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H管と横型のバスフルートを試してみました

 先週? 先々週? とにかくちょっと前の5月の中旬ぐらいの話になります。ここのブログは1日1記事なので、どうしても記事の重要性や即時性に応じて、後回しになってしまう記事もあるわけで、これは…やむなく後回しになっていた記事です。やっと、日の目を見ることができました(笑)。

 で、その一週間だが二週間だか前に、東京に出張に行ったので、そのついでにフルートの試奏をしようと思いました。どうせ行くなら、いつも行くところとは別のところにしようと、ネットでググってみたら、ちょうど池袋のヤマハでフルートフェアをやっているとの情報。池袋? 腐女子の街? 行ったことな~い。ってなわけで、出張先の仕事を終えた私は、乙女ロードはシカトして、さっそく、池袋のヤマハに行きました。

 フルートフェア、フルートフェア…。お店の奥の方でやってました。フルートは…ヤマハフルートはテーブルの上にありました。キレイに並べられています、一つ一つビニールで丁寧に包装されて…? 他社製フルートは…鍵のかかったガラスケースの中に飾られています。ん?「試奏をご希望の方は店員にお声をおかけください」ってか? ちょっと試奏するには、ハードルの高そうなディスプレイだなあ…(汗)。

 でも、めげない(笑)。フルートフェアを楽しむぞ!

 今回の一番の目的は『イワオフルートを吹くこと』。そう、滅多にお目にかかれないこのメーカーの出品があるってHPにあったので、ワクワクして行ったのですが……、私の来店時には、まだイワオフルートは入荷されていなかったので吹けませんでした。誰のせいでもないけれど、残念、かなり残念でした。

 でも、そこで落ち込まない。さっそく二番目の目的を達成することにしました。それは『アルタス1107GPを吹いてみて、金メッキの効能を体感しよう~』でしたが…、1107GPはありませんでした。ま、アルタスフルートの扱いなんて、そんなもんです。誰が悪いわけでもありません。ただ、予想していたこととは言え、ちょっとガッカリ。かなり残念。

 さあ、気を取り直して、三番目の目的を達成しようじゃないか。三番目の目的は『H管フルートをズラッと並べて、吹いて吹いて吹きまくる』です…が………、ん? もしかすると、ここにあるフルート、みんなC管?

 店員さんに声をかけてみました。「H管のフルートはないんですか?」

 「H足部管付きのフルートの事ですか(訂正されちゃいました:汗)? H足部管付きのフルートは注文をいただいた上で、お取り寄せになります」
 
 
 
 
 ……終了しました。本日の試奏タイム、終了。私、全敗でございました。
 
 
 
 仕方がないので、帰ろうと思った矢先、目に留まったのが、何やら奇妙な楽器。それは、大きな大きなバスフルートでした。それは普通に横型のバスフルート(ヤマハ YFL-B441)なんですが、リップ銀、管体真鍮、メカ洋銀(+銀メッキ)という構成の楽器です。つまり、ちょっと見だと、フルートには見えません。どっちかと言うと、何かの金管楽器。だって、ブラス色なんだもん。私は、最初、ソプラノサックスか何かだと思ってました(私の中では、サックスは金管楽器です)。でも、なんかおもしろそうです。

 せめて、これくらいは吹いて帰らないと、せっかく電車賃をかけて池袋まで来た甲斐というものがありません。

 あー、ちょっと、気持ちも盛り返してきました。先日のアルタスフルートフェアでは、ジュピター製の縦型バスフルートを気持ちよく吹いた私です。低音楽器との相性ばっちりな私ですから、こいつからどれだけの音を引き出してくれようぞ~~~!

 持ってみました。案外、持ちやすいです。大きくて、重いのだけれど、バランスはいいです。U字管でしたが、違和感はありません。左手にのせる補助器具がいい感じなんですよ。しっかり構えて、息を吹き込んでみました。

 息を吹き込んでみました…息を吹き込んでみました…息を吹き込んでみました…

 ……全く、鳴りません。いや、音、出ません。スーピースーピーでございました。アッレー、おかしいなあ…。今まで試奏で音が出なかったフルートなんて無かったぞ! すっごい焦りました。おかしい、何かが間違っている、そんなはずはない!

