声楽のレッスンに行ってきました。レッスンの前に先生から話がありました。
発表会の一人あたりの持ち時間が変更になったそうです。一人あたりの持ち時間が、8分から10分に増えました。パチパチパチ…。
つまり、我々夫婦の持ち時間が、二人合わせて16分から20分になったわけで、今現在、二重唱と各々のアリア一曲ずつで約16分を使う我々にとって、4分の時間増となったわけです。さっそく妻と話し合ったところ、妻は歌うアリアが大曲な事もあるので、その4分を私にくれるそうなので、私が新たに歌曲を1曲歌う事にしました。
そこで、かねてより温めていた、カッチーニ作曲の「Amarilli/アマリッリ」を歌いたいと思います。いわゆる“イタリア古典歌曲”です。
アマリッリは、こんな曲です。
この曲はYouTubeとかを見ると、女性歌手が歌っているバージョンが多いのですが、歌詞を見ても男性歌手向きだし、そもそも作曲家のカッチーニはテノール歌手なので、この曲もテノール向きの曲だと思うのですが…なかなかテノールが歌っている動画がなくて…。ようやく探したのが、これです。この Marcos Antonio Cuevas という歌手は、一体何者なんでしょうね? ネットで調べても簡単には分かりませんでした。もしかして、上手なアマチュア? まあ、ネットって玉石混交だからねえ、分からないものは分かりません。曲の後半はアドリブをたくさん加えていて好感が持てますが、これって時代様式的には合っているのかしら? 歌っている人がアマチュアだと、このアドリブが正解なのかどうかは…分かりませんよね。そういう意味では、後半部分は参考にならないかもしれません。
さて、この曲、レッスン記録を見ると、この曲は、5年前の2017年にレッスンで歌っていますね。そういう意味では“久しぶりな曲”です。先生曰く「地味に難しい曲」なんだそうです。まあ、そうかも。でも今の私は、こういう“ちょっと難しい曲”を丁寧に歌う事を学ぶ段階なんじゃないかと勝手に考えています。ヘンデルの二重唱「As steals the morn upon the night/暁が夜に忍び込み」を選んだのも同じ理由です。
で、歌ってみて、やっぱり「Amarilli/アマリッリ」は難しいとなったら…同じヘンデルの「Where’er you walk/あなたがどこを歩くとも」を歌うのもアリだなって考えてます。いや、むしろヘンデルつながりを重視するなら、こっちの方が良いかも(悩む悩む…)。もう一度、先生と相談してみよう。
まあ、持ち時間が増えて、もう1曲歌えるようになった事はうれしいのですが、それは発表会に参加する人数が思ったよりも少なかったという事だし、発表会への参加費用が若干割高になるという事で、ちょっぴり残念な部分もあるわけですが、仕方ないです。それに、持ち時間の8分が10分になったらいいなあと夢想していたわけだし、これは良い方に解釈する事にしました。
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