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廉価な中国製にはご注意を…

 通販で買い物をすると、ついつい安値に惹かれます。特に工業製品等は、私の生活的には、しばしばオーバースペックな製品が多いので、安価な品でも実用上十分だったりするので「それでいいかあ…」みたいな感覚で購入する事があります。

 さて、今回の本題に入ります。

 iPodの時代に愛用していた、お風呂スピーカー(お風呂で音楽を聞く時に使ってました)は、スピーカー内部にiPodを入れて、iPodとスピーカーを有線でつないで使うものでした。結構便利に使ってました。何台か買い替えて、つい最近まで使っていました。

 ところがiPodが壊れて、音楽携帯としてiPhoneを使うようになってからは、お風呂スピーカーが使えなくなりました。と言うのも、iPhoneってiPodよりもだいぶ大きいため、お風呂スピーカーの中に収納できなくなってしまったからです。防水仕様のスピーカーの中に入れられなければ、お風呂では使用できません。

 なので、ここしばらくは風呂スピーカーの使用を中止していたのですが、iPhoneを買い替えた事(SE -> 8Plus)もあって、従来の音楽携帯内蔵型のお風呂スピーカーではなく、Bluetooth接続のお風呂スピーカーを導入してみました。

 で、購入したのが、1000円程度の中華なお風呂スピーカーです。国内メーカー品が五千円から二万円程度するのと比べると、だいぶ安いですね。

 で、他にも500円程度の中華なお風呂スピーカーもあったのですが、わざわざ、この1000円のお風呂スピーカーに決めた理由は、いくつかあります。一つは、“音楽専用高音質”と書いてあった事。“ステレオ再生”が売りだった事(たいていのお風呂スピーカーは、小型を売りにするため、たいていはモノラル再生です)。軽量小型で、お風呂場の壁に吸盤で貼り付けられる事。これらに惹かれて、このスピーカーを購入しました。

 で、確かに小型軽量で、お風呂場の壁に吸盤で貼り付けられました。これはホントね。便利です。

 しかし“音楽専用高音質”ってのは、どうだろ? はっきり言っちゃえば、音質はかなり悪いです。でも、お風呂場で聞く音楽なら、この程度の品質でも問題ないっちゃあ問題ないし、私が今まで使っていたスピーカーと比べても、まあ許容範囲ですが、決して高音質ではありません。全然違います。

 さらに言うと、ステレオ再生と歌ってますが、全然ステレオではありません。どう聞いてもモノラル再生です。ただし、モノラル再生の機器の中には、ステレオの右チャンネルの音を捨てて、左チャンネルの音だけを再生する機器もありますが、このスピーカーはしっかり左右のチャンネルから信号を拾って、それらをミックスしてモノラル再生しています。つまり、ステレオ再生ではなく、ステレオ音源をモノラルミックスをして再生する機器なのです。

 お風呂場スピーカーって、ステレオでもモノラルでも、大差ないです。少し前まで使っていたスピーカーはステレオ再生でしたが、お風呂場ではステレオ再生の恩恵に預かった事はありません。モノラルで十分です。

 なので、売り言葉に大きな誤謬が含まれていましたが、値段を考えれば、まあ許容範囲だし、実用的である事には間違いないので、そのまま受け入れる事にしました。

 実は一番困ったのは、品質ではなく、付属説明書です。説明書を読まないと使えないくらい、マンマシンインターフェースは良くないのですが、その説明書が読みづらいのです。まず、字が小さい、小さすぎます。裸眼で見るのは無理で、ルーペを使って拡大しても、かなり厳しいです。私は写真をとって、それを拡大して読みました。

 で、拡大して読んだ説明文の日本語が全く意味をなさないのです。これ、機械翻訳だと思うけれど、ほんとダメなんです。で、英語の方の説明書を読んだのですが、これも機械翻訳なのかな? 私の英語力ではほぼ解明できませんでした。仕方ないので、中国語の説明文を読んで(私、大学の第二外国語は中国語だったんですよ)、やっと得心した次第で、いやあ、ほんと不便。

 なので、今回は皆さんが誤って購入されないように、わざとリンクを貼りません。

 いやいや、お風呂スピーカーはまだ良いのです。もっと注意しないといけないのは、へッドフォンです。

 iPhoneは買い替えた時に、今まで使っていたワイヤードのヘッドフォンが使えなくなりました。と言うのも、iPhone 8Plus にはヘッドフォン端子が廃止されて、ヘッドフォンは原則、Bluetooth接続にする事になったからです。

 で、Bluetooth接続のヘッドフォンって、少々お高いじゃないですか? だいたい五千円から二万円ぐらい? 今まで使っていたヘッドフォンが三千円程度の国内メーカー品だったので、せめてその程度の価格のモノを購入したいと思っていたのです。

 で、ネットを漁ると、380円(!)の中華なヘッドフォンを発見しました。もちろん、音楽専用高音質でステレオ再生のヘッドフォンです。ま、音楽用のヘッドフォンですから、そりゃあ当然ですよね。

 さっそくポチして、品が届くのを待っていました。到着まで三週間ほどかかりました。で、早速使ってみたところ、こりゃダメだと思いました。全然使えません。

 まず、音質が…お風呂スピーカー並。あれはお風呂場だから許容範囲であって、普通のヘッドフォンとしてはダメダメです。おまけに両方の耳にスピーカーがあるのに、再生はモノラルでした。音楽用のヘッドフォンにモノラル再生のモノがあるなんて、夢にも思いませんでしたよ。

 見た目はかっこいいし、価格も魅力的なんだけれど、使えないものは使えないね。

 そこで仕方なしに、国内メーカーの最安値のBluetooth接続のヘッドフォンを購入しました。四千円弱でしたよ。こちらは普通に使えました。ま、当たり前か。ちなみに、今は私が購入した時よりもだいぶ値が下がって、約二千円ですね。買いですよん(笑)。

 お風呂場スピーカーはともかく、ヘッドフォンは“安物買いの銭失い”でした。

 とにかく、安値にひかれて中華なメーカー品に手を出す時は、本当に注意と覚悟が必要だと、今回は学びました。広告の文句は信用しちゃいけないし、品質だって想像の斜め上を行くほどの低品質かもしれないし、何よりも、ダメなモノを買っちゃって笑えるくらいの余裕がないと、中華なモノには手を出さない方がいいですね。

 良い勉強になりました。おそらく、ここでアメリカ人とか中国人だと、返品をするとかの手を打つんだろうけれど、それもなんか面倒くさいんだよね。このまま泣き寝入りしちゃえと思ってしまう私は、気の弱い日本人なんだろうなあ。

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