 結局、長い時間(と言っても、3分程度でしょうか)戦った挙句、やっとボーと音が出てきましたが、店員さんが「あら、残念」という顔をしました。そう、オクターブ高いんですよ。何としても、音を出してやる! と、そこからさらに3分ほど戦いました。やっと低音域の音が出ました。コツは…口の中を限界まで縦開きにすること。そうしないと、きちんと音が出ません(涙)。でも、なんとかコツが分かったので、いつもの「イエスタディ・ワンス・モア」を吹いてみたのですが、なんか、ヘロヘロのボロボロ…。全然、息が足りません。く、悔しいですっ(by ザブングル)。

 相性が悪いというよりも、手に負えない。私には、このヤマハのバスフルートは、たぶん、時間をかけても吹きこなせない、決定的に相性の悪い楽器…そんな気がしました。あれだけ、ジュピター製の縦型バスフルートは楽々吹けたのに(涙)。ヤマハはダメでした。

 敗北感? 目的は何一つ達成できず、たまたま見かけたバスフルートにはKOされるなんて…負けっぱなしじゃん。

 もう、帰ろう。負け犬は尾を丸めて退散さ…。そう思ったのだけれど、なんか心にひっかかるものがあったので、もう一度ガラスケースの中を端から端まで見ました。

 …なるほど、ほとんどのフルートが、カバードのC管ばかり。店員さんの言うとおり、H管はないよなあ………ん? だいたい、リング式すらないじゃん。世の中、そんなもんなのかなあ…。あれ、れれ、これ、もしかしたら?…

 値札に隠れていましたが、一つだけ、ちょっと足が長いフルートがありました。これって、もしかすると、H管?

 …そう、一つだけH管がありました。パールのプリスティーン・マエスタがH管でした。さっそく店員さんに確認しました。やっぱり、H管でした。H管をずらっと並べて…は、かないませんでしたが、たった一つでも吹かずに帰ることを考えれば、大収穫です。もちろん、すぐに試奏させてもらうことにしました。

 でもね、バスフルートはすぐに手渡してくれて、その場で吹かせてくれたのに、H管フルートはケースから出してくれない。あれ?って感じで、催促してみると、待ってくれと言います。今は試奏室が満員なので、部屋が空き次第、案内するから、そこで吹いてくれと言われました。

 ん? もしかすると、最初から、バスフルートは吹けないと見抜かれて、その場で渡されたけれど、フルートは吹いちゃうだろうから、渡してもらえないとか? だとすると、この店員さん、なかなか人を見抜く力があるぞ。なんか、すごい。たしかに、お店はそんなに広いわけでもないので、ここでフルートを吹かれたら、迷惑っちゃあ、迷惑だろうねえ。

 しばらく待っていたら、試奏室が空いたようで、案内されました。ガラス張り~の丸見えな試奏室でした。ううむ、色々と敷居が高いフルートフェアだなあ(笑)。

 とにかく試奏室に、パールのプリスティーン・マエスタと一緒に入りました。ええ、吹きましたとも。思いっきり、吹きましたとも。今までの色々な思いを吹き飛ばすように(爆)。

 マエスタの音は…甘美でした。甘くて優しく溶けてしまいそうな音でした。ああ、私はアルタスに負けないくらい、パールの音も好きなことを思い出しました。さらに言うと、吹いてて、すごく楽。ラクラクと音が出ます。あのツンデレのアゲハとはまるっきり違います。音が美しいし、楽だし、楽しい…マエスタって、そんなフルート。楽しみで吹くには最高かもしれない。でも、コーチとしてはどうなんだろ? これだけ楽だと、フルート修行には向かないかもしれない(笑)。でも、音楽の勉強には最適だね。

 パールのフルートも買っちゃおうかな…。そんな気がふとしました。

 もちろん、H管のHの部分もしっかり堪能しました。春先は、季節がら、毎日「さくらさくら」を吹いていましたが、この曲は最低音がHのため、いつも1オクターブ上げて吹いてましたが、Hが出るなら、オクターブ上げずに吹けます。上げずに吹けるなら、上げないで吹いた方が、より渋く演奏ができるので、いいなあと思いました。やっぱH管、欲しいなあ。

