に小さな島であり集落でした。でも、自然は豊かだし、海はきれいだし、不便が苦にならず、田舎の暮らしが好きって人には、理想の島かもしれません。

 今回の旅行で見た、八丈島の青い空と青い海は、私の心に残り続けるでしょう。行って良かったよ、八丈島。ほんと楽しかった、八丈島。

 そんなわけで、八丈島旅行を楽しんだ私ですが、改めて私は都会のヒトなんだなあ…って感じました。というのも、八丈島を旅行で訪ねるのはサイコーだけれど、ここに移住できるか? と尋ねられたら、答えは「否」だからです。

 仕事は…現役世代なら大問題ですが、すでに引退した身にとってはこれは問題にはなりませんが、引退した身だからこそ、趣味や娯楽について考えてしまいます。

 まずコンビニが無いのは、何気にツライかもしれません。映画館が無いのもキツイかもしれません。

 あと(確認したわけではないのですが)島にはオペラ歌手はいらっしゃらないだろうから、クラシック声楽を島で学ぶのは難しいでしょう。クラシック音楽の演奏会や、オペラの公演も島では見られないと思います。

 「そんなのは東京に行けばいいじゃん」

 確かに東京(羽田)まで、飛行機で1時間とすぐに着きます。時間的には湘南から東京に行くのと、そんなに変わらないでしょう。でも旅費や経費が全然違います。八丈島から羽田まで往復で3万円だよ。おまけに飛行機は1日に3便しか飛ばないから、イベントの時間によっては、東京で宿泊しないといけないかもしれません。湘南からなら、東京なんて往復で3千円もかからないし、宿泊なんて必要ありません。この部分の費用の差は…年金ぐらしになったら、キツイし厳しいです。

 まあ、東京に行く費用の問題なら、八丈島に限らず、遠方の地方住みの人たちには共通した悩みなのかもしれませんが、だからこそ、私は都会人で、首都圏以外では暮らせない人間なんだなあ…って思ったわけです。

 他所を知ることで、自分を知るってわけです。

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