声楽のレッスンの続きです。
ハミングの練習から入りました。響きが今現在、鼻にあるので、それを更に上にあげましょうと言われました。ほんの少し前までは、声の響きは鼻にも届いていなかったのですから、鼻に響きがあるというのは、それなりに上達したわけですが、鼻では、まだ物足りないので、もっともっとというわけです。響きを更に上にあげるには、腹圧をあげるのはもちろんですが、ノドの後ろをもっと大きく開けて、声は前に出していく事が必要になります。頑張ってトライしてみました。
次は発声練習です。響きを常に鼻の上にあげていく意識を忘れずに発声していく事が大切です。上昇フレーズを歌う時は、クチの奥をドンドン開いていきます。下降フレーズを歌う時は息の力で響きの高さを維持していくようにします。結構大変です(汗)
久しぶりのシューベルトです。「美しき水車小屋の娘」の 8番「Morgengruss/朝の挨拶」ですが…私も先生もすっかり忘れていて、まずは曲を思い出すところからレッスン開始です。
中声用の楽譜で歌っているので、音程的な大変さはまずありません。なので、歌唱テクニックが見えるように歌う事が大切です。単に歌えればいいというわけではありません(レッスンですし…ね)。
ドイツ語、特に子音のさばきを見せるように歌う事も大切です(レッスンですし…ね)。できれば歌に歌詞の意味が見えるような歌い方をしましょうとも言われました。それはかなり難しいですね。一応、歌の意味は押さえてありますが、ドイツ語はそんなに得意なわけではありません。大学で第3外国語として学んだ程度の学力しかないので、単語を辞書で調べて分かる程度なので、聞いている人に意味を伝えるとは…正直無理ですね。
イタリア・オペラであれば、とりあえず歌い飛ばせばいいのですが、ドイツリートとなると、そうは行かず歌に語学力が求められるみたいで、正直厳しいです(汗)。へこたれずに何とかしましょう。
たどたどしいドイツ語で最後まで歌いきったので、先生も悩まれたようですが、今回でこの曲はお終いとなりました。次回のレッスンからは 9番「Des Mullers Blumen/水車職人の花」となります。
どんな曲かと言うと、こんな感じです。
歌っているのはテノールのイアン・ボストリッジで、ピアノは内田光子です。こんなふうに歌えたら最高ですねえ…。
とにかく「美しき水車小屋の娘」は全20曲あります。2019年から学び始めたので、すでに4年目に突入しているのですが、まだ半分も学んでいません。いやあ、道は険しくて長いのです。でもね、本音で言えば、もう飽きてしまった(ごめん)ので、ぼちぼち終わりにして、次に進みたいのです。もっとも「次ってどこ?」って感じですが、1つの曲集に時間がかかりすぎているキライはしないわけでもありません。それもこれも、私の歌唱力とドイツ語力の不足が原因なのは、重々承知しているわけですが…。
ちょっと情けないです。
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コメント
パチパチパチ!
Bostoridge&内田のご紹介、有り難うございました。水車小屋ではこのコンビ、無敵だと思ってます。特に第9曲、好きですね。ピアノの母性的なリードが素晴らしい。
また自分のことで恐縮ですが、発表会の2曲目、水車小屋の最終曲を選んだので、毎晩このコンビのファイルを聞いてました。
シューベルトってピアノとの連携がすごく大事なので、番ごとの微妙な出入りの違いは聞き込んで勘が働くように、と。
うまく乗れるか心配だったのですが、やはりプロの方に合わせて頂けると違うもので、本番ではメロディを自然に流せたかな、と。
なお、発表会後のピアニストの方の言では、伴奏のやり易さは歌い手の音程の正確さに比例するそうです。即興やカデンツアでも、音の芯をとらえるのが大事みたいです。
如月青さん
>伴奏のやり易さは歌い手の音程の正確さに比例するそうです。
ちょっとドキっとしました。まあ、音程の正確さってのは、結局、正しい呼吸&正しい発声で自然と作られるものだと思ってます。もちろん、耳もある程度は良い事が必要ですが、やはり大切なのは発声そのもので、だから発声がちゃんとできていないと音程がどっかに飛んでいってしまうのだと思います。
歌って、そんなに簡単じゃないんだよなあ…。