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たぶん…冬になりました…ね[2018年11月の落ち穂拾い]

 寒くなりましたね。でもまだコートは着てません。もう冬なのにね…やっぱり今年は暖かいのかな?

素材の違い、価格帯の違い

 フルートの場合、価格帯の違いで素材が変わってきます。ですから、素材の違いと価格帯の違いの区別が付きづらいという特徴があります。

 例えば、洋銀のフルートと総銀のフルートは、もちろんあれこれ違いますが、それが素材の違いに起因するのか、それとも価格帯の違いに起因するのか、そのあたりの切り分けをある程度ちゃんと考えないといけない時もあるのになあと思います。

 確かに、素材が違うと価格帯が変わってきますが、価格帯が違うと、素材だけではなく、あれこれ違ってきます。そのあれこれ違っている部分まで素材のせいにされたら、素材が可哀想です。

 廉価な価格帯では洋銀が素材として使われる事が多いですが、だからと言って、洋銀がフルートの材質として良くないという事はなく、高価な価格帯と同様の製作レベルで洋銀のフルートを作ってもらえれば、洋銀のフルートだって素晴らしい楽器になります(昔はプロのフルーティストだって洋銀のフルートを使っていたそうですよ)。ただ、どんなに精巧に作られたとしても洋銀は洋銀であって、重い金属(銀とか金とか)と比べれば、どうしても音が飛びづらくはなります…だから、現在のプロは洋銀のフルートを使わないわけですね。

 価格帯の違いが一番わかり易いので、頭部管の作りだと思います。特に音質に影響を与える頭部管のカットは、フルートの価格帯で大きく変わってきます。それを明言しているメーカーもあれば、公にしていないメーカーもありますが、多くのメーカーで、価格帯の違いで頭部管のカットを変え、それによって音のキャラクターを変えています。

 でもそれはあくまでも頭部管のカットの違いによる音のキャラクターが違っているだけで、素材の違いとは、別の問題なんですね。

ノドが強いと何か良いことがあるのか?

 私はノドが強いとよく言われます。それをもって、人様から羨ましがられることもありますが、本人はそれで得したという経験はありません。

 ノドが強いと声を壊さずに無茶ができます。それって良いことでしょうか?

 本来なら、声が壊れてしまうような間違ったやり方でも、ノドが強いために声が壊れないので、いつまでも間違ったやり方のまま続けてしまいますが、これって良いことでしょうか? ノドに力を入れたままである程度歌えてしまいますが、それゆえに、ある程度以上には歌がなかなか進歩しません。歌が上達するチャンスを自ら潰しているわけですが、これって良いことでしょうか? ノドが強いため、簡単にノドが鳴ってしまいますが、それゆえに響きで歌うのが困難で仕方ないのですが、これって良いことでしょうか? 普段のしゃべり声がデカいため、人混みの中でも声がよく通ってしまい、全然内緒話ができないのですが、これって良いことでしょうか?

 ノドが弱いと困ることも多々あるでしょうが、強いからと言って得することもありません。一番良いのは、人並みな事なんだと思います。何事であれ、過ぎたるは及ばざるが如しって話なんだと思ってます。

衣装は大切?

 最近、会う人ごとに「痩せられましたか?」と尋ねられますが、実のところ、全然そんな事はありません。ただ、この言葉、某大手スーパーで作ったスーツを着ている時に限って言われるのです。以前作ったスーツを着ている時とか、カジュアルな服装の時には、絶対に言われません。

 某大手スーパーで作ったスーツは、はっきり言うと、着心地良くないです。着ていて、ちょっと苦しくて、動きづらくて、オーダースーツの割には満足度は低いのですが、それでもこれらを着ていると「痩せられましたか?」と尋ねられるのです。

 生地は縦縞だし、今年の流行りのシルエットって事で、あっちこっち絞って作ってあるんだよね。それが痩せて見える原因かもしれません。

 ある人に「痩せられましたか?」と尋ねられたので「ほれ!」と言って、閉めていた上着の前ボタンを外してみせたら「あ、いつもどおりだ」と言われました。ま、そんなもんだね。

