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音合わせをしてきました

 声楽の発表会に向けて、音合わせをやってきました。

 音合わせって何? という人のために説明すると、本番ピアニストさんとの顔合わせです。顔を合わせて、一回軽く歌も合わせる、まあそんなところです。生徒さんにとっては『いよいよ発表会だな、気合を入れていかないとダメだな』と心を引き締めるチャンスだし、先生にとっては、日頃ピアノ弾きながらレッスンをしているのを、ピアノをピアニストに任せられるので、普段できない部分のチェックができ、今後のレッスンに生かせるというチャンスでもあります。

 とにかく、音合わせ。はい、合わせてきました。サラっと一曲歌ってきました。先生からいただいた注意を書きます。

【三連符がいい加減な感じがする。三連符が三連符に聞こえるように歌ってください】

 まったくその通りなんだけれど、いやあ、それが難しいのよ。テンポが揺れまくっているという事もあり、ついついいい加減にリズムを丸めてしまいます。一度(と言わず二度三度)、インテンポでリズムをしっかり確認する作業が改めて必要ですね。

【言葉をしっかり歌ってください。必要な子音が抜けていたり、余計な子音が入っていたりしてました。とりわけ「V」に注意をしてください】

 言葉に関しては、まだまだ練習不足です。現在、とりあえず大雑把に暗譜が完了した段階なので、細かいところまで目配りができていない状況です。歌詞を朗読、(三連符の件もそうだけれと)リズム読みをしっかりやらないとダメでしょうね。

 特に子音に着目して歌いたいです。これは自分で思うのだけれど、私は子音の発音が弱いなあと思います。もっとはっきりくっきり子音を歌いたいですね。この弱い子音の発音が良くないのだと反省してます。

【全体的に音がぶら下がってた】

 やっちまったか!って感じね。なんか歌いだしたところで「気持ち悪いな」とは思ったものの、なんか修正できなくって、突っ走ってしまいました。音感がないのは、悲しいね。

【なんか、あがってた?】

 結局、総合的にあっちこっちダメだったみたいですね。日頃の力が出てないじゃないってニュアンスで言われました。そうかもしれないけれど、実はあがってませんでした。むしろ事実はまったく逆で「気合入らなすぎ」または「リラックスしすぎ」でした。

 これは笛先生にもよく注意されるのだけれど、私、演奏前に気合を入れないで、何となく始めてしまうという悪い癖があるんですよ。今回もそれが出てしまったのだと、後から反省です。

 言い訳をすると、私はスロースターターなんですよ。ボチボチと始めて、段々気合が入ってくるタイプです。逆な言い方をすると「一発勝負に弱い」とも言えます。発表会なんて、一発勝負なんだから、「最初から最後までクライマーックス!」みたいなノリで行かないといけないのに…どうしましょう。

 とにかく、歌う前に、もっと気合を入れないと! 気持ちを入れて、心を高ぶらせて、カーっという感じで行かないといけないのにネ。どうも、肩の力抜き過ぎになりがちです。本番では、客前だし、たぶんなんとかなるとは思うけれど、もっとしっかりしないとね。気合が足りないから、音程も下がるんだと思う。

 実は音合わせの前までは「よし、暗譜も出来たし、もう明日発表会でもOK!」とか思っていましたが、いやいや、やってみると、あっちこっち修正箇所が出てくるものですね。何が「明日発表会でもOK」なんだか…。

 それにしても、O del mio amato ben は、やっぱり歌とピアノがバシっと合わないなあ…。たぶん合わないまま本番を迎えそうな気がする。

 この曲をピアニストさんとバシっと合わせるには、たぶん自分専属のピアニストさんが必要な感じがする。先生のピアニストさんをお借りしてでは、ちょっと厳しいかなあと思いました。別に腕前うんぬんを言っているのではなく(むしろと言うか、やはりと言うか、とてもお上手な方でした)、なんと言う、お互い遠慮しちゃって、音楽に穴が空いてしまっています。もっと歌い手である私が強引に行くのがよいのかもしれませんが、相手が先生のピアニストさんでは、位負けがして、とてもとても…(汗)。

 あと、この曲は、テンポが揺れまくるので、歌い手とピアニストの間には、あうんの呼吸というか、アイコンタクトとか、あるいは事前にかなり細かい部分まで打ち合わせていく事が必要な曲なんだと思いました。そういう意味でも、自分専属のピアニストさんが良いのだろうけれど、今からピアニストさんを頼む? そして、そのピアニストさんとガンガン練習する? ううむ、ちょっと現実的ではないよね。

 ま、つまり、何だかんだ言っても、歌ってみて改めて思った事は、O del mio amato ben って、難しくねえ?

 課題は満載ですよ(泣笑)。

コメント

  1. ダリア より:

    そうなんですよ・・・ぶら下がるのってソンですよね・・・。
    ピアノ伴奏といってもピアノにピッチを合わせる努力するのは百パーセントこちらにあるんですよねえ。
    フルートでもそうですけど、楽器ソロでピアノ伴奏に乗るときは、ほんのちょっぴり高めをめざすと、ソロ楽器やソロ歌唱はピアノを従えられる、と聴きました。ピッタリなのが一番らしいけどピッタリでは吸い込まれてしまうそうです。ちょっとだけ高めが華やかなんだそうです。
    すとんさん、がんばってピアノを従えちゃってくださいよ。めざせ~ピアノピッチちょい越え~(笑)。

  2. すとん より:

    >ダリアさん

     そうなんですよ。ぶら下がるのはダメですね。おっしゃる通り、ちょい上がよろしいようで。つまりは、“ぶら下がる”くらいなら“上ずる”方がずっといいわけです。

     先生からは「音は上からとる!」と何度も言われ、言われた直後だけしかできません(鶏頭?)。

     結論から言えば、とても簡単な話で、ぶら下がる理由は二つしかないんですよ。その一つが「ノドに無駄な力が加わり、その結果、音程が意図しているよりも低くなる」と「頭の響きが少なすぎるため、意図した音より低く聞こえる」なんです。ものの見事に、二つともドンピシャなんだと思います。

     四の五の言っても始まらない! よし、“ちょい上”をめざしましょう。

  3. Cecilia より:

    本番はいつごろでしたっけ?
    もうそろそろなのですよね?

    上ずる私としてはぶら下がる人がうらやましいかも・・・。
    実は本番があったのでメールをさせていただきました。(もにょもにょ・・・)
    伴奏者と会ったのは4回程度ですが、期待したほど息は合わなかったかも。
    まあお互い勉強ということで・・・。

  4. すとん より:

    >Ceciliaさん

     本番などに関することは、後でメールをしますので、しばしお待ちを。

     私は上ずる人がうらやましいですが、人はそれぞれ無い物ねだりをすると言うか、隣の芝生は青く見えるといいますか…。

     私の方の伴奏者は伴奏のプロの方ですから、もちろん一方的に私に非があるのですが、Ceciliaさんの場合は、アマチュア同士の組み合わせでしたよね。ま、これからですよ、これから。回数を重ねていけば、きっとベストパートナーになりますって。

     お互い、がんばってゆきましょう。

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