 難しい難しいと評判のH管ですが、確かに試奏程度じゃ、その難しさはよく分かりませんでした。でも、せっかくの試奏室だし、今日の試奏は譜面持ち込み(!)だったので、たっぷり4~5曲吹きました。「G線上のアリア」「さくらさくら」「白鳥」「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」「アヴェ・マリア」、やっぱ5曲だね。ガラス張りの試奏室だったし、防音もたぶん完璧ではなかったのだと思います。バンバン吹いているうちに、ガラスの向こうに人だかりができてました。お客の大半は、幼稚園から小学校低学年くらいの女の子たち。やっぱ、女子はキラキラする光り物のが好きなんだねえ…。

 試奏が終わって、店員さんと少し話をして、ヤマハを出ました。ま、それなりに楽しめたフルートフェアでした。何よりも、店員さんは親切だね。冷やかしの客なのに、丁寧な対応は好感持てます。良い感じのお店でした。

 ヤマハの前の店は、サカゼンでした。ヤマハよりも、もっと身近なお店です。なんか、サカゼンって文字を見たら、思わず頬がゆるみました。ちなみに、サカゼンって、デブさんたちご愛用の、デブ服ばっかり売っているお店です。すごいぞ。畳よりも大きなTシャツとかが売ってる店です。

 帰りに西武デパートの『大九州展』で、八重山そばを食べて帰りました。なぜに、九州なのに沖縄そば?

コメント

  1. たかさん より:

     むか~し吹いたことがあるのですが、ヤマハのバスフルートは音が出しやすいと私は思いました。やっぱり相性の問題ですかね。
     「H足部管」(個人的には略して「H足」とか「H管」でいいと思いますが)なんとか吹けたんですね。買っちゃいますか!やっぱり欲しいと思ったのを買わないでいるとね…。H管を吹いていると、どうしてもC管が欲しいなんて思いませんから。ふふふ…(悪魔のささやきです)
     ヴァイオリンもいいですね。私も昔からあこがれてるんです。自分の左人差し指の形のせいで、どうしても弦を押さえられないのであきらめましたが(ギターもしばらく挑戦してましたが同じ理由でものになりませんでした)ああ、でもヴァイオリンのあの形と木の造形美、いいなあ…弾けなくてもいいから欲しいなあ(これも悪魔のささやきです)

  2. 小夜子 より:

    プリスティーン・マエスタ吹かれたんですね。
    私も吹いてみましたが、吹きやすかった~♪
    吹きやすい分、表現とかそういうのを磨く余裕があるかも…と思いました。
    そういえば私もH管を試したのに、Hの音は出さなかったなぁ。
    「H」だってことを忘れていたらしいです(汗)

    バスフルート、難しそうですね。
    いつか機会があったら吹いてみたいです。

  3. すとん より:

    >たかさん

     フルート始めて、まだやっと1年のヒヨコな私ですが、それでも趣味は「フルート試奏」というくらい、短いフルート・キャリアにしては豊富な試奏歴な私なんですが、ここまで苦戦したフルートは、実は始めて。それが新鮮というか、何というか、複雑な気分です。ヤマハのバスフルート、全く手に負えませんでした。ほんと、相性というかなんと言うか、敗北感です。

     私はかなり最初から、フルートの音が出せちゃった人なんですが、多くの一般の方々は、まず音を出すところから苦労し、その苦労に嫌気が差してフルートを始めないのですが、そんな気分に似た気分を味わうことができました。私も、金輪際、バスフルートなんて吹いてやるものかと心に決めました。あれは、本当に私に向いていない。

     一般の方々のフルートに対する気持ちが分かるような気がしました。

     H足部管は、マジで買おうかな? 検討事項に入れることにしました。ヴァイオリンは…ああ、それは、それは、それは…。

  4. すとん より:

    >小夜子さん

     パールのプリスティーン・マエスタは本当にいいフルートだと思います。何よりも、吹きやすいというのは良いですね。おっしゃるとおり、フルートそのもので苦労する事がないので、練習の時は、音楽そのものと向かい合いやすいというのが、大きな長所だと思います。表現について、より多くのエネルギーを注ぎ込む事ができます。

     反面、フルートの扱いそのものに苦労しない分、フルートという楽器を取り扱う技術が磨かれることは少ないと思いますが、趣味でフルートをやっている人なら、自分の楽器さえ吹ければそれで良いのですから、そういう方々は迷わずチョイスできる楽器です。優しくて頼りがいのある相棒、それがプリスティーン・マエスタなのかな? って思います。

     でもね、吹きづらいフルートって、かわいいんだよね。そのかわいらしさを味わえないのは、寂しくないかなあ…なんて、思ったりしました。ひねくれているかな? 私は??

