どうにも値段の安さに惹かれて購入した中華な製品どもの品質の悪さに悩んでいます。もう、これは不具合と言ってもいいかもしれない…としばしば思うことすらあります…が、その一方で「値段なりじゃん。文句を言うなんて大人気ない」とも思うわけです。
例えば、充電スタンドに刺しても、一向に充電されず、使おうと思った時は電池切れで「はぁ?」となったり、一度の充電で18時間使えるというカタログ性能なのに、実際は2時間程度で電池切れで焦ってしまうとか、機器ごとに計測値が異なるため、どの機器の数値を信用していいか「???」となってしまうとか…もう製品に対する信頼性って何なのだ~と叫びたくなります。
電化製品って、それっぽいカタチをしていたらOK…ってわけにはいかないのだよ。
でも安いんだよね。日本製品の1/2~1/5程度の値段なんだよ。下手すると1/10ぐらいの価格で入手したヤツだってあります。それだけ安ければ、品質についてとやかく言うべきではないのだろうと思います。だって、色々とアレコレに関して目をつぶれば、とりあえずは使えるんだもの。お値段なりの働きはしている…と思えないでもないです。
それにしても、我々は高品質な日本製品に慣れすぎたのかもしれません。だから、安価な中華製品に文句を感じたり、不信感をつのらせたりしがちなのです。
安いモノはそれなり…であって、所詮は「安かろう悪かろう」なわけです。値段なりな商品である以上、文句を言うのは違うような気がするわけです。でもどこかで「安物買いの銭失い」をしてしまったという後悔の念を感じないわけでもないのです。
たとえ安くても、ちゃんとしたモノが販売されている…と信じたいんですよ。
モーツァルトのレクイエム
モーツァルトの遺作である「レクイエム」は未完成で、実は「ラクリモーザ」までしか書いていません。だいたい、全体の前半分くらいまでですね。ですから、実際の演奏会では、色々な方が後半部を書き足したバージョンがあって、それらが使われます。
私はそのうち、6バージョンほどの録音を持っています(笑)。とは言え、それはオタクの趣味なわけで、一般的にはジュスマイヤー版と言われる、モーツァルトの死語すぐに完成した、一番有名なヤツ(普通に楽譜として入手できるはこれ)で演奏されるケースがほとんどです。
ゼロからモノを作れる才能は素晴らしい
声楽の世界では、今現在、歌手たちが歌っているメロディが、元々作曲家が作ったメロディとは少々違う…ってのは、ありがちです(特にイタリア系)。なので、元々の作曲家の書いたメロディはどんなのだろう?…と思って調べてみると、これが案外、びっくりするくらい、つまんないんだ(笑)。
それらの曲が世に残ったのは、作曲家の力量ではなく、もしかすると、歌手たちが歌い継いできた別のメロディのおかげじゃないのかしら?と思わないでもないです。
でもねでもね、素晴らしいモノをより素晴らしく改変する能力ってすごいし、そのおかげで世に残ったとなれば、改変能力ってヤツも侮りがたいけれど、やっぱりゼロからモノを作る才能は、もっとすごい才能だと思うわけし、それを忘れちゃいけないと思うわけです。
ってか、そもそもゼロからモノを作る人がいなければ、それをより素晴らしくする事なんてできないのだから、ゼロからモノを作る人を私は尊敬したいなあと思ってます。
今月のお気に入り ブギウギ 歌の大傑作集
4月になったので、NHKの朝ドラが「ブキウギ」から「虎に翼」に変わりました。「虎に翼」は評判がいいですね。でも私は面白いドラマには興味が無いので「虎に翼」は見ていません。目下、ブキウギ・ロスの最中でございます。
そんな私を慰めてくれるのが、これ、「ブキウギ 歌の大傑作集」というCDです。要は、ドラマで歌われた歌のうち、いくつかをCDにまとめてみました…というヤツなのですが、これが実にいいのですよ。
こう言っては身も蓋もないのですが、趣里ちゃん演じる福来スズ子の歌は、本物である笠置シズ子よりも、今の人の心に刺さるんですよ。同様に、菊地凛子さん演じる茨田リツ子の歌は、私が子どもの頃聞いた最晩年の淡谷のり子の歌よりも聞けるんです。
とにかく、いいんです。だから、時たまこのCDを取り出して聞いちゃうのです。
ただし、このCDにも物足りない部分はあります。と言うのも、ドラマで歌われたのに入っていない“あの曲”が多すぎます。例えば「夜来香」とか「コペカチータ」とか「ジャングル・ブギ」とか「買い物ブギ」とかね。ドラマでちゃんと歌われなかった曲…例えば「青い山脈」とか「銀座カンカン娘」とか「蘇州夜曲」とかが入っていないのは、まあ仕方がないです。音源が無いんだから。でも、ドラマでちゃんと歌っていて音源があって、サントラ盤には収録されている歌が、こちらの「歌の大傑作集」には入っていないのは、ちょっと納得がいかなかったりします。
