昼食は、香林坊のデパートの食堂街にあるバイキング形式のレストランで食べました…というのも、デパートの食堂街って、ハズレがない代わりに、お高いのですよ。で、そんなレストランで1品2品食べるより、バイキング形式のレスランで食べたほうが、安くつく…とまあ、そう考えたわけです。
なので、別に金沢っぽいものではなく、普通の料理をお腹いっぱいに食べた私です。
昼食後は、再び、香林坊から金沢城行のバスに乗りました。香林坊からバスに乗ったのに、その次のバス停も香林坊だったのには驚きました。同じバス停なのに、その間にバスが走っているなんて、なんてミステリアスなんだ!
やはり金沢城のバス停(今度は①でした)で降りて、坂道を登って、今度は反転せずに兼六園に入りました。
兼六園は…とても立派な大名屋敷のお庭でした。雰囲気としては、水戸の偕楽園にも通じるような大規模なお庭でした。実に立派です。日本3大名園と呼ばれるだけはあります。でも、午前中にたっぷり金沢城を楽しんだ私は「まあ、こんな感じだよね」という感想になってしまいました(ごめんなさい)。
兼六園を突き抜けて、そこから国立工芸館に行きました。国立工芸館は、元々は東京の北の丸公園(いわゆる、江戸城です)にあったそうですが、それが2020年に金沢に引っ越ししてきたんだそうです。
その工芸館を見学したのですが、見学を始めて、ふと思い出しました。
「私って、工芸品が苦手で、ちっとも楽しめないし、理解できないし、何も感じないんだった!」
いやあ、実に退屈な時間を費やしてしまいました。ほんと、工芸品って、ダメなんだな。お皿見ても、ツボを見ても、織物を見ても「ふーん、だから何?」としか思わないんですよ。3次元は苦手なんです。2次元である絵画はワクワクドキドキしちゃうのに、3次元だとダメなんですよ。
なので、あまりにつまらなかったので、お口直し的に、その隣にある県立歴史博物館に行きました。歴史は好きですからね。
そしたら歴史博物館、休館してました。うむ、やっちまったね。
なので、再度の口直しとして、県立美術館に行ったら、今度は「まるごと奈良博」という企画展をやっていました。奈良の博物館から国宝クラスの仏像を多数運んで展示をしているそうなのです。仏像好きにはたまらない展示ですね。
しかし工芸品ほどではないけれど、実は仏像も私の苦手ジャンルなので、こちらもパスする事にしました。残念無念。元気いっぱいなら、苦手な仏像でも楽しめる余裕があったかもしれないけれど、疲労困憊な身では仏像を楽しむのは無理と判断したのです。
そこで、バスで移動して、金沢三大文学者の一人である、室生犀星の記念館を見学することにしました。
室生犀星の記念館へバス移動…と言っても、そんなに簡単ではありませんでした。県立美術館前から片町までバスで移動して、片町のバス停から、普通にバス1区間ほど離れたところにある片町のバス停(例によって同じ名前のバス停が別の場所にあるってパターンです)に徒歩で移動して、別の路線のバスに乗って、記念館に向かいました。
そのバスの乗り換えが実にカラダにこたえました。いやあ、年は取りたくないものです。
室生犀星記念館は、室生犀星の生家跡に作られた記念館です。室生犀星自身がしっかりとした文学者なので、記念館もしっかりした博物館になっていました。
それにしても、室生犀星って、学歴的には、いわゆる小卒なんですね。学歴が無いのに、詩人&小説家として大成しているなんて、ほんと“才能の人”なんだなって思いました。特別展では、彼の飼い犬飼い猫に関する展示があって、室生犀星って生き物好きなんだなって思いました。ちなみに、犀星はネコ派の人でした(私は金魚派です)。
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