  5. Cecilia より:

    そういえば急に子供用フルートのことを思い出しました。
    U字型に曲がっているやつ!
    はじめて見たときびっくりでした~!
    ところですとんさんはピッコロって吹いたことありますか?
    (拝見したことないけれど)巨漢のすとんさんがピッコロを吹く姿はどんなでしょうか?

  6. Cecilia より:

    そういえば近所のショッピングセンターでも、九州特集の時にはサーター・アンダギーとか沖縄の物産も売られています。

  7. めいぷる より:

    ばよりん♪ 良いですよぉ~(はぁと)
    将来弦楽曲をフルートで吹く時に、すごぉく経験が活きて来ます(^^)…それが反ってストレスになる時もあるけど(笑)

    …という私も、左手人差し指が理由で弦楽器が長続きしませんでした…さきっちょに肉が無いというか、ピアノも指の腹で弾かないとカチカチ煩い(笑)、、、チェロぐらい玄間隔に余裕があれば押さえられます。

  8. TED より:

    パールを試奏しましたか。
    私の師匠は、ヘインズ(洋銀)でしたが、最近生徒への楽器として販売依頼されたもの(マエスタH足管)を自分のものとして買ってしまいました。個人的に一生で一番高い買い物だったと言っていました。
    私も吹いて見ました。リップルは馴染みがありませんでしたが、吹き易いフルートですね。私はヤマハの791Hです。H足管は、高音部で若干指使いが異なります。
    昨日、来月から参加予定の「新交響吹奏楽団」の73回定期演奏会を聴いてきました。1000名以上の観客でしたので立派なものです。
    11月の74回は、「英雄」の予定です。来月から毎週金曜日夜は楽団の練習が加わります。フルートだけで12名です。

  9. 橘深雪 より:

    やっぱり男性はいいですね。バスフルートを吹くことができますから。私には無理なんですもの。
    ちなみに、YAMAHA池袋にはうちの人がひいきにしている方がいます。いつもマニアックなワガママを聞いてもらっている方なんですが、お話しできましたか?

  10. すとん より:

    >Ceciliaさん

     子供用フルートね。あれは、本当に小さい子向けのもので、小学校低学年とか高学年でも小柄な子向けのギミックなんですが…フルートをU字管にしないと手が届かないほど幼い子にフルート吹かせるのは、いかがなものかと個人的には思います。と言うのも、フルートって、見かけ以上に体への負担の大きな楽器なので、子どもにフルートをやらせるのは、厳しいなあと思ってます。

     ピッコロは、ちょっとだけ試奏してみた事あります。感想ですか、音を出すのはとても楽ですよ。でもね、管が短いので、音程を合わせるのが、とても難しそうだなあと思いました。それに管が短いため、当然キーとキーの間が狭くって、私はキライです。まあ、ソプラノリコーダーにフルートのメカを載せたと思ってください。そんな感じです。吹きづらいったら、ありゃしません。私はピッコロは遠慮しておきます。

    >サーター・アンダギーとか沖縄の物産も売られています。

     そうそう、沖縄に行った時に、民宿のおばちゃんの作ってくれたサーター・アンダギーがおいしかったのだけれど、どうやって作るって尋ねたら、ホットケーキミックスを油で揚げて砂糖をかけるだけだって言ってました。で、実際にそうだった(笑)。でも、それがとってもおいしかったのよ。

     で、そんな材料だったら、こっちでも簡単に手に入るので、地元に戻ってから作ってみたことがありますが、その時は別にどおってことない、ただのドーナツになっちゃいました。やっぱり、サーター・アンダギーは沖縄の青い空の下で食べて、はじめて、サーター・アンダギーの味になるんだなあって思いました。

  11. すとん より:

