お宿に到着しました。実に鄙びていますし、いい感じにノスタルジックです。
宿に到着して、部屋で落ち着いたら、もう4時になっていました。夕食までの時間に、一回入浴しておくことにしました。
お風呂は…うん、いかにも田舎の温泉宿ですね。お湯は絶品です。ほんと絶品です。
ここのお宿の特徴は、野天風呂が漁船(!)でした。一隻の漁船を2つに割って、船首側が男風呂で、船尾側が女風呂でした。仕切りの扉は閉まってはいるだろうけれど、たぶん開けるのは簡単…とは言え、思春期の坊やじゃないので、別に隣に女湯があろうとなかろうと、全く気にはなりません。それに、そもそも客が少なくて、お風呂はほぼ貸し切り状態だったので、覗いたとしても、誰もいなかったと思いますし、実際、いませんでした。そうなんです、この日の女の客は妻一人だったのです…なので、覗いても仕方ないのです。
そんな感じで夕食までダラダラしていました。
で、夕食です。驚きました。これで宿代足りるの?と思ってしまうほど豪勢な夕食でした。
まず舟盛りの刺し身です。それもかなり大きな舟にたっぷりのお刺身です。多種多様の相模湾のお魚たちの刺し身です。とても2人分とは思えません。東京の居酒屋なら10人前ぐらいありそうな量でした。ここは、漁師の宿という事で、その日の水揚げ次第でお料理が変わってくるのだそうです。それを考えると、この日は豊漁だったのでしょうね。なんでも、普段は二人前なら刺し身は大皿盛りなんだそうです。それが舟盛りというわけですから、ほんと、お魚たっぷりだったのです。
それに加えて、大きな金目鯛の煮付けに、花鯛のホイル焼き。ブリのしゃぶしゃぶ。その他、野菜系の小皿がたくさん。私はかなりの大食いですが、結局食べきれませんでした。あまりに魚料理が多かったので、食後の感想は「合間に食べたエシャロットが忘れられません」って言いたくなるくらいに、新鮮な魚料理のオンパレードでした。
こんな豪勢な夕食は初めてだよ。いやあ、びっくりしました。たぶん、宿代以上に価値ある夕食でしたよ。ここは、お部屋もお風呂も素晴らしいけれど、何より夕食が素晴らしすぎました。いやあ、ほんと、ビックリですよ。食事のためだけにでも、また泊まりたいくらいです。
で、満腹になって、部屋に戻って、読書三昧をしたら、バタンキューです。お休みなさい。
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