今月のお気に入り 淡谷のり子全曲集
さて、そんなわけで、淡谷のり子大先生のCDも、最近はよく聞いています。私がよく効いているのは、これです。
彼女ほど長いキャリアで第一線に立ち続けた歌手も珍しいので、たった1枚のベスト盤で分かった気になるのはおこがましいのでしょうが、そこは勘弁してください。
このCDは戦後のステレオ録音盤で、昔の曲は当然、再録音になるわけですから、声の状態は、私が子どもの頃に聞いた、あの“ちりめんビブラート”が入り始めていて、戦前のSP録音時の美しい声とは残念な事に、比較になりませんが、それでも歌の上手さは伝わりますし、心が揺さぶられます。
淡谷のり子は、一般的には「ブルースの女王」と呼ばれ、和製ブルースばかりを歌っているイメージがありますが、このベスト盤ではシャンソンが多く歌われています。笠置シズ子のようなノリの良さはありませんが、ゆったりとした歌を得意としていたようです。これはこれでアリなんですね。
今月のお気に入り 道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか
今年のNHKの大河ドラマは平安時代を舞台にした「光る君へ」なのですが、私は毎週、ワクワクしながら見ています。
ドラマの男性側の主人公である藤原道長は、名前ばかりが有名な偉人ですが、その性格も生い立ちも業績も、ほとんど知られていません。知っているのは「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へば」という和歌ばかりですが、道長という人は、それだけで収まるような人物ではないし、この和歌で想像されるような傲慢な人間でもないわけです。
この本は、そんなよく知られていない藤原道長に関する分かりやすくて読みやすい評伝なのです。これを読んで「ああ、藤原道長という人物は、こういう人なんだな」という最低限の知識が身につきますし、ここに書かれている事を知って大河ドラマを見ると、今までワクワクしていたのが、もっとワクワクドキドキしながら見ることができるようになります。
私は妻が手術中に、その待合で一気に読んじゃいました。それくらい、グイグイ来る読み物ですよ。
今月の金魚
今月も、ひとまず全員元気に過ごせました。
今月のひとこと
私はやっぱり日本人です。「チーズが好き!」と思っていましたが、それはいわゆる“プロセスチーズ”という日本で普及している混ぜものチーズが好きなだけで、本格的なチーズ…例えば、カマンベールとかゴルゴンゾーラとかの本物のチーズは…あまりクチに合いません。ま、そんな程度の舌しか持っていないってだけの話です。(2024年3月28日~4月3日)
Apple Watchが突然暴走してしまいました。ひとまず強制再起動をしてその場をやり過ごし、バッグフィックスのアップデートをして落ち着きましたが、いきなりWatchの画面が乱れて激しく移り変わった時には「時計も気が狂うんだな」と思ってしまいました。さすがはアメリカ製品。愛らしくてクレージーな時計だな(笑)。(2024年4月3~7日)
れんげ食堂東秀とは南関東を中心としたラーメン系のチェーン店ですが、そこの期間限定メニューの台湾ラーメンが、私には辛すぎました。決して食べられない辛さじゃないのだけれど、メンタルに来る辛さで、食べてから一昼夜経った今でもまだ、心に引きずっています。(2024年4月7~16日)
やっと花粉の季節が終わりました。ようやくマスク無しの生活に戻れます。しかし春なのは間違いなく、年がら年中眠いのと、四六時中だるさが続いてます。え? それは春のせいじゃなくて、老化のせいだって? まあ、そうかもしれません。(2024年4月16~21日)
ええと、毎日がダルいです(涙)。別に病気じゃないです。生きているだけで疲れちゃうんです。体力が落ちてます。これが加齢の厳しさなのだろうなあ…。抗うためには、少しでもカラダを多めに動かして体力維持をしなければ…。ぐうたらに生きていたら、すぐにでも死んでしまいそう…って思うようになりました(でも無理はできない)。(2024年4月21~25日)
今月は以上です。よろしくお願いします。
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