 衣装は大切、衣装でその人の見かけが変わる…みたいだよ。

今月のお気に入り 折りたたみ式ヘルメット タタメット

 平成という時代は、災害続きの時代だったなあと思います。日本各地で大小様々な災害が起こりました。たまたま私の身近では、大きな災害はなく、日々変わらぬ平和を享受していますが、いつ災害に見舞われかねないかと不安がないわけではありません。

 私は関東地方に住んでいます。以前から、関東大震災級の地震がやってくると言われていますし、実際、いつ来ても不思議ではないそうだけれど、ほんと、地震はいつやってくるか分かりません。富士山だって、そろそろ噴火するんじゃないかって言われ続けてます。隣国からミサイルが飛んでこないという保証はないし、隣国の工作員たちがテロ行為を行わないという保証はありません。

 とにかく、考え始めると、あれこれ不安は尽きないわけです。自分の身は自分で守らないといけませんが、そんなに積極的な行動を日々取れるわけではありません。そこで私が出来る事として…少なくとも職場のデスクにはヘルメットを常備しておく事…ぐらいはしておこうと思いました。アタマは大切だからね。

 でも、ヘルメットって、案外かさばります。以前は普通のプラ製ヘルメットをデスクの脇にぶら下げておきましたが、これって結構邪魔になるんですよ。

 で、最近知ったのですが、今の時代、折りたたみのヘルメットってあるんですよ。それだとデスクの脇にぶら下げておいても邪魔になりません。欠点は、万が一の時には、組み立てないとかぶれないという即応性にやや欠ける点がありますが、万が一も大切だけれど、普段の生活で不自由が少ない方が大切なので、思い切ってヘルメットを通常のプラ製のモノから、この折りたたみ式に変更しました。

 ま、このまま使うことなく退職できればいいなあと思ってますが、使う時に慌てないように、時に触れ、折りたたみ式のヘルメットを組み立てています。慣れれば、案外すぐに組み立てられるものです。

今月の金魚

2018年11月9日(土) 最後のメダカがいなくなりました。約10ヶ月ほど我が家の水槽にいましたが…ちょっぴり残念です。

今月のひとこと

 人種差別と言うか、国籍差別と言うか、おそらく韓国で起こる日本向けの諸問題のほとんどは、そういった感情的なモノが原因で起こっていると思います。要は“自由にバカにし、侮蔑できる相手”が韓国人には必要で、その対象がたまたま日本人であった…って事なんだろうと思う。国策としての反日を行っている中国とは、そこが違うわけだ。だから様々なトラブルに関しても、中国とは話し合いの余地もあるだろうけれど、韓国とは話し合いの余地すらないのだろうと思う。つまりは“バカの壁”のようなモノが存在しているって事だな。(2018年10月30日~11月1日)

 ウチの近所の蕎麦屋が、年越しそばの予約を始めました。つい最近まで「暑~い!」と言っていたのに、もう年越しそばが目の前にやってきたんだね。商界的には、ハロウィーインが終わったので、年末年始なんだろうね。きっとそのうち、ジングルベルが聞こえるようになるんだろうなあ…。(2018年11月1~7日)

 オーストラリアで、ナメクジを生食した結果、寄生虫が原因で髄膜炎になった青年がいたそうです。彼は、発病後1年以上も昏睡し、その後も24時間要看護の生活をし、8年間の闘病生活の後、亡くなられたそうです。でも、ナメクジが悪いのではなく(ナメクジは加熱処理をすれば安全に食べられますし、食べる人たちもいます)生食が怖いのです。ちなみに、ナメクジは生食だけでなく、素手で触れることもヤバイそうです。なので、ナメクジを駆除する際も素手では触らないように気をつけたいものです。(2018年11月7~9日)