    >めいぷるさん

     私は普通にギターが弾けますので、たぶん弦楽器をやるための指の問題ってのは無いと思いますが…そんなー、めいぷるさんにまで言われたら、ばよりん、買っちゃうじゃないっすかぁ~。

     そんな~、チャイナなばよりんだったら、衝動買いできちゃうから、悪魔なささやきは、メッ!っです。これ以上、音楽の道楽は増やせませんっ。

     でも、ばよりん、いいだろうなあ…。

  12. すとん より:

    >TEDさん

     お、これは大所帯な楽団に入られたのですね。フルートだけで12名ですか? それは楽団の規模というのが推し量れますね。かなりなビッグバンドですねえ。

     私も、アマオケとかブラバンとかに入りたくないわけじゃないのですが、まだ入れるほどの腕もないし、先生の許可も下りない(まだ合奏は早いですって言われてます)ので、考えないことにしてますが、ネットの人が楽団加入って聞くと、他人事ながら、ちょっとワクワクします。

  13. すとん より:

    >橘さん

    >やっぱり男性はいいですね。バスフルートを吹くことができますから。

     だから、吹けてないって(涙)。ジュピターのは吹けましたが、やはり日本人たるもの、ヤマハの楽器が吹けてナンボでしょう。ヤマハのバスフルートが吹けなければ、バスフルートが吹けるとは言えないと思ってます。

    >いつもマニアックなワガママを聞いてもらっている方なんですが、お話しできましたか?

     どなただか分かりませんが、私の相手をしてくださったのは、女性の管楽器担当の店員さんでした。男性の方とはほんのちょっとだけ会話した程度です。あそこの店員さんは、丁寧で優しくて我慢強いと思ってましたが、そうですか、橘さんのところが接客を鍛えていたわけですねえ…。

     ああいうところの店員さんって、やっぱり音大出身だったり、音楽関係の専門学校を卒業していたりするんだろうな…。なんか、普通の人とは、出しているオーラが違うような気がする。

  14. ムラマツEXⅢ より:

     パールのマエスタ、吹かれたんですね!
    私の今のベスト3の一本です。

     目指したい音色の系統が3方向あっていまだに絞れないのですが、そのうちの一つはこのプリスティーンシルバーモデルの音色です。試奏の時にはこれ1本に色々なタイプの頭部管を差し替えて2時間くらい吹かせてもらいました。(最初の1時間と後半の1時間で随分と印象が変化しました)本当に衝動買いしてしまいそうでしたが、メーカーのフェスタでしたので購入は地元の販売店で、ということでその日は帰ってきましたが、危うく先生に内緒で買ってしまいそうでした。(その頃はまだ新しい楽器にすることはダメと言われてましたので)

     吹いてる自分が楽しくなれる楽器だと思いました。

  15. シラスマ より:

    はじめまして、シラスマと申します。
    フルート関係のブログを検索していて、実は以前より拝見させていただいており、コメントの機会をうかがっていました(笑)

    パールのプリスティーンシルバー、良かったですか!
    私は予算の関係で普通のシルバーのマエスタを吹いていますが、やはり銀の違いで音が変わるのでしょうね。
    プリスティーンシルバーのモデルは評判が良いですもの。
    私もぜひ機会があれば吹き比べてみたいと思っています。試奏って楽しいですよね^^;

  16. すとん より:

    >ムラマツEXⅢさん

     パールのマエスタがベスト3に入るのは分かります。いや、本当にマエスタは音色が格別です。とっても良いと思いますよ。

    >吹いてる自分が楽しくなれる楽器だと思いました。

     そうですね、強く同意します。プロ志向の方は別ですが、趣味でフルートを吹いている人にとって、一番大切なことは「吹いていて楽しくなれる」というのは、大切な事です。吹いていて楽しいと、練習が楽しくなりますし、練習が楽しければ上達も早いです。吹いていて楽しいと、奏でる音楽も楽しくなりますし、楽しんで吹いている姿を見て、仲間も寄り集まってきます。

     だから、吹いている事が楽しいというは大切なことです。

    >危うく先生に内緒で買ってしまいそうでした。

     ははは、ヤバかったですね。今はもう新しい楽器購入はOKなんですよね。選んでいる最中はとても楽しい時機ですから、試奏もたくさんして、カタログも穴が空くほど眺めて、楽しんでくださいね。

