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演歌は私の骨肉です

 発表会直前の声楽のレッスンに行ってきました。
 ハミング練習~発声練習に関して、自分なりに気をつけた事は「準備を早めにする事」と「声の響きは目の高さをキープする」です。とにかく頑張ったのよ。そのせいもあってか、発声練習は、声を温める程度で終了し、さっそく歌のレッスンに入りました。
 まずは「Amarilli/アマリッリ」からです。
 発声練習で心がけた2点については引き続き気をつけていきます。でも「声の響きは目の高さをキープする」を気にしすぎたせいでしょうか? 先生から“i”の母音が狭くなり過ぎというご指摘をいただきました。特に“amarilli”の“ri”の“i”が狭いのだそうです。
 そこで“ri”の歌い方を2段階に分けて、これをクリアしていく事にしました。
 1)多少母音が狭くなってもいいので、目の高さで“ri”を出す。
 2)出たら、間髪入れずに(無理やり)ノドを上に開く。
 これは順番が大切です。最初にノドを開こうとすると、私の場合は、下に開いてしまうのです。一度、下に開いてしまうと、響きが上に上がりません。ですから、順番を守って、響きを高くしてから、上に開くようにします。
 また「無理やり」開くのですが、それは必ず“腹筋”を使って無理やりに行きます。決してノドで押さないようにしないといけません。
 それ以外は、まあまあイケる感じです。ただ、どうしてもカデンツァのところで一箇所だけ、うまく音が取れない箇所があります。何度注意されても、気が抜けてしまうと間違ってしまうのです。いや、気をつけていても間違える事すらあります。ほんと、おバカちゃんです。でも何事もなく歌える時もないわけじゃありません。さて、本番は間違えずに歌えるかしら?
 次はアリアです。「Quanto e bella/なんと彼女は美しい」です。
 どうやら私は“Quanto”を演歌的発声で無意識に、ちょっとうなりを入れて、掘り気味に歌っているようなのです。いや、別にこの曲に限らず、低音から始まって上昇していく音形だと、大抵、これをやっているらしいのですよ。
 うーん、無意識でした。演歌は子どもの頃から浴びるほど聞いているからなあ…。別に演歌という音楽ジャンルは好きではないけれど、確実に私の骨肉にはなっている音楽だよね。少なくとも、美空ひばりと都はるみと八代亜紀の歌は、確実に私の魂の一部になっているからね。あと、石川さゆりとか小林幸子とかクールファイブとかも忘れちゃいけないなあ。あのあたりの音楽は、子どもの頃、毎日のように、それこそ浴びるように聞いていたからなあ。
 というわけで、私に染み込んだ演歌的なモノを抜きにして歌えってわけです。あれ、こりゃあ、無意識にやっているだけに難しいわ。
 あと、カデンツァの部分は難しいのだけれど、その難しさは、落ち着いて手順よくやれば、なんとかクリアできるくらいにまでは仕上げました。なので、あとは“落ち着き”が必要なのです。焦っちゃいけないのです。たっぷり時間をかければ良いのてす。
 ただ、待つのって、精神的に強さが必要だよね。問題はそこなんだよ。

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