 来年(2019年)10月から消費税が増税されます(8%->10%)。それに伴って、軽減税率というのが導入され、外食と酒を除いた飲食物の税率が8%に据え置かれます。で、外食をどこで線引するかで混乱しているようです。スーパーで購入したおにぎりを、イートインコーナーで食べたら外食扱いで税率は10%になるのに、お店の片隅に設置されたベンチで食べたら持ち帰り扱いで税率が8%になるのは、なんか変。外食と言うのは、高級レストランや料亭だけでなく、ファミレスもあれば、スーパーのイートインコーナーもあるわけだけれど、きっと軽減税率を考えたお役人さんの頭の中には、庶民感覚がすっぱり抜け落ちていて“外食=ぜいたくな食事”って考えたんだろうね。だから外食は軽減税率の対象にはしなかったわけだ。でもね、実は安い外食って、自炊するよりも安価なんだよね。だから、そこそこお金に苦労している人は、案外、外食が多かったりするんだよ。なので、庶民の生活の事を考えたら、外食も軽減税率の対象にするか、あるいは安価な支払いの外食(例えば、一回の支払いが1万円以下とか…)は軽減税率の対象にするとか…の方が、いいんじゃないの?(2018年11月9~15日)

 放送業界&家電業界では、4K、8Kのテレビ放送で盛り上がっているみたいです。皆さん、4Kのテレビって欲しいですか? 私は廉価ならば欲しいですが、高価ならばパスです。だって、ウチのテレビって42型だもの、そんなに大きくないもの。DVDとBlue-rayの画質の違いだって分からないくらいだもの、4Kや8Kの画面を見ても、たぶん、その美しさは分からないんじゃないかな? いや、それ以前に、アニメとかバラエティとかドラマとかを、そんなに美しすぎる画面で私は見たいのか…って話です。もちろん、廉価なら見たいですが、たぶん最初のうちは高価だよね。100万円以上もするようなテレビは、よう買わんですよ、私。私に買って欲しければ、まずは10万円程度にしてください。話はそれからです。(2018年11月15~21日)

 結局、日産ブランドは消え、あの会社はフランスの物となり、ルノーの日本支店になってしまうのだろうか? 無いと言えないよね。さらにスリーダイヤもシングルのダイヤになってしまうのだろうか? こちらも無いとは言えないなあ。日産の人たちは、自社のことを考えて、今回のクーデターを起こしたのだろうけれど、最終的にフランス政府の勝ちって事になったら、私は日本人として嫌だなあって思います。(2018念11月21~26日)

 クラコンと門下発表会の間で、私、階段から落ちて転んで怪我をしたとブログに書きましたが、実はその時に足が折れていたようです。足が折れたと言っても、右のくるぶしが割れてしまっただけなのですが…。あれから二週間、一向に足の腫れと痛みが完治しないので、ようやく病院に行ったのですが、そこで今回の骨折が判明しました。ああ、私は折れた足で舞台に立っていたわけだな。なんか、かっこいいじゃん。(2018年11月26~29日)

 今月は以上です。よろしくお願いします。

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コメント

  1. Hiro.MTB より:

    >フルートの場合、価格帯の違いで素材が変わってきます。ですから、素材の違いと価格帯の違いの区別が付きづらいという特徴があります。

    なんとか数値で表現できないかと思い、無い知恵を絞ってみました。

    白銅の地金単価を調べることが出来なかったので、銅の価格で置き換えます。

    銀の重量単価:59.4円/g(田中貴金属HPから)
    銅の重量単価:0.74円/g(白銅HPから)

