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ノドの風邪をひきました

 声楽のレッスンに行ってきました。実はこの日、私は風邪をひいてノドが腫れていました。

 この日の前日。朝、目が覚めたら、ノドが腫れて痛かったのです。いきなりノド腫れです。びっくりしましたが、成ってしまったものは仕方ないです。医者に行っている余裕は無いし、医者に行っても(近所に専門医はないですから)治療にたいした期待はできないし、翌日のレッスンまでには、ノドの腫れをなんとかしなければいけないので、ちょっと私、頑張りました。

 アズレン溶液のスプレー(抗炎症作用あり)と、龍角散(もちろん粉末)と、マヌカハニーと、響声破笛丸と、多量のビタミンBとCの投与…これらのおかげで、とりあえず1日半でノドの(腫れはともかく)痛みがおさまりました。やったね。

 でも、これらの薬(?)で強制的に腫れを抑えて痛みを取ったわけで、また乱暴に扱えば、すぐに痛みがぶり返しそうだなあ…という嫌な予感を抱えたままのレッスンだったわけです。とにかく、痛くはないけれど、ちょっとノドが厚ぼったい感じがしていたわけです。

 なので、いつも以上にノドの脱力を心がけ、軽く軽く発音するように細心の注意を払っていたわけです。でないと、ノドが痛くなりそうだったしね。

 そんな注意をしながらレッスンを受けたので、ノドに不調を抱えながらも、結果的にはいつもどおりに歌えました。ま、怪我の功名だな。

 さて、ハミング練習です。息をノドで塞がずに、頭の上の方まで吹き上げます。吹き上げる息が少ないと、音程が届かず、多すぎるとノドが痛みだすという絶妙のバランスを探しながらの練習となりました。ノド痛も役にたつものです。

 発声練習では、いつも以上にノドを開けて、腹圧メインで歌いました。でないと、ノドが痛みそうですからね。いやあ、ノドを使わないと、なかなかちゃんと歌えないものです。いかに、普段からノドの力で歌っていたのかを実感します。腹圧の弱さ、息の支えのたりなさにがっかりです。おまけに腹筋の動きって、私が思っている以上に遅いし…。

 ちなみに私、“エ”の発音の時に、無意識にノドが狭くなるようです。“エ”の時は意識してノドの奥を広げないといけません。

 音程は、ノドでもアゴでもなく、腹圧とノドの奥の縦への伸縮で作らないといけません。そのためには、息を必ず頭の後ろでグルリと回して出さないといけません。難しいです。

 たかが発声ですが、あれこれ難しいです。

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