  17. すとん より:

    >シラスマさん、いらっしゃいませ。

    >やはり銀の違いで音が変わるのでしょうね。

     変わりますよ。でも、その違いはわずかなものですから、ご安心ください。

     私の感覚だと、銀の含有率が増してくると、音にわずかにキラキラというか、シャラシャラというか、なんかそんな感じの高音成分が少しばかり多めに載るような気がします。

     ほんの少しの違いですし、気にしない人には分からない程度の違いです。それに、分かったとしても、それが気に入らないとか、好みの方向とは違うという人も大勢います。

     例として、私の好みで話しますと、私のフルートはAg958という、ちょっと銀の含有率が高い笛です。やはり吹き比べて、通常のAg925の音よりもわずかな音の違いに心を奪われたのでチョイスをしました。とても気に入ってます。他のメーカーのフルートを試奏しても、やはり銀の含有率が高いフルートに心を強くひかれます。

     しかし、これよりももっと銀の含有率が高くなると、また話は別になります。Ag997のフルートは、私の好みとはちょっと変わります。悪くはないけれど、高音成分鳴り過ぎって思いますもの。

     プリスティーンシルバーはAg970でしたよね。私はこのくらいの銀の響きは,まだまだ好きですが、やはり好みがありますから、このくらいでも、もういいやと思う人はいるでしょうね。

     通常のマエスタだって、私は、とても良いフルートだと思いますよ。それに長く吹いていると愛着も涌いてくるし、自分好みの音色に変わっていくと思います。確かにプリスティーンシルバーのマエスタは良い楽器ですが、シラスマさんがたっぷり吹き込んだフルートはシラスマさんにとって良い楽器になってくると思います。

     いつの日にか、ご自分の楽器を持ち込んで試奏をしてみるといいですよ。案外、自分のフルートの方が、音がいいじゃんって思うかもしれませんよ。いや、ほんと。

  18. たく より:

    はじめまして

    1週間前から楽しく拝見させていただいております。
    急にコメントを打ちたくなったのが
    「イワオフルート」っという部分で・・・

    実はそのユーザだったので、どんな感想が聞けるのかなと思いつつ、ワクワクしてしておりました。

    残念ながらイワオフルートには会えずだったみたいで、感想は次回ですね。

    イワオフルートについては
    音色とか吹きやすさに関しては人それぞれなので、感想を入れませんが、私自身は満足しております(すとんさんが嫌いなゴールドメッキのモデルですが(^_^;))
    今まで吹いた楽器(サンキョウ、YAMAHA、パール、ムラマツ、アルタス)に比べ、メッキの分華やかな感じになるのかなと思います。

    ただ、リングキー初心者の私自身、最低音のCを吹くのが難しいので手こずっています。

    最近このフルート(IF-302AORE P/PGP)をマジマジと見て気づいたことがあり、基本的にドローントーンホールの仕様ですがCキーのトーンホールだけが半田付けされてました。
    アルタスフルートも同様の仕様だとすとんさんが書いていましたので、なんとなく設計とかも似ているのかなと思っていたんだけど・・・

    一度、触って吹いてみて感想を聞かせてください。
    長文失礼しました。

  19. Cecilia より:

    そうそう!
    サーター・アンダギーを物産展などで買うと、冷めている上パサパサしていますよね。
    やはり沖縄で揚げたての熱々を食べたいと思います。
    それにしてもホットケーキミックスですか!
    ドーナツと同じですね~。
    でもあれだけ大きな球体にしようと思うとやはり家庭では作りにくいですよね。

  20. すとん より:

    >たくさん、いらっしゃいませ。

     まず最初に誤解を解いておきましょう(笑)。私が苦手なのは、ゴールドフルートでございまして、金メッキのフルートに関しては、現在、態度保留中です。と言うのは、金メッキのフルートは吹いたことないからです。吹いたことないものをどーこー言うのは、いかがなものかと思っているからです。

     メッキフルートそのものに関して言うと、剥がれるメッキは大嫌いです。私のファーストフルートであるチャイナ娘はメッキが剥がれる剥がれる(笑)、そして下金の真鍮が丸見え状態です。なので、メッキフルートにはいい印象は持っていなかったのですが、色々な人の話を聞くと、メッキと言えども、国内の職人さんのメッキは滅多なことでは剥がれないという話を聞きまして、剥がれないのなら、メッキに対して、文句を言うべき事ではないなあと思ってます。

     なので、中国のメッキフルートはかなり嫌いですが、日本のメッキフルートには特別な感情は持ち合わせていません、ってところです。

     さて、誤解を解いたところでコメントです。

     イワオフルート。吹いたみたかったです…が、現物がないのでは仕方ありません。誰が悪いのでもなく、あえて言えば運が悪いのです。また次の機会を狙ってます。

     音は好みもあるでしょうが、おそらく、すごく丁寧に作られているのではないかと推測します。最近、製作者の顔が見える…という部分に魅かれ気味な私なので、小さな工房系のフルートって興味津々なんですよ。

     本当は、自分自身でフルートを製作してみたいのかもしれないなあ、私の場合(無理だけど)。

     よろしかったら、また、コメントをくださいな。

  21. すとん より:

    >Ceciliaさん

     そうなんですよ、ホットケーキミックスなんですよ。意外に普通の材料だったので、びっくりしちゃいました(笑)。

    >でもあれだけ大きな球体にしようと思うとやはり家庭では作りにくいですよね。

     確かに、天ぷら鍋に油をたっぷり満たさないといけませんから、ちょっとイヤかもしれませんね。でも、逆に言うと、家庭で作る時は、一口サイズにして作ってみたらいかが? その方が作りやすいし、食べやすいし、いいんじゃないかな?

  22. たく より:

    そうですかぁ
    金メッキには保留中なのですね(^_^;)
    すみませんm(__)m

    まぁメッキといいつつ18K のピンクゴールドメッキを外観と内部にしていますので、見た目管体金製に見えますが…
    音も明るく良く通ると私の楽団の指揮者が言っていました。

    イワオフルートの販売元にお会いする機会があり、そのときに聞きましたが、職人さんは2人らしく
    頭部管のカットは1種類で音色はムラマツに近いらしいですが、
    私の印象では、ムラマツよりYAMAHA、パールに近い感じの吹きやすさがありました。
    ちなみにソルダードトーンホールを作る際にはラインをすべて止めて行うそうです。
    なお、作成するフルートはすべてハンドメイドとのこと

    この前のGWにドルチェ楽器でフェアを行っているときにお邪魔し、リッププレート銀製、他洋銀製、ソルダードトーンホール、H管という、他のメーカーでは見たことがないフルートも試奏しました。

    印象ですが、歯切れがよく、同じところで試奏していたプロ?音大生?よくわかんないですが
    その音に負けじと音量を上げましたが破綻せず、店の中に響き渡っていましたので作りは確かです。
    なんでもプロの方も特注で洋銀製のソルダートモデルを注文するとのこと

    お金があれば購入していたかも知れません
    (他のメーカーの頭部管銀製、もしくは管体銀フルートと同じ位の値段でしたので)
    東京にもドルチェ楽器があるので、もし試奏されるなら一度、確認してから行かれても良いかと思います。

  23. たく より:

    すみません
    前のコメントで長々となってしまいました。

    ちなみにパールフルートは良いですね
    私も初心者モデルを持っていますが、そのレベルとは思えない音色を出します。
    イワオフルートもかわいがらなければなりませんが
    パールのハンドメイドも興味あります。
    あまり、あっちこちの笛を吹いてばかりいると
    本命にそっぽを向かれちゃいますが…

  24. すとん より:

    >たくさん

     その洋銀フルートには興味あります。いわゆるメーカー製の洋銀フルートはメカや頭部管の作りが初心者向けのものが多くて、色々と物足りない部分があるのですが、きちんと作ってある洋銀フルートはいいですね。ただ、試奏しちゃうと買っちゃいそうなので、怖いです。

     たくさんもお書きになっていらっしゃいますが、大切なことは、現在の本命のフルートをきちんとかわいがってやらないといけないという点ですね。試奏なら良いのですが、もしも衝動買いをした場合、どっちを本命にするべきか、本命のフルートにきちんと毎日息を吹き込んでやれるかなどと考えると、やっぱり新しいフルートはなかなか買えません。
     それにしても、パールフルートは実によいフルートだと思います。

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