    フルートの重量を約200gと仮定し、その全てを銀、銅の価格で置き換えると

    銀フルートの材料費:59.4×200=11,880円
    白銅フルートの材料費:0.74×200=148円

    となります。

    銀製フルートの価格を仮に60万円、白銅製フルートの価格を8万円とすると、
    価格に対する材料費の割合は、

    銀製フルート:11,880÷600,000=1.98%
    白銅フルート:0.74÷80,000=0.185%

    となり、楽器の価格に対する材料費の占める割合は銀のほうが高いですね。
    それだけ材料費がかかっているという意味です。

    一方、割合ではなく差額で論じると付加価値になります。

    銀フルートの付加価値:600,000-11,880=588,120円
    白銅フルートの付加価値:80,000-148=79,852円

    588,120÷79,852=7.36となり、
    同じ「フルート」という製品を生み出すにあたり、銀のフルートのほうが白銅のフルートよりも7.36倍の価値を生んでいるということになります。

    その7.36倍が、「倍音を含む良い音」「意のままに操れる吹きやすさ」「表現力が豊か」といった付加価値になります。

    なので我々消費者は、「白銅製よりも7.36倍、良い音が出る銀製のフルート」を手に入れれば、お値段相応の楽器を手に入れたと言ってよいでしょう。

  2. すとん より:

    Hiro.MTBさん

     面白い計算をありがとう。フルートの場合、材料費って考えちゃダメなわけで、原価厨からすれば、目がくらむばかりに材料費がかかっていないのがフルートなのです。私は、フルートの価格の(会社の利益を除いた)大半は、技術料だと思ってます。なので、高いフルートほど、手間暇がかかっていると、単純に思っていましたが、こうして数値化してみると、総銀フルートは、白銅フルートの約7倍の技術料がかかっているってわけだ。そんだけかかっていれば、腕の良い職人さんに丁寧な仕事をしてもらえるわけです。

     なんとなくの感覚を数値化してくれて、ありがとう。

  3. tetsu より:

    こんばんは。

    横レスで失礼します。
    >原価厨からすれば、目がくらむばかりに材料費がかかっていないのがフルート

    原価厨という言葉は初めてですがこちらもそうです。
    化粧品の原価率もビックリですがフルートもそのようです。
    日本の総銀フルートの価格について1980年頃の記事が次にあります。

    フルートメーカー大儲けの時代
    https://anet21.com/yoshimoto/flute/essay/docs/20061016.html
    「ムラマツのスタンダードモデルが23万円から55万円になった!」

    スタンダードモデルは総銀モデルのことで1980年頃の話らしいです。
    銀相場は5$/ounceあたりから50$/ounceあたりまで急騰しフルートの値段が倍(?)になったようです。
    銀相場のグラフは次がわかりやすいです。1980年頃と2011年頃に50$/ounce弱あたりの高値を付けています。
    ちなみに1ounce=28.3495g、1971年までは1$=360円の固定相場です。
    https://essential-abs.net/2018/02/23/silver-history-gsr/

    前者サイトでは、
    「メーカーは大儲けをしているのに、比例して懐が豊かにならない職人の中に、「自分のブランドを作ったほうが儲かるのでは・・・」と考える者が出てくるのは自然なこと。」

    この結果いろいろなメーカーが独立していろいろなフルートを作り海外のフルート奏者の演奏を身近に聴くことができるようになりました。

    以前のヘインズはレギュラーとハンドメイドの2種類、パウエルはハンドメイドのみだったのに今は国産もあわせて多種多様の組み合わせになりました。
    こちらも上位機種(?)への買い替えを勧めるような戦略が見え見えです。

  4. すとん より:

    tetsuさん

     物の値段は需要と供給で決まるので、確かに今のフルートの値段は、色々考えてみると高いのだけれど、それで現実的に売れてしまっている以上、この値段が現代の適正価格なんだろうと思います。でも、昔の話を聞くたびに、今のフルートは高すぎると思うし、私にもゴールドフルートに対する憧れはありますが、その気持ちは、まんまとメーカーサイドの戦略に乗ってしまっている事になるんだろうなあって思います。

     フルートは楽器であって、生活必需品ではなく(あえて言えば)嗜好品なので、いくら高くても良いわけだし、市場が機能している以上、安値で販売する必要はないのですが、良い品をもっと廉価で販売してくれたら、個人的にはうれしいのだけれどなあ…って